JPS59186629A - 極性物質の吸着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガス中に含存されている極性物質を除去する方
法に関する。

蛋白系食品の貯蔵庫から排出されるトリメチルアミンの
ようなアミン類、メチルメルカプタンのようなメルカプ
タン類、塗装工程などから排出さヒト類９石油や石炭の
燃焼工程から排出されるＳｏｘ　、　ＮＯｘなどの無機
酸化物類、それらは悪臭原因であるとか、衛生上有害で
あるとかの理由により、何れも含有排ガスからできるだ
け除去されることが望まれる。ところが、上述各類に属
する化学物質は、一般に低分子員、低沸点の極性物質で
あるから、活性炭に吸着されなりものとされている。

ところが、本発明者らは、実験的にこの活性炭も吸湿剤
と共存する場合には、前述した極性物質を除去しうるも
のであることを知り、如上各種排ガスのような極性物質
含有ガスを、吸湿剤含有活性炭に接触させるものである
本発明方法を完成した。

こ＼に吸湿剤というのは、むろん同じ温度下の純水に比
べて平衡蒸気圧が極めて低い水溶液を生ずるような化学
物質をい＼、具体的には、塩化カルシウム、硫酸リチウ
ム、塩化リチウム、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコールなトカ挙げられる。これら吸湿剤を活性炭
に含有せしめるには、その水溶液を活性炭に均一に散布
するとか、活性炭を、該水溶液中に浸漬することによっ
て達せられる。また吸湿剤が粉末状である場合には、単
にこれを活性炭にまぶし、含湿空気中に暫らく放置だけ
でも差支えない。いずれにせよ、極性物質含有ガスと接
触させるに先立って乾燥させて使用する。いわば吸湿剤
が活性炭に相持された状態で使用されるのである。

本発明方法によって、極性物質がその含有排ガスから除
去される理由は、おそらく、活性炭内部およびもしくは
外表面に、排ガス中の湿分によって吸湿剤が水溶液状に
存在し、極性物質の一部が、該水溶液に吸収されるがた
めと考えられる。この極性物質を吸収した吸湿剤水溶液
は、活性炭の吸着力によって、そのま−活性炭に保持さ
れ、新たな極性物質含有ガスとの接触が良好に維持され
る。

このようにして、極性物質はそれが吸湿剤へ吸収される
作用と、吸収されたその水溶液が吸着保持されるという
作用との両件用によって効率よく、排ガスから除去され
つるものと考えられる。このような極性物質の除去機構
が、化学吸着ではないから、その脱着は至って容易であ
る。即ち、極性物質の除去能力が低下するに至ったなら
ば、真空乾燥もしくけ熱風乾燥によって簡単に丹生させ
ることが出来る。

実施例１ 表面積１０００ｍ２／、の粒状ヤシガラ炭に、含浸法ニ
、Ｊニー）テロ重ｉｔ％のｃａｃｉ　２を含有せしめた
。この活性炭を、直径１００關の円筒内に、高さ２００
１１Ｍ充填した。この充填層の上側から下側へメタノー
ル１２０Ｆを添加含有せしめた空気を透過させた。一定
時間！！を過後の充填層入口および出口におけるメタノ
ール濃度は第１表の通りであった。表中、対照例とある
け、ｃｃＬｃ１２を含浸せしめなかったヤシガラ炭を使
用した場合指す。

第１表 第１表かられかるように、ＣａＣ１２を含有しない対照
例では、メタノール含有ガス透過時間１０分余りで、全
くメタノール除去能力を喪失してしまうのに対し、それ
を含有する実施例の場合、３０分余りも除去能力が維持
されているのである。

なお、上記実施例に使用したのちのＣａＣ１１２含有活
性炭層に、１２０℃の熱風を１０分透過させたところ、
メタノール除去能力は完全に回復し、第１表成績と異ら
ないメタノール除去成績を挙げた。

実施例２〜５ 実施例１の吸湿剤Ｃ，Ｃ１２に代えてＬｉ２５ｏ４を使
用し、また、極性物質として、メタノールに代えて、ホ
ルマリン（実施例２　）　＋　８０２　（同３）、トリ
メチルアミン（同４）およびメチルメ、ルカブタン（同
５）を用いた。実施例１と同様な装置および透過方法で
実施した成績を一括して第２表に示す。

第　　２　　表 この表の成績から見ても、活性炭単独では、実質除去し
がたい各種極性物質が、Ｌ４２ｓＯ４の含有によって、
その大部分が容易に除去されることが判る。

出願人　ダイキン工業株式会社 代理人　弁理土石間壬生弥 （鐙か１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 極性物質含有ガスを、吸湿剤含有活性炭に接触させるこ
   とを特徴とする極性物質の除去方法