JPS6233086Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6233086Y2
JPS6233086Y2 JP19689181U JP19689181U JPS6233086Y2 JP S6233086 Y2 JPS6233086 Y2 JP S6233086Y2 JP 19689181 U JP19689181 U JP 19689181U JP 19689181 U JP19689181 U JP 19689181U JP S6233086 Y2 JPS6233086 Y2 JP S6233086Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque cam
arm
control rack
cam
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19689181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5898441U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19689181U priority Critical patent/JPS5898441U/ja
Publication of JPS5898441U publication Critical patent/JPS5898441U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6233086Y2 publication Critical patent/JPS6233086Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関用、特に燃料噴射ポンプの燃
料噴射量を制御するのに好適する遠心力式調速機
に関する。
燃料噴射式内燃機関においては機関の回転数に
関連して燃料噴射量を制御する必要があり、この
ため燃料噴射ポンプに遠心式調速機を付設して該
燃料噴射ポンプから吐出される燃料噴射量を制御
している。この種調速機として、たとえば特公昭
46−40059号公報の調速機が知られている。
上記公知の調速機は第1図に示すように、フロ
ーテイングレバー13(中間レバー)の上方にア
ーム23(揺動片)を揺動可能に取付け、カム面
24aを有するトルクカム24をアーム23に対
向して設置し、全負荷時にはアーム23をカム面
24aに沿わせることにより回転数に関連して燃
料噴射量を制御するようにしている。そして全負
荷時の燃料噴射量をエンジンに適合させ得るよう
に、トルクカム24の位置を調整ねじ4によりコ
ントロールラツク14の移動方向に調整可能に構
成されている。またトルクカム24およびアーム
23にはそれらの傾きを調整するアジヤストスク
リユ7および23aを夫々設けて燃料噴射量の最
適調整も可能にしている。
しかしながら上記構成に於いては、アングライ
ヒ開始点等(トルクカムの変曲点)はアジヤスト
スクリユ23aを回してアーム23の傾きを変え
て調整するが、この時アーム23はアーム軸23
bを支点に回動されて第1図に示す如くアーム2
3先端からトルクカム24のカム面24aまでの
距離がL2−L1だけ変化する為、この変化した量
を補正するために調整ねじ4によりトルクカム2
4をコントロールラツクの移動方向と同一方向に
動かさなければならないという煩わしい作業が要
求される。しかもアーム23に設けられているア
ジヤストスクリユ23aはガバナハウジング内部
に設けられている為作業性が悪く非能率的であ
る。また、そのアジヤスタトクリユ23aを固定
するロツクナツト23cがガバナハウジング内部
に脱落するという危険性もある。
さらにアーム23は中間レバー13の上部に、
アーム軸23bを支点として揺動可能に取り付け
られており、常時はスプリング23dにより中間
レバー13と一体に作動するように保持されてい
る。機関を始動する際にはアーム23がトルクカ
ム24の下方に想像線のごとくもぐり込んで始動
前全負荷位置にセツトされ、機関が始動するとこ
のアーム23はトルクカム24の下面に当接して
機関の回転数上昇に伴つてアーム23はスプリン
グ23dを伸しながら中間レバー13に対して相
対的に反時計方向へ回動し、さらに機関が全負荷
最高回転数に達するとトルクカム24から離れて
スプリング23dの荷重により常時の位置へ戻る
ように構成されている。すなわちアーム23は中
間レバー13に対しアーム軸23bによつて揺動
可能であることは遊動機構を構成しているもので
あるが、このような遊動機構は部品点数が増大
し、構造が繁雑となり組立ても面倒である。
本考案はこのような事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、トルクカムの特
性適合の調整操作が簡単に行えるとともに、アー
ムの遊動機構を簡素化した内燃機関用遠心力式調
