JPS5918490Y2 - 内燃機関の定速回転装置 - Google Patents
内燃機関の定速回転装置Info
- Publication number
- JPS5918490Y2 JPS5918490Y2 JP7809978U JP7809978U JPS5918490Y2 JP S5918490 Y2 JPS5918490 Y2 JP S5918490Y2 JP 7809978 U JP7809978 U JP 7809978U JP 7809978 U JP7809978 U JP 7809978U JP S5918490 Y2 JPS5918490 Y2 JP S5918490Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- governor
- crankshaft
- bushing plate
- bushing
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の定速回転装置に関するものである。
内燃機関を動力とすをる農業機械、建設機械等のなかに
は、たとえば脱穀機とか可搬型発電装置のように、その
用途により一定の回転速度で運転され、速度の急変を好
まない性質のものが多い。
は、たとえば脱穀機とか可搬型発電装置のように、その
用途により一定の回転速度で運転され、速度の急変を好
まない性質のものが多い。
そこで、これらの機械類、に組み付けられる内燃機関に
は、たとえば第1図のような定速回転装置が具えられて
いる。
は、たとえば第1図のような定速回転装置が具えられて
いる。
第1図は従来一般的なガバナーウェイトによる調速機構
の大要を示したもので、図中60はエンジンのケーシン
グ、10はクランク軸、20はクランク軸に固定された
クランクギアである。
の大要を示したもので、図中60はエンジンのケーシン
グ、10はクランク軸、20はクランク軸に固定された
クランクギアである。
また燃料調節レバー50はその先端部分のみ図示しであ
るが、このレバーをブツシュロッド41が図の上下の方
向つまりクランク軸10の軸方向に動かすことによって
燃料の供給量が、従ってエンジンの回転数が増減するよ
うになっている。
るが、このレバーをブツシュロッド41が図の上下の方
向つまりクランク軸10の軸方向に動かすことによって
燃料の供給量が、従ってエンジンの回転数が増減するよ
うになっている。
クランク軸10の端部にはその中心に穴11が明けられ
、軸端に固定された断面丁字形をなすガバナーホルダー
21の胴部を収めている。
、軸端に固定された断面丁字形をなすガバナーホルダー
21の胴部を収めている。
このガバナーホルダー21はその胴部の中心を貫通する
ブツシュロッド41を摺動自在に支持するとともに、そ
の端面には数箇のガバナーウェイト30が円周を等分割
する位置に支軸31により放射状に取り付けられている
。
ブツシュロッド41を摺動自在に支持するとともに、そ
の端面には数箇のガバナーウェイト30が円周を等分割
する位置に支軸31により放射状に取り付けられている
。
これらのガバナーウェイトはその重心の位置が支軸31
よりも内側でかつ図において上方に設定され、また、支
軸31のほぼ真横にあたる内側面には凹み32を設けて
あり、ここでブツシュロッド41のフランジ部を支持し
ている。
よりも内側でかつ図において上方に設定され、また、支
軸31のほぼ真横にあたる内側面には凹み32を設けて
あり、ここでブツシュロッド41のフランジ部を支持し
ている。
そして、ブツシュロッド41には圧縮スプリング22に
よる下向きの力が常に作用している。
よる下向きの力が常に作用している。
なお本明細書における上下の方向は、とくに断わらない
限り図面を基準にしたものである。
限り図面を基準にしたものである。
このような構成なので、ガバナーウェイト30の頭部は
クランク軸10の停止時には内側に倒れており、従って
ブツシュロッド41およびレバー50も下がっているが
、軸の回転中はその回転速度に応じた遠心力の作用によ
って、ガバナーウェイトはその重心が遠心力と釣り合う
位置まで外側に変位し、それにつれてガバナーウェイト
30の凹み32に支持されたブツシュロッド41が上昇
して、その上端がレバー50を押し上げて回転速度に見
合う量の燃料を供給する。
クランク軸10の停止時には内側に倒れており、従って
ブツシュロッド41およびレバー50も下がっているが
、軸の回転中はその回転速度に応じた遠心力の作用によ
って、ガバナーウェイトはその重心が遠心力と釣り合う
位置まで外側に変位し、それにつれてガバナーウェイト
30の凹み32に支持されたブツシュロッド41が上昇
して、その上端がレバー50を押し上げて回転速度に見
合う量の燃料を供給する。
そしてクランク軸の回転速度が変化した場合にも、それ
に応じてガバナーウェイト30の変位が変化するまでに
時間差があり、その間は元の回転速度に見合う量の燃料
が送られる゛ので回転速度の急激な変動が避けられ、ま
た一時的な変動は自動的に修正されることになる。
に応じてガバナーウェイト30の変位が変化するまでに
時間差があり、その間は元の回転速度に見合う量の燃料
が送られる゛ので回転速度の急激な変動が避けられ、ま
た一時的な変動は自動的に修正されることになる。
ところで、図面からもわかるように、上述した従来の機
構においてはガバナーホルダー21.ブツシュロッド4
1などの構成部材の形状が複雑であり、またクランク軸
10にも穴11の加工を必要とするなど、装置全体のコ
ストが高くついている。
構においてはガバナーホルダー21.ブツシュロッド4
1などの構成部材の形状が複雑であり、またクランク軸
10にも穴11の加工を必要とするなど、装置全体のコ
ストが高くついている。
そこで、各構成部材がより単純な形状で、より安価に製
作できる装置が望まれていた。
作できる装置が望まれていた。
本考案はガバナーウェイト30とブツシュロッド41と
のそれぞれの形状および両者の係合方式の改良によって
上述の要望に応えたものである。
のそれぞれの形状および両者の係合方式の改良によって
上述の要望に応えたものである。
以下本考案を図面について説明する。
第4図は本考案の要部を示したもので、第1図の従来の
ものと同じく、60はケニシング、10はクランク軸、
20はクランクギア、50は燃料調節レバーを表わして
いる。
ものと同じく、60はケニシング、10はクランク軸、
20はクランクギア、50は燃料調節レバーを表わして
いる。
また部材40はその機能上は第1図におけるブツシュロ
ッド41に対応する部材であるが、その形からブツシュ
