JPS59181222A - 百日ぜき菌の感染防御抗原ha画分の製造方法 - Google Patents
百日ぜき菌の感染防御抗原ha画分の製造方法Info
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- JPS59181222A JPS59181222A JP58054680A JP5468083A JPS59181222A JP S59181222 A JPS59181222 A JP S59181222A JP 58054680 A JP58054680 A JP 58054680A JP 5468083 A JP5468083 A JP 5468083A JP S59181222 A JPS59181222 A JP S59181222A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
不発明は、百日ぜき菌(ZJ感染防御抗原I(A画分(
F −I−I A : Filamentous He
magglut 1ninおよびL P F −HA
: Leucocytos is−promot in
gFacror Hemagglutininを含んた
画分〕の製造方法、さらに詳しく hx、百日ぜき画を
シクロデキヌトリンまたはその誘導体を添カロし1こ液
状培地にて通気攪拌培養するに際し、培養帰席および溶
存酸素量を特定範囲に制御しかつ消泡条件下で行なうこ
とにより百日ぜき菌0J感染防御抗原HA画分を大量に
製造する方法に関する。 産業上の利用分野 百日ぜきは我が国でCS届出伝染病に指定されており、
乳児〜幼児に多発する公衆衛生上重要な感染症である。 とくに乳児では重症経過をたどることが多く1時には死
亡例もみられゐ。この疾病は古くからワクチンによゐ予
防が効果的であることが知られτおり、原因菌である百
日ぜき菌工相菌の全菌体の不活性ワクチンが広く用いら
れていた。 しかし−このような菌体不活化ワクチンは副作用力弓n
・く、そのため−開期にはワクチンの接種か中止、され
てい1こ。その−万、百日ぜきシこよる乳幼児の疾病は
大きな問題となっており、副作用のないワクチンの製造
が熱望されていた。 従来技術 先に、佐原らは感染防御抗原に関する基礎的研究をもと
にして画期的なコンポーネントワクチンである沈降百日
ぜき精製ワクチン0:)製造に成功した(持分11イi
i 57−5203号を参照)。このワクチンはx;−
oAおよびL l)F −1−I Aを含んだHAll
jji分を主な感染防御抗原とし、制作)bをほとんど
示すことなく優れた予防効毀をイ1すゐものであってす
でに実用化されている。 この実用化されているワクチン(/J製造Fこは、百日
ぜき■相菌を適当な培地に接種し、35℃前後で5日間
静置培養し、培養液を遠心し、その上清に硫酸アンモニ
ウムを約50%飽オ旧こな’beKう↓こ加えるかアル
コール添扉し、生じた沈殿を10.OQQrpm、30
分間遠心して分離し、この沈殿を塩化す) IJウム添
加緩価液にて抽出し、その抽出画分を常法によりシヨ糖
密度勾耐遠心にかけて百日ぜきHAA画分回収し、ホル
マリンで無毒化処理してワクチンとしており、所望によ
りこれにシフテリアトギンイド、破傷風トキイソドを加
え、さらに必要番こよりアルミニウムアジュバント処理
し、ゼラチン、グルコーヌなどの安定剤を添力[化で沈
降精製百日ぜき・ジフテリア・破傷風混合ワクチンとし
ている。 しかしながら、この方法ではとくに培養に難点があり、
大規模な培養が不可能でワクチンの弗産が困難である。 すなわち、この公知の沈降百日せき精製ワクチンの製造
法では、ルー瓶などの小容器に液状培地を100〜a
OOIIt程度入れて横臥位置で35℃前後にて5日間
静置培養するもので、きわめて小規模でかつ長期間を要
する。一般に微生物の犬昂培養番こは液状培地による攪
拌培養方式が採用されることが多い。百日ぜき菌は液状
培地による振壷培養を行なうと菌自身の増殖はある程度
までは達成されるが、たとえばHA画分の産生はきわめ
て低いといわれている( Ara i、 II−L &
Munoz、 J、 J、 、 1nfect、 Im
mun、 25+ 764−767゜、1979を参g
)。このことは狛=l製ワクチンの構成成分の少なくと
も一方は資産し煎いことを示唆するものである。したか
つ了、この佐原らの百日せきワクチンは画期的なワクチ
ンであ6がその製造1こは小規模で長時間を要する静1
簡培@に頼らさるを得す、その製法の改良が熱望されて
いる。 最近、銘木らは百日ぜきI相菌の増殖を促進しかつL
P F −HAの産生を促進しうる添加物の検索をKみ
− ンクロデキヌトリンおよびその誘導体、とく番こメ
チル化β−シクロデギヌトリン(2,6−ジ(0−メチ
ル)−β−シクロテキストリン、以下メヂル化β−CD
と略称する)の添刀口が百日ぜき■相菌のヌテイナーシ
ョルテ液体培地+5tainer。 D、 W、 &5cholte、 M、 J、 ;、J
、 Gen、 Microbiol。 邦、21.1−220.1971を参照)を用いた攪拌
培養における菌増殖およびLPF−HA産生を促進する
こと、さらに培養液中でのLPF−HAの安定性にも富
力することを報告している(銘木ら、第29回毒素シン
ポジウム予稿集、1〜5.1982を参照)。 し刀)しながら、かかる方法を](lあるいはそれ以上
のスケールの発酵槽を用いる工業的規模の百日ぜき菌の
感染防御抗原の製造に適用した場合シこは、従来の攪拌
培養にもとつく知見からは全く類推できない結果が得ら
れた。すなわち、攪拌条件を一定とする振盪培養や攪拌
培養系では菌数の増加は見られる場合もあるが、L P
F −1−I Aの産生邦は充分でないことを知った
のである。 またーWHO)1977年刊行の資料(Manualf
or the production and con
trol of vacci−nc−Pertussi
s vaccine−Wl−10を参照)によれば、白
日せきワクチンの製法に関して発酵槽を用いた百日せき
菌の大量培養について記載されており、空気を上方から
の表面油気≦こよりあるいはグリッドを曲して培地中に
入れ、特殊な羽根で攪拌して培養液内lこ巻込む方式で
、一定の通気攪拌によって6日せき菌菌体を得ることが
できるとしている。し刀)しながら、不発明者らは、ス
テイナー・ショルテ培地あるいは後述のその改良培地1
゜lの培養規模においてWll、0の記述に準し、把1
底からの血気団を02vVM(空気流計Il)/培地容
量(1)/時間c分))、羽根の回転数を500あるい
