JPS59184612A - 強化ポリエステル成形品の製造方法 - Google Patents
強化ポリエステル成形品の製造方法Info
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- JPS59184612A JPS59184612A JP58057850A JP5785083A JPS59184612A JP S59184612 A JPS59184612 A JP S59184612A JP 58057850 A JP58057850 A JP 58057850A JP 5785083 A JP5785083 A JP 5785083A JP S59184612 A JPS59184612 A JP S59184612A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyester
- molded article
- molding
- heat resistance
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B17/00—Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は表面光沢に代表される外観、剛性、面」熱性お
よび成形性にすぐれた強化ポリエステル樹脂成形品を経
済的に製造する方法に関するものである。
よび成形性にすぐれた強化ポリエステル樹脂成形品を経
済的に製造する方法に関するものである。
ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンテレフタレ
ートに代表される熱可塑性ポリエステルは、種々のすぐ
れた特性を有しており、従来から広い分野で使用されて
いるが、なかでも特に高剛性や耐熱性が要求でれる分野
においては、ガラス繊維などの繊維状強化剤−やガラス
ピーズなどの粒状強化剤を配合してポリエステルを改質
する手段がもっばら用いられている。しかしながら一般
に強化剤の添加1を増やせば確かにポリマの剛性や耐熱
性を向上させることができるものの、表面光沢などの成
形品外観が低下することが知られており、通常の強化ポ
リエステル成形品においても成形品外観が著しく劣るば
かりか、剛性や耐熱性向上効果がいまだに十分でないと
いう問題がある。
ートに代表される熱可塑性ポリエステルは、種々のすぐ
れた特性を有しており、従来から広い分野で使用されて
いるが、なかでも特に高剛性や耐熱性が要求でれる分野
においては、ガラス繊維などの繊維状強化剤−やガラス
ピーズなどの粒状強化剤を配合してポリエステルを改質
する手段がもっばら用いられている。しかしながら一般
に強化剤の添加1を増やせば確かにポリマの剛性や耐熱
性を向上させることができるものの、表面光沢などの成
形品外観が低下することが知られており、通常の強化ポ
リエステル成形品においても成形品外観が著しく劣るば
かりか、剛性や耐熱性向上効果がいまだに十分でないと
いう問題がある。
そこで本発明者らは外観がすぐれ、剛性および耐熱性が
望ましく改良された強化ポリニスデル成形品の取得を目
的として鋭意検問した結果、成形に供する熱可塑性ペレ
ッi・とじて一般のポリエステルフィルム製造工程から
副ヰされるフィルム廃棄物を加工した安価なペレットを
用いることにより、通常のポリエステルチップまだはペ
レットを用いる場合に比し、外観、成形性、剛性および
耐熱性のすぐれた強化ポリエステル成形品が経済的に製
造できることを見出し本発明に到達した。
望ましく改良された強化ポリニスデル成形品の取得を目
的として鋭意検問した結果、成形に供する熱可塑性ペレ
ッi・とじて一般のポリエステルフィルム製造工程から
副ヰされるフィルム廃棄物を加工した安価なペレットを
用いることにより、通常のポリエステルチップまだはペ
レットを用いる場合に比し、外観、成形性、剛性および
耐熱性のすぐれた強化ポリエステル成形品が経済的に製
造できることを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は熱可塑性ポリエステル1o。
屯計部に対し、繊維状および/まだは粒状の強化剤5〜
150重量部を混合し、これを溶融成形するに際し、熱
可塑性ポリエステルとしてフィルム廃棄物の細片を機械
的に噛み合せてなる層状ペレットおよび/またはフィル
ム廃棄物ヲ丙溶融押出してなるペレソ“トを用いること
を特徴とする強化ポリエステル成形品の製造方法を提供
