JPS603115B2 - 鉛筆芯の製造法 - Google Patents
鉛筆芯の製造法Info
- Publication number
- JPS603115B2 JPS603115B2 JP14874276A JP14874276A JPS603115B2 JP S603115 B2 JPS603115 B2 JP S603115B2 JP 14874276 A JP14874276 A JP 14874276A JP 14874276 A JP14874276 A JP 14874276A JP S603115 B2 JPS603115 B2 JP S603115B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pencil lead
- graphite
- impregnated
- intercalation compound
- lead
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は強度的にも濃度的にも優れた鉛筆芯を製造する
方法に関する。
方法に関する。
従釆、鉛筆芯は粘土や合成樹脂などの砧結剤と黒鉛とを
主材とし、カーボンブラック:高級脂肪酸金属塩、水な
ど必要に応じて使用される材料とともに混練、押出成形
後、焼成処四理し、更に高沸点油状物を合浸して製造さ
れるのが一般的であるが、強度や濃度がまだ十分満足さ
れるものではなかつた。
主材とし、カーボンブラック:高級脂肪酸金属塩、水な
ど必要に応じて使用される材料とともに混練、押出成形
後、焼成処四理し、更に高沸点油状物を合浸して製造さ
れるのが一般的であるが、強度や濃度がまだ十分満足さ
れるものではなかつた。
本発明は上記載こ鑑みなされたもので、鯛成処理後の芯
に、トリフェニルメタン系染料やカチオン界面活性剤や
金属塩等の眉間化合形成物を含浸し、これを加熱して前
記層間化合形成物を溶融せしめて黒鉛の層間化合物を形
成せしめた後、冷却し、そして、高沸点油状物を含浸す
ることで強度や濃度の向上を図ったものである。
に、トリフェニルメタン系染料やカチオン界面活性剤や
金属塩等の眉間化合形成物を含浸し、これを加熱して前
記層間化合形成物を溶融せしめて黒鉛の層間化合物を形
成せしめた後、冷却し、そして、高沸点油状物を含浸す
ることで強度や濃度の向上を図ったものである。
本発明で使用できるトリフェニルメタン系染料にはマラ
カイトグリーン、ナフタレングリーン、パラロザアニリ
ン、ビクトリアブルー、ベンザアニリン、ナフタクロム
グリーン、アウリン、ナフタクロムプルー等がある。
カイトグリーン、ナフタレングリーン、パラロザアニリ
ン、ビクトリアブルー、ベンザアニリン、ナフタクロム
グリーン、アウリン、ナフタクロムプルー等がある。
カチオン界面活性剤にはアルキルアミンアセテート、(
例えばラウリルァミンアセテート、ステアリルアミンア
セテート等)、アルキルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、アルキルトリメチルアンモニウムプロマイド、ジ
ステアリルジメチルアンモニウムクロライド、アルキル
ベンジルジメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン、アルキルジメチルベンジルア
ンモニウムクロライド等である。
例えばラウリルァミンアセテート、ステアリルアミンア
セテート等)、アルキルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、アルキルトリメチルアンモニウムプロマイド、ジ
ステアリルジメチルアンモニウムクロライド、アルキル
ベンジルジメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン、アルキルジメチルベンジルア
ンモニウムクロライド等である。
金属塩は、鉄、コバルト、ニッケル、モリブデンのハロ
ゲン化物等が適当である。
ゲン化物等が適当である。
これらの化合物は一種又は二種以上の組合せでも使用で
きる。
きる。
トリフェニルメタン系染料、カチオン活性剤、金属塩等
が黒鉛と眉間化合物を形成することにより何故強度及び
濃度に寄与するか明らかではないが、初めからトリフェ
ニルメタン系染料等を配合して成形するよりも、本発明
の如く成形後含浸、加熱により層間化合物を形成させる
ことにより結晶の構造が変わり高濃度が得られ、より安
定化すると同時に黒尊治、眉間に隙間(連続気孔)がで
き、浸油効果がより大となるためと推察される。以下本
発明を実施例によって説明する。実施例中部とあるもの
は、すべて重量部を表わすものとする。実施例 1 0.5風◇、硬度HBの焼成後の鉛筆芯に3%ビクトリ
アブルー(オリェントイ礎製品)水溶液を減圧含浸後、
300℃の電気炉にて1時間加熱し、放冷後執事○のス
ピンドル油に20分間舎浸させた。
が黒鉛と眉間化合物を形成することにより何故強度及び
濃度に寄与するか明らかではないが、初めからトリフェ
ニルメタン系染料等を配合して成形するよりも、本発明
の如く成形後含浸、加熱により層間化合物を形成させる
ことにより結晶の構造が変わり高濃度が得られ、より安
定化すると同時に黒尊治、眉間に隙間(連続気孔)がで
き、浸油効果がより大となるためと推察される。以下本
発明を実施例によって説明する。実施例中部とあるもの
は、すべて重量部を表わすものとする。実施例 1 0.5風◇、硬度HBの焼成後の鉛筆芯に3%ビクトリ
アブルー(オリェントイ礎製品)水溶液を減圧含浸後、
300℃の電気炉にて1時間加熱し、放冷後執事○のス
ピンドル油に20分間舎浸させた。
その結果は表1に示したとおり。比較例 1
0.5胸ぐ、硬度HBの焼成後の鉛筆芯に従来法どおり
9軍0のスピンドル油に20分間合浸させた。
9軍0のスピンドル油に20分間合浸させた。
その結果は表1に示したとおり。実施例 2
0.5肋◇、硬度HBの鱗成後の鉛筆芯に10%カチオ
ン界面活性剤水溶液(カチナールHTB一7の東邦化学
工業社製)を減圧含浸後、25折○電気炉にて1時間加
熱し、放袷後9ヂ○のスピンドル池に20分間含浸させ
た。
ン界面活性剤水溶液(カチナールHTB一7の東邦化学
工業社製)を減圧含浸後、25折○電気炉にて1時間加
熱し、放袷後9ヂ○のスピンドル池に20分間含浸させ
た。
その結果は表1に示すとおり。実施例 30.5肋◇、
硬度HBの競成後の鉛筆芯に90%塩化第二鉄水溶液を
減圧含浸後、300℃電気炉にて45分間加熱し、放冷
後97〜執事0のスピンドル油に20分間含浸させた。
硬度HBの競成後の鉛筆芯に90%塩化第二鉄水溶液を
減圧含浸後、300℃電気炉にて45分間加熱し、放冷
後97〜執事0のスピンドル油に20分間含浸させた。
その結果は表1に示すとおり。実施例 4ポリ塩化ビニ
ール 3礎郭黒鉛
50〃凶可塑剤(D.0.P)
10〃溶剤(M.E.K.)
100〃安定剤(ステアリン酸
塩) 1.5〃凶の配合材料を力槌熟ロー
ルで混練後押出機にせ成形して、これを適当な長さに切
断し、空気中で300℃まで10時間かけて徐々に昇溢
して乾燥した。次に不活性塚函気中にて110ぴ○で1
時間燐成して得た芯に、5%マラカィトグリーン水溶液
を減圧含浸後300℃磁気炉にて1時間加熱し、放冷後
執筆0のスピンドル油にて206間含浸させた。その結
果は表2に示すとおり。比較例 2 実施例4の工程中マラカィトグリーン水溶液含長工程を
除外して得た芯を比較例とした。
ール 3礎郭黒鉛
50〃凶可塑剤(D.0.P)
10〃溶剤(M.E.K.)