プレートと名づける。
ッド41に対応する部材であるが、その形からブツシュ
プレートと名づける。
本考案の一つの特徴は、このブツシュプレート40の形
状にある。
状にある。
第2図に示すように、本部材はその中心に小突起43を
持つ円板状であって、その側面には、ガバナーウェイト
30に対応する位置に縦溝42を設けである。
持つ円板状であって、その側面には、ガバナーウェイト
30に対応する位置に縦溝42を設けである。
そしてブツシュプレート40とガバナーウェイ) 30
とは、第3図の如くそれぞれに設けられた縦溝42と凹
み32との交叉により係合されている。
とは、第3図の如くそれぞれに設けられた縦溝42と凹
み32との交叉により係合されている。
なおガバナーウェイト30の筒数については、図面には
作図の都合から2箇のみ描いたが、実際には3箇以上を
用いて、ブツシュプレート40をクランクギア20と平
行に支持している。
作図の都合から2箇のみ描いたが、実際には3箇以上を
用いて、ブツシュプレート40をクランクギア20と平
行に支持している。
本考案の他の特徴は、ガバナーウェイト30の凹みを従
来のものよりも高い位置に、即ちその頭部の内側面に設
けてブツシュプレート40の位置を高くした点にある。
来のものよりも高い位置に、即ちその頭部の内側面に設
けてブツシュプレート40の位置を高くした点にある。
これによりレバー50を押し上げる突起43の長さが短
縮され、また一方、ブツシュプレート40とガバナーホ
ルダー21との間に生まれる間隔を利用して両者の中心
を引張りスプリング23で連結することによって、この
スプリングの作用と縦溝42とによる係合作用とが相俟
って、従来のブツシュロッドにおける案内軸部およびガ
バナーホルダーにおける胴部(軸受部)の省略が可能に
なり、その結果、それぞれ図示のような円板に近い形に
単純化することができる。
縮され、また一方、ブツシュプレート40とガバナーホ
ルダー21との間に生まれる間隔を利用して両者の中心
を引張りスプリング23で連結することによって、この
スプリングの作用と縦溝42とによる係合作用とが相俟
って、従来のブツシュロッドにおける案内軸部およびガ
バナーホルダーにおける胴部(軸受部)の省略が可能に
なり、その結果、それぞれ図示のような円板に近い形に
単純化することができる。
またこれに伴い、クランク軸1−0における穴11も当
然に省かれる。
然に省かれる。
以上に述べたように、本考案においては各構成部材が単
純化され、その加工に際して切屑の少ない形状になって
いるので、従来よりもその製造コストを相当程度低減す
ることができる。
純化され、その加工に際して切屑の少ない形状になって
いるので、従来よりもその製造コストを相当程度低減す
ることができる。
第1図は従来の装置を示す図面、第2図は本考案による
ブツシュプレートの形状を、また第3図はこれとガバナ
ーウェイトとの保合状態を示す図面、第4図は本考案の
要部を示す図面である。
ブツシュプレートの形状を、また第3図はこれとガバナ
ーウェイトとの保合状態を示す図面、第4図は本考案の
要部を示す図面である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 遠心力に応じて変位する数箇のガバナーウェイト30が
クランクギア20またはクランク軸10の端面にクラン
ク軸を中心として放射状に取付けられ、このガバナーウ
ェイトの変位に従って上下するブツシュロッド41.4
0が燃料調節レバー50を動かすことによりクランク軸
の回転速度に見合う量の燃料を供給するように構成され
た内燃機関の定速回転装置において、次の事項を特徴と
する装置。 (イ)ガバナーウェイト30は、その下部においてガバ
ナーホルダー21と支*d131により結合され、また
、その頭部の内側面には、ブツシュロッド41に代わる
ブツシュプレート40を支えるため6叫み32が設けら
れている。 (ロ)ブツシュプレート40は、その中心に燃料調節レ
バー50を押し上げるための突起43を持つ円板状に作
られ、その側面のガバナーウェイ) 30と対応する位
置には、ガバナーウェイトの凹み32と交叉係合するた
めの縦溝42が設けられている。 (ハ)ブツシュプレート40とガバナーホルダー21と
は、それぞれの中心において引張りスプリング23によ
り連結されている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7809978U JPS5918490Y2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 内燃機関の定速回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7809978U JPS5918490Y2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 内燃機関の定速回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54178827U JPS54178827U (ja) | 1979-12-18 |
JPS5918490Y2 true JPS5918490Y2 (ja) | 1984-05-29 |
Family
ID=28994876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7809978U Expired JPS5918490Y2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 内燃機関の定速回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918490Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58102744U (ja) * | 1981-12-29 | 1983-07-13 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 内燃機関のガバナ装置 |
-
1978
- 1978-06-08 JP JP7809978U patent/JPS5918490Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54178827U (ja) | 1979-12-18 |
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