JPS59172355A - 紙葉類よりの異物除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は紙幣収納装置や自動預金装置等の搬送路におい
て、紙葉面よシ異物を除去する方法に関するものである
。

〔従来技術〕

従来よシ、紙幣収納装置や自動預金装置等においては、
光パターンセンナや磁気センサ等で紙幣の鑑別を行なっ
ているが、これらのセンサは、その出力を安定させる為
に紙幣面にかなシ近接して設置されている。従って、紙
幣は、設置されているセンナ同志の僅か、例えば約ｌｌ
ｌｌｌｌ１１の隙間を通過しなければなノらない。

一方、一般に流通している紙幣の面には、米粒や魚のう
ろこなどの異物が付着していることがあり、これら異物
を付着した紙幣面は２ｗｎ位の凸状をなしいることもあ
る。従って、異物が付着した紙幣が鑑別部を通過すると
きに、センナ同志の隙間を円滑に通過し難く、ジャムに
なシ易い。また、先端のめくれた紙幣が鑑別部を通過す
る際も、ジャムになシ易い。

ジャムを防止する為に、このような紙幣の異状を厚み検
知センサ等で検知し、異状厚み紙幣を鑑ｌ 刷部以外の搬送路にリジェクトする方式が考えられるが
、紙幣のりジェクト枚数が増えるので、装置の性能低下
となシ問題である。

また、プレツ゛シャーローラ等で先端のめくれ等を押し
つぶす方式も実施されているが、これは米粒等をつぶし
たり除去することには効果がない。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、紙幣収納装置やＡＤ等の紙葉類の搬送
路において搬送中の紙葉類に付着せる異物の除去及び先
端のめくれの是正を効果的に実施し、紙葉類のジャムを
防止し、リジェクトを低減することができる方法を提供
するにある。

〔発明の概要〕

本発明による紙葉類よりの異物除去方法は、紙葉類の搬
送路に該紙葉類の搬送速度よシ犬なる周速で順方向に回
転し表面に突起を有する異物除去手段を設け、該異物除
去手段によシ該紙葉類より異物を除去することを特徴と
する方法である。

本発明による紙葉類よりの異物除去方法の好ましい態様
においては、前記異物除去手段が羽根車であり、該羽根
車に、スプリングによシ該羽根車に向けて付勢され、該
羽根車と僅かな間隙で保持されている自由回転ローラが
付設されである。

本発明による紙葉類よりの異物除去方法の他の好ましい
態様においては、前記異物除去手段が可撓性ブラシを植
設したローラ又はベルトであり、該ローラ又はベルトに
、該ローラ又はベルトと僅かな間隙を保って対向する自
由回転ローラが付設されである。

即ち、本発明の方法は、紙葉類の搬送状態をそのまま保
ちながら、該紙葉類を、搬送方向と順方向に、搬送速度
よυ大なる周速で回転し周面に突起を有する異物除去手
段で擦り、付着する異物を除去する方法である。この方
法によシ、紙葉類先端のめくれを是正することができる
。との紙葉類の搬送速度より大なる周速で順方向に回転
する異物除去手段に代えて、搬送路の途中に固定式のブ
ラシ等を設けたのでは、紙葉類の先端がひっかかったシ
してジャムになる。また、紙葉類の搬送方向と逆方向に
回転するプラツシローラを使用すると、ジャムを生じ易
くなる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の方法を、実施例の装置の図面に基づいて
説明する。第１図は本発明の方法を実施する紙幣搬送路
の実施例の側面図である。

底板４を有する紙幣収納箱中に押板２を介して抑圧スプ
リング３にて押圧されて垂直に並べて収納されている紙
幣ｌは、ピックアップローラ５゜フィードローラ６及び
ゲートローラ７によって１枚ずつ分離され、搬送ベルト
２１によシ矢印方向に搬送される。符号８〜１５に示す
部材についての説明は後廻しとし、紙幣１は搬送プーリ
１６，１７に案内される搬送ベルト２１によシ搬送され
、鑑別センサ１８と１９の間を通過し鑑別された後、搬
送プーリ２０に案内される搬送ベルト２１により矢印方
向に搬送され、鑑別不良品をリジェクトとして除き、良
品を目的手段へ搬送する。

この装置においては、紙幣１の搬送路に、異物除去手段
のプラスチック製羽根車１０（及び１２）が設けられ、
羽根車１０（及び１２）にはローラ８（及び１３）が付
設されている。羽根車１０（及び１２）とロー２８（及
び１３）で搬送される紙幣１を挾むようにしである。プ
ロスチック製羽根車１０．１２は図示せざる駆動源によ
υ紙幣１の搬送速度、即ち搬送ベルト２１の移動速度よ
り犬なる周速、例えば搬送速度の４倍の周速、で回転す
る。ロー２８，１３は羽根車１０．１２と僅かな間隙、
例えば約Ｏ０５ｍｍ　、を保って対向せしめられ、自由
に回転できるようにしである。

