JPS59191779A - 鉛筆芯の製造方法 - Google Patents
鉛筆芯の製造方法Info
- Publication number
- JPS59191779A JPS59191779A JP58066390A JP6639083A JPS59191779A JP S59191779 A JPS59191779 A JP S59191779A JP 58066390 A JP58066390 A JP 58066390A JP 6639083 A JP6639083 A JP 6639083A JP S59191779 A JPS59191779 A JP S59191779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pencil lead
- resin
- resins
- bismaleimide
- graphite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Ceramic Products (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は強度、濃度及び筆記性の改良された鉛筆芯(シ
ャープペンシル用芯も含む)の製造方法に関するもので
ある。
ャープペンシル用芯も含む)の製造方法に関するもので
ある。
従来、鉛筆芯は黒鉛、カーボンブラック等の着色剤を粘
結材としての粘土と共に充分混練した後、芯状(二押出
し成形し、その後120℃前後の温度で乾燥させ、更C
二1000℃前後の温度で焼成し、次いで浸油すること
によって製造されていたが、この方法では極細のシャー
プペンシル用として充分な強度を得ることは困難であっ
た。
結材としての粘土と共に充分混練した後、芯状(二押出
し成形し、その後120℃前後の温度で乾燥させ、更C
二1000℃前後の温度で焼成し、次いで浸油すること
によって製造されていたが、この方法では極細のシャー
プペンシル用として充分な強度を得ることは困難であっ
た。
このため最近では結合材としてポリ塩化ビニル樹脂等の
熱可塑性樹脂や、フラン樹脂、エポキシ樹脂、又はフェ
ノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いる方法が提供されて
いる。然しなから斯る高分子物質を用いて鉛維芯を製造
する場合にはポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂に於
ては焼成前に溶剤、可塑剤等を揮発させる不溶不融化処
理が必要となり、又フラン樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂に於ては硬化剤が必要となり
且つ硬化剤が配合されるために加熱時に急激に硬化反応
が始まり混線操作を充分に行えずそのためにかなりの熟
練と設備とを要し又工程も焼用となる等の欠点がある。
熱可塑性樹脂や、フラン樹脂、エポキシ樹脂、又はフェ
ノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いる方法が提供されて
いる。然しなから斯る高分子物質を用いて鉛維芯を製造
する場合にはポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂に於
ては焼成前に溶剤、可塑剤等を揮発させる不溶不融化処
理が必要となり、又フラン樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂に於ては硬化剤が必要となり
且つ硬化剤が配合されるために加熱時に急激に硬化反応
が始まり混線操作を充分に行えずそのためにかなりの熟
練と設備とを要し又工程も焼用となる等の欠点がある。
本発明は黒鉛、カーボンブラック等の肴色剤(−結合材
として熱可塑性樹脂及びビスマレイミド・トリアジン樹
脂を併用して加えて混練した後当該混線物を芯状に成形
し、当該芯状成形体を180℃乃至200℃の温度下に
於て硬化させ、更に非酸化性雰囲気下に於て少なくとも
1000’Cの温度で焼成することを特徴とする製造方
法により上記した従来方法の欠点を解消するものである
。
として熱可塑性樹脂及びビスマレイミド・トリアジン樹
脂を併用して加えて混練した後当該混線物を芯状に成形
し、当該芯状成形体を180℃乃至200℃の温度下に
於て硬化させ、更に非酸化性雰囲気下に於て少なくとも
1000’Cの温度で焼成することを特徴とする製造方
法により上記した従来方法の欠点を解消するものである
。
本発明に於て結合材として用いるビスマレイミド・トリ
アジン樹脂はビスマレイミドとトリアジンモノマーの2
成分を主成分とする分子内にイミド基を有する高耐熱性
付加重台形熱硬化性ポリイミド樹脂であり、硬化剤を使
用せずども容易に加熱硬化し、なおかつ一部の熱可塑性
樹脂との親和性に優れ可塑性を付与する性質を有してい
る。実際に使用する場合には熱可塑性樹脂との親和性、
混練性、更には成形時の易成形性等の観点から比較的、
低分子量のものが好ましい。
アジン樹脂はビスマレイミドとトリアジンモノマーの2
成分を主成分とする分子内にイミド基を有する高耐熱性
付加重台形熱硬化性ポリイミド樹脂であり、硬化剤を使
用せずども容易に加熱硬化し、なおかつ一部の熱可塑性
樹脂との親和性に優れ可塑性を付与する性質を有してい
る。実際に使用する場合には熱可塑性樹脂との親和性、