速機を提供しようとするものである。
すなわち本考案は、トルクカムをコントロール
ラツクの移動方向と同方向および垂直方向に対し
て各々調整可能にしてスライダーに取り付け、こ
のトルクカムの調整によりトルクカムの変曲点の
適合調整を容易にし、しかもこのトルクカムは上
記スライダーに対してコントロールラツクの移動
方向とは垂直方向に移動自在として遊動機構をな
し、これに対してアームを中間レバーに一体に形
成もしくは一体的に固設したことを特徴とする。
以下本考案を第2図に示す実施例について説明
する。
第2図に於いて、図示しない機関の回転数が上
昇するとフライウエイト11が外方に移動してコ
ントロールスリーブ12が左方へ移動し、これに
より中間レバー13がピン18を支点として時計
方向に回動してコントロールラツク14が燃料減
方向(右方)に移動する。アジヤステイングレバ
ー15と一体的に回動するレバー16の端部には
コントロールレバー17が回動自在に連結されて
おり、コントロールレバー17の端部にはピン1
8にてスライダー19が取付けてある。そしてピ
ン18はプレート20の案内溝20aに摺動可能
に嵌合され、アジヤステイングレバー15を全負
荷側(反時計方向)へ回動することにより、ピン
18が案内溝20aに案内されて下方へ移動する
と共にスライダー19も長溝13a内を下方に移
動する。この際、ピン18およびスライダー19
が若干左方にも変位する為、中間レバー13と支
持レバー21とを連結するピン22を支点として
中間レバー13が反時計方向に回動しコントロー
ルラツク14が燃料増方向に移動する。尚、機関
始動後においてはフライウエイト11の作用によ
りスリーブ12が左方に移動することによりピン
22の位置が上方に移動する為、機関始動後にア
ジヤステイングレバー15をフル側に倒すとアー
ム23の先端がトルクカム24のカム面24aに
当接して燃料の過供給が防止される。上記アーム
23は本実施例にあつては中間レバー13の上端
に一体に形成されている。なおアーム23は中間
レバー13と別体に形成して該中間レバー13と
一体的に移動するように固着してもよい。
トルクカム24の一端はアジヤストスクリユ2
5の下端に回動自在に連結されており、アジヤス
トスクリユ25はスライダー26に形成した案内
孔26a内に摺動自在に挿通され、上端のねじ部
に螺合したダブルナツト27,27にて位置決め
されている。トルクカム24とスライダー26と
の間にはスプリング28が設けられ、トルクカム
24を下向きに押している。トルクカム24に上
向きの力が作用すると、スプリング28に抗して
アジヤストスクリユ25がスライダー26に対し
て上方へ突出し、トルクカム24の上方への移動
(コントロールラツク14の移動方向に垂直な方
向)を許す。トルクカム24の他端の長溝部24
bには他のアジヤストスクリユ29が摺動自在に
嵌合されており、このアジヤストスクリユ29の
下端に設けたストツパ29aによりトルクカム2
4を上下動自在に支承している。アジヤストスク
リユ29はスライダー26に形成したねじ孔26
aに螺合され、さらにスライダー26より突出さ
れたネジ部にはロツクナツト30が螺合され、ス
ライダー26に止められている。トルクカム24
とスライダー26との間にはスプリング31がア
ジヤストスクリユ29を軸として設けられトルク
カム24を保持している。スライダー26はシヤ
フト32に摺動自在に嵌合され、シヤフト32は
ガバナハウジング2に形成した孔2a,2aに挿
入されて両端を保持されている。ガバナハウジン
グ2とスライダー26の一端との間にはスプリン
グ33がシヤフト32を軸にして、設けられ、ス
ライダー26を一方向へ押しつけている。一方ス
ライダー26の他端は、ガバナハウジング2に形
成されたねじ孔2bに螺合されているアジヤスト
スクリユ34にてストツプされている。アジヤス
トスクリユ34の一端はハウジング2の外部に突
出され、ナツト35にてガバナハウジング2に止
められている。
この調速機のうち符号11〜22を付した部分
は公知の調速機と全く同一であり、アジヤステイ
ングレバー15を全負荷側に回動させるに伴なつ
てプレート20がプレート支点20bを中心に反
時計方向に回動して高速制御回転数が高くなり、
いわゆるオールスピード制御が行なわれる。とこ
ろでトルクカム24のカム面24aにアーム23
の先端が当接することによりコントロールラツク
14の位置が制御され、従つてトルクカム24の
位置を変える事によりエンジン全負荷時の特性を
変更し得ること、またアーム23がカム面24a
に沿つて上下動する事からカム面24aの形状に
より正逆アングライヒ特性を任意に設定出来るこ
とは周知の事であり、第2図に示す形状の場合第
3図a,bの実線のような全負荷噴射量特性が得
られる。そして本実施例の調速機ではカバー36
を外してハウジング2の外部からアジヤストスク
リユ25,29を同量移動させる事によりトルク
カム24を上下(コントロールラツク14の移動
