JPS5917467Y2 - 鋳造用金型 - Google Patents
鋳造用金型Info
- Publication number
- JPS5917467Y2 JPS5917467Y2 JP10266281U JP10266281U JPS5917467Y2 JP S5917467 Y2 JPS5917467 Y2 JP S5917467Y2 JP 10266281 U JP10266281 U JP 10266281U JP 10266281 U JP10266281 U JP 10266281U JP S5917467 Y2 JPS5917467 Y2 JP S5917467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- casting
- dividing surface
- molds
- dividing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鋳造用金型に関する。
従来、第1図に示されるように、鋳造用金型1A、IB
は分割面2A、2Bをもって互いに当接され、生じた鋳
込空間3に注湯口4から溶湯が注ぎ込まれるようになっ
ている。
は分割面2A、2Bをもって互いに当接され、生じた鋳
込空間3に注湯口4から溶湯が注ぎ込まれるようになっ
ている。
しかるに、この鋳造工程において、金型IA、IBは熱
間状態となるため、分割面2A、2Bが変形し、パリが
発生しやすくなる。
間状態となるため、分割面2A、2Bが変形し、パリが
発生しやすくなる。
分割面に発生したパリは、仕上工程においてトノミング
プレス、ミーリング加工、倣い加工、バンドグラインダ
ー等の手段によって取り除く必要があり、多くの設備や
工数が要される。
プレス、ミーリング加工、倣い加工、バンドグラインダ
ー等の手段によって取り除く必要があり、多くの設備や
工数が要される。
従来、このような分割面の変形を防ぎパリの発生を少な
くする手段として、金型を頑丈な肉厚物にする、あるい
は金型背面に剛性リブを設ける、等が採用されたが、十
分な成果は得られていない。
くする手段として、金型を頑丈な肉厚物にする、あるい
は金型背面に剛性リブを設ける、等が採用されたが、十
分な成果は得られていない。
又、肉厚物においては、金型の重量が大きくなり、作業
性を低下させるという問題もある。
性を低下させるという問題もある。
更に、方の金型に突条を設け、他方の金型には四条を設
けておき、該凹条に前記突条を嵌入させることにより分
割面の変形を防止する構成の鋳造用金型が提供されてい
る(実開昭54−100914号公報)が、この構成の
場合は、前記突条と凹条とが互いに別体の金型に設けら
れているため、両者を高精度で嵌入させるための寸法精
度が厳しく、その加工が難かしいという欠点があった。
けておき、該凹条に前記突条を嵌入させることにより分
割面の変形を防止する構成の鋳造用金型が提供されてい
る(実開昭54−100914号公報)が、この構成の
場合は、前記突条と凹条とが互いに別体の金型に設けら
れているため、両者を高精度で嵌入させるための寸法精
度が厳しく、その加工が難かしいという欠点があった。
本考案の目的は、このような従来技術の問題点を解消し
、分割面の変形がほとんどなく、パリ発生のない鋳造用
金型を提供するにある。
、分割面の変形がほとんどなく、パリ発生のない鋳造用
金型を提供するにある。
本考案は、一方の金型の分割面に他方の金型と構造的に
独立して前記一方の金型を補強する補強用のリブを一体
的に突設し、分割面の曲げ剛性を高め、前述の目的を達
成するものである。
独立して前記一方の金型を補強する補強用のリブを一体
的に突設し、分割面の曲げ剛性を高め、前述の目的を達
成するものである。
以下添付図面に基づいて説明する。
第2図は本考案の実施例の金型の断面図であり、一方の
金型1Aの分割面2Aに他方の金型1Bと構造的に独立
して前記一方の金型1Aを補強する補強用のリブ5が分
割面と垂直に一体的に突設されている。
金型1Aの分割面2Aに他方の金型1Bと構造的に独立
して前記一方の金型1Aを補強する補強用のリブ5が分
割面と垂直に一体的に突設されている。
このように補強用リブ5を設けることによって、特に分
割面2Aと垂直方向の曲げ剛性が高くなり、該方向への
変形が防止される。
割面2Aと垂直方向の曲げ剛性が高くなり、該方向への
変形が防止される。
第3図は、本考案の他の実施例であり、補強用のリブ5
が分割面方向に一体的に突設されたものである。
が分割面方向に一体的に突設されたものである。
このようにすると、分割面方向の変形が防止される。
第4図は、本考案のさらに他の実施例であり、分割面方
向及び分割面と垂直方向にリブ5が一体的に突設され、
変形をより一層少なくするものである。
向及び分割面と垂直方向にリブ5が一体的に突設され、
変形をより一層少なくするものである。
なお、本考案の金型においては予熱用もしくは、保温用
のヒータを取付けることも可能である。
のヒータを取付けることも可能である。
以上のとおり、本考案は一方の金型の分割面にノブが設
けられており、分割面の変形が防止されてパリの発生が
防止され、仕上工程が大幅に容易になると同時に、鋳造
された物の寸法精度が高くなる。
けられており、分割面の変形が防止されてパリの発生が
防止され、仕上工程が大幅に容易になると同時に、鋳造
された物の寸法精度が高くなる。
更に、本考案によれば、補強用のリブは他方の金型とは
構造的に独立して一方の金型を補強する構成であるため
、該補強用のリブの寸法精度は厳しくなり、当該補強用
のリブを形成する加工が簡単である。
構造的に独立して一方の金型を補強する構成であるため
、該補強用のリブの寸法精度は厳しくなり、当該補強用
のリブを形成する加工が簡単である。
またリブの放熱効果によって、冷し金と同様の作用がな
されて指向性凝固を行なうことができるという効果もあ
る。
されて指向性凝固を行なうことができるという効果もあ
る。
さらに、リブを設けても金型の重量増加は小さいから作
業性を低下させることはない。
業性を低下させることはない。
第1図は従来の鋳造用金型の断面図、第2図〜第4図は
本考案の実施例に係る鋳造用金型の断面図である。 IA、IB・・・金型、2A、2B・・・分割面、3・
・・鋳込空間、4・・・注湯口、5・・・リブ。
本考案の実施例に係る鋳造用金型の断面図である。 IA、IB・・・金型、2A、2B・・・分割面、3・
・・鋳込空間、4・・・注湯口、5・・・リブ。
Claims (1)
- 分割面をもって当接される鋳造用金型において、一方の
金型の分割面に一体的に補強用のリブを突設し、該リブ
は他方の金型と構造的に独立して前記一方の金型の補強
をするよう構成したことを特徴とする鋳造用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10266281U JPS5917467Y2 (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 鋳造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10266281U JPS5917467Y2 (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 鋳造用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS589253U JPS589253U (ja) | 1983-01-21 |
JPS5917467Y2 true JPS5917467Y2 (ja) | 1984-05-22 |
Family
ID=29897302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10266281U Expired JPS5917467Y2 (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 鋳造用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917467Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7297014B2 (ja) * | 2021-07-16 | 2023-06-23 | 株式会社ジーテクト | プレス用金型 |
-
1981
- 1981-07-10 JP JP10266281U patent/JPS5917467Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS589253U (ja) | 1983-01-21 |
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