JPS59177915A - 駆動用電解液 - Google Patents
駆動用電解液Info
- Publication number
- JPS59177915A JPS59177915A JP5054383A JP5054383A JPS59177915A JP S59177915 A JPS59177915 A JP S59177915A JP 5054383 A JP5054383 A JP 5054383A JP 5054383 A JP5054383 A JP 5054383A JP S59177915 A JPS59177915 A JP S59177915A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving electrolyte
- water
- polyvinyl alcohol
- electrolyte
- driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は定格電圧が350WVDC以」−の高圧アルミ
ニウム電解コンデンサに使用される駆動用電解液に関す
る。
ニウム電解コンデンサに使用される駆動用電解液に関す
る。
従来の定格電圧が350WVDO以上の高圧アルミニウ
ム電解コンデンサに使用される駆動用電解液(ペースト
)は、一般に第1表に示すように、エチレン・グリコー
ルを溶媒とし、これにホウ酸、第1表 ホウ酸アンモニウム、マンニット等を電解質として加え
、これを混合、溶解して構成していた。
ム電解コンデンサに使用される駆動用電解液(ペースト
)は、一般に第1表に示すように、エチレン・グリコー
ルを溶媒とし、これにホウ酸、第1表 ホウ酸アンモニウム、マンニット等を電解質として加え
、これを混合、溶解して構成していた。
上記第1表に示すような従来の駆動用電解液においては
、エチレングリコールとホウ酸およびホウ酸アンモニウ
ムとのエステル反応によって水が生成する。この生成す
る水の量は一般にはホウ酸濃lに比例して多くなり、第
1表に示す成分比の場合は20〜30Wt−%の水が生
成する。
、エチレングリコールとホウ酸およびホウ酸アンモニウ
ムとのエステル反応によって水が生成する。この生成す
る水の量は一般にはホウ酸濃lに比例して多くなり、第
1表に示す成分比の場合は20〜30Wt−%の水が生
成する。
上記のような従来の駆動用電解液を用いるアルミニウム
電解コンデンサは、室温から65°Cの範囲においては
実用上問題ないが、85°C以上の高温状態においては
、前記駆動用電解液中に含まれる水のため、蒸気圧が高
くなり、かつまた、負荷試験中に電気分解によって発生
するガスの量が駆動用電解液に含まれる水の量に比例し
て多くなる。
電解コンデンサは、室温から65°Cの範囲においては
実用上問題ないが、85°C以上の高温状態においては
、前記駆動用電解液中に含まれる水のため、蒸気圧が高
くなり、かつまた、負荷試験中に電気分解によって発生
するガスの量が駆動用電解液に含まれる水の量に比例し
て多くなる。
この高くなった蒸気圧および発生するガス月何二より封
目板割れ、月口部気密漏れ等が発生する等の欠点があっ
た。
目板割れ、月口部気密漏れ等が発生する等の欠点があっ
た。
特に是近の電子機器等に甲いる電源は、その小型化設計
が進んでいる。このような小型化された電源に用いL平
滑回路に使用されるアルミニウム電解コンデンサには高
リップル電流を流すため、この高リップル電流によりコ
ンデンサは発熱j7、コンデンサ温度が65°C以上の
高温になる場合が多くなってきている。このため高温度
においてもガス発生および蒸気圧の小さい卵重り用電解
液の開発が切望されていたが、いまだそれに答える十分
な駆動用電解液はなかった。
が進んでいる。このような小型化された電源に用いL平
滑回路に使用されるアルミニウム電解コンデンサには高
リップル電流を流すため、この高リップル電流によりコ
ンデンサは発熱j7、コンデンサ温度が65°C以上の
高温になる場合が多くなってきている。このため高温度
においてもガス発生および蒸気圧の小さい卵重り用電解
液の開発が切望されていたが、いまだそれに答える十分
な駆動用電解液はなかった。
本発明は」−述の点にかんがみてなされたもので、65
°C以上の高温状態においてもガス発生が伴わず、蒸気
圧の小さいアルミニウム電解コンデンサに使用される駆
動用電解液を提供することを目的とする。
°C以上の高温状態においてもガス発生が伴わず、蒸気
圧の小さいアルミニウム電解コンデンサに使用される駆
動用電解液を提供することを目的とする。
(3)
〔発明の概要〕
本発明の要点は、第1表に示すような従来の駆動用電解
液中に含まれている水の作用を抑えるために、駆動用電
解液中にポリビニル・アルコール(PVA)を混合溶解
し、高温度領域においてもガス発生および蒸気圧の小さ
い駆動用電解液にある。
液中に含まれている水の作用を抑えるために、駆動用電
解液中にポリビニル・アルコール(PVA)を混合溶解
し、高温度領域においてもガス発生および蒸気圧の小さ
い駆動用電解液にある。
以下本発明の一実施例をなす駆動用電解液について詳細
に説明する。
に説明する。
本実施例は。前記第1表に示すような成分からなる従来
の駆動用電解液中に含有されている水の作用を抑えるた