は5QQrpmOJ一定とじ−いわゆる槽底71)らの
一定j■1気攪拌培養系につぃて検削を力1]えfこと
ころ、[A1数の増加は期待できるが一百日せき保10
A ii++、iりjの産生は不充分てあり、到底、精
製白F)せきワクチンの工業的生産Iこは適さないこと
を知つ1こ。 そこで、不発明者らは、大規模な培養装置、とくに1口
」常の醗酵槽を用いた通気攪拌培養においても菌の増殖
とともに所望のI−I A画分の犬励生産
F −I−I A : Filamentous He
magglut 1ninおよびL P F −HA
: Leucocytos is−promot in
gFacror Hemagglutininを含んた
画分〕の製造方法、さらに詳しく hx、百日ぜき画を
シクロデキヌトリンまたはその誘導体を添カロし1こ液
状培地にて通気攪拌培養するに際し、培養帰席および溶
存酸素量を特定範囲に制御しかつ消泡条件下で行なうこ
とにより百日ぜき菌0J感染防御抗原HA画分を大量に
製造する方法に関する。 産業上の利用分野 百日ぜきは我が国でCS届出伝染病に指定されており、
乳児〜幼児に多発する公衆衛生上重要な感染症である。 とくに乳児では重症経過をたどることが多く1時には死
亡例もみられゐ。この疾病は古くからワクチンによゐ予
防が効果的であることが知られτおり、原因菌である百
日ぜき菌工相菌の全菌体の不活性ワクチンが広く用いら
れていた。 しかし−このような菌体不活化ワクチンは副作用力弓n
・く、そのため−開期にはワクチンの接種か中止、され
てい1こ。その−万、百日ぜきシこよる乳幼児の疾病は
大きな問題となっており、副作用のないワクチンの製造
が熱望されていた。 従来技術 先に、佐原らは感染防御抗原に関する基礎的研究をもと
にして画期的なコンポーネントワクチンである沈降百日
ぜき精製ワクチン0:)製造に成功した(持分11イi
i 57−5203号を参照)。このワクチンはx;−
oAおよびL l)F −1−I Aを含んだHAll
jji分を主な感染防御抗原とし、制作)bをほとんど
示すことなく優れた予防効毀をイ1すゐものであってす
でに実用化されている。 この実用化されているワクチン(/J製造Fこは、百日
ぜき■相菌を適当な培地に接種し、35℃前後で5日間
静置培養し、培養液を遠心し、その上清に硫酸アンモニ
ウムを約50%飽オ旧こな’beKう↓こ加えるかアル
コール添扉し、生じた沈殿を10.OQQrpm、30
分間遠心して分離し、この沈殿を塩化す) IJウム添
加緩価液にて抽出し、その抽出画分を常法によりシヨ糖
密度勾耐遠心にかけて百日ぜきHAA画分回収し、ホル
マリンで無毒化処理してワクチンとしており、所望によ
りこれにシフテリアトギンイド、破傷風トキイソドを加
え、さらに必要番こよりアルミニウムアジュバント処理
し、ゼラチン、グルコーヌなどの安定剤を添力[化で沈
降精製百日ぜき・ジフテリア・破傷風混合ワクチンとし
ている。 しかしながら、この方法ではとくに培養に難点があり、
大規模な培養が不可能でワクチンの弗産が困難である。 すなわち、この公知の沈降百日せき精製ワクチンの製造
法では、ルー瓶などの小容器に液状培地を100〜a
OOIIt程度入れて横臥位置で35℃前後にて5日間
静置培養するもので、きわめて小規模でかつ長期間を要
する。一般に微生物の犬昂培養番こは液状培地による攪
拌培養方式が採用されることが多い。百日ぜき菌は液状
培地による振壷培養を行なうと菌自身の増殖はある程度
までは達成されるが、たとえばHA画分の産生はきわめ
て低いといわれている( Ara i、 II−L &
Munoz、 J、 J、 、 1nfect、 Im
mun、 25+ 764−767゜、1979を参g
)。このことは狛=l製ワクチンの構成成分の少なくと
も一方は資産し煎いことを示唆するものである。したか
つ了、この佐原らの百日せきワクチンは画期的なワクチ
ンであ6がその製造1こは小規模で長時間を要する静1
簡培@に頼らさるを得す、その製法の改良が熱望されて
いる。 最近、銘木らは百日ぜきI相菌の増殖を促進しかつL
P F −HAの産生を促進しうる添加物の検索をKみ
− ンクロデキヌトリンおよびその誘導体、とく番こメ
チル化β−シクロデギヌトリン(2,6−ジ(0−メチ
ル)−β−シクロテキストリン、以下メヂル化β−CD
と略称する)の添刀口が百日ぜき■相菌のヌテイナーシ
ョルテ液体培地+5tainer。 D、 W、 &5cholte、 M、 J、 ;、J
、 Gen、 Microbiol。 邦、21.1−220.1971を参照)を用いた攪拌
培養における菌増殖およびLPF−HA産生を促進する
こと、さらに培養液中でのLPF−HAの安定性にも富
力することを報告している(銘木ら、第29回毒素シン
ポジウム予稿集、1〜5.1982を参照)。 し刀)しながら、かかる方法を](lあるいはそれ以上
のスケールの発酵槽を用いる工業的規模の百日ぜき菌の
感染防御抗原の製造に適用した場合シこは、従来の攪拌
培養にもとつく知見からは全く類推できない結果が得ら
れた。すなわち、攪拌条件を一定とする振盪培養や攪拌
培養系では菌数の増加は見られる場合もあるが、L P
F −1−I Aの産生邦は充分でないことを知った
のである。 またーWHO)1977年刊行の資料(Manualf
or the production and con
trol of vacci−nc−Pertussi
s vaccine−Wl−10を参照)によれば、白
日せきワクチンの製法に関して発酵槽を用いた百日せき
菌の大量培養について記載されており、空気を上方から
の表面油気≦こよりあるいはグリッドを曲して培地中に
入れ、特殊な羽根で攪拌して培養液内lこ巻込む方式で
、一定の通気攪拌によって6日せき菌菌体を得ることが
できるとしている。し刀)しながら、不発明者らは、ス
テイナー・ショルテ培地あるいは後述のその改良培地1
゜lの培養規模においてWll、0の記述に準し、把1
底からの血気団を02vVM(空気流計Il)/培地容
量(1)/時間c分))、羽根の回転数を500あるい
は5QQrpmOJ一定とじ−いわゆる槽底71)らの
一定j■1気攪拌培養系につぃて検削を力1]えfこと
ころ、[A1数の増加は期待できるが一百日せき保10
A ii++、iりjの産生は不充分てあり、到底、精
製白F)せきワクチンの工業的生産Iこは適さないこと
を知つ1こ。 そこで、不発明者らは、大規模な培養装置、とくに1口
」常の醗酵槽を用いた通気攪拌培養においても菌の増殖
とともに所望のI−I A画分の犬励生産
【こ適した培
養条件を見い出すべく種々研究を重ねた結果、ある範囲
