JPH0221164Y2 - - Google Patents

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JPH0221164Y2
JPH0221164Y2 JP16077884U JP16077884U JPH0221164Y2 JP H0221164 Y2 JPH0221164 Y2 JP H0221164Y2 JP 16077884 U JP16077884 U JP 16077884U JP 16077884 U JP16077884 U JP 16077884U JP H0221164 Y2 JPH0221164 Y2 JP H0221164Y2
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product shape
core
disc
shaped
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JP16077884U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車のベンチレーテツドデ
イスクロータ等を鋳造するために使用される円板
状シエル中子の構造に関し、特に、中子焼成後の
冷却時にクラツクの発生を防止する対策に関す
る。
(従来の技術) 従来、対向する2枚の円板状の摩擦部が通風用
のリブ(フイン)によつて一体に接合されてなる
自動車用ベンチレーテツドデイスクロータを鋳造
する場合、例えば第4図および第5図に示すよう
に、中子本体1′の偏平円板状の製品形状部2′に
スリツト3′,3′,……の群が形成され、中子本
体1′の外周に上記製品形状部2′よりも厚肉の幅
木部4′を有する円板状のシエル中子C′を使用す
ることがある(実開昭58−143049号公報参照)。
すなわち、この円板状シエル中子C′を主型内に嵌
合して注湯すると、中子C′の製品形状部2′両側
のキヤビテイによりデイスクロータの2枚の摩擦
部が鋳造され、また製品形状部2′のスリツト群
により上記両摩擦部間に多数のリブが鋳造され
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記の如き円板状シエル中子におい
ては、その造型焼成後の冷却時、薄肉の製品形状
部2′と厚肉の幅木部4′との間の冷却収縮速度の
不均衛により、中子の中心方向収縮しようとする
製品形状部2′が幅木部4′から拘束されるように
なり、その結果、製品形状部2′にクラツクが発
生して鋳造品質を悪化させるという問題があつ
た。
そこで、この問題を解決すべく、中子の幅木部
4′の厚さを製品形状部2′と同程度に薄くするこ
とが考えられるが、その場合、幅木部4′の中子
本体1′に対する支持剛性が低下するとともに、
造型時に製品形状部2′への砂回りが不良となる
問題が生じる。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたもので、
その目的は、上記中子の幅木部の所定個所を部分
的に薄肉とすることにより、幅木部の剛性不足や
製品形状部への砂回り不良を招来することなく、
中子焼成後の冷却過程で収縮応力を幅木部の薄肉
部分で縁切りして製品形状部が拘束されないよう
にし、よつて中子焼成後のクラツクの発生を防止
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、上記の如く、中子本体の偏平円板状の製品形
状部にスリツト群が形成され、中子本体外周に上
記製品形状部よりも厚肉の幅木部を有する円板状
のシエル中子において、その幅木部の円周方向に
略等ピツチ間隔で数箇所に他の部分よりも薄肉の
薄肉部を形成したものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、シエル中子の
造型焼成後の冷却時、薄肉の製品形状部と厚肉の
幅木部との冷却収縮速度の差により幅木部から製
品形状部に作用する応力は幅木部の薄肉部により
縁切りされて緩和され、製品形状部には幅木部全
体の拘束によつて大きな応力が作用することはな
くなり、製品形状部でのクラツクの発生を防止で
きることになる。
また、中子の幅木部は全体として厚肉に形成さ
れ、その円周方向の数個所のみが薄肉部に設けら
れているので、幅木部による中子本体に対する支
持剛性が不足したり、製品形状部への砂回りが不
良になることはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図ないし第3図は本考案を自動車のベンチ
レーテツドデイスクロータ鋳造用の円板状シエル
中子Cに適用した実施例を示し、該シエル中子C
は前記従来例にて説明した如く、その中子本体1