するものである。
150重量部を混合し、これを溶融成形するに際し、熱
可塑性ポリエステルとしてフィルム廃棄物の細片を機械
的に噛み合せてなる層状ペレットおよび/またはフィル
ム廃棄物ヲ丙溶融押出してなるペレソ“トを用いること
を特徴とする強化ポリエステル成形品の製造方法を提供
するものである。
本発明でいう熱可塑性ポリエステルとしてはポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンチレフタレ−1・、ホ
リエチレンーα、β−ビス(フェノキシ)エタン−4,
4′−ジカルボキ/レートなどが挙げI:、 、l’l
るが、これらの熱r+J塑性ボIJ エステルはアセラ
イン酸、セバシン酸、アジピン酸、ドデカンジカルボン
酸などの脂肪族ジカルボン酸、イソフタル酸、オルトフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸、4.4’−ジフェニ
ルジカルボン酸ジフェニルエタン−4、4’−ジカルボ
ン酸などの芳香族ジカルボン酸お上び/クロヘキサンジ
カルボン酸などの脂環式ジカルボン酸などの他のジカル
ボン酸成分およびフロピレンクリコール、ネオペンヂル
クIJ :ff−ル、1 、5−ベンタンジオール、1
,6−ヘキザンジオール、テカメチレングリコール、ン
クロヘキザンジメタノール、シクロヘキザンジオールな
どの脂肪族グリコールおよびポリエチレングリコール、
ポリ−1,3−プロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコールなどの長鎖グリコールなどの他のジオー
ル成分の少なくとも1種を少割合共重合されたものであ
ってもよい。
ンテレフタレート、ポリブチレンチレフタレ−1・、ホ
リエチレンーα、β−ビス(フェノキシ)エタン−4,
4′−ジカルボキ/レートなどが挙げI:、 、l’l
るが、これらの熱r+J塑性ボIJ エステルはアセラ
イン酸、セバシン酸、アジピン酸、ドデカンジカルボン
酸などの脂肪族ジカルボン酸、イソフタル酸、オルトフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸、4.4’−ジフェニ
ルジカルボン酸ジフェニルエタン−4、4’−ジカルボ
ン酸などの芳香族ジカルボン酸お上び/クロヘキサンジ
カルボン酸などの脂環式ジカルボン酸などの他のジカル
ボン酸成分およびフロピレンクリコール、ネオペンヂル
クIJ :ff−ル、1 、5−ベンタンジオール、1
,6−ヘキザンジオール、テカメチレングリコール、ン
クロヘキザンジメタノール、シクロヘキザンジオールな
どの脂肪族グリコールおよびポリエチレングリコール、
ポリ−1,3−プロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコールなどの長鎖グリコールなどの他のジオー
ル成分の少なくとも1種を少割合共重合されたものであ
ってもよい。
本発明で用いるフィルム廃棄物とは上記熱可塑性ポリエ
ステルからフィルムを製造する際に大計に副生される例
えば製膜スタート時の膜厚不揃い廃棄物、延伸フィルム
エツジ部などの切断廃棄物および不合格フィルムなどの
通常廃棄ないしは低級フィルム用に再生きれていた副生
物であり、本発明ではこれら産業廃棄物を有効に再利用
することを特徴としている。本発明においては上記フィ
ルム廃棄物を細断し、これを接着剤を用いずに機械的に
噛み合せて層状ペレットにする(例えば特開昭51−1
39855号参昭)かまだは再溶融混練押出してチップ
ないしはペレット化し、これら再生ペレットを出発原料
として、強化ポリエステル成形品を製造する。なお」二
記層状ペレットはこれをさらに溶融混練丙ペレタイズし
ても゛よく、まだこれら再生ペレットはさらにこれを同
相重合して成形に供することもできる。
ステルからフィルムを製造する際に大計に副生される例
えば製膜スタート時の膜厚不揃い廃棄物、延伸フィルム
エツジ部などの切断廃棄物および不合格フィルムなどの
通常廃棄ないしは低級フィルム用に再生きれていた副生
物であり、本発明ではこれら産業廃棄物を有効に再利用
することを特徴としている。本発明においては上記フィ
ルム廃棄物を細断し、これを接着剤を用いずに機械的に
噛み合せて層状ペレットにする(例えば特開昭51−1
39855号参昭)かまだは再溶融混練押出してチップ
ないしはペレット化し、これら再生ペレットを出発原料