の培養温度において溶存酸素伶(以下、DOと略記する
ことがあゐ)を特定の範囲に制御しかつ消泡処理をしな
がら、さらに望ましくは、p I−1の制御条件下にこ
培養−1=ことにより、大規模な培養、とくに通常の醗
酵槽を用いた通気攪拌培養においても、百日ぜき菌の著
しい増殖とともに、百日ぜき菌HA画分子?著しく増大
しうろことを見い出し、不発明を完成すねに至った。 不発明によれば、百日ぜき菌をシクロテキストリンまた
はその誘導体を添加した液状培地に接種し、消泡処′f
iJjLながニ、J@養温尺20〜37℃において溶存
酸夛指を07〜5. Q 1)pHlの範囲に保ち、さ
らに望ましくはp ilをたとえは60〜90にて通気
攪拌培養し、対数増殖期ないし定常期の菌発育段階で感
染防御抗原HA画分を採取することにより、所望の百日
せき菌の感染防御抗原1−I A画分を工業的規模にて
用度される。 不発明で小いられる百日ぜき菌株としては、通常ワクチ
ン株として知られているものであればいスt+、 テモ
よく、一般4こそのI相菌のボルデ・ジャング槁地、賂
代菌あるいは振保培養菌が用いられ、これを種菌として
液状培地に接種する。なお、百日ぜき菌it相菌も適用
することができる。接種係はとくlこ限定されないが、
通常、最終濃度が0.2〜I Q l0LJ/g!’
+ IOU: International opac
ityunit、生物学的製剤基準−238,1979
,厚生省を参照)、好ましくは約1.0 I OTJ
/ mrtとなる程度であめ。 lf&私培地としては公知σノいずれの培地も用いられ
るが、好ましくはステイナー・ショルテ培地、とくに好
ましくは、該ステイナー・ショルテ培地を基本とし、こ
れにカザミノ酸を01〜209/E添加し、アヌコルビ
ンa’c 0.01〜19/l、クルタチオンを01〜
59/lの範囲に調整したステイナー・ショルテ改良培
地(以下、岸に改良培地という)が用いられる。 培地シこ添加されるシクロテキストリンまたはその誘導
体と主では、前記メチル[ヒβ−CDのほか、上を併用
して用いられる。これらのうち、メチル化β−CDがも
つとも良好な添加効果を示す。その添加励はとくに限定
されないが、通常、0,001〜5g/i−好ま′シ<
は約0.5〜2.5fl/lである。 不発明者らは百日ぜき菌の大規模培養における菌増殖、
F−HAおよびL P ]” −1−I A産生勘の増
大には培養温度ならびにDOの制御が大きな要因となる
ことを初めて認め、かつ消泡操作の有無さらには培地の
pHの制御も大きく影響することを明らかシこした。こ
れらの成績について以下説明する。 培養温度については、百日せき菌■相菌東兵株をボルデ
・ジャング培地で親・伏したものを種菌とし、メチル化
β−CD1、Oft/lを雄刃uした改良培J:Ik
10 ml−こ0.2101J/m1Kf(ルヨウ4C
接種し、温度勾配培養装置TN1 ] 2D C東洋科
学産業製)を用い、培養温度を17℃から42℃の範囲
で振盪速度60回/分にて48時曲振帰培養して至適範
UBlを調べた。増殖した菌数は光電比色計コールマン
ジュニア6D型(コールマン社製)を用い、0D650
1こお4jる測定値から換算して求めた。 なお、この実験は実験室的小蜆模にて振盪培養で行なっ
たが、培養温度に関しては大規模な通ヌ攪拌培養でも同
傾向を示す。 その結果を第1図に示したが、菌の増殖は20〜37℃
の範囲が望ましく、より好ましくは23〜37℃であっ
た。 培地の溶存酸素fi (DO) 110.7〜6.0
PI)I&好ましくは10〜5.5ppmの範囲に保持
される。 この範囲内に制御することにより、百日ぜき菌の増殖が
増大するとともに、所望のL l) F −14Aおよ
びF −T−I Aの産学も著しく増大する。 なお、DO動制御は通気量と攪拌速度の制御を糾合ぜて
イ1なうのがもっともよく、通気mと攪拌速度Cゴとく
に限定されないが、通常の通気攪拌槽を用いた場合には
、空気の通気量は3VVM以下、通常0.1〜2vvm
、好ましくはQ、1〜l、5VVMの範囲であり、攪拌
速度は6QQrpm以下、通常50〜35 Q r p
tn、好ましくは100〜25Qrpmの範囲である
。ただし、純酸素を併片する場合は通気量あるいは攪拌
速度は減することができる。 また、消泡操作の有無によっても培養液中の菌数増mお
よびF−81,L P F−11Aiノ収率が大きく影
響され、後述の実施例1と同様の実験条件で培養した場
合、消泡を行わないときには泡にイ」着した菌体がその
まま槽壁番こ累積されたり、排気ノズルから流出された
りして培養液中の両舷、F −II AおよびL P
F −I−I A @ともlC数〜80%程度の減弱が
認められた。なお、消泡は機械的消泡と化学的消泡剤の
いずれも適用され−例えば[[(1消泡用装置を用いる
か−あるいは通常のエステル△ 一゛−゛゛ 系、シリコン系、アルコール糸などの化学的消泡剤を用
いることができる。なお、培養液力)らのHA画分の採
取、精製等の点からは機械的消泡手段を用いるのがより
好ましい。 培地1) )iの至適範囲を知るため、p I−1を種
々に変えて歯の増殖を調べた。I)0を2.5ppmと
一定りこした以外は後述の実施例1と同様の実験条件で
培養した。pH6,0〜9.0の範囲ではいずれも菌増
殖は達せられ、PH6,5〜8.5、とくにpH6,8
〜7.5の範囲では菌増殖速度が若干増大することが認
められた。 不発明番こよる培養温度、溶存酸素量さらには消泡−’
pI−1などの制御は自動制御おまひ手動制御のいずれ
も採用される。 また、目的とするHA画分を高収率で得るには閑の培養
状態のチェックが重要であり、対数増殖期から転換期を
経て定常期番こ至るまでの菌発育段階において採取する
のがもっとも望ましく、それは接種角によって変るが一
通常、7〜40時間番こ相当し−例えば−1,01ou
/ mtの接種菌量の埴1合には通常24〜35時間で
ある。 大施忽 つきに実施例を挙げて不発明をさら番こ具体的に説明す
るが不発明はこれらに限定されない。 実施例1 501の醗酵槽(丸菱理化C株)製)に、下記第1表に
示す組成を有する改良培地にメチル化β−CDを最終濃
度1.Of//lになるよう番こ添加した培地351を
加え、百日ぜき菌T相菌を1.0IOU/ml!の量で
接種し、ヌパージャーによる槽底力)らの通気攪拌培養
系でDOの制御範囲を種々変え、温度35℃、PI−I
7,2に制御し、消泡手段として機械的消泡を用い−そ
ねそれ24時間培養を行なった。 第】表 ※)基礎培地は121℃、30分間高圧滅菌し、補液は