混練性、更には成形時の易成形性等の観点から比較的、
低分子量のものが好ましい。
次に、結合材として上記のビスマレイミド・トリアジン
樹脂と共に併用される熱可塑性樹脂としては、塩化ビニ
ル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂
、塩化ビニリデン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポジ
カーボネート樹脂等が挙げられるが、好適に使用し得る
ものは重合度が約500乃至1000の塩化ビニル樹脂
及び塩素化塩化ビニル樹脂である。
樹脂と共に併用される熱可塑性樹脂としては、塩化ビニ
ル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂
、塩化ビニリデン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポジ
カーボネート樹脂等が挙げられるが、好適に使用し得る
ものは重合度が約500乃至1000の塩化ビニル樹脂
及び塩素化塩化ビニル樹脂である。
ビスマレイミド・トリアジン樹脂及び熱可塑(5)
性樹脂の混合比は熱可塑性樹脂として塩化ビニル樹脂又
は塩素化塩化ビニル樹脂を用いる場合ビスマレイミド・
トリアジン樹脂100重量部に対し塩化ビニル樹脂又は
塩素化塩化ビニル樹脂は50重量部乃至100重量部の
範囲が望ましい。
は塩素化塩化ビニル樹脂を用いる場合ビスマレイミド・
トリアジン樹脂100重量部に対し塩化ビニル樹脂又は
塩素化塩化ビニル樹脂は50重量部乃至100重量部の
範囲が望ましい。
又、着色材としては鉛筆芯の着色成分として通常用いら
れているもの1例えば黒鉛、カーボンブラック等の全て
を使用可能であるが黒鉛が最も好適である。
れているもの1例えば黒鉛、カーボンブラック等の全て
を使用可能であるが黒鉛が最も好適である。
次にビスマレイミド・トリアジン樹脂と、熱可塑性樹脂
としての塩化ビニル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹脂と更
に着色材としての黒鉛の混線は公知の方法を採用するこ
とが可能である。例えばロール、ニーグー等により充分
に混練することができる。然しながらビスマレイミド°
トリアジン樹脂の硬化の進行を防止するために材料温度
を100℃乃至120℃の範囲で行うことが望まし7い
。
としての塩化ビニル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹脂と更
に着色材としての黒鉛の混線は公知の方法を採用するこ
とが可能である。例えばロール、ニーグー等により充分
に混練することができる。然しながらビスマレイミド°
トリアジン樹脂の硬化の進行を防止するために材料温度
を100℃乃至120℃の範囲で行うことが望まし7い
。
混練された物体は100℃乃至120℃の温度に保たれ
た押出成形機により直径が0.3間乃至1.0諺の芯状
に成形し、次に180 ’C乃至2000Cの温度で空
気中に於て1時間乃至2時間加熱し硬化される。
た押出成形機により直径が0.3間乃至1.0諺の芯状
に成形し、次に180 ’C乃至2000Cの温度で空
気中に於て1時間乃至2時間加熱し硬化される。
硬化された芯状成形体は非酸化性雰囲気(窒素ガス)下
で少なくとも1000℃で焼成する。
で少なくとも1000℃で焼成する。
焼成された芯状成形体は、最後に油浸処理を施す。油浸
処理に使用する油類としてはスピンドル油、シリコーン
オイル、流動パラフィン、動植物性油脂等の公知の油類
が可能である。
処理に使用する油類としてはスピンドル油、シリコーン
オイル、流動パラフィン、動植物性油脂等の公知の油類
が可能である。
次に本発明の実施例と併せて当該実施例によって形成さ
れた鉛筆芯の各種試験結果を示す。
れた鉛筆芯の各種試験結果を示す。
まず、塩化ビニル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹脂と黒鉛
をヘンシェルミキサーで粉体混合し、しかる後、100
℃に加温した溶融状態のビスマレイド・トリアジン樹脂
を少駄ずつ加える。ここで各成分の混合比は別表1に示
すとおりである。
をヘンシェルミキサーで粉体混合し、しかる後、100
℃に加温した溶融状態のビスマレイド・トリアジン樹脂
を少駄ずつ加える。ここで各成分の混合比は別表1に示
すとおりである。
別表−1
(表甲の数γは亜重郡を衣わ丁)
次に、この混合物を2本ロール、3本ロール及びニーダ
−で充分混練した後、押出成形機で芯状に成形し、得ら
れた芯状成形体を180℃に於て2時間加熱して硬化さ
せ、次いでこれを黒鉛ルッ゛ボに詰め、窒素ガス界囲気
中で毎時50℃の昇温速度で1000℃まで加熱し、1
000℃にて1時間焼成した後放冷して直径0.57v
rmの鉛筆芯を得、当該鉛筆芯を120℃に加熱したス
ピンドル油中に2時間浸漬する。斯る実施例によって得
られた鉛筆芯の曲げ強度、濃度、摩擦係数及び筆記性に
ついての試験結果は別表−2のとおりである。尚、曲げ
強度、濃度及び摩擦係数の測定はJIS−86019−
1983により行なったものである。
−で充分混練した後、押出成形機で芯状に成形し、得ら
れた芯状成形体を180℃に於て2時間加熱して硬化さ
せ、次いでこれを黒鉛ルッ゛ボに詰め、窒素ガス界囲気
