JPS59183794A

JPS59183794A - 洗濯機

Info

Publication number: JPS59183794A
Application number: JP5947483A
Authority: JP
Inventors: 粟津　光明
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1983-04-04
Filing date: 1983-04-04
Publication date: 1984-10-18
Also published as: JPH049556B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は洗濯槽の内底部に配した攪拌翼を配した洗濯機
に関するものである。

従来例の構成とその問題点従来より、洗濯槽の底部に攪拌翼を設け、この回転によ
って渦巻攪拌水流を生じさせて洗濯するいわゆる渦巻式
洗濯機が実用化されている。

この種洗濯機においては、第１図に示すように攪拌翼ａ
は洗濯槽すの底面Ｃから洗濯槽す内に突出した形でとり
つけられている。そのため、：豐拌翼ａが直接衣類に当
たる部分は非常に洗浄力が大きく、一方、攪拌翼ａから
離れた衣類の部分は洗浄力が弱くなるものである。その
結果、洗いむらが大きくなるとともに、直接攪拌翼ａに
当たる衣類の部分のいだみが大きくなるものである。

また、洗濯槽すの形状として、その底面Ｃは、攪拌翼ａ
の基盤面ｄの延長上に水平面を有し、その水平面からコ
ーナーｅを経てはソ直立する側壁ｆへとつながる形状と
なっている。そして従来のこの種のものの常として洗濯
槽すの内径ｄ２に対して攪拌翼ａの外径ｄ１は、約捧程
度もしくはそれ以下にとり、また回転数は毎分３００回
転前後に設定しており、したがって、比較的径の小さい
攪拌３、−二・翼を高速回転させるものである。その結果、洗濯槽すの
中心部に小さくて、流れの強いうずｇが発生し、まだ、
水流は矢印で示すように、攪拌翼ａから放射方向に出だ
水流はコーナ一部ｅで側壁ｆに当って急激な方向転換を
して側壁ｆに治って上昇し、前記うずｇに向って流れる
。

すなわち、小さくて流れの強いうすと急激に方向転換す
る水流とが特徴で、大きな水流にのせて衣類をやさしく
洗うというものではなく、攪拌翼ａに直接光たる衣類の
部分をひっかけて回し、その部分ないしはその部分に近
い部分を成る程度よじって全体の衣類、とくに洗濯槽す
上方にある衣類に攪拌力を与える形となっている。

このため、衣類のよじれが大きく、前述の洗いむらの大
きいこと、いたみの大きいことが欠点となっている。

また、上述したものとは別に洗濯槽の底部から非突出状
態に攪拌翼が収納され、外周部から中央部に向うに従っ
て次第に深さを増すような凹状の基板と、この基板の上
面に中央部分が最も多く隆特開昭５９−１８３７９４　
（２）起し、外周部分に向うに従って次第に隆起度合が減少し
、その頂部が洗濯槽内底部と連続状をなすように設けら
れだ翼突条とからなる脱水兼用洗濯機の攪拌翼が提案さ
れている。この攪拌翼を設けた洗濯機は、洗濯物が片寄
らず、脱水時の振動を軽減する効果を招来することが予
測できる。

一方、攪拌翼から発生した水流が洗濯槽内で連続状のス
ムースな水流となることが洗濯物を水流にのせて洗い、
そして洗濯物をいだめないことの基本である。そのため
には攪拌翼中心部から基板、そして洗濯槽内底部にかけ
てスムースな連続状をなすことが重要であるにか＼わら
ず、この提案のものはそのようになっていないだめ、洗
浄性能と洗濯物のいたみに不安が残っているものである
。

発明の目的本発明は前記従来の問題に留意し、衣類のいたみやよじ
れを少なくシ、シかも洗浄効果の優れた攪拌翼と洗濯槽
をもつ洗濯機を提供するものである。

発明の構成５／　−コ・上記目的を達成するだめに、本発明は中央部が球面状に
盛りあがり、この球面部から外方に下降して基面底部を
なし、さらに、その基面底部から外周へ向かい曲面で上
昇する基盤と、この基盤の上面に一体的に形成された複
数個の山とよりなる懺拌翼を洗濯槽内底部に装置し、洗
濯槽の底部にはコーナ一部と前記コーナ一部に複数個の
突起を設け、この突起の頂部は前記攪拌翼の曲面の延長
上に連続的につながる曲面をもたせる構成としたもので
ある。