め、ポリビニル・アルコールを○・1〜2・0Wt−%
混合溶解したものである。
の駆動用電解液中に含有されている水の作用を抑えるた
め、ポリビニル・アルコールを○・1〜2・0Wt−%
混合溶解したものである。
ポリビニル・アルコールは、駆動用電解液中に含まれて
いる水と選択的に作用し、この水によってポリビニル・
アルコールは溶解し、ポリビニル・アルコールは水と共
にゲル状態を形成する。
いる水と選択的に作用し、この水によってポリビニル・
アルコールは溶解し、ポリビニル・アルコールは水と共
にゲル状態を形成する。
」−記のようなポリビニル・アルコールと水とのゲル状
態は、一種の錯化合物状態となり、沸点は(41 上昇し、水単体では蒸発し雉くなる。また、水による電
気分解はポリビニル・アルコールと水との一種の化合物
として電気分解されるため、水単体の場合と異なって電
気分解されにくくなる。従って第1表に示すような成分
構成の従来の駆動用電解液にO・]、〜2・0Wt−%
のポリビニル・アルコールを添加し、混合溶解すること
によって、駆動用電解液は高温状態でも蒸気圧〃小さく
、しかもガス発生の少ない駆動用電解液に改善される。
態は、一種の錯化合物状態となり、沸点は(41 上昇し、水単体では蒸発し雉くなる。また、水による電
気分解はポリビニル・アルコールと水との一種の化合物
として電気分解されるため、水単体の場合と異なって電
気分解されにくくなる。従って第1表に示すような成分
構成の従来の駆動用電解液にO・]、〜2・0Wt−%
のポリビニル・アルコールを添加し、混合溶解すること
によって、駆動用電解液は高温状態でも蒸気圧〃小さく
、しかもガス発生の少ない駆動用電解液に改善される。
ポリビニル・アルコールと水とのゲル形成濃度は水10
0 gに対してポリビニル・アルコール10g以上でゲ
ル化状態が形成される。従って第1表に示すような成分
構成の駆動用電解液に対しては水が20〜30Wt−%
含まれているから、ポリビニル・アルコールは2Wt−
%以上添加すれば良いことになる。しかしながら、駆動
用電解液中に含有される水を完全にポリビニル・アルコ
ール値が高くなり、実用上不具合が生じる。
0 gに対してポリビニル・アルコール10g以上でゲ
ル化状態が形成される。従って第1表に示すような成分
構成の駆動用電解液に対しては水が20〜30Wt−%
含まれているから、ポリビニル・アルコールは2Wt−
%以上添加すれば良いことになる。しかしながら、駆動
用電解液中に含有される水を完全にポリビニル・アルコ
ール値が高くなり、実用上不具合が生じる。
ところで、駆動用電解液中に含有される水が5〜10W
t−%以下であれば、コンデンサの負荷試験において、
前記した封目板割れ、封口部の気密漏れ等の障害が発生
しないことが明らかになっている。そこで駆動用電解液
中に含有される水のうち5〜10Wt−%以下の水分を
ポリビニル・アルコールによって選択的に化合物に形成
するのがコンデンサの電気的性能」二最適である。従っ
て、」−記実施例ではポリビニル・アルコール添加量は
]−〜2Wt−%にし、コンデンサの電気的性能に悪影
響を与えないようにした。
t−%以下であれば、コンデンサの負荷試験において、
前記した封目板割れ、封口部の気密漏れ等の障害が発生
しないことが明らかになっている。そこで駆動用電解液
中に含有される水のうち5〜10Wt−%以下の水分を
ポリビニル・アルコールによって選択的に化合物に形成
するのがコンデンサの電気的性能」二最適である。従っ
て、」−記実施例ではポリビニル・アルコール添加量は
]−〜2Wt−%にし、コンデンサの電気的性能に悪影
響を与えないようにした。
なお、上記実施例では第1表に示すような成分構成の電
解液を対象にポリビニル・アルコールの添加例を示した
が、従来の駆動用電解液においてホウ酸濃度を低くし、
電解液中に含有される水分量が10Wt−%以」二の駆
動用ペーストにおいても、ポリビニル・アルコールの添
加量をより少なくすることにより、水単体の作用を防止
することができる。
解液を対象にポリビニル・アルコールの添加例を示した
が、従来の駆動用電解液においてホウ酸濃度を低くし、
電解液中に含有される水分量が10Wt−%以」二の駆
動用ペーストにおいても、ポリビニル・アルコールの添
加量をより少なくすることにより、水単体の作用を防止
することができる。
第2表は従来の駆動用電解液を用いた電解コンデンサと
上記本発明の一実施例をなす駆動用電解液を用いた電解
コンデンサとの9.5°Cにおけるリップル負荷域1験
を示す表である。使用した電解コンデンサは定格450
W’VDCの客年3900ζFのものをイψ用した。間
表から明らかなよう(−1従来のものは]−000h
rのリップルで端子板割れが発生したのに対して、」―
記実施例のものは2000brでも異常がなかった。
上記本発明の一実施例をなす駆動用電解液を用いた電解
コンデンサとの9.5°Cにおけるリップル負荷域1験
を示す表である。使用した電解コンデンサは定格450
W’VDCの客年3900ζFのものをイψ用した。間
表から明らかなよう(−1従来のものは]−000h
rのリップルで端子板割れが発生したのに対して、」―
記実施例のものは2000brでも異常がなかった。
また、」−記実施例に示すような駆動用電解液を用いた
電解コンデンサは、高温状態で使用できるのでコンデン
サの長寿命化に役立つ。
