JPH0141408Y2 - - Google Patents

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JPH0141408Y2
JPH0141408Y2 JP1983043082U JP4308283U JPH0141408Y2 JP H0141408 Y2 JPH0141408 Y2 JP H0141408Y2 JP 1983043082 U JP1983043082 U JP 1983043082U JP 4308283 U JP4308283 U JP 4308283U JP H0141408 Y2 JPH0141408 Y2 JP H0141408Y2
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stirring blade
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clothes
washing
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は洗濯槽の内底部に配設する撹拌翼に関
するものである。
従来例の構成とその問題点 従来から、渦巻式と呼ばれる洗濯機すなわち、
洗濯槽の底部に撹拌翼を設け、この回転によつて
渦巻撹拌水流を生じさせて洗濯する形式のものが
実用化されている。
この種洗濯機においては、第1図に示すよう
に、撹拌翼aはその外周bが洗濯槽cの底面dに
近接し、かつ、ほぼ同じ高さ(ほぼ同一水平面)
にとりつけられている。
そして、第2図、第3図に示すように、この撹
拌翼aは、その外周bから中心に向つて上方に盛
りあがる基盤eをもち、基盤e上にさらに複数個
所上方に突出した山fをもつものである。
この種の洗濯機の特性として、撹拌翼aが直接
衣類に当たる部分は非常に洗浄力が大きく、一
方、撹拌翼aから離れた部分の衣類は洗浄力が弱
くなるものである。その結果、洗いむらが大きく
なると共に、直接撹拌翼aに当たる部分の衣類の
いたみが大きくなるものである。
さらに、この種の洗濯機においては、通常洗濯
槽cの内径d2に対して撹拌翼aの外径d1を約1/2
程度もしくはそれ以下にとり、撹拌翼aの回転数
は毎分300回転以上に設定しているため、洗濯槽
c内に大きさとしては小さく、流れとしては速く
強いうずgを生じ、さらに、前述のように、洗濯
槽c内に突出した形で撹拌翼aが取付けられてい
るため、撹拌翼aに直接当たる衣類の部分をひつ
かけて回し、その部分ないしはその部分に近い部
分をある程度よじつて全体の衣類に撹拌力を与え
る形となつている。
また、この時、速くて強いうずgの効果が加わ
るため、衣類のよじれが大きく、洗濯や脱水終了
後に衣類をとり出すとき、ほぐす労作が大変なも
のであつた。
なお、前述のように撹拌翼aはその基盤eが、
外周部bから中心に向つて上方に盛りあがり、そ
の上に山fを突出させたものであるから、洗濯や
すすぎ後の排水の際に撹拌翼aに近接した部分な
いしはその上方の水は撹拌翼aの外周方向に流れ
て、撹拌翼aの基盤e上にたまる(残れ)ことは
ないものである。
考案の目的 本考案は、衣類のよじれが少なく、洗浄効果に
優れたものであつて、かつ、洗濯やすすぎ後の排
水の際、残水が生じることのない洗濯機用撹拌翼
を提供するものである。
考案の構成 そして、上記目的を達成するために本考案は、
中央部が球面もしくは滑らかな曲面をもつ突出部
と、この突出部から下降して基面底部に至り、こ
の基面底部から外方に向つて上昇する曲面をもつ
た基盤と、この基盤上に一体もしくは一体的に設
けた複数個の山と、これら山相互間の基面底部に
穿設した排水用の孔とを備えた構成としたもので
ある。
実施例の説明 以下、添付図面にもとづいて本考案の一実施例
について説明する。
第4図は全自動洗濯機の全体構成を示してあ
り、1は本体外板、2は多数の脱水孔3を穿設し
た洗濯槽兼脱水槽(以下洗濯槽という)、4は洗
濯槽2の内底部に回転自在に装設した撹拌翼、5
は水受槽、6は脱水時のバランスをとるためのバ
ランサー、7はスイツチなどを収納した操作パネ
ルである。
8はモーターで、この回転力はプーリー9、ベ
ルト10、プーリー11を経、さらに減速駆動機
構部12によつて減速されて、前記撹拌翼4に伝
えられる。
13は脱水振動を吸収するためのダンパー、1
4はロツド、15は排水弁、16は排水ホースで
ある。