方向に対して垂直方向)に平行移動させて、第3
図aに破線または一点鎖線で示すようにアイグラ
イヒ開始点等を調整することが出来る。つまりア
ングライヒ開始点等のトルクカムの変曲点の調整
時に、従来のようなガバナハウジング2の内部の
調整部材(第1図のアジヤストスクリユ23aや
ロツクナツト23c等)を調整することもなく、
また補正の為にコントロールラツク14の移動方
向と同方向にトルクカム24を動かして再調整す
ることもなく、調整作業を極めて容易に行なうこ
とができる。一方、アジヤストスクリユ34によ
りトルクカム24をコントロールラツク14の移
動方向と同方向に動かすと、第3図bに破線また
は一点鎖線で示すように調整できる。
また、機関始動前においてアジヤステイングレ
バー15を全負荷側に倒すと、中間レバー13を
介してアーム23の先端は想像線で示すように、
トルクカム24の下方に進入して始動前全負荷位
置にセツトされる。上記アジヤステイングレバー
15を全負荷側に倒したまま機関を始動させる
と、回転数の上昇にともなつてフライウエイト1
1の外方への移動によりコントロールスリーブ1
2が左方へ移動し、中間レバー13が時計方向へ
回動されるのでアーム23の先端はトルクカム2
4の下面に当接する。さらに回転数が上昇する
と、アーム23がトルクカム24を押し上げる。
この際トルクカム24は一方のアジヤストスクリ
ユ25がスライダー26の案内孔26aを摺動し
て上方に逃げ、またトルクカム24の長溝部24
bが他方のアジヤストスクリユ25に対して摺動
するから、上記アーム23により押し上げられる
とトルクカム24は上方へ変位することができ
る。機関が全負荷最高回転数に近づくと、中間レ
バー13のさらに時計方向への回動にもとづきア
ーム23の先端はトルクカム24の下面から離れ
図示実線の位置へ移動する。このようなアーム2
3の移動はコントロールラツク14を右方へ移動
せしめて燃料減方向に作動させることは前述の通
りである。またトルクカム24は、アーム23が
離れると同時にスプリング28の付勢力によつて
元の位置へ戻る。そして回転数が下降してくると
アーム23はトルクカム24のカム面24aに当
接し、前述した機関始動後の第3図aおよびbに
おける特性を生じる。よつて、アーム23がトル
クカム24の下方にセツトされていた状態からト
ルクカム24から離れるまでの間には、第4図の
直線Aで示した特性となる。
したがつて本実施例によると、トルクカム24
の位置調整は、アジヤストスクリユ25,29お
よび34によつて行うので、ガバナハウジング2
の外部から、一箇所で集中して調整作業が行える
ため、作業性がよい。また、アーム23の遊動機
構はトルクカム24側に構成したのでアーム23
を中間レバー13に一体もしくは一体的に形設す
ることができ、構造が簡素化するものである。
なお、上記実施例ではアジヤストスクリユ29
をスライダー26に螺合させたが、アジヤストス
クリユ25の場合と同様にスライダー26に摺動
自在に嵌合させてもよい。
以上詳述した通り本考案によれば、トルクカム
を、コントロールラツクの移動方向と同方向およ
び垂直方向へ調整可能としたので、トルクカムの
特性への適合調整が一箇所で集中して行えるので
調整作業が容易である。このため従来アームに取
付けていたアジヤストスクリユやロツクナツトが
不要となり、ガバナハウジング内に脱落しないた
め、調速機の破損を防止できる。さらに、適合調
整時にリンク機構には全く力が作用しないため各
リンクの曲り等を防止出来、性能低下を防止出来
る。そしてまた、トルクカムを上記スライダーに
対しコントロールラツクの移動方向と垂直方向へ
移動可能としたからアームが当接した場合にこの
トルクカムが逃げることになり、よつてアームを
中間レバーに対し一体もしくは一体的に固着する
ことができ、構造がきわめて簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す模式的な断面図、第2図
は本考案の一実施例を示す模式的な断面図、第3
図a,bおよび第4図は特性図である。 11…フライウエイト、12…コントロールス
リーブ、13…中間レバー、14…コントロール
ラツク、23…アーム、24…トルクカム、2
5,29…アジヤストスクリユ、26…スライダ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フライウエイトの推力により移動されるコント
    ロールスリーブの動きを、揺動可能な中間レバー
    を介して燃料の増減を制御するコントロールラツ
    クに伝え、このコントロールラツクが燃料増量側
    に移動される方向への上記中間レバーの回動を規
    制するためのトルクカムを、上記中間レバーに設
    けたアームに対向して設置し、少なくとも全負荷
    時にはエンジン回転数の変化にともなつて上記ア
    ームを前記トルクカムのカム面に沿わせて前記コ
    ントロールラツクの位置を制御するようにした遠