100〃安定剤(ステアリン酸
塩) 1.5〃凶の配合材料を力槌熟ロー
ルで混練後押出機にせ成形して、これを適当な長さに切
断し、空気中で300℃まで10時間かけて徐々に昇溢
して乾燥した。次に不活性塚函気中にて110ぴ○で1
時間燐成して得た芯に、5%マラカィトグリーン水溶液
を減圧含浸後300℃磁気炉にて1時間加熱し、放冷後
執筆0のスピンドル油にて206間含浸させた。その結
果は表2に示すとおり。比較例 2 実施例4の工程中マラカィトグリーン水溶液含長工程を
除外して得た芯を比較例とした。
K嚢料例 3
マラカィトグリーン 15都農鉛
5〃黒鉛
45〃‘81可塑
剤(D.0.P) 10〃溶剤(
M.E.K) 100〃安定
剤(ステアリン酸塩) 1.5〃‘B’
の配合では先づマラカィトグリーンと黒鉛の一部を核染
料が溶融するまで加熱し、黒鉛を良く混合して層間化合
物を作った後、冷却しこれを粉砕する。
5〃黒鉛
45〃‘81可塑
剤(D.0.P) 10〃溶剤(
M.E.K) 100〃安定
剤(ステアリン酸塩) 1.5〃‘B’
の配合では先づマラカィトグリーンと黒鉛の一部を核染
料が溶融するまで加熱し、黒鉛を良く混合して層間化合
物を作った後、冷却しこれを粉砕する。
この粉砕品と他の材料を一緒にして。ールで混練後成形
し、適当な長さ‘こ切断後空気中で300℃まで10時
間かけて徐々に昇温して乾燥した。次に不3舌性雰囲気
中にて110ぴ○で1時間焼成後gぷ0のスピンドル油
に2の分間含浸させた。その結果は表2に示すとおり。
表 】 以上の実施例から判るように、黒鉛と層間化合物を形成
する物質を焼成後の芯に含浸させ加熱溶融後冷却し、し
かる後に浸油することにより得た鉛筆芯は筆跡濃度が非
常に濃く、曲げ強さも満足できる鉛筆芯であった。
し、適当な長さ‘こ切断後空気中で300℃まで10時
間かけて徐々に昇温して乾燥した。次に不3舌性雰囲気
中にて110ぴ○で1時間焼成後gぷ0のスピンドル油
に2の分間含浸させた。その結果は表2に示すとおり。
表 】 以上の実施例から判るように、黒鉛と層間化合物を形成
する物質を焼成後の芯に含浸させ加熱溶融後冷却し、し
かる後に浸油することにより得た鉛筆芯は筆跡濃度が非
常に濃く、曲げ強さも満足できる鉛筆芯であった。
Claims (1)
- 1 粘結剤と黒鉛とを少なくとも主材として使用し、混
練、押出成形後、焼成処理し、更に高沸点油状物を含浸
してなる鉛筆芯の製造法において、焼成処理後の芯に、
トリフエニルメタン系染料又はカチオン界面活性剤又は
金属塩等の層間化合形成物を含浸し、加熱して前記層間
化合形成物を溶融せしめて黒鉛の層間化合物を形成せし
め、冷却後、高沸点油状物を含浸せしめることを特徴と
する鉛筆芯の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14874276A JPS603115B2 (ja) | 1976-12-13 | 1976-12-13 | 鉛筆芯の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14874276A JPS603115B2 (ja) | 1976-12-13 | 1976-12-13 | 鉛筆芯の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5374921A JPS5374921A (en) | 1978-07-03 |
JPS603115B2 true JPS603115B2 (ja) | 1985-01-25 |
Family
ID=15459598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14874276A Expired JPS603115B2 (ja) | 1976-12-13 | 1976-12-13 | 鉛筆芯の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603115B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH057065Y2 (ja) * | 1987-03-13 | 1993-02-23 | ||
JPH0526556U (ja) * | 1991-09-11 | 1993-04-06 | いすゞ自動車株式会社 | サンルーフユニツト |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6011084A (en) * | 1998-06-26 | 2000-01-04 | Binney & Smith Inc. | Erasable colored pencil lead |
-
1976
- 1976-12-13 JP JP14874276A patent/JPS603115B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH057065Y2 (ja) * | 1987-03-13 | 1993-02-23 | ||
JPH0526556U (ja) * | 1991-09-11 | 1993-04-06 | いすゞ自動車株式会社 | サンルーフユニツト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5374921A (en) | 1978-07-03 |
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