として、強化ポリエステル成形品を製造する。なお」二
記層状ペレットはこれをさらに溶融混練丙ペレタイズし
ても゛よく、まだこれら再生ペレットはさらにこれを同
相重合して成形に供することもできる。
本発明で用いる強化剤とは繊維状、粒状ないしは両者の
混合物である。繊維状の強化剤とし−Cはガラス繊維、
シラスガラス繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、セ
ラミック繊維、アスヘスト紙&(I、石こう繊維、金属
繊維(例えばステンレス繊MFなど)などの無機質繊維
および炭素繊維などが挙げられる。また粒状の強化剤と
し5てはワラステナイト、セリサイト、カオリ/、マイ
カ、クレー、ベントナイト、アスベスト、タルク、アル
ミナシリケートなどのケイ酸塩、アルミナ、酸化ケイ素
、酸化マグネンウム、酸化ジルコニウム、酸化チタンな
どの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネンウム、
ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ムなどの硫酸塩、ガラスピーズ、塩化ホウ素、炭化ケイ
素、サロヤンなどが挙げられ、これらは中空であっても
よい(例えば、中空ガラス繊維、ガラスマイクロバルー
ン、シラスバルーン、カーボンバルーンなど)。上記の
強化剤は必要々らばノラン系およびチタン系などのカン
プリング剤で予備処理して使用してもよい。
混合物である。繊維状の強化剤とし−Cはガラス繊維、
シラスガラス繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、セ
ラミック繊維、アスヘスト紙&(I、石こう繊維、金属
繊維(例えばステンレス繊MFなど)などの無機質繊維
および炭素繊維などが挙げられる。また粒状の強化剤と
し5てはワラステナイト、セリサイト、カオリ/、マイ
カ、クレー、ベントナイト、アスベスト、タルク、アル
ミナシリケートなどのケイ酸塩、アルミナ、酸化ケイ素
、酸化マグネンウム、酸化ジルコニウム、酸化チタンな
どの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネンウム、
ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ムなどの硫酸塩、ガラスピーズ、塩化ホウ素、炭化ケイ
素、サロヤンなどが挙げられ、これらは中空であっても
よい(例えば、中空ガラス繊維、ガラスマイクロバルー
ン、シラスバルーン、カーボンバルーンなど)。上記の
強化剤は必要々らばノラン系およびチタン系などのカン
プリング剤で予備処理して使用してもよい。
これらの強化剤の配合量は熱射ヴν】性ポリエステル(
再生ベンツ))100重量部に対し15〜150重量部
、好ましくは10〜130重量部である。配合量が5重
量部以下では十分な機械的強度が得られず、150重敗
部以上では表面光沢を損なう傾向が著しくなるため好ま
しくないO なお再生ペレットの構成成分がポリエチレンテレフタレ
ート単独である場合にはタルク、マイカ、ステアリン酸
ノくリウム、ステアリン酸すトリウムなどの結晶化促進
剤を添加するのが好オしい。
再生ベンツ))100重量部に対し15〜150重量部
、好ましくは10〜130重量部である。配合量が5重
量部以下では十分な機械的強度が得られず、150重敗
部以上では表面光沢を損なう傾向が著しくなるため好ま
しくないO なお再生ペレットの構成成分がポリエチレンテレフタレ
ート単独である場合にはタルク、マイカ、ステアリン酸
ノくリウム、ステアリン酸すトリウムなどの結晶化促進
剤を添加するのが好オしい。
゛まだ本発明において機械的性質(とりわけアイゾツト
衝撃値)、耐熱性、成形品外観、などを更に向」ニさせ
る目的で、成形時にα−オレフィンとa、β−不飽和酸
のグリ/ジルエステルからなるオレフィン系共重合体を
添加することができる。ここでいうオレフィン系共重合
体におけるa−オレフィンとはエチレン、プロピレン、
ブテン−1などであるが、エチレンが好ましく使用され
る。壕だα、β−不飽和酸のグリ/ジルエステルトハ、
一般式 (式中、Rは水素原子またけ低級アルキル基である。) で示される化合物であり、具体的にはアクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジ
ルなどであり、メタクリル酸グリシジルが好ましく使用