に、鋳造時に第2図に仮想線にて示すように製品
たるベンチレーテツドデイスクロータRの対向す
る2枚の摺動部R1,R1を鋳造するための偏平円
板状の製品形状部2を備え、該製品形状部2には
ロータRのリブR2を鋳造するためのスリツト3,
3,……の群が形成されている。また、上記中子
本体1の外周には上記製品形状部2よりも厚肉の
幅木部4が一体に形成されている。
さらに、上記幅木部4にはその円周方向に等ピ
ツチ間隔で3等分した3個所に、他の部分の肉厚
dよりも薄い肉厚d′の薄肉部5,5,……が形成
されている。
したがつて、上記実施例においては、中子Cに
おける製品形状部2外周の幅木部4に、その円周
方向に3等分のピツチ間隔で3個所に薄肉部5,
5,……が形成されているため、中子Cの造型焼
成後の冷却時、幅木部4に製品形状部2との冷却
収縮速度の差によつて生じた応力は上記薄肉部
5,5,……により分断されて緩和され、製品形
状部2の中子中心方向への収縮を幅木部4が全体
で拘束することはなく、よつて製品形状部2にク
ラツクが発生するのを確実に防止することができ
る。
また、幅木部4の3個所のみに薄肉部5,5,
……が形成され、幅木部4は全体として厚肉に保
たれているので、幅木部4の中子本体1に対する
保持剛性が低下したり、中子C造型時に製品形状
部2への砂回りが不良になることはなく、よつて
幅木部4の本来の機能を正常に維持することがで
きる。
尚、上記実施例では、中子Cの幅木部4にその
円周方向に3等分のピツチ間隔で3個所に薄肉部
5,5,……を形成したが、薄肉部を等ピツチ間
隔で3以外の複数個所に増減変更してもよく、上
記実施例と同様の作用効果を奏することができ
る。
また、上記実施例では、自動車のベンチレーテ
ツドデイスクロータ鋳造用のシエル中子Cについ
て説明したが、本考案は、中子本体の偏平円板状
の製品形状部にスリツト群が形成され、中子本体
外周に製品形状部よりも厚肉の幅木部を有するそ
の他各種の円板状シエル中子にも適用できるのは
勿論のことである。
(考案の効果) 以上の如く、本考案によれば、スリツト群が形
成された偏平円板状の製品形状部と、その外側に
製品形状部よりも厚肉の幅木部とを有する円板状
シエル中子において、上記幅木部の円周方向に略
等ピツチ間隔で数個所に薄肉部を形成したことに
より、中子の幅木部の本来の機能を損うことな
く、焼成後の冷却時、肉厚の差による冷却収縮速
度の不均衛によつて製品形状部が幅木部に拘束さ
れるのを緩和でき、よつて簡単な構造でもつて中
子焼成後のクラツクの発生を防止して鋳造品の品
質の向上維持を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は中子の全体平面図、第2図および第3図
はそれぞれ第1図の−線および−線拡大
断面図である。第4図および第5図は従来例を示
し、第4図は中子の部分平面図、第5図は第4図
の−線拡大断面図である。 C……シエル中子、1……中子本体、2……製
品形状部、3……スリツト、4……幅木部、5…
…薄肉部、R……ベンチレーテツドデイスクロー
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中子本体の偏平円板状の製品形状部にスリツト
    群が形成され、中子本体外周に上記製品形状部よ
    りも厚肉の幅木部を有する円板状のシエル中子構
    造であつて、上記幅木部の円周方向に略等ピツチ
    間隔で数個所に他の部分よりも薄肉の薄肉部が形
    成されていることを特徴とする円板状シエル中子
    構造。
JP16077884U 1984-10-24 1984-10-24 Expired JPH0221164Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16077884U JPH0221164Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

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JP16077884U JPH0221164Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

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Publication Number Publication Date
JPS6177141U JPS6177141U (ja) 1986-05-23
JPH0221164Y2 true JPH0221164Y2 (ja) 1990-06-07

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