JPS59179807A - 抗微生物性ビスコ−ス法人造繊維並びにその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗微生物性ビスコース法人造繊維およびその製
造万θぐに関するものである。

人間環境においては種々な黴や細菌が存在し、特に高温
多湿の環境Ｆではそれらの繁殖が活発となり、腐敗、発
酵現象を起す、特に繊維の場合は不快な臭気を発するば
か９でなく、その脆化変色や種々な皮膚炎又は水虫の原
因となることがある。

そこでこれら被服における有害な黴や細菌の繁殖を防１
止するためには繊維製品の抗微生物加工が必要となる。

繊維製品の抗微生物加工に必要なことは（イ）抗微生物
効果が確実であること、即ち繊維に付着する微生物の殺
滅がおこなわれること。

（ロ）　長時間の使用にあたり、洗濯等で効果の失なわ
れないこと。

ｒ−＋　　抗微生物性被服の使用にあたって、人体の正
常機能に影響を及ぼしてはならないこと。

である。

従米抗微生物性を有するシリコン系第４級アン七ニウム
塩に」：る繊維製品の加工は通常間抜か、或は染色後に
後加工力法として行なわれているのみである。

これら従来の後加工力法では繊維及び布帛の白文の低下
、色調の変化を惹起するため均一な加工をするために細
心の注意を必要とするし、また抗微生物性シリコン系第
４級アンモニウム塩によって繊維製品を加工すると撥水
性を生ずる欠点かある。

更にこの場合加工工程、加工機構から考えて加工剤は繊
維表面に優先的に付着、結合したのである。

才た加工剤そのものの性質より考えて多少有害物質とし
て働くため安全性に危惧が残り、寸た洗濯により繊維表
面の加工剤が脱落しやすい等の数々の欠点がある。

不発１夕［者等は」１記従来の抗微生物性繊維の種々な
欠点に鑑み、鋭意研究した結果逐に本発明に到達したも
ので、本発明は抗微生物性シリコン系第４級アンモニウ
ム塩を主成分とする物質のうち、該物質自体がＰＨの如
何にかかわらず水不溶性又は水難溶性である物質を有機
溶媒に溶解してビスコースと混合し、該ビスコースを紡
出して得られた抗微生物性ビスコース法人造繊維及びそ
の製造方法を提供するもので、本発明によって従来の後
加工法によって装造された繊維及び布帛のもつ欠点をこ
とごとく解消することに成功したのである。

不発明はＰＨの如何に拘らず、水不溶性の抗微生物性シ
リコン系第４級アンモニウム塩をアルコール類、ケトン
類、炭化水素化合物、塩素化炭化水素のうちの一種又は
２種以上の混合溶媒に溶解し、そのままか父は水又はア
ルカリ水溶液で希釈してビスコースと混合して紡糸する
。

この場合抗微生物性シリコン系第４級アンモニウム塩は
本床水不溶性であるため、時間と共に、あるいけ希釈の
程度により希釈溶液が白濁する。

このビスコースの白濁の程度が紡出性の目安であるＫｗ
値（ＦｉｇｒａｔｉΦｎ１ｓｋｏｎｓｔａｎｔｅ）　（
濾過定数）に影響を与える。希望するＫｗ値に止まる範
囲に白濁の程度を抑えねばならない。

紡糸は抗微生物加工剤をビスコースに混合後直ちに行う
のか最良の結果を与えるが少くとも混合後１５時間以内
に行わねばならない、その理由は混合従長時間放置する
と白濁化に伴うＫｗ値の悪化のほか、アルカリ中では抗
微生物性シリコン系第４級アンモニウム塩の分解を惹き
起すためである。

本発すＪの抗微生物性ビスコース法人造繊維は前記の如
く抗微生物加工剤が表面に局在しないため安全性が高く
、かつ抗微生物加工剤が内部に均一に分散されているた
め、耐洗濯性の向上が期待される。

