JPS629617A - 電解コンデンサ駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサ駆動用電解液Info
- Publication number
- JPS629617A JPS629617A JP14957185A JP14957185A JPS629617A JP S629617 A JPS629617 A JP S629617A JP 14957185 A JP14957185 A JP 14957185A JP 14957185 A JP14957185 A JP 14957185A JP S629617 A JPS629617 A JP S629617A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic
- acid
- added
- porodi
- driving
- Prior art date
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- Pending
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- Primary Cells (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は電解コンデンサに関するものであり、詳しく言
えば、アルミニウム電解コンデンサ駆動用電解液(以下
単に電解液と称する)の改良に関するものである。
えば、アルミニウム電解コンデンサ駆動用電解液(以下
単に電解液と称する)の改良に関するものである。
従来の技術
従来、この種の電解液としては、エチレングリコールを
主溶媒とし、これにイオノゲンを溶解したものが知られ
ている。
主溶媒とし、これにイオノゲンを溶解したものが知られ
ている。
また、各種の特性改善のために、例えば低温特性改善の
ために特開昭54−7564号公報に示されているよう
に、r−ブチロラクトンを主体とする溶媒にマレイン酸
のアミン塩を溶解して溶質とした電解液が用いられてい
る。
ために特開昭54−7564号公報に示されているよう
に、r−ブチロラクトンを主体とする溶媒にマレイン酸
のアミン塩を溶解して溶質とした電解液が用いられてい
る。
一方、近年電子部品をプリント基板上に取り付けるため
に、リード線部を機械的に折シ曲げ加工して用いること
が多いが、このような加工はアルミニウム電解コンデン
サの漏れ電流に重大な影響を与える。一般にアルミニウ
ム電解コンデンサは陽極となる電極に誘電体酸化皮膜を
用いる。この皮膜は性質上微少な漏れ電流は避けられな
いが、それとは別に陽極電極と引き出し用アルミニウム
タブとの接合部分の漏れ電流はわずかな機械的ストレス
を加えただけで著し゛く増大する。これは、引き出し用
アルミニウムタブがリード線部と接続されており、リー
ド線部の折り曲げ加工による衝撃が直接陽極電極に伝わ
り、皮膜に損傷を与えるためで、電解液の有する皮膜修
復作用をもってしても短時間では折シ曲げ加工前のレベ
ルには戻らず、しかも漏れ電流値のバラツキも加工前に
比べて増大するという欠点がある。
に、リード線部を機械的に折シ曲げ加工して用いること
が多いが、このような加工はアルミニウム電解コンデン
サの漏れ電流に重大な影響を与える。一般にアルミニウ
ム電解コンデンサは陽極となる電極に誘電体酸化皮膜を
用いる。この皮膜は性質上微少な漏れ電流は避けられな
いが、それとは別に陽極電極と引き出し用アルミニウム
タブとの接合部分の漏れ電流はわずかな機械的ストレス
を加えただけで著し゛く増大する。これは、引き出し用
アルミニウムタブがリード線部と接続されており、リー
ド線部の折り曲げ加工による衝撃が直接陽極電極に伝わ
り、皮膜に損傷を与えるためで、電解液の有する皮膜修
復作用をもってしても短時間では折シ曲げ加工前のレベ
ルには戻らず、しかも漏れ電流値のバラツキも加工前に
比べて増大するという欠点がある。
発明が解決しようとする問題点
このような欠点を改善する方法として特公昭60−37
67号公報に示されているように、レゾルシル酸を添加
することが知られているが、士、分な効果は得られてい
ない。
67号公報に示されているように、レゾルシル酸を添加
することが知られているが、士、分な効果は得られてい
ない。
本発明はこのような従来の欠点を解決するもので、さら
に化成性を改善することにより、アルミニウム電解コン
デンサの漏れ電流の低減ならびにそのバラツキを抑制し
た電解コンデンサ駆動用電解液を提供することを目的と
するものである。
に化成性を改善することにより、アルミニウム電解コン
デンサの漏れ電流の低減ならびにそのバラツキを抑制し
た電解コンデンサ駆動用電解液を提供することを目的と
するものである。
問題点を解決するだめの手段
上記問題点を解決するために、本発明においては、γ−
ブチロラクトンを主体とする溶媒に、マレイン酸のアミ
ン塩を溶解して溶質とした電解液に、ポロジ−β−レゾ
ルシル酸又はその塩もしくはボロジーγ−レゾルシル酸
又はその塩を添加したものである。
ブチロラクトンを主体とする溶媒に、マレイン酸のアミ
ン塩を溶解して溶質とした電解液に、ポロジ−β−レゾ
ルシル酸又はその塩もしくはボロジーγ−レゾルシル酸
又はその塩を添加したものである。
作用
この組成によりレゾルシル酸を添加した場合に比べ、電
解液の化成能力が向上し、リード線部の折り曲げ加工に
よって損傷した誘電体酸化皮膜の修復をさらに速く行わ
れる。
解液の化成能力が向上し、リード線部の折り曲げ加工に
よって損傷した誘電体酸化皮膜の修復をさらに速く行わ
れる。
実施例
以下、本発明による実施例について述べる。
γ−ブチロラクトン100重量部、マレイン酸10重量
部、トリエチルアミン9重量部からなる電解液(従来例
1)と、これにγ−レゾルシル酸2重量部を添加した電
解液(従来例2)、ボロジーγ−レゾルシル酸3重量部
を添加した電解液(本発明例)の各々を用いて、定格s
ow、v1゜μFのアルミニウム電解コンデンサを製作
し、漏れ電流抑制効果について、リード線部の加工前と
加工後についてそれぞれ比較した。この結果を表1に示
す。
部、トリエチルアミン9重量部からなる電解液(従来例
1)と、これにγ−レゾルシル酸2重量部を添加した電
解液(従来例2)、ボロジーγ−レゾルシル酸3重量部
を添加した電解液(本発明例)の各々を用いて、定格s
ow、v1゜μFのアルミニウム電解コンデンサを製作
