JPS60261493A - 洗濯機用撹拌翼 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洗濯槽の内底部に配する攪拌翼に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 従来より日本においては、いわゆる渦巻式洗濯機とよば
れる、洗濯槽の底部に設けた撹拌翼の回転によって渦巻
攪拌水流を生じさせて洗濯する形式のものが実用化され
ている。

この種洗濯機において最も一般的な第１の例として第１
図に示すように攪拌翼ａは、洗濯槽すの底面Ｃから槽す
内に突出した形でとりつけられている。そのため、攪拌
翼ａが直接衣類に当たる部分は非常に洗浄力が大きく、
一方、攪拌Ｘ−から離れた衣類の部分は洗浄力が弱くな
るものである。

その結果、洗いむらが大きくなると共に、直接攪拌翼ａ
に当たる衣類の部分のいたみが大きくなるものである。

さらに、洗濯槽すの内径ｄ２に対して攪拌翼ａの外径ｄ
１　は、約％程度もしくはそれ以下であり、また、回転
数は毎分約３００回転以上に設定してあり、洗濯槽す内
に突出した径小の攪拌翼ａが高速回転することになって
、攪拌翼ａに直接光たる衣類部分をひっかけて回し、そ
の部分ないしはその部分に近い部分をある程度よじって
全体の衣類、とくに洗濯槽す上方にある衣類に攪拌力を
与える形となっている。

このため、衣類のよじれが大きく、洗濯や脱水終了後に
衣類をとり出すとき、はぐす労作が大きいものであった
。

また、上述したものとは別に、第２の例として最近第２
図、第３図に示すような大略凹状をなした基盤ｄに、複
数の放射状の山ｅを設けた攪拌翼ｆを洗濯槽底部に設け
たものが提案されている。

この攪拌翼６を回転させると、攪拌翼ｆ近傍では、基盤
ｄに沿った水流（矢印ｑで示す）が生じ、この水流は洗
濯槽す内壁に沿って上昇する大きな拡散水流となり、前
述の第１の例にみられた攪拌翼ａの山で直接衣類をひっ
かけて回す作用が減じて、良好な洗濯が行なえるとして
いる。

すなわち、第１の例においては、攪拌翼ａの山で直接衣
類をひっかけて回すため、衣類のよじれ、からみが大き
く、また、衣類のいたみが大きいものであり、第２の例
では、攪拌翼ｆの基盤ｄが大略凹状になっており、この
凹状をなす基盤ｄに山ｅが設けられているため、この山
ｅで直接衣類をひっかけて回す効果が減じ、さらに、大
略凹状をなす基盤ｄに沿って外方に広がって上昇する拡
散水流の作用で、衣類のよじれ、からみが少なく、かつ
衣類のいたみが軽減されることは理解できるところであ
る。

しかし、第３図にみるように、基盤ｄは比較的単純な凹
形状をしており、これに沿って水流ｑが流れるため、水
流としてはや＼変化に乏しい流れとなり、きめ細かな洗
濯、あるいは洗いむらの減少などの面において今少し改
善が望まれるものであった。

発明の目的 本発明は、衣類のよじれが少なく、洗浄効果も優れ、な
お、洗いむらを減少できる洗濯機用攪拌翼を提供するも
のである。

発明の構成 そして上記目的を達成するために、本発明の攪拌翼は、
攪拌外周部に断面が水平または外方に向って下降する平
面部を設けると共に、前記外周平面部には複数個の透孔
を穿設し、攪拌翼基盤上に複数個の放射状の山を設けこ
の山の外方先端は、前記外周平面部以内にとソめてなる
ものである。

実施例の説明 以下、添付図面にもとづいて本発明の一実施例について
説明する。

第４図は全自動洗濯機の全体構成を示しており、１は本
体外板、２は多数の脱水孔３を穿設した洗濯槽兼脱水槽
（以下洗濯槽という）、４は洗濯槽２の内底部に回転自
在に装設した攪拌翼、５は水受槽、６は脱水時のバラン
スをとるためのバランサー、７はスイッチなどを収納し
た操作パネルである。

８はモーターで、この回転力は、プーリー９、ベル）１
０．プーリー１１を経、さらに、減速駆動機構部１２に
よって減速されて、前記攪拌翼４に伝えられる。

１３は脱水振動を吸収するためのダンパー、１４はロッ
ド、１５は排水弁、１６は排水ホースである。

以上が全体構成であるが、次に攪拌翼４の具体構成につ
き、第５図および第６図を参照して説明する。

攪拌翼４の断面は、その中央部が略曲面状をなして隆起
し、この中央隆起部１７から外周方向に向って基面１８
が下降して基面最低部１９となり、そこから外方になだ
らかに上昇して基面隆起り０を々し、さらにそこから外
方に向ってゆるやかに上昇する曲面で基面最高部２１に
至り、さらにそこから外方に向って水平、ないしはや＼
下降する外面平面部２２を経て外周端部２３に至る基盤
２４と、この基盤２４の上に複数個の放射状の山２５と
よりなり、かつ、前記外周平面部２２には複数個の透孔
２６を設けてなるものである。また、攪拌翼４外径ｄ１
　は洗濯槽２の内径ｄ２に対して０．７〜０．９程度に
比較的径太とするのが好ましい。