更に通常繊維や布帛に実施されている漂白や染色による
効能低下が抑えられ、甘た加工コストが後加工法に比較
して全体的には低下する利点がある。

実施例１ 従来法によって得られたビスコース（セルロース８％、
全アルカリ６％、全硫黄２．５％）にシリコン系第４級
アンモニウム塩を主成分とする抗微生物加工剤（東海！
１！！油株式会社製、商品名グクロンクスＦＫ　ｓｏｏ
　Ｓ　）のメタノール溶液をセルロースに対して０．５
．　ｌ、　　２．重量％の添加率になるよう予め水で５
倍に希釈した微分散液として添加混合し、脱胞して３０
分後に紡糸した。

紡糸はＱ、　０７　ｍｍＸ　１００１（のノズルを使用
し、紡糸速度８０町分で硫酸１３ｏｙ／１２．硫酸ナト
リクム３００ｇｌ７／ｌ！、硫酸亜鉛１５ｙ／ｌｌ　Ｉ
ＩＡ度５０’Ｃの紡糸浴にて紡糸し、精練処理をして抗
微生物性ビスコース法人造繊維を製造した。

この様にして得られた人造繊維の抗微生物性は第１表に
示す通りであり、セルロースＶＣＨＩ。

て１重量％添加率で効果が顕著であった。

この場合使用した抗微生物性測定は青黴ハローデストで
、その方法１Ｊ次の通りである。

青黴ハローテストの詳細 滅ＭＬｉ７Ｑ→シャーレに作ったンアベンク培地上に青
黴（Ｐｅｎｊ、ｃｊ、＃ｉｕｎ　Ｃ１ｔｒｉｎｕｙｙ　
ｌ　ＡＭ　７００３　）を均一に植付け、その上に滅菌
した試料を静かに置き、２７’Ｃで５日間培養し一１抗
微生物性を肉眼てＩ’１１定する。評価方法は 一１試１′−１・上に青黴が全くなく明らかなもの。

士、効果は充分認められるが試料片の０〜１％がｉ邊丁
黴で侵食されているもの。

」−１青黴の侵食が試料片の１〜２０％あり、抗微生物
効果が充分でないもの。

廿　青黴の侵食か２０〜１００％で強度の侵食があり、
効果のないもの。

第　１　表 実施例２ 実施例１と同じビスコースにシリコン系第４級７ノモニ
タム塩を主成分とする抗微生物加工剤（高松油脂株式会
社製、商品名ＳＸ　−６０を使用）のメタノール溶液を
セルロース重量に対し２％添加率となるよう加工剤をそ
の′＝！まビスコースに添加混合し、実施例１と同様な
方法で紡出して抗微生物性ビスコース法人造繊維を製造
した。

実施例１と同様なｉストの結果、士の効果を得た。

実施例３ 実施例１とＨしビスコースにシリコン系第４級７ノモニ
タム塩であるトリメト。キシシラノグロヒルポリアルキ
ルアンモニウムクロライド（帝三製薬株式会社製２商品
名クイジガード５−１）のメタノール溶液をセルロース
に対して０．５．１１２％添加率となるようにビスコー
スに添加混合した０、 添加時原液を５％ＮａＯＨ水溶液で５倍量に希釈した後
に行った。

実施例１と同様に青黴／飄ローテストの結果は第２表に
示す通りである。

第　２　表 タイジガードＳ　−１についてはセルロース重量に対し
て０．５重量％の添加で効果は顕著であった。

更に試料６について黄色ブドー状球醒 を求めたところ２４時間で９７．０％であった。

特許出願人　オーミグンノ株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　抗微生物性をイイするシリコン系第４級アンモニウ
   ム塩を主成分とする物質のうち、該物質自体か、ＰＨの
   如何にかかわらず、水不溶性又は水！Ｉｇｔ溶性である
   物質を有機溶媒に溶解、　　してビスコースと混合し、
   該ビスコースを紡出することによって得られた抗微生物
   性ビスコース法人造繊維。 ２　抗微生物性を有するシリコン系第４級アンモニウム
   塩を主成分とする物質のうち、該物質自体がＰＨの如何
   にかかわらず、水不溶性又は水難溶性である物質を有機
   溶媒に溶解してビスコースと混合し、該ビスコースを紡
   出して製造することを特徴とするビスコース法人造繊維
   の製造方法。