し、漏れ電流抑制効果について、リード線部の加工前と
加工後についてそれぞれ比較した。この結果を表1に示
す。
表1
漏れ電流値は電解コンデンサ30個の平均である。
第1図IL −%−0に上記電解液を用いた電解コンデ
ンサの高温負荷特性を示す。
ンサの高温負荷特性を示す。
第2図a、bにボロジーγ−レゾルシル酸の添加量によ
る漏れ電流変化比、106℃、1000時間後の容量変
化率を示す。
る漏れ電流変化比、106℃、1000時間後の容量変
化率を示す。
表1から明らかなように、ポロジ−β−レゾルシル酸を
添加することにょシ、従来例と比較しリード線加工後の
漏れ電流値を著しく低減できる。
添加することにょシ、従来例と比較しリード線加工後の
漏れ電流値を著しく低減できる。
このことは、ゴロジ−β−レゾルシル酸を添加した時も
同様な効果を示した。
同様な効果を示した。
また、第1図から明らかなように寿命特性においても、
従来例よりも安定した特性を得ることができる。このこ
とは、ポロジ−β−レゾルシル酸を添加した時も同様な
効果を示した。
従来例よりも安定した特性を得ることができる。このこ
とは、ポロジ−β−レゾルシル酸を添加した時も同様な
効果を示した。
また、第2図から明らかなように、容量変化率が10部
以上の添加で急激に悪化することからポロジーr−レゾ
ルシル酸の添加量は溶媒100部につき、0.01〜1
0部の重量比の範囲で使用するのが好ましい。このこと
は、ポロジ−β−レゾルシル酸を添加した時も同様な効
果を示した。
以上の添加で急激に悪化することからポロジーr−レゾ
ルシル酸の添加量は溶媒100部につき、0.01〜1
0部の重量比の範囲で使用するのが好ましい。このこと
は、ポロジ−β−レゾルシル酸を添加した時も同様な効
果を示した。
発明の効果
以上のように本発明によれば、従来の電解液と比較して
、アルミニウム電解コンデンサの漏れ電流を低減ならび
にその変動を抑制することができ、工業的価値の大なる
ものである。
、アルミニウム電解コンデンサの漏れ電流を低減ならび
にその変動を抑制することができ、工業的価値の大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a −aは従来の電解液および本発明電解液を用
いたアルミニウム電解コンデンサについて容量変化率、
損失角の正接、漏れ電流の各特性の高温での経時変化を
比較して示す特性図、第2図a、bはボロジーr−レゾ
ルシル酸の添加量の変化によるリード線加工前後の漏れ
電流変化比、高温負荷試験後の容量変化率の各特性を比
較して示す特性図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名菓
1!!1
いたアルミニウム電解コンデンサについて容量変化率、
損失角の正接、漏れ電流の各特性の高温での経時変化を
比較して示す特性図、第2図a、bはボロジーr−レゾ
ルシル酸の添加量の変化によるリード線加工前後の漏れ
電流変化比、高温負荷試験後の容量変化率の各特性を比
較して示す特性図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名菓
1!!1
Claims (2)
- (1)γ−ブチロラクトンを主体とする溶媒に、マレイ
ン酸のアミン塩を溶解して溶質とし、ポロジ−β−レゾ
ルシル酸又はその塩もしくはポロジ−γ−レゾルシル酸
又はその塩を添加して溶解したことを特徴とする電解コ
ンデンサ駆動用電解液。 - (2)ポロジ−β−レゾルシル酸又はその塩もしくはポ
ロジ−γ−レゾルシル酸又はその塩を溶媒100部に対
し、0.01〜10部(重量比)を添加したことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の電解コンデンサ駆動
用電解液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14957185A JPS629617A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14957185A JPS629617A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS629617A true JPS629617A (ja) | 1987-01-17 |
Family
ID=15478095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14957185A Pending JPS629617A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS629617A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02120361A (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | ポリアミド樹脂組成物 |
JPH02140265A (ja) * | 1988-11-22 | 1990-05-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | 強化ナイロン樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-07-08 JP JP14957185A patent/JPS629617A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02120361A (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | ポリアミド樹脂組成物 |
JPH0689249B2 (ja) * | 1988-10-28 | 1994-11-09 | 豊田合成株式会社 | ポリアミド樹脂組成物 |
JPH02140265A (ja) * | 1988-11-22 | 1990-05-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | 強化ナイロン樹脂組成物 |
JPH0689250B2 (ja) * | 1988-11-22 | 1994-11-09 | 豊田合成株式会社 | 強化ナイロン樹脂組成物 |
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