    心力式調速機において、上記トルクカムを、前記
    コントロールラツクの移動方向と同方向およびコ
    ントロールラツクの移動方向に対して垂直方向に
    位置調整することができるようにスライダーに取
    り付け、このスライダーに対して上記トルクカム
    をコントロールラツクの移動方向に対して垂直方
    向に移動可能に取り付け、かつ前記アームは中間
    レバーの一端に一体もしくは一体的に設け、エン
    ジンの始動前全負荷位置では該アームがトルクカ
    ムの下方で揺動可能であり、かつ始動回転数以上
    の回転数では該アームがトルクカムの下面に当る
    ように設定したことを特徴とする内燃機関用遠心
    力式調速機。
JP19689181U 1981-12-24 1981-12-24 内燃機関用遠心力式調速機 Granted JPS5898441U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19689181U JPS5898441U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 内燃機関用遠心力式調速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19689181U JPS5898441U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 内燃機関用遠心力式調速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5898441U JPS5898441U (ja) 1983-07-04
JPS6233086Y2 true JPS6233086Y2 (ja) 1987-08-24

Family

ID=30110118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19689181U Granted JPS5898441U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 内燃機関用遠心力式調速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5898441U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5898441U (ja) 1983-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3946715A (en) Centrifugal rpm governor for fuel injected internal combustion engines
US3847127A (en) Centrifugal rpm governor for fuel injected internal combustion engines
JPS6233086Y2 (ja)
US4112897A (en) Rotational speed governor for an injection pump in air-compressing injection internal combustion engines
JPS6016748Y2 (ja) 内燃機関用遠心力調速機の始動過給装置
JPS595157Y2 (ja) デイ−ゼル機関用遠心力調速機
JPS5943931A (ja) 内燃機関用調速装置
US4121555A (en) Transmission linkage
JPH0577858B2 (ja)
US4100890A (en) Mechanical governor for internal combustion engine
JPS6228655Y2 (ja)
JP2507070Y2 (ja) デイ−ゼル機関用燃料噴射装置のガバナ
KR900009307Y1 (ko) 디젤 엔진용 원심력 조속기의 앵글라이히 장치
US3370579A (en) Control apparatus for fuel-injection type internal combustion engine
JP2672296B2 (ja) 燃料噴射ポンプの回転数調整器
JPS6032018B2 (ja) デイ−ゼル機関用遠心力調速機
JPS6332348Y2 (ja)
KR900010224Y1 (ko) 디젤엔진용 연료분사펌프의 원심조속기
JPH065045B2 (ja) デイーゼルエンジンの燃料制御装置
JPH08128335A (ja) 燃料噴射ポンプのガバナ
JPS593165Y2 (ja) 内燃機関用遠心力調速機
JP2857940B2 (ja) 内燃機関用遠心力式ガバナ
JPS6021474Y2 (ja) 内燃機関用遠心力調速機
JPS5941308Y2 (ja) 内燃機関用調速機
JPH048262Y2 (ja)