される。α、β−不飽和酸のグリシジルエステルの共重
合量は1〜50重量%の範囲が適当である。これらオレ
フィン系共重合体の配合用は、熱射LjQJ性ポリエス
テル100重量部に対して0.5〜50重量部、とくに
5〜50屯量部が適当である。
衝撃値)、耐熱性、成形品外観、などを更に向」ニさせ
る目的で、成形時にα−オレフィンとa、β−不飽和酸
のグリ/ジルエステルからなるオレフィン系共重合体を
添加することができる。ここでいうオレフィン系共重合
体におけるa−オレフィンとはエチレン、プロピレン、
ブテン−1などであるが、エチレンが好ましく使用され
る。壕だα、β−不飽和酸のグリ/ジルエステルトハ、
一般式 (式中、Rは水素原子またけ低級アルキル基である。) で示される化合物であり、具体的にはアクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジ
ルなどであり、メタクリル酸グリシジルが好ましく使用
される。α、β−不飽和酸のグリシジルエステルの共重
合量は1〜50重量%の範囲が適当である。これらオレ
フィン系共重合体の配合用は、熱射LjQJ性ポリエス
テル100重量部に対して0.5〜50重量部、とくに
5〜50屯量部が適当である。
さらには得られる強化ポリエステル成形品の耐熱性を一
層向−ヒさせる目的でポリフェニレンスルフィドまたは
それからなるフィルム廃棄物に対し5〜100重量部、
とくに10〜80重量部が好ましい。なお上記オレフィ
ン系共重合体およびポリフェニレンスルフィドもまたそ
れらからなるフィルム廃棄物から得だ再生ペレットの形
で用い得る。
層向−ヒさせる目的でポリフェニレンスルフィドまたは
それからなるフィルム廃棄物に対し5〜100重量部、
とくに10〜80重量部が好ましい。なお上記オレフィ
ン系共重合体およびポリフェニレンスルフィドもまたそ
れらからなるフィルム廃棄物から得だ再生ペレットの形
で用い得る。
本発明の方法により強化ポリエステル成形品を製造する
際にはざらに本発明の目的を損なわない範囲で、酸化防
止剤及び熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤および離型剤、
染料、顔料、難燃剤、難燃助剤、帯電防止剤および結晶
化促進剤などの通常の添加剤を1種以上添加することが
できる。また少量の他の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂お
よび軟質熱可塑性樹脂などの少なくとも1種を添加する
こともできる。
際にはざらに本発明の目的を損なわない範囲で、酸化防
止剤及び熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤および離型剤、
染料、顔料、難燃剤、難燃助剤、帯電防止剤および結晶
化促進剤などの通常の添加剤を1種以上添加することが
できる。また少量の他の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂お
よび軟質熱可塑性樹脂などの少なくとも1種を添加する
こともできる。
かくして本発明の方法により得られる強化ポリエステル
成形品は通常の熱可塑性ポリエステルチップまだはペレ
ットを用いて得られる強化ポリエステル成形品よりも驚
くべきことに剛性および耐熱性が優れているのみならず
、結晶化速度が速く成形性および成形品外観がともに極
めて良好である。この効果が発現する理由は明確ではな
いが、フィルム製造時および再生ペレットを製造する際
に原石たる熱可塑ポリエステルの一部が高結晶化し、こ
の高結晶化物が溶融成形時に結晶核′剤として作用する
ためであると考えられる。しかも本発明によれば主原料
たるフィルム廃棄物が極めて安価であることから、経済
的に強化ポリエステル成形品を製造することができ、こ
の点からも本発明の意義は極めて大きい。
成形品は通常の熱可塑性ポリエステルチップまだはペレ
ットを用いて得られる強化ポリエステル成形品よりも驚
くべきことに剛性および耐熱性が優れているのみならず
、結晶化速度が速く成形性および成形品外観がともに極
めて良好である。この効果が発現する理由は明確ではな
いが、フィルム製造時および再生ペレットを製造する際
に原石たる熱可塑ポリエステルの一部が高結晶化し、こ
の高結晶化物が溶融成形時に結晶核′剤として作用する
ためであると考えられる。しかも本発明によれば主原料
たるフィルム廃棄物が極めて安価であることから、経済