以上が全体構成であるが、次に撹拌翼4に具体
構成についき第5図〜第11図を参照して説明す
る。
まず第5図において撹拌翼4は、その上面中央
部が球面状あるいは円滑な曲面をもつて突出状部
17にもりあがつており、これにより外周方向に
向つて基面18が下降し、ある距離下降して基面
底部19に至る。この基面底部19は水平面であ
つたり、水平面に近い曲面で構成されるが、中心
部20と外周部21のほぼ中間点近傍から外方に
向つてゆるやかに上昇する曲面22をもつ。以上
17……22によつて基盤23を構成する。この
基盤23上には一体もしくは一体的に放射状に複
数個の山24が形成してある。この山24は、中
心部20と外周部21の間に適切な高低の変化と
幅の変化をもたせる。
この山24の変化を断面形状で示したのが第7
図C〜Jで、第5図のC〜Jにおける断面形状に
対応している。
また、山24と山24との間における基面底部
19には水抜き用の孔25が設けてあり、この孔
25は中心部20と外周部21の間の最も低い基
面底部19に穿設している。
第8図および第9図に示すものは、他の実施例
で、山24と山24の間の谷部に相当する基盤2
3面上にわずかに突出して略放射状の細リブ26
を複数個所設けた撹拌翼4であつて、細リブ26
と細リブ26の間(細リブ26をさけて)に水抜
き用の孔27を設けたものであり、撹拌翼4の基
本的形状は前述の実施例と同じである。
さらに、その他の実施例として、第10図、第
11図に示すものは、複数個所設けた細リブ26
から中心部20側に位置する基面底部19に水抜
き用の孔28を設けたもので、この実施例の場合
は、一個所に複数個の小孔を集中して形成し、水
抜き効果をもたせたものである。
そして、上記各実施例においては、撹拌翼4の
外径d1を洗濯槽2の内径d2に対してほぼ0.7〜0.9
倍程度に大きくとり、第4図に示すように洗濯槽
2底部に装設する。
以上のような構成において、次に、その動作を
説明する。撹拌翼4を右回転−休止−左回転と反
転させ、その回転数は、毎分約200回転程度ない
しはそれ以下にして、比較的低速回転させる。
ところで、洗濯衣類の洗浄効果は、撹拌翼4の
回転により生じる水流の効果と撹拌翼4の山24
が直接衣類を動かす効果の二つの大別される。
上記撹拌翼4によつて発生する水流は、第4図
中の矢印に示すとおりであつて、中心部20の球
面状あるいは円滑曲面をもつ突出状部17に沿つ
て入つてきた水は、下降して基面底部19に至
り、そこから上昇し、さらに洗濯槽2壁面に沿つ
て上昇して、洗濯槽2の中で大きな水流となる。
すなわち、撹拌翼4の中心部20から外周部2
1に至る基面22を沿つて外方に拡がり、さらに
これが上昇しながら大きな弧をえがく水流となる
のが特長であり、従来、実用化されていたものが
第1図に示すような小さな渦水流となるものとは
大きな異なりを生ずる。この上昇しながら大きな
弧をえがく水流を生ずる原因として、中心部20
が滑らかな曲面でもりあがり、そこから下降して
基面底部19となり、さらに外方に向つて上昇す
る曲面22をもたせたことにより、中心部20へ
の下降水流を外方への拡散上昇水流にスムーズに
方向転換することが大きく寄与しているのであ
る。山24相互間の細リブ26は、微少な水流を
発生して、よりきめ細かな水流効果を発揮するも
のである。
次に、撹拌翼4の山24が直接衣類を動かす効
果について述べる。基盤23の中央は半球あるい
は滑かな曲面でもりあがつた突出状部17になつ
ており、この部分での衣類のひつかかりは生じ
ず、また、全体的に山24の頂部は撹拌翼4の外
周部21に対し同等ないしは若干の高低差を設け
た程度であるから、ここでも直接衣類をひつかけ
て回すことが少ない。
このような形状効果を有する撹拌翼4の外径d1
を洗濯槽2の内径d2に対して、ほぼ0.7〜0.9倍と
して大きくとり、かつその回転数を毎分200回転
程度もしくはそれ以下におさえたことにより、洗
濯槽2内に広く、しかもゆつくりした水流をおこ
し洗濯衣類をゆつくり動かすこと効果を生む。
本来、渦巻式洗濯機において、洗濯衣類を動か
す作用は、衣類を水流に乗せて動かす要素と、衣
類を直接撹拌翼でひつかけて回す効果の大別二要
素によつて成り立ち、これが総合されて洗浄効果
を生むのであるが、前者の水流に乗せて動かす要
素が強いと衣類はいたまず、また、よじれやから
みが少なくなる。また、後者の衣類を直接撹拌翼
でひつかけて回す要素が強いと、洗浄むらや衣類