濾過滅菌し、使用前に両者を混合しで用いる。 得られた培養液について、先と同様にして菌数を測定し
、葦たF−HAを血球凝集試験(Sato。 Y、e
養条件を見い出すべく種々研究を重ねた結果、ある範囲
の培養温度において溶存酸素伶(以下、DOと略記する
ことがあゐ)を特定の範囲に制御しかつ消泡処理をしな
がら、さらに望ましくは、p I−1の制御条件下にこ
培養−1=ことにより、大規模な培養、とくに通常の醗
酵槽を用いた通気攪拌培養においても、百日ぜき菌の著
しい増殖とともに、百日ぜき菌HA画分子?著しく増大
しうろことを見い出し、不発明を完成すねに至った。 不発明によれば、百日ぜき菌をシクロテキストリンまた
はその誘導体を添加した液状培地に接種し、消泡処′f
iJjLながニ、J@養温尺20〜37℃において溶存
酸夛指を07〜5. Q 1)pHlの範囲に保ち、さ
らに望ましくはp ilをたとえは60〜90にて通気
攪拌培養し、対数増殖期ないし定常期の菌発育段階で感
染防御抗原HA画分を採取することにより、所望の百日
せき菌の感染防御抗原1−I A画分を工業的規模にて
用度される。 不発明で小いられる百日ぜき菌株としては、通常ワクチ
ン株として知られているものであればいスt+、 テモ
よく、一般4こそのI相菌のボルデ・ジャング槁地、賂
代菌あるいは振保培養菌が用いられ、これを種菌として
液状培地に接種する。なお、百日ぜき菌it相菌も適用
することができる。接種係はとくlこ限定されないが、
通常、最終濃度が0.2〜I Q l0LJ/g!’
+ IOU: International opac
ityunit、生物学的製剤基準−238,1979
,厚生省を参照)、好ましくは約1.0 I OTJ
/ mrtとなる程度であめ。 lf&私培地としては公知σノいずれの培地も用いられ
るが、好ましくはステイナー・ショルテ培地、とくに好
ましくは、該ステイナー・ショルテ培地を基本とし、こ
れにカザミノ酸を01〜209/E添加し、アヌコルビ
ンa’c 0.01〜19/l、クルタチオンを01〜
59/lの範囲に調整したステイナー・ショルテ改良培
地(以下、岸に改良培地という)が用いられる。 培地シこ添加されるシクロテキストリンまたはその誘導
体と主では、前記メチル[ヒβ−CDのほか、上を併用
して用いられる。これらのうち、メチル化β−CDがも
つとも良好な添加効果を示す。その添加励はとくに限定
されないが、通常、0,001〜5g/i−好ま′シ<
は約0.5〜2.5fl/lである。 不発明者らは百日ぜき菌の大規模培養における菌増殖、
F−HAおよびL P ]” −1−I A産生勘の増
大には培養温度ならびにDOの制御が大きな要因となる
ことを初めて認め、かつ消泡操作の有無さらには培地の
pHの制御も大きく影響することを明らかシこした。こ
れらの成績について以下説明する。 培養温度については、百日せき菌■相菌東兵株をボルデ
・ジャング培地で親・伏したものを種菌とし、メチル化
β−CD1、Oft/lを雄刃uした改良培J:Ik
10 ml−こ0.2101J/m1Kf(ルヨウ4C
接種し、温度勾配培養装置TN1 ] 2D C東洋科
学産業製)を用い、培養温度を17℃から42℃の範囲
で振盪速度60回/分にて48時曲振帰培養して至適範
UBlを調べた。増殖した菌数は光電比色計コールマン
ジュニア6D型(コールマン社製)を用い、0D650
1こお4jる測定値から換算して求めた。 なお、この実験は実験室的小蜆模にて振盪培養で行なっ
たが、培養温度に関しては大規模な通ヌ攪拌培養でも同
傾向を示す。 その結果を第1図に示したが、菌の増殖は20〜37℃
の範囲が望ましく、より好ましくは23〜37℃であっ
た。 培地の溶存酸素fi (DO) 110.7〜6.0
PI)I&好ましくは10〜5.5ppmの範囲に保持
される。 この範囲内に制御することにより、百日ぜき菌の増殖が
増大するとともに、所望のL l) F −14Aおよ
びF −T−I Aの産学も著しく増大する。 なお、DO動制御は通気量と攪拌速度の制御を糾合ぜて
イ1なうのがもっともよく、通気mと攪拌速度Cゴとく
に限定されないが、通常の通気攪拌槽を用いた場合には
、空気の通気量は3VVM以下、通常0.1〜2vvm
、好ましくはQ、1〜l、5VVMの範囲であり、攪拌
速度は6QQrpm以下、通常50〜35 Q r p
tn、好ましくは100〜25Qrpmの範囲である
。ただし、純酸素を併片する場合は通気量あるいは攪拌
速度は減することができる。 また、消泡操作の有無によっても培養液中の菌数増mお
よびF−81,L P F−11Aiノ収率が大きく影
響され、後述の実施例1と同様の実験条件で培養した場
合、消泡を行わないときには泡にイ」着した菌体がその
まま槽壁番こ累積されたり、排気ノズルから流出された
りして培養液中の両舷、F −II AおよびL P
F −I−I A @ともlC数〜80%程度の減弱が
認められた。なお、消泡は機械的消泡と化学的消泡剤の
いずれも適用され−例えば[[(1消泡用装置を用いる
か−あるいは通常のエステル△ 一゛−゛゛ 系、シリコン系、アルコール糸などの化学的消泡剤を用
いることができる。なお、培養液力)らのHA画分の採
取、精製等の点からは機械的消泡手段を用いるのがより
好ましい。 培地1) )iの至適範囲を知るため、p I−1を種
々に変えて歯の増殖を調べた。I)0を2.5ppmと
一定りこした以外は後述の実施例1と同様の実験条件で
培養した。pH6,0〜9.0の範囲ではいずれも菌増
殖は達せられ、PH6,5〜8.5、とくにpH6,8
〜7.5の範囲では菌増殖速度が若干増大することが認
められた。 不発明番こよる培養温度、溶存酸素量さらには消泡−’
pI−1などの制御は自動制御おまひ手動制御のいずれ
も採用される。 また、目的とするHA画分を高収率で得るには閑の培養
状態のチェックが重要であり、対数増殖期から転換期を
経て定常期番こ至るまでの菌発育段階において採取する
のがもっとも望ましく、それは接種角によって変るが一
通常、7〜40時間番こ相当し−例えば−1,01ou
/ mtの接種菌量の埴1合には通常24〜35時間で
ある。 大施忽 つきに実施例を挙げて不発明をさら番こ具体的に説明す
るが不発明はこれらに限定されない。 実施例1 501の醗酵槽(丸菱理化C株)製)に、下記第1表に
示す組成を有する改良培地にメチル化β−CDを最終濃
度1.Of//lになるよう番こ添加した培地351を
加え、百日ぜき菌T相菌を1.0IOU/ml!の量で
接種し、ヌパージャーによる槽底力)らの通気攪拌培養
系でDOの制御範囲を種々変え、温度35℃、PI−I