的に強化ポリエステル成形品を製造することができ、こ
の点からも本発明の意義は極めて大きい。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお
−実施例中の部数は重歌部を示す。
−実施例中の部数は重歌部を示す。
実施例1
ポリエチレンテレフタレートの2軸延伸フィルム製造時
に副生されたフィルム廃棄物(主としてエッヂ部)を1
0順のスクリーンを取付けた切断機によって切断して得
た細片を混練機に供給し、層状ペレット化した。この層
状ペレットは固有粘度0.58であり、きらに固有粘度
066まで固相重合せしめた。
に副生されたフィルム廃棄物(主としてエッヂ部)を1
0順のスクリーンを取付けた切断機によって切断して得
た細片を混練機に供給し、層状ペレット化した。この層
状ペレットは固有粘度0.58であり、きらに固有粘度
066まで固相重合せしめた。
このようにして得た再生ペレット100部にガラス繊維
45部、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体
45部およびステアリン酸バリウム15部を添加し■−
ブレンダーで混合した後、これを65間径の押出機に供
して溶融−混合し、吐出ストランドを水冷切断してベレ
ントとしだ。
45部、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体
45部およびステアリン酸バリウム15部を添加し■−
ブレンダーで混合した後、これを65間径の押出機に供
して溶融−混合し、吐出ストランドを水冷切断してベレ
ントとしだ。
上記f7)ペレットを28 ()−29[1℃に設定し
た5オンスのスクリューインライン型射出成形機に供し
金型6m度120℃の条件でダンベル試験片おまひ熱変
形温度測定用試験片を成形した。
た5オンスのスクリューインライン型射出成形機に供し
金型6m度120℃の条件でダンベル試験片おまひ熱変
形温度測定用試験片を成形した。
その際、満足な成形品(試験片)を得る為の最小成形時
間(射出、保圧時間と冷却時間の合計)およびその試験
片の物性を」1]定した結果を第1表に示す−8 なお、第1表中の物性評価は次の規格に準じて行なった
。
間(射出、保圧時間と冷却時間の合計)およびその試験
片の物性を」1]定した結果を第1表に示す−8 なお、第1表中の物性評価は次の規格に準じて行なった
。
曲げ物性: ASTM D−790
熱変形篇度: ASTM D−648成形品外観:
肉眼観察 なお、比較の為、フィルム廃棄物の代りに重合後の吐出
ポリマたるポリエチレンテレフタレー!・ペレット(固
有粘度0.66 )を用いて上記と同じ条件で成形品を
製造し、その物性測定結果を第1表に併せて示す。
肉眼観察 なお、比較の為、フィルム廃棄物の代りに重合後の吐出
ポリマたるポリエチレンテレフタレー!・ペレット(固
有粘度0.66 )を用いて上記と同じ条件で成形品を
製造し、その物性測定結果を第1表に併せて示す。
第1表から明らかなように、本発明のフィルム廃棄物を
用いた強化ポリエステル成形品は機械物性、耐熱性、成
形品外観、成形性の全ての点で比較例よりも優れている
。
用いた強化ポリエステル成形品は機械物性、耐熱性、成
形品外観、成形性の全ての点で比較例よりも優れている
。
第 1 表
実施例2
ポリエチレン−α、β−ビス(フェノキシ)エタン−4
,4′−ジカルボキ/レート1佃1延伸フィルム製造時
に副生じたフィルム廃棄物(主としてエッヂ部)を細断
し、これを押出機で丙溶融混棟ペレタイズし、烙らに得
られたペレットを固有粘度0.94で固相乗合せしめた
。次にこのようにして得た再生ペレットを用いて実施例
1と同じようにガラス繊維、エチレン−グリ/ンルメク
クリレ−1・共重合体およびステアリン酸バリウムを添
加し押出機に供した後、成形したところ第2表の物性を
有する成形品を得だ。
,4′−ジカルボキ/レート1佃1延伸フィルム製造時
に副生じたフィルム廃棄物(主としてエッヂ部)を細断
し、これを押出機で丙溶融混棟ペレタイズし、烙らに得
られたペレットを固有粘度0.94で固相乗合せしめた
。次にこのようにして得た再生ペレットを用いて実施例
1と同じようにガラス繊維、エチレン−グリ/ンルメク
クリレ−1・共重合体およびステアリン酸バリウムを添
加し押出機に供した後、成形したところ第2表の物性を
有する成形品を得だ。
なお比較例として重合後の吐出ポリマだるポリエヂレ/