中で毎時50℃の昇温速度で1000℃まで加熱し、1
000℃にて1時間焼成した後放冷して直径0.57v
rmの鉛筆芯を得、当該鉛筆芯を120℃に加熱したス
ピンドル油中に2時間浸漬する。斯る実施例によって得
られた鉛筆芯の曲げ強度、濃度、摩擦係数及び筆記性に
ついての試験結果は別表−2のとおりである。尚、曲げ
強度、濃度及び摩擦係数の測定はJIS−86019−
1983により行なったものである。
別表−2
本発明は叙上の如く熱可塑性樹脂と1セ沸卦峠を結合材
として併用することから、両樹脂の親和性の良さによっ
て熱可塑性樹脂の可塑剤が不要となり、又、!に+If
!=4磨H1トトレ(析丈−はビスマレイミド・トリア
ジン樹脂条ひ縮叶熱セの使用;二よって硬化剤を使用し
なくても加熱硬化が可能となり、然も従来の乾燥工程の
代替として短時間の加熱硬化ですむなど製造工程の効率
化を図れると共に極細のシャープペンシル用の芯にも適
する充分な強度、濃度を有し又摩耗量が少なく柔らかな
タッチで筆記性に優れた高品質の鉛筆芯の提供を可能と
するものである。
として併用することから、両樹脂の親和性の良さによっ
て熱可塑性樹脂の可塑剤が不要となり、又、!に+If
!=4磨H1トトレ(析丈−はビスマレイミド・トリア
ジン樹脂条ひ縮叶熱セの使用;二よって硬化剤を使用し
なくても加熱硬化が可能となり、然も従来の乾燥工程の
代替として短時間の加熱硬化ですむなど製造工程の効率
化を図れると共に極細のシャープペンシル用の芯にも適
する充分な強度、濃度を有し又摩耗量が少なく柔らかな
タッチで筆記性に優れた高品質の鉛筆芯の提供を可能と
するものである。
特許 出願人 三菱鉛筆株式会社
484−
Claims (1)
- 黒鉛、カーボンブラック等の着色剤に結合材として熱可
塑性樹脂及びビスマレイミド・トリアジン樹脂を併用し
て加えて混練した後、当該混練物を芯状に成形し当該芯
状成形体を180℃乃至200℃の温度下に於て硬化さ
せ、更に非酸化性雰囲気下に於て少なくとも1000℃
の温度で焼成することを特徴とする鉛筆芯の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58066390A JPS59191779A (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 鉛筆芯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58066390A JPS59191779A (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 鉛筆芯の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59191779A true JPS59191779A (ja) | 1984-10-30 |
JPH0420032B2 JPH0420032B2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=13314446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58066390A Granted JPS59191779A (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 鉛筆芯の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59191779A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2642254A1 (fr) * | 1989-01-20 | 1990-07-27 | Mitsubishi Pencil Co | Procede de preparation d'un diaphragme entierement carbone pour emploi dans un equipement acoustique |
-
1983
- 1983-04-15 JP JP58066390A patent/JPS59191779A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2642254A1 (fr) * | 1989-01-20 | 1990-07-27 | Mitsubishi Pencil Co | Procede de preparation d'un diaphragme entierement carbone pour emploi dans un equipement acoustique |
US5152938A (en) * | 1989-01-20 | 1992-10-06 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | Process for preparation of a wholly carbonaceous diaphragm for acoustic equipment use |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0420032B2 (ja) | 1992-03-31 |
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