実施例の説明以下添付図面にもとづいて本発明の一実施例を説明する
。

第２図は全自動洗濯機の全体構成を示しており１は本体
外板、２は多数のｌＩＬ水孔３を穿設した洗濯槽兼脱水
槽（以下洗濯槽という）、４は洗濯槽２の内底部に回転
自在に装設した攪拌翼、５は水受槽である。６はモータ
ーで、この回転力はブーリア、ベルト８．プーリ９を経
、さらに減速駆動機構部１０によって減速されて前記攪
拌翼４に伝えられる。

以上が全体構成の概要であるが、次に攪拌翼４と洗濯槽
２の具体構成について第３図以降（１部第２図）参照し
て説明する。

攪拌翼４はその上面中央部が球面状にもり上がった半球
部１１になっており、外周部に向って基面１２が下降し
、成る距離下降して基面底部１３となり、中心部１４と
外周部１５のはソウ間点近傍から外方に向ってゆるやか
に上昇する曲面１６をもたせた基盤１７と、この基盤１
７の上に一体的に形成された複数個の山１８とよりなり
、山１８は中心部１４と外周部１６の間に高低の変化を
もだせ、その頂部１９は第４図にみるように中間点近傍
２ｏから外方ははソ水平で、まだ中間点近傍２Ｑから中
心に向う部分２１は低くする。

そして、との山１８の断面形状は、第３図のＣ〜Ｊに対
応した第５図のＣ−Ｊにみられるような形とし、頂部１
９と基盤１７の間は適当な曲面２２でつながり、頂部１
９の基盤１７に対する高さは（Ｆ）部が最も高く、基盤
１７に接する部分２３での７　。

山１８の広さは（Ｅ）部が最も広い。こ＼で山１８゜頂
部１９の高さや山１８の基盤に接する部分２３の広さは
攪拌翼４の径や回転数により変化させられる。寸だ、撹
拌翼４の外径ｄ１は、洗濯槽２の内径をｄ２とすると、
はソ０．７〜０．９程度にし、第２図に示しだように洗
濯槽２底部に装設する。

次に、洗濯槽２の形状について説明する。

本発明は、前述の攪拌翼４に加えて、洗濯槽２の特に底
部形状に特徴を有するものである。との詳細を示すのが
第７図、第８図であり、第７図は本発明の要部平面図、
第８図は第７図のＡ−Ｂ線断面矢印図である。

洗濯槽２の底部域は適当曲面で構成されるコーナ一部２
４と前記コーナ一部２４に複数個所設けられた突起２５
と」：りなる。この突起２５は円周方向の水流を弱め、
特に洗濯物が少ない時適切々洗濯を行うだめに有効であ
るが、この突起２５の頂部２６は攪拌翼４０曲面１６を
延長した形で曲面２７とするものである。

すなわち、この頂部２６の曲面２７は１豊拌翼４の基面
底部１３から外方に向って上昇する曲面１６の延長上に
スムースにつながる曲面とし、この曲面２６は上昇して
洗濯槽２の側壁２９に接するものである。

そして、コーナ一部２４は、前記頂部２６に対しては、
凹んだ形で構成され、この部分は一種の水流のよどみと
なり、洗浄効果に良好な結果をもたらすものである。

なお、頂部２６の曲面２７を単一な曲率半径とせず、２
次曲面をもだせて点線２８で示すようにしてもよい。か
くして、攪拌翼４の中央部の半球部１１から下降して、
基面底部１３となり、前記基面底部１３から外方に上昇
する曲面１６．さらに洗濯槽２の底部域の突起２５の頂
部２６の曲面２７が連続的につながって、洗濯槽２の側
壁２９に至るものである。

