JPS5919159Y2 - 選択摺動歯車の抜け防止装置 - Google Patents

選択摺動歯車の抜け防止装置

Info

Publication number
JPS5919159Y2
JPS5919159Y2 JP14669879U JP14669879U JPS5919159Y2 JP S5919159 Y2 JPS5919159 Y2 JP S5919159Y2 JP 14669879 U JP14669879 U JP 14669879U JP 14669879 U JP14669879 U JP 14669879U JP S5919159 Y2 JPS5919159 Y2 JP S5919159Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
gears
spline
sliding gear
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14669879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5665254U (ja
Inventor
敏維 杉本
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP14669879U priority Critical patent/JPS5919159Y2/ja
Publication of JPS5665254U publication Critical patent/JPS5665254U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5919159Y2 publication Critical patent/JPS5919159Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農用トラクタの選択摺動式トランスミッション
等に適用することのできる選択摺動歯車の抜は防止装置
に関するもので、摺動歯車にギヤ抜は力が発生すること
を防止すると共に、シフトフォーク及びそれの嵌まるシ
フトフォーク溝の摩耗防止を目的としている。
従来外周に第1、第2の歯車とシフトフォーク溝を、又
内周に内歯スプラインを有する摺動歯車の内歯スプライ
ンをスプライン軸上に摺動自在に嵌合し、第1、第2歯
車が選択的に噛み合う相手歯車を配置した2段選択摺動
歯車機構において、ギヤ抜けを防止するためには、(1
)内外スプラインの面圧を上げる、(2)歯車噛合中心
(第1、第2歯車と相手歯車との噛合幅の中心)と軸ス
プラインの伝達中心(内外スプラインの噛合幅の中心)
の偏りを少なくする、(3)フォークシャフトストッパ
一方向への抜は力に転換し、フォークシャフトストッパ
ーで抜は力を支持する・・・等の対策が取られている。
ところが上記従来の方法によっても抜は力の発生を完全
に防止することはできない。
又フォークシャフトストッパ一方向への抜は力に転換し
ても、シフトフォーク及びシフトフォーク溝の摩耗は防
げない。
本考案は第1、第2歯車と相手歯車との噛合中心と、内
外スプラインの噛合中心との間に軸方向のずれが生じな
いようにして前記従来の問題を解決しようとするもので
、次に図面により説明する。
第1図において第1軸1は例えば駆動、軸であり、第2
軸2は例えば従動軸であり、共に平行な姿勢でミッショ
ンケース(図示せず)に支持されている。
第2軸2上のスプライン3は途中の切欠部4により第1
外歯スプライン部3aと第2外歯スプライン部3bに分
割されている。
5は2段選択摺動歯車で、外周に直径の異なる第1歯車
6、第2歯車7及びシフトフォーク溝8を備え、内周の
スプライン9は途中の切欠部10により第1内歯スプラ
イン部9aと第2内歯スプライン部9bに分割され、ス
プライン部9aがスプライン部3aに噛み合っている。
第2内歯スプライン部9bの内径D(第2図)と切欠部
4の外形d(第3図)は、両者がきついすきま嵌め(例
えば基準G)となるように予め切欠部外形dが定められ
ている。
従って第1図の状態において第2内歯スプライン部9b
は切欠部4上にしつくり嵌合し、歯車5の傾斜を阻止し
ている。
歯車5を矢印A方向にシフトして第2内歯スプライン部
9bを第2外歯スプライン部3bに噛み合せた時、第1
内歯スプライン部9aは同様に切欠部4上にしつくり嵌
合するようになっている。
第1軸1のスプライン12上には第1、第2相手歯車1
3.14が内歯スプライン15.16の部分で噛み合い
、第1図においては歯車6,13が噛み合い、歯車7,
14は離れている。
17はスペーサ、18.19はスナップリングである。
歯車6,13の噛合中心P1は両歯車6,13の噛合幅
L1の中央にあり、しかも両歯車6,13のピッチ円の
交点であり、この噛合中心P1を通り且つ第1、第2軸
1,2と直角な線01−01上に内外スプライン部9a
、3aの噛合中心P2が位置している。
噛合中心P2も噛合中心P1と同様に両スプライン部g
a、3aの噛合幅(この実施例においてはLl)の中央
にあり、しかも両スプライン部9a。
3aのピッチ円の交点である。
摺動歯車5を矢印A方向に移動して歯車7,14を噛み
合せた時、両歯車7,14の噛合中心P3と、スプライ
ン部9b。
3bの噛合中心P4が第1、第2軸1,2と直角な線0
2−02上に来るようにスプライン部9b、3bの形状
が予め定められている。
第1図の状態において第1軸1が図示されていないエン
ジン側から回転力を受けると、回転力は歯車13,6を
介して第2軸2に伝達される。
この時両歯車13,6の噛合中心P1とスプライン部9
a、3aの噛合中心P2が軸方向にずれていないため、
摺動歯車5にはギヤ抜は力は発生しない。
図示されていない変速レバーを操作し、シフトフォーク
溝8に嵌めたシフトフォーク(図示せず)により摺動歯
車5を矢印A方向に移動させると、まず第1歯車6が第
1相手歯車13から外れ、引き続き第2歯車7が第2相
手歯車14に噛み合う(噛合中心P3)。
その時第2内歯スプライン部9bは第2外歯スプライン
部3bと噛み合い(噛合中心P4)、第1内歯スプライ
ン部9aは切欠部4上にしつくり嵌合する。
従って第1軸1の回転力は歯車14,7を経て第2軸2
に伝わる。
以上説明したように本考案においては、第1、第2相手
歯車13.14に挾まれた第2軸2上の外歯スプライン
を除いて切欠部4を設け、歯車13,6の噛合時には歯
車の噛合中心P1とスプライン部の噛合中心P2の間に
軸方向のずれが生じないように、又歯車14,7の噛合
時には歯車の噛合中心P3とスプライン部9b、3bの
噛合中心P4の間に軸方向のずれが生じないようにした
ので、動力の伝達中に摺動歯車5にギヤ抜は力が発生す
る恐れはなくなり、動力伝達が確実になる。
又シフトフォーク溝8及びそこに嵌入するシフトフォー
クの摩耗を確実に防止しうる利点がある。
更に本考案においては両相平歯車13.14間に挾まれ
たスプライン軸2上の外歯スプラインを除いてそこに摺
動歯車5の内歯スプラインがしつくり嵌合する切欠部4
を形成したので、第1図のように第1歯車6と第1相手
歯車13の噛合時には第2内歯スプライン9bは切欠部
4の第2軸2上にガタ付くことなく嵌合し、摺動歯車5
の倒れを確実に防止することができる。
又シフトフォーク溝8に嵌めたシフトフォークにより摺
動歯車5を第1図矢印穴方向に摺動させる際摺動歯車5
が傾く恐れがなく、歯車6,13の離脱が円滑になり、
歯車5の摺動中におけるスプラインga、3a部分の偏
摩耗を防止することができる。
又第2歯車7が第2相手歯車14に正確な位置関係で噛
合い、スプライン9b、3bも同芯状に正確に噛合い、
各噛合部の摩耗が防止される。
歯車5,14の噛合状態から、歯車5を逆A方向へ摺動
させる時も同様であり、動作が円滑になる。
摺動歯車5に2個の歯車6,7及び2個の内歯スプライ
ン9a、9bを一体に形成しているため、歯車やスプラ
インの同志度が正確に製造でき、この面からも動作が安
定すると共に、部品点数が最少となるため製造コストも
低減する。
部品管理も容易になる。なお本考案を具体化する時切欠
部4の幅(軸方向長さ)を適当に定めることにより摺動
歯車5側の切欠部10を省略することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した歯車装置の縦断面部分図、第
2図、第3図は第1図中の部品を単品で示す断面図であ
る。 2・・・・・・第2軸(スプライン軸)、4・・・・・
・切欠部、5・・・・・・2段選択摺動歯車、6,7・
・・・・・第1、第2歯車、8・・・・・・シフトフォ
ーク溝、9a、9b・・・・・・第1、第2内歯スプラ
イン部、13゜14・・・・・・第1、第2相手歯車、
Pl、P3・・・・・・歯車噛合中心、P2.P4・・
・・・・スプライン部噛合中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に第1、第2の歯車6,7とシフトフォーク溝8を
    、又内周に内歯スプラインを一体に有する摺動歯車5の
    内歯スプラインをスプライン軸2上に摺動自在に嵌合し
    、第1、第2歯車6,7が選択的に噛み合う相手歯車1
    3.14を配置したものにおいて、両相平歯車13.1
    4間に挾まれたスプライン軸2上の外歯スプラインを除
    いて、そこに摺動歯車5の内歯スプラインがしつくり嵌
    合する切欠部4を形威し、第1、第2歯車6,7と相手
    歯車との噛合中心P1.P3と、内外スプラインの噛合
    中心P2.P4との間に軸方向のずれが生じないように
    したことを特徴とする選択摺動歯車の抜は防止装置。
JP14669879U 1979-10-22 1979-10-22 選択摺動歯車の抜け防止装置 Expired JPS5919159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14669879U JPS5919159Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 選択摺動歯車の抜け防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14669879U JPS5919159Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 選択摺動歯車の抜け防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5665254U JPS5665254U (ja) 1981-06-01
JPS5919159Y2 true JPS5919159Y2 (ja) 1984-06-02