のいたみが大きく、また、よじれやからみが大き
くなるのである。
前記した二要素のバランをとり、できるだけ衣
類のいたみをおさえ、よじれやからみを少なく
し、基本洗浄力を確保するのが望ましいのであつ
て、本実施例においては、従来の渦巻式洗濯機に
対して、水流による洗浄効果の要素を大きくし、
衣類を直接ひつかけて撹拌する要素を減じたもの
であつて、その結果基本洗浄力を従来レベルに維
持して、洗浄むら、衣類のいたみ、衣類のよじれ
やからみを軽減できたのである。
ここで、全体形状として略凹形状を呈する撹拌
翼にあつては、一槽式の脱水兼用洗濯機に装設し
た場合、通常、洗濯−排水−脱水−すすぎ−脱水
の自動移行の行程をとるが、この排水後も略凹形
状を呈した部分に残水し、脱水起動の時に、モー
ターに余分な負荷がかかり好ましくない。しかる
に、水抜き用の孔25,26,27を基面底部2
3に設けたことにより、撹拌翼上面に残水するこ
とはない。
また、洗濯槽と脱水槽を並設した、いわゆる二
槽式洗濯機にあつては、通常、洗濯槽内の衣類を
脱水槽に移し、洗濯槽内の洗剤液やすすぎ水を排
水するのであるが、この場合、脱水は脱水槽でな
されるので前述の水抜き用の孔25,27,28
がなければ、撹拌翼上面の凹部にそのまま残水す
ることになり、この残水を排水する手段がなく、
是非とも前述した水抜き用の孔25,27,28
が必要となる。
なお、二槽式洗濯機に上記各実施例で述べた撹
拌翼を装設した場合の洗浄面の効果は、前述した
と同様であり、この場合は、通常洗濯槽の平面形
状が略角形状であり、前述した洗濯槽の内径d2
略角形の洗濯槽の対辺距離におきかえて考えれば
よい。
考案の効果 上記実施例から明らかなように、本考案によれ
ば、従来に比して被洗濯物に対する水流の影響力
を高め得、洗浄力を高いレベルに維持して、洗浄
むら、衣類のいたみ、よじれ、からみを低くおさ
え得て、バランスのとれた洗浄性能を発揮させる
ことができるとともに、撹拌翼の基盤上面に排水
後の残水がなくなり、性能面、実用面ですぐれた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の洗濯機の全体構成を示す断面
図、第2図は従来の撹拌翼の平面図、第3図は同
正面図、第4図は本考案の実施例における洗濯機
の全体構成を示す縦断面図、第5図はその撹拌翼
を示す平面図、第6図は第5図中A−O−A線断
面図、第7図C〜Jは第5図中C〜Jの部位にお
ける各断面図、第8図は他の実施例における撹拌
翼の平面図、第9図は第8図中A−O−A線断面
図、第10図はさらに他の実施例における撹拌翼
の平面図、第11図は第10図中A−O−A線断
面図である。 2……洗濯槽、4……撹拌翼、17……球面も
しくは滑らかな曲面をもつ突出状部、19……基
面底部、20……中心部、21……外周部、22
……曲面、23……基盤、24……山、25,2
7,28……水抜き用の孔、26……細リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中央部が球面もしくは滑らかな曲面をもつ突
    出部と、この突出部から下降して基面底部に至
    り、この基面底部から外方に向つて上昇する曲
    面をもつ基盤と、この基盤上に一体もしくは一
    体的に設けた複数個の山と、この山相互間の基
    面底部に穿設した水抜き用の孔とを備えた洗濯
    機用撹拌翼。 (2) 基盤が、その基面上に、山相互間に位置しか
    つわずかに上方に突出して複数個の細リブを略
    放射状に形成し、水抜き用の孔を細リブを避け
    て穿設した実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の洗濯機用撹拌翼。 (3) 基盤の中心寄りにおける基面底部に水抜き用
    の孔を穿設した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の洗濯機用撹拌翼。 (4) 外径寸法が、洗濯槽の内径の略0.7〜0.9倍に
    相当する実用新案登録請求の範囲第1項〜第3
    項のいずれかに記載の洗濯機用撹拌翼。
JP4308283U 1983-03-24 1983-03-24 洗濯機用撹拌翼 Granted JPS59148780U (ja)

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