7,2に制御し、消泡手段として機械的消泡を用い−そ
ねそれ24時間培養を行なった。 第】表 ※)基礎培地は121℃、30分間高圧滅菌し、補液は
濾過滅菌し、使用前に両者を混合しで用いる。 得られた培養液について、先と同様にして菌数を測定し
、葦たF−HAを血球凝集試験(Sato。 Y、e
【、al、 Infect、 I+nmun
、ヱ、 929〜999.1973を参照]により測
定、L P F −HA721nVitrOテハt−i
p −E L I S A法(佐原ら、第28回毒素シ
ンポジウム予稿集、141〜]44.1981を参照)
による単位(L P’E u / y(lと略記すル)
全測定し、in vivo でH;Hdd/Yマウス
(4週令、雌)を用いL P F −I−I A静注3
日後の白血球数をカウントする方法(銘木ら、第29回
毒素シンポジウム予稿集、1〜5−19827?参照〕
によって測定した。その結果を第2図に示す。 第2図力)ら明らかなように、菌増殖ならび【こ■」A
画分の高単位の産生が見らねるのC:1LDOが07〜
60PPmであり、D 01.0−5.5 p l)
mではとくに良好な結果が伜られた。 比較例1〜10および実施例2〜5 培養条件を種々力・えて面目せきiHA画分の産生用を
比較検討し1こ。すなわち−従来の通気攪拌、 を一定
とすめ方法と不発明に基づく通気攪拌を連結l的に変化
させる方法について比較し1こ。 1410L曲気攪拌培養装置(NBS社辺)lこ、実施
例】で用いたものと同じメチル化β−CDを最終濃度1
.09/l添加した改良培地1(lを力1え、百日ぜき
菌■相Mをl、Q l0LJ/渭lOJ量で接柚し、ヌ
バージA1−6ζよゐ檜底力)らの通免輩拌培養糸で、
ガ・、2表番こ示す県外下に、すべで35℃で36時間
培養した・ 通気攪拌を一定とじ消泡処理を行なわない培養は第2表
中の比較例1〜5,7および8である。 そQ」中では比較例5σ、lQQrl)mてQ、5rr
mという条件がI−I A画分の産生用は良好であつ1
こ。 しカ・しなか函、その場合においても培養10時曲まで
はある程度の対数増殖(約I Q l0LJ/s+/
)を示しfコが、その後急激に増殖速度が減じ36時間
後においても約1510U、’+tにとどまり、l−I
A画分産生量Cまl” −HAが16.I−IA/河
1.I−P F −1−IAが1.0 Q IOU/m
tできわめて低く、48時間後まで培養を続け1こ場合
においでもほとんど増却しな力)つた。 マタ、Q2vvmで通気し、攪拌f 500 rPmあ
るいは600rPmの一定とし一消泡処理をしない培養
系は一比較例7,8であるが、いずれの場合も培養後5
〜10時間で、激しい発泡のため番こ菌体が槽壁上部に
付着するか培養Klが槽外へ流失し、それを36時間後
にすべて回収混合した場合においてもHA画分餉はきわ
めて低かった。 Doを制御するが消泡処理を行なわない培養系の比較例
10においても、同様の培養液の流失や菌体の槽壁への
伺着がおこり、I−I A画分]は低711)つた。 通気攪拌を一定とし、かつ消泡処理を行なう培養系は比
較例6および9であゐ。いずれの場合も、培養初期(7
J D OがHA画分産生にとって不適当な6、OPP
m以上にあり、培養の進行に伴ないDOは連続的に下降
しつづけ36時間以前シこ菌増殖およびHA産生に不適
当な0、’7ppm以下の杖態に達してい1こ。不発明
の方法を一部加味して化学的消泡処理を行なった比較例
9ては、36時間培養後において3 Q 1.OtJ/
河tlこ達しfこが、F −HAは1281−IA/耐
、L P F、−I−I Aは5QQLPEU/ me
程度であった。 15、培養液中のDOをDOコンYローラー(NBS社
製)を用いて自動的に連続的に通気量あるいは攪拌速度
を変化させて、1.6〜8.5ppmとなるように制御
し7:l)つ消泡処理をしながら培養を行なったものが
実施例2〜5であるが、それらは培養10時間後におい
ても対数増殖を維持し、最終的には36時間できわめて
高い菌数、F〒HAlおよびLPF−HAiを得ること
ができた。 なお、上方力)らの表面通気による方法では、HA画分
の産生は全く認められなかった。 こわらの成績から明らかなように一発酵槽を片いた通気
攪拌培養では+ Do非制御下においでは消泡処理をし
た場合に菌増、殖は認められるが、それらの例ではF
−HAおよびI−P F −14Aはいずれも産41=
ffiが低いことがわかった。一方、DO制御下で行
った場合には菌増殖のみならずF −HA量およびLP
F−HAiともに著しく増大した。 このように発酵槽を用いた通気攪拌培養では、DO制御
によって菌増殖は勿論、目的とする百日ぜき菌IIA産
生廻の著しい増大が図れることが判明し1こ。 比較例11fiらびに実施例6および7上述のように、
本発明による特定の条件制御下に培養することにより目
的とする百日ぜき菌HA画分の大量産生が達成されるが
、これを従来公知の静置培養における場合と比較すると
第3表に示すとおりである。なお、表番こ示す各培養の
条件は下記のとおりである。たたし、菌接種量と培養温
度はそれぞれ1.Q IOU/、4、および35℃で共
通とした。 (N静置培養(比較例11) 培養容器ニル−瓶、1.51!容 培地:実施例工で用いたものと同じ改良培地0゜1 培養時間:120時11’tl (至)制御培養(不発明の方法)〔実施例6および7) 培養容器: aool容醗醇槽(丸菱理化製)培地:実
施例1で用いたものと同じ改良培地、2001;メチル
化β−CD(実施例6)葦たはメチル化α−CD(実施
例7)1−.09/lを添加 Do制御:2.2−2.4ppm 消泡:機械的消泡手段(回転ディヌク方式番こよる) p I−1制御:PI(7,3 培養時間:35時間 上記結果を第3表に示す。 第3表 第3表の結果からも明らかなように、不発明方法によれ
ば従来静置法に比べて菌増殖およびLPF−HA量とも
に著しく増大しており、F −HA量は同等力)それ以
上で、例えば菌数は2〜3倍、LPF−HA量は10倍
以上増大し一培養時間は120時間から35時間へと大
幅に短縮されている。 なお、実施例6および7におけるDo制御下での培養の
場合Qノ菌数、F −HA量およびLPF−I−I A
量の経時的な推移を第3図(I)および(9)、第4図
(I)および@)にそわ、ぞれ示した。これらの図力)
らも明ら力1なように、本発明によるDO制御下に培養
した場合には菌数の増大とともにF−HA量およびLP
F−HAiも著しく増大される。
、ヱ、 929〜999.1973を参照]により測