このよう々構成において、その動作を説明する。

攪拌翼４を右回転一体止−左回転・・・・・・と反転さ
せ、その回転数は毎分約２００回転前後ないしはそれ以
下にして、比較的低速回転させる。

９、１、こ＼で、洗濯衣類に与える洗浄作用について考えると、
攪拌翼４の回転により生じる水流の効果と、撹拌翼４の
山１８が直接衣類を動かす効果の二つに大別される。

」二層攪拌翼４の回転によって発生する水流は、第４図
、第６図および第８図中の矢印に示すとおりであって、
中心部１４から入ってきた水は半球部１１に沿って下降
して基面底部１３に至り、そこから曲面１６に沼って外
方に広がりながら上昇して、洗濯槽２底部域のコーナー
２４に至り、そして、これに沿って上昇する大きくて、
スムースな円弧水流となる。

こ＼で、水流はコーナー２４にほぼ沿って流れる水流と
、突起２５頂部２６に治って流れる水流とに分かれる。

量的にはコーナー２４に沿って流れる水流が多いが、衣
類は突起２５の頂部２６に沿って上昇する傾向が強く、
コーナー２４のすみまで入り込むことは少ない。

すなわち、攪拌翼４の中心部１４から、外周部１５へ、
さらに、洗濯槽２底部域から上方へと水１０７−２、流がスムースに方向転換される。このとき、洗濯槽２の
底部から側壁２９にかけて、撹拌翼４の発生する広がり
水流を基本的にはうまく受けついで上昇水流に転換する
が、コーナ一部２４では局部的に単一連続水流とはなら
ず乱流を伴った複雑水流となるのである。

かくして、洗濯槽２内の全体の水流として、大きな連続
水流となり、従来実用化されていたものが、第１図にみ
られるような小さくて強い渇水流ｇと、攪拌翼ａから外
方に向かいコーナ部ｅで衝突的に急激に方向転換され、
側壁ｆに沿って上昇する水流、すなわち非連続的な水流
となるものとは大きな異なりを生ずる。

まだ、上記実用化されているものとは別に提案されてい
るものは、攪拌翼の翼突条の頂部が洗濯槽内底面と連続
状を外しているものであって、翼基板と洗濯槽内底面と
は連続状をなしていない。

水流は攪拌翼基板に沿って外方に拡がるものであるから
、翼基板と洗濯槽内底面とが連続状になっていなければ
、洗濯槽内の全体水流としては、１１７１、スムースな連続的水流とはならず、との点において異な
るものである。

次に、攪拌翼４の山１８が直接衣類を動かす効果につい
て述べる。基盤１７の中央は半球部１１とし山を形成し
ていないので、この部分での衣類のひっかかりを生じず
、また山１９の頂部１９ば、中心部１４と外周部１５の
中間点近傍から内方に寄ったところは低クシ、壕だ、上
記中間点近傍２０は山１９の高さは高くても幅を広くと
り、さらに、中間点近傍２０から外方は頂部１９をはＹ
水平にしているので、ここでも衣類をひっかけて回すこ
とが少ない。

上記した形状効果をもつ攪拌翼４と、底部形状とを組み
合わせ、攪拌翼４の外径ｄ１を洗濯槽２の内径ｄ２に対
してはソ７０〜９０％と犬きくとり、かつ、その回転数
を約２００回転／分前後ないしはそれ以下にとるととに
より、洗濯槽２内に広くゆっくりした、しかも連続した
スムースな水流をおこし、洗濯衣類をゆっくりと動かす
効果を生む。

本来、渦巻式洗濯機において、洗濯衣類を動か特開口Ｈ
５９−１８３７９４（４）す作用は衣類を水流に乗せて動かす要素と、衣類を直接
攪拌翼４の山１９にひっかけて回す要素の犬別二要素に
よって成り立ち、これが洗浄効果を生むのである。

そこで、この二要素のもたらす作用効果について述べる
と、水流に乗ぜて動かす要素が強ければ衣類はいたまず
、またよじれや、からみが少なくなるが洗浄力は若干弱
いものとなる。

一方、衣類を直接隔拌翼４の山１９でひっかけて回す要
素が強ければ、洗浄効果は強いが、洗浄むらや、衣類の
いだみが大きくなり、まだ衣類のよじれやからみが大き
くなる。