α、β−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−ジカル
ボキシレート(固有粘度:0.9)ペレットを用いて上
記と同様に成形品を製造し、その物性を測定した結果を
第2表に併せて示す。
α、β−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−ジカル
ボキシレート(固有粘度:0.9)ペレットを用いて上
記と同様に成形品を製造し、その物性を測定した結果を
第2表に併せて示す。
第2表の結果からは本発明のフィルム廃棄物を用いτこ
強化ポリエステル成形品が全ての点で比較例よりも優れ
ていることが明らかである。
強化ポリエステル成形品が全ての点で比較例よりも優れ
ていることが明らかである。
第 2 表
Claims (1)
- 熱可つllJ性ポリエステル100重量部に対し繊維状
および/まだは粒状の強化剤5〜150重…:部重湯:
し、これを溶融成形するに際し、熱可塑性ポリエステル
としてフィルム廃棄物の細片を機械的に噛み合せてなる
層状ペレットおよび/またはフィルム廃棄物を再溶融押
出してなるペレットを用いることを特徴とする強化ポリ
エステルチップの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58057850A JPS59184612A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 強化ポリエステル成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58057850A JPS59184612A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 強化ポリエステル成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59184612A true JPS59184612A (ja) | 1984-10-20 |
JPH0124051B2 JPH0124051B2 (ja) | 1989-05-10 |
Family
ID=13067453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58057850A Granted JPS59184612A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 強化ポリエステル成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59184612A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6257565A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-13 | テルモ株式会社 | 医療用穿刺針 |
JPH0665275U (ja) * | 1992-10-12 | 1994-09-13 | よし恵 島田 | 食器用品 |
EP0899072A1 (en) * | 1997-08-28 | 1999-03-03 | Jae Ho Lee | Method for producing plastic forms from waste synthetic resin |
WO2002070221A1 (fr) * | 2001-03-02 | 2002-09-12 | Kwang Sun Cho | Procede de recyclage des dechets de resine synthetique |
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JPS5229877A (en) * | 1975-08-30 | 1977-03-07 | Shiyouki Chiyou | Process for regenerating scraps and waste of polyethylene terephthalate |
-
1983
- 1983-04-04 JP JP58057850A patent/JPS59184612A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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