定、L P F −HA721nVitrOテハt−i
p −E L I S A法(佐原ら、第28回毒素シ
ンポジウム予稿集、141〜]44.1981を参照)
による単位(L P’E u / y(lと略記すル)
全測定し、in vivo でH;Hdd/Yマウス
(4週令、雌)を用いL P F −I−I A静注3
日後の白血球数をカウントする方法(銘木ら、第29回
毒素シンポジウム予稿集、1〜5−19827?参照〕
によって測定した。その結果を第2図に示す。 第2図力)ら明らかなように、菌増殖ならび【こ■」A
画分の高単位の産生が見らねるのC:1LDOが07〜
60PPmであり、D 01.0−5.5 p l)
mではとくに良好な結果が伜られた。 比較例1〜10および実施例2〜5 培養条件を種々力・えて面目せきiHA画分の産生用を
比較検討し1こ。すなわち−従来の通気攪拌、 を一定
とすめ方法と不発明に基づく通気攪拌を連結l的に変化
させる方法について比較し1こ。 1410L曲気攪拌培養装置(NBS社辺)lこ、実施
例】で用いたものと同じメチル化β−CDを最終濃度1
.09/l添加した改良培地1(lを力1え、百日ぜき
菌■相Mをl、Q l0LJ/渭lOJ量で接柚し、ヌ
バージA1−6ζよゐ檜底力)らの通免輩拌培養糸で、
ガ・、2表番こ示す県外下に、すべで35℃で36時間
培養した・ 通気攪拌を一定とじ消泡処理を行なわない培養は第2表
中の比較例1〜5,7および8である。 そQ」中では比較例5σ、lQQrl)mてQ、5rr
mという条件がI−I A画分の産生用は良好であつ1
こ。 しカ・しなか函、その場合においても培養10時曲まで
はある程度の対数増殖(約I Q l0LJ/s+/
)を示しfコが、その後急激に増殖速度が減じ36時間
後においても約1510U、’+tにとどまり、l−I
A画分産生量Cまl” −HAが16.I−IA/河
1.I−P F −1−IAが1.0 Q IOU/m
tできわめて低く、48時間後まで培養を続け1こ場合
においでもほとんど増却しな力)つた。 マタ、Q2vvmで通気し、攪拌f 500 rPmあ
るいは600rPmの一定とし一消泡処理をしない培養
系は一比較例7,8であるが、いずれの場合も培養後5
〜10時間で、激しい発泡のため番こ菌体が槽壁上部に
付着するか培養Klが槽外へ流失し、それを36時間後
にすべて回収混合した場合においてもHA画分餉はきわ
めて低かった。 Doを制御するが消泡処理を行なわない培養系の比較例
10においても、同様の培養液の流失や菌体の槽壁への
伺着がおこり、I−I A画分]は低711)つた。 通気攪拌を一定とし、かつ消泡処理を行なう培養系は比
較例6および9であゐ。いずれの場合も、培養初期(7
J D OがHA画分産生にとって不適当な6、OPP
m以上にあり、培養の進行に伴ないDOは連続的に下降
しつづけ36時間以前シこ菌増殖およびHA産生に不適
当な0、’7ppm以下の杖態に達してい1こ。不発明
の方法を一部加味して化学的消泡処理を行なった比較例
9ては、36時間培養後において3 Q 1.OtJ/
河tlこ達しfこが、F −HAは1281−IA/耐
、L P F、−I−I Aは5QQLPEU/ me
程度であった。 15、培養液中のDOをDOコンYローラー(NBS社
製)を用いて自動的に連続的に通気量あるいは攪拌速度
を変化させて、1.6〜8.5ppmとなるように制御
し7:l)つ消泡処理をしながら培養を行なったものが
実施例2〜5であるが、それらは培養10時間後におい
ても対数増殖を維持し、最終的には36時間できわめて
高い菌数、F〒HAlおよびLPF−HAiを得ること
ができた。 なお、上方力)らの表面通気による方法では、HA画分
の産生は全く認められなかった。 こわらの成績から明らかなように一発酵槽を片いた通気
攪拌培養では+ Do非制御下においでは消泡処理をし
た場合に菌増、殖は認められるが、それらの例ではF
−HAおよびI−P F −14Aはいずれも産41=
ffiが低いことがわかった。一方、DO制御下で行
った場合には菌増殖のみならずF −HA量およびLP
F−HAiともに著しく増大した。 このように発酵槽を用いた通気攪拌培養では、DO制御
によって菌増殖は勿論、目的とする百日ぜき菌IIA産
生廻の著しい増大が図れることが判明し1こ。 比較例11fiらびに実施例6および7上述のように、
本発明による特定の条件制御下に培養することにより目
的とする百日ぜき菌HA画分の大量産生が達成されるが
、これを従来公知の静置培養における場合と比較すると
第3表に示すとおりである。なお、表番こ示す各培養の
条件は下記のとおりである。たたし、菌接種量と培養温
度はそれぞれ1.Q IOU/、4、および35℃で共
通とした。 (N静置培養(比較例11) 培養容器ニル−瓶、1.51!容 培地:実施例工で用いたものと同じ改良培地0゜1 培養時間:120時11’tl (至)制御培養(不発明の方法)〔実施例6および7) 培養容器: aool容醗醇槽(丸菱理化製)培地:実
施例1で用いたものと同じ改良培地、2001;メチル
化β−CD(実施例6)葦たはメチル化α−CD(実施
例7)1−.09/lを添加 Do制御:2.2−2.4ppm 消泡:機械的消泡手段(回転ディヌク方式番こよる) p I−1制御:PI(7,3 培養時間:35時間 上記結果を第3表に示す。 第3表 第3表の結果からも明らかなように、不発明方法によれ
ば従来静置法に比べて菌増殖およびLPF−HA量とも
に著しく増大しており、F −HA量は同等力)それ以
上で、例えば菌数は2〜3倍、LPF−HA量は10倍
以上増大し一培養時間は120時間から35時間へと大
幅に短縮されている。 なお、実施例6および7におけるDo制御下での培養の
場合Qノ菌数、F −HA量およびLPF−I−I A
量の経時的な推移を第3図(I)および(9)、第4図
(I)および@)にそわ、ぞれ示した。これらの図力)
らも明ら力1なように、本発明によるDO制御下に培養
した場合には菌数の増大とともにF−HA量およびLP
F−HAiも著しく増大される。
第1図は百日ぜき菌の増殖と培養温度の関係を示すグラ
フ、第2図は培養液中のDO制御範囲と24時間培養後
の菌数、F −1−I A量およびL P I”−HA
量を示すグラフ、第3(2)(I)および(II)なら
びに第4図(■)オよび(TJ)ijDO2,2〜2゜
4ppmの制御下に培養した場合の菌数、F−HA量お
よびLp r; −HA量の経時的な推移を示すグラフ
である。 代 理 人 弁理士 青 山 葆 ほか1名手続補