電解コンデンサは、高温状態で使用できるのでコンデン
サの長寿命化に役立つ。
以上説明したように本発明に係る駆動用電解液は、エチ
レン・グリコール溶媒にホウ酸とホウ酸アンモニウムと
マンニット等を溶解してなる駆動用電解液に、この駆動
用電解液中に含有される水の蒸発およびガス発生を抑え
、かつ電気的性能に悪影響を与えない稈度のポリビニル
・アルコールを添加したので、高温状態においても蒸気
圧やガス発生を小さく抑え、コンデンサの長寿命化に優
れた効果を発揮する。
レン・グリコール溶媒にホウ酸とホウ酸アンモニウムと
マンニット等を溶解してなる駆動用電解液に、この駆動
用電解液中に含有される水の蒸発およびガス発生を抑え
、かつ電気的性能に悪影響を与えない稈度のポリビニル
・アルコールを添加したので、高温状態においても蒸気
圧やガス発生を小さく抑え、コンデンサの長寿命化に優
れた効果を発揮する。
出願人 日本通信工業株式会社
代理人 弁理士熊 谷 隆
79
Claims (1)
- エチレン・グリコール溶媒にホウ酸とホウ酸アンモニウ
ムとマンニット等を溶解してなる駆動用電解液に、この
駆動用電解液中に含有される水の蒸発およびガス発生を
抑え、かつ電気的性能に悪影響を与えない程度のポリビ
ニル・アルコールを添加し≠−ことを特徴と−「る電解
コンデンサ用の駆動用電解液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054383A JPS59177915A (ja) | 1983-03-28 | 1983-03-28 | 駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054383A JPS59177915A (ja) | 1983-03-28 | 1983-03-28 | 駆動用電解液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59177915A true JPS59177915A (ja) | 1984-10-08 |
Family
ID=12861924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5054383A Pending JPS59177915A (ja) | 1983-03-28 | 1983-03-28 | 駆動用電解液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59177915A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01248509A (ja) * | 1988-03-29 | 1989-10-04 | Hitachi Condenser Co Ltd | 電解コンデンサ用電解液 |
JPH03225906A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-04 | Hitachi Aic Inc | 電解コンデンサ用電解液 |
JPH10223481A (ja) * | 1997-02-10 | 1998-08-21 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ |
JP2008053757A (ja) * | 2007-11-09 | 2008-03-06 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ |
JP2014072465A (ja) * | 2012-09-29 | 2014-04-21 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用電解液及び電解コンデンサ |
-
1983
- 1983-03-28 JP JP5054383A patent/JPS59177915A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01248509A (ja) * | 1988-03-29 | 1989-10-04 | Hitachi Condenser Co Ltd | 電解コンデンサ用電解液 |
JPH03225906A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-04 | Hitachi Aic Inc | 電解コンデンサ用電解液 |
JPH10223481A (ja) * | 1997-02-10 | 1998-08-21 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ |
JP2008053757A (ja) * | 2007-11-09 | 2008-03-06 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ |
JP2014072465A (ja) * | 2012-09-29 | 2014-04-21 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用電解液及び電解コンデンサ |
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