この二要素のバランスをとり、できるだけ衣類のいだみ
をおさえ、衣類のよじれやからみを少なりシ、基本的な
洗浄力を確保するのが望ましい。

そこで、本実施例においては、従来の渦巻式洗濯機に比
して水流による洗浄効果の要素を大きくし、衣類を直接
ひっかけて攪拌する要素を減じたものである。特に水流
による洗浄効果の要素を大きくとれた要因として、攪拌
翼２の基盤１７の形１３Ｉ　・〜状を連続的に延長した曲面を、洗濯槽２底部の頂部２６
にもだせ、さらにコーナ一部２４を構成したことが大き
く寄与している。

上記実施例の構成を採用したことにより、次表に示した
ように、洗浄効果（洗浄度）は従来品と同等レベルに確
保でき、洗浄むら、衣類のいたみ。

衣類のよじれ、からみを軽減できたものである。

特に、洗濯槽２の底部を上述した構成にとることにより
、洗浄度の確保と衣類のいたみを大幅に軽減することに
寄与できた。

表なお、ここにいう洗浄度は電気洗濯機ＪＩＳ−Ｇ−９６
０６に規定された試験方法に」：って測定されたもので
あり、洗浄むらは４回洗浄テストして４０枚の汚染布の
洗浄度の標準偏差にもとづくものであり、また、衣類の
いたみはガーゼ類を２０回洗濯した時の重量減（係）を
したものである。

なお、本実施例においては、全自動洗濯機について説明
しだが、洗濯槽と脱水槽を併設した二槽式先心機の洗面
槽にても同様の効果が得られる。

この場合は、通常洗濯槽が略角型の平面形状を有してお
り、洗濯槽底部域の曲面を、少なくとも平面図形で表わ
されるコーナ一部を除いた辺部に採用、また、洗濯槽の
内径ｄ２を洗濯槽の対辺距離におきかえれば同様な効果
を奏するものである。

発明の効果上記実施例から明らかなように、本発明によれば、従来
に比して水流の影響力を高め得て、衣類を・豐拌翼に直
接ひっかけて回す効果を減じたものであって、洗浄力を
高いレベルに維持し、洗浄むら、衣類のいたみ、よじれ
、からみを低くおさえ１５７　、バランスのとれた洗濯性能を発揮しうるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の洗濯機の全体構成を示す縦断面図、第２
図は本発明の一実施例における洗濯機の全体構成を示す
断面図、第３図はその攪拌翼の平面図、第４図は第３図
Ａ−０−Ｂ線断面図、第５図（Ｃ）〜（Ｊ）は第３図の
ｃ、ｔｙの部位における各断面図、第６図は本発明の作
用を示す断面図、第７図は本発明要部平面図、第８図は
第γ図Ａ−Ｂ断面矢視図である。２・・・・・・洗濯槽、４・・・・・・唱拌翼、１１・
・・・・−半球部、１３・・・・・・基面底部、１４・
・・・・中心部、１５・・・・・外周部、１６・・・・
・・曲面、１γ・・・・・基盤、２４・・・°°コーナ
一部、２５・・・・・・突起、２６・・・・・・突起頂
部。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名特開
口、ｆｆ５９−１８３７９４　　（５）第１図第　２　図第３図第４図第５図 −ｆミ　６　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）中央部が球面状に盛りあがり、この球面部から外
方に下降して基面底部をなし、さらに、その基面底部か
ら外周へ向かい曲面で上昇する基盤と、この基盤の上面
に一体的に形成された複数個の山とよりなる攪拌翼を洗
濯槽内底部に装設し、前記洗濯槽底部には、コーナ一部
と、前記コーナ一部に複数個の突起を設け、この突起の
頂部は、前記攪拌翼の曲面の延長」二に連続的につなが
る曲面をもだせてなる洗濯機。
（２）攪拌翼は外径を洗濯槽の内径に対して、はぼ７　
（）　Ｏ〜９０°程度に設定してなる特許請求の範囲第
１項に記載の洗濯機。