正書(,6゜ 昭和58年6月13日 特許庁長官 殿 1事件の表示 昭和58年特許願第 054680 号2発明の名
称 百日ぜき菌の感染防御抗原HA画分の製造方法3補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住所 熊本県熊本市清水町太窪668番地名称 財団法
人化学及血清療法研究所 (ほか1名) 4代理人 5補正命令の日付 自発 6補正の対象 7補正の内容 (I+明細書第1〜2頁の特許請求の範囲を別紙のとお
り補正する。 (社)明細書の「発明の詳細な説明」の下記箇所を補正
する。 (1)3頁7行: 「工相菌jffir■相菌」と補正
。 (2j5頁8行: FHAHA画分「F−HA画分」と
補正。 (3j12頁3行: [v vrtJ f [VVMJ
色補正。 (4+13頁6および9行:「爾」を「菌」と補正。 (5)15頁第1表中10行:トリスヒドロギシメチル
アミノメタンの含量「1.525j t r6.100
」と補正。 (6115頁第1表中の末イ1: 「グルタチオン」を
「グルタチオン」と補正。 (7)16頁下炉ら3イ1: 「601)■朋」を「6
.0ppmJと補正。 (8118頁7行:「培養後5〜10時間」を「培養5
〜10時間」と補正。 (9)21頁下から5行二「歯」全1菌」と補正。 叫24頁11行:「冊」を「叩」と補正。 以上 補正した特許請求の範囲 tlJ百日ぜき菌をシクロデキストリンまたはその誘導
体を添加した液状培地に接種し、培養温度20〜37℃
で培地の溶存酸素量を07〜6. Q ppmの範囲に
保ちかつ消泡処理をしながら通気攪拌培養し、対数増殖
期ないし定常期の菌発育段階で感染防御抗原HA画分を
採取することを特徴とする百日ぜき菌の感染防御抗原H
A画分の製造方法。 (2〕液状培地がカザミノ酸を01〜209/l、アス
コルビン酸’ko、01〜lfj/l、グルタチオンを
01〜50F//およびシクロデキストリンまたはその
誘導体を0.001〜57/l含有している前記第(1
)項の方法。 t31シクロデキストリンまたはその誘導体がメチル化
α−シクロデキストリン、メチル化β−シクロデキスト
リン、メチル化γ−シクロテキストリン、α−シクロデ
キストリン、β−シクロデキストリンおよびγ−シクロ
デキストリンから選ばれ乙り種または2種以上である前
記第(1j項の方法。 (42培養時間fニア〜40時間とする前記第(13項
の方法。 (5ン消泡処理が、機械的消泡手段、化学的消泡剤の添
7JFJまたはそれらの組合わせによる前記第(1〕項
の方法。 (6)pl’lが60〜90の範囲である前記第(11
項の方法。
フ、第2図は培養液中のDO制御範囲と24時間培養後
の菌数、F −1−I A量およびL P I”−HA
量を示すグラフ、第3(2)(I)および(II)なら
びに第4図(■)オよび(TJ)ijDO2,2〜2゜
4ppmの制御下に培養した場合の菌数、F−HA量お
よびLp r; −HA量の経時的な推移を示すグラフ
である。 代 理 人 弁理士 青 山 葆 ほか1名手続補
正書(,6゜ 昭和58年6月13日 特許庁長官 殿 1事件の表示 昭和58年特許願第 054680 号2発明の名
称 百日ぜき菌の感染防御抗原HA画分の製造方法3補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住所 熊本県熊本市清水町太窪668番地名称 財団法
人化学及血清療法研究所 (ほか1名) 4代理人 5補正命令の日付 自発 6補正の対象 7補正の内容 (I+明細書第1〜2頁の特許請求の範囲を別紙のとお
り補正する。 (社)明細書の「発明の詳細な説明」の下記箇所を補正
する。 (1)3頁7行: 「工相菌jffir■相菌」と補正
。 (2j5頁8行: FHAHA画分「F−HA画分」と
補正。 (3j12頁3行: [v vrtJ f [VVMJ
色補正。 (4+13頁6および9行:「爾」を「菌」と補正。 (5)15頁第1表中10行:トリスヒドロギシメチル
アミノメタンの含量「1.525j t r6.100
」と補正。 (6115頁第1表中の末イ1: 「グルタチオン」を
「グルタチオン」と補正。 (7)16頁下炉ら3イ1: 「601)■朋」を「6
.0ppmJと補正。 (8118頁7行:「培養後5〜10時間」を「培養5
〜10時間」と補正。 (9)21頁下から5行二「歯」全1菌」と補正。 叫24頁11行:「冊」を「叩」と補正。 以上 補正した特許請求の範囲 tlJ百日ぜき菌をシクロデキストリンまたはその誘導
体を添加した液状培地に接種し、培養温度20〜37℃
で培地の溶存酸素量を07〜6. Q ppmの範囲に
保ちかつ消泡処理をしながら通気攪拌培養し、対数増殖
期ないし定常期の菌発育段階で感染防御抗原HA画分を
採取することを特徴とする百日ぜき菌の感染防御抗原H
A画分の製造方法。 (2〕液状培地がカザミノ酸を01〜209/l、アス
コルビン酸’ko、01〜lfj/l、グルタチオンを
01〜50F//およびシクロデキストリンまたはその
誘導体を0.001〜57/l含有している前記第(1
)項の方法。 t31シクロデキストリンまたはその誘導体がメチル化
α−シクロデキストリン、メチル化β−シクロデキスト
リン、メチル化γ−シクロテキストリン、α−シクロデ
キストリン、β−シクロデキストリンおよびγ−シクロ
デキストリンから選ばれ乙り種または2種以上である前
記第(1j項の方法。 (42培養時間fニア〜40時間とする前記第(13項
の方法。 (5ン消泡処理が、機械的消泡手段、化学的消泡剤の添
7JFJまたはそれらの組合わせによる前記第(1〕項
の方法。 (6)pl’lが60〜90の範囲である前記第(11
項の方法。
Claims (6)
- (1)百日ぜき菌をシクロデキヌトリンまたはその誘導
体を添m[−だ液状培地番こ接種し、培養温度20〜3
7℃で培地の溶存酸素量を07〜6.0ppmの範囲に
保ちかつ消泡処理をしながら通気攪拌培養し一対数増殖
期ないし定常期の菌発育段階で感染防制抗原HA画分を
採取することを特徴とする白日ぜき菌の感染防御抗原I
−I A画分の製造方法。 - (2)液状培地がカザミノ酸ra−(1,1〜20g/
l、アヌコルビン酸を0.0j〜39/l、グルタチオ
ンを01〜50g/lおよびシクロテキヌトリンまたは
その誘導体−¥−0,001〜5F!/l含有している
前記第(1)項の方法。 - (3)ンクロデキヌトリンまfこはその誘”J 体力J
4−ル化α−シクロテキストリンーメチル化α−シク
ロテキヌトリン、メチル化r−シクロテキヌトリン、α