このような構成の攪拌翼４を、第４図に示したように洗
濯槽２底部に回転自在に装設する。

次に、その動作を説明する。

攪拌翼４を右回転一体止−左回転・・・・・・と休止を
はさんで左右反転させ、その回転数は毎分２００回転な
いしはそれ以下にして比較的低速回転させる。

また、攪拌翼４の反転時限は数秒ないしはそれ以下の運
転時間と１秒前後の休止時間とにより構成されるのが好
ましい。

このような攪拌翼４によって発生する水流は第４図およ
び第６図に示すように、中心部から入ってきた水は、略
凹状をした基盤２４にそって太きく上昇する主水流２７
（実線矢印で示す）と、攪拌翼４裏底部から外周平面部
２２に設けた複数個の透孔２６を通ってはソ上方に向っ
て噴出する噴出水流２８（点線矢印で示す）とが発生し
、両者が合成されて洗濯槽２の壁面に沿って上昇する水
流と々る。

この王水流が、前述のように攪拌翼４を小刻み左右反転
させるため、ひんばんに発生する。

すなわち、攪拌翼４０山２６により攪拌され、は寸基盤
２４に沿って上昇する王水流２８により、大きな攪拌水
流を起して攪拌するとともに、外周平面部２２に設けた
透孔２６から噴出する噴出水流の両者で洗浄作用をなす
のが特長で、この場合、主水流２７は洗濯物を大きく攪
拌して王たる洗浄作用をもたらし、噴出水流２８は洗濯
槽底コーナ一部２９の洗濯物に作用して、きめ細かな洗
浄作用をもたらし、洗浄むらを軽減させるものである。

しかして、従来例の第１図にみられるような小さな濁水
流を生成するものとは大きく異なり、また第２図にみら
れるような中心部から下降してきた水がスムースに方向
転換されて単一な上昇水流になるものに対して、よりき
め細かで複雑な洗浄効果を衣類に与えるものである。

上記実施例の構成を作用することにより、洗浄効果の平
均レベルを従来品と同等にとった場合、従来例の第１の
例に対しては、洗浄むら、衣類のいたみを大きく軽減で
き、また、第２の例に対しては洗浄むらを軽減できるも
のである。

なお、本実施例として、攪拌翼４の基面に隆起部２０を
設けたもので説明してきたが、この基面隆起部２ｏのな
い９例えば第２図、第３図のような基面ないしは基盤形
状をもつものに外周平面部を設けて、そこに透孔を穿設
して噴出水流を発生させるようにしても前述のような効
果を奏し、また、基面あるいは基盤の形状が第１の例も
しくはそれに類似した形状のものに、外周部から噴出水
流を発生させるようにしても、これ、また相当の効果を
奏するものである。

ただし、いずれの場合も、攪拌翼の外径ｄ１は、洗濯槽
の内径ｄ２に対してｄ１／ｄ２−０．７〜０．９程度に
攪拌翼の外径を大きくとって、噴出水流が洗濯槽底部コ
ーナ一部に働らきかけるようにする。

発明の効果 上記実施例から明らかなように、本発明によれば、従来
例に対して、攪拌翼の回転により発生する主水流と外周
部平面部に設けた透孔から発生する噴出水流の二つの水
流により、特に、噴出水流は、洗濯槽底部コーナ一部の
洗濯物にきめ細かに作用して、洗濯槽底部コーナ一部で
洗濯物が洗濯槽と必要以上な摩擦をうけて衣類がいたん
でいたものを軽減され、全体作用として、洗浄力を高水
準に維持し、洗浄むら、衣類のいたみを軽減できるもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の一般的な洗濯機の全体構成を示す縦断面
図、第２図は従来における攪拌翼の平面図、第３図は第
２図Ｘ　−０−Ｙ線断面図、第４図は本発明の一実施例
における洗濯機の全体構成を示す断面図、第５図はその
攪拌翼を示す平面図、第６図は第５図Ａ−〇−Ｂ線断面
図である。 ４・・・・・・攪拌翼、２４・・・・・・基盤、２２・
・・・・・外周平面部、２５・・・−・山、２６・・・
・・・透孔。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 攪拌翼外周部に平面部を設け、この平面部には複数個の
   透孔を穿設し、かつ、撹拌翼基盤上に複数個の放射状の
   山を設けてなる洗濯機用撹拌翼。