Family

ID=29377852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14669879U Expired JPS5919159Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 選択摺動歯車の抜け防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5919159Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5665254U (ja) 1981-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0620933Y2 (ja) キーシフト式変速装置
JPS5919159Y2 (ja) 選択摺動歯車の抜け防止装置
JP2724742B2 (ja) 変速機の同期噛合装置
JP2882553B2 (ja) ドグ歯クラッチ構造
JP3198461B2 (ja) 変速装置
JPS6039904B2 (ja) 自動車両用増速駆動部
JP4381716B2 (ja) 変速機
JPS627025Y2 (ja)
JPS6218770B2 (ja)
JPS643869Y2 (ja)
KR920006886B1 (ko) 자동차용 수동 변속기의 동기 치합장치
JP2550933Y2 (ja) ミッション構造
JP3132396B2 (ja) 同期装置
JPS6132199Y2 (ja)
JPS6324285Y2 (ja)
JPS6246946Y2 (ja)
JP3568292B2 (ja) 自転車用変速操作装置
JPH0730992Y2 (ja) 伝動装置のクラッチ機構
JPH0738759U (ja) ドッグ式クラッチの変速歯車
JPH01169645U (ja)
JPH0276252U (ja)
JPH0133876Y2 (ja)
JPH0213776Y2 (ja)
JPH0133856Y2 (ja)
JPH0545893Y2 (ja)