−シクロテセストリン、β−シクロテキヌトリンおよび
γ−シクロデキヌI−リンから選ハれる1種または2種
以上である前訃硼1第(])項の方法。 - (4)培養時間を7〜40時mlとすめ前記第(1)項
の方法。 - (5)消泡処理が、機わIり的消泡手段、化学的消泡剤
の添加またはそれらの組合わせにまる前記第(])項の
方法。 - (6)pHが6.0〜90の範囲である前記第(1)項
の方法。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58054680A JPS59181222A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 百日ぜき菌の感染防御抗原ha画分の製造方法 |
CA000450495A CA1213234A (en) | 1983-03-30 | 1984-03-26 | Method for the production of ha fraction containing protective antigens of bordetella pertussis and pertussis vaccine |
AT84103504T ATE65028T1 (de) | 1983-03-30 | 1984-03-29 | Verfahren zur herstellung der bordetellapertussis-schutzantigene enthaltenden ha fraktion und keuchhustenvakzin. |
DE8484103504T DE3484778D1 (de) | 1983-03-30 | 1984-03-29 | Verfahren zur herstellung der bordetella-pertussis-schutzantigene enthaltenden ha fraktion und keuchhustenvakzin. |
AU26230/84A AU564634B2 (en) | 1983-03-30 | 1984-03-29 | Method for production of ha fraction containing protective antigens |
SU843728854A SU1447266A3 (ru) | 1983-03-30 | 1984-03-29 | Способ получени фракции НА, содержащей защитный антиген ВоRDетеLLа реRтUSSIS |
EP84103504A EP0121249B1 (en) | 1983-03-30 | 1984-03-29 | Method for the production of ha fraction containing protective antigens of bordetella pertussis and pertussis vaccine |
KR1019840001645A KR900007658B1 (ko) | 1983-03-30 | 1984-03-29 | 백일해균 예방항원을 함유하는 ha 유분(留分)과 백일해 왁진의 제조방법 |
ES531112A ES531112A0 (es) | 1983-03-30 | 1984-03-29 | Un metodo para la produccion de una fraccion ha que contiene antigenos protectores de bordetella pertussis |
US06/874,670 US4687738A (en) | 1983-03-30 | 1986-06-16 | Method for the production of HA fraction containing protective antigens of Bordetella pertussis and pertussis vaccine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58054680A JPS59181222A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 百日ぜき菌の感染防御抗原ha画分の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59181222A true JPS59181222A (ja) | 1984-10-15 |
JPS64930B2 JPS64930B2 (ja) | 1989-01-10 |
Family
ID=12977497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58054680A Granted JPS59181222A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 百日ぜき菌の感染防御抗原ha画分の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59181222A (ja) |
SU (1) | SU1447266A3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018007676A (ja) * | 2012-02-01 | 2018-01-18 | グラクソスミスクライン バイオロジカルズ ソシエテ アノニム | 発酵方法 |
-
1983
- 1983-03-30 JP JP58054680A patent/JPS59181222A/ja active Granted
-
1984
- 1984-03-29 SU SU843728854A patent/SU1447266A3/ru active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018007676A (ja) * | 2012-02-01 | 2018-01-18 | グラクソスミスクライン バイオロジカルズ ソシエテ アノニム | 発酵方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SU1447266A3 (ru) | 1988-12-23 |
JPS64930B2 (ja) | 1989-01-10 |
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