ローラ８と羽根車１０との対向部を第２図に、更に第２
図におけるＡ−λ線矢視断面を第３図（第１図の部分拡
大図に相当する。）に示しである。

第２図に示すように、この装置では紙幣１は３本の上下
搬送ベルト２１に挾まれて搬送されている。

対をなしているロー２８と羽根車１０は、各搬−送ベル
ト２１の間に合計２対配置されている。羽根車１０は第
３図から明らかなように、放射状の８枚の羽根を有して
いる。前述の如く、ローラ８と羽根車１０は僅かな間隙
を保って対向せしめられているが。

第４図に示すように異物と羽根車１０がかみ合うとジャ
ムが発生する怒れがあし、軸受２２（第２図参照）又は
図示せざる羽根車１０の軸受に過大な反力が生じるので
、これを減らす為に、ロー２８の軸の軸受２２をスプリ
ング９によって羽根車１０に向けて付勢し、軸受２２が
ストッパ２３によシ停止され、ローラ８と羽根車１０が
所望の間隙に保たれるようにしである。即ち、第４図の
如く異物をかみ込むと、スプリング９の弾力に抗してロ
ー２８が逃げるようにしである。ローラ８と羽根車１０
との間隙は、搬送速度、羽根車１０の周速、紙幣１０紙
質、スプリング９の弾性等によシ適宜に選択される。

第２図において、搬送ベルト２１及び紙幣１を上下よシ
挾み、搬送路を安定させているプーリ２４は、羽根車１
０．ローラ８の回転に追随せしめられることなく自由に
回転可能、即ち搬送ベルト２１に追随して回転するよう
にしである。

羽根車１０の周速は、紙幣１の搬送速度よシ犬であるの
で、羽根車の先端が紙幣１の下面を擦ることとなり、付
着する米粒、魚のうろこ等の異物は剥離され、異物受は
皿１１に落下することとなる。

羽根車１０は紙幣１の搬送方向と１哩方向に回転するの
で、紙幣がガムルことはない。また、前述のｔ。

く異物をかみ込んでも、ローラ８力；逃げるようになっ
ているので、このような場合でもガムルことはない。羽
根車１０の周速は早いことにより、紙幣の先端がめくれ
ている等の場合は、羽根車カニこれを是正する。

この装置においては、羽根車１０とローラ８の上下位置
をかえた他の羽根車１２とローラ１３力＝設けられてい
るので、前述と同様にして、紙幣１の上面の異物が除去
される。１４は９に相当するスブ１ノング、１５は１１
に相当する異物受は皿である。

このようにしてロー２８，１３と羽根車１０．１２の間
を通過した紙幣１は上下両面から異物力；除去される。

しかしながら、第２図から明ら力）なように、紙幣１の
異物を除去した部分は搬送ベルト２１０間のみである。

従って、鑑別センサ１８．１９の間を上述の異物が除去
された部分が通過するようにしておくことが必要である
。これにより、紙幣１全面よシ異物を除去する必要がな
くなシ、異物の部分除去によシジャムを生ずることもな
い。全面に鑑別センサを設置する必要がある場合など紙
幣全部を狭い隙間を通過させる必要がある場合は、搬送
ベルトをやめて搬送ローラ等によシ搬送するか、搬送ベ
ルトを２系列に区切りその間にこの装置を設ける等によ
り紙幣全面よシ異物を除去することが可能である。

前述の実施例においては、異物除去手段が自由回転ロー
ラを付設したプラスチック製羽根車の例を示したが、自
由回転ローラは必ずしも付設する必要はなく、また羽根
車はその突起が紙葉類を損傷することなく、異物を掻き
落すことができる材質であればよく、プラスチック製に
限定されるものではない。異物除去手段の他の実施例を
第５図に示す。この実施例では局面に可撓性のブラシを
植設したブラシローラ２５を示しである。このブラシロ
ーラ２５の場合は、ブラシが可撓性であるので、自由回
転ローラを付設するとしても、自由回転ローラ８の軸承
にスプリングを設ける必要がない。

異物除去手段は上述の実施例の羽根車及びブラシローラ
に限定されるものでない。紙幣を損傷しない範囲で適当
な材質、形状のものを選ぶととめ；で森る。また、羽根
車及びブラシローラをベルトに羽根及びブラシを植設し
たものとしてもよい。

〔発明の効果〕

上述の実施例からも明らかなように、本発明によれば、
紙葉面に付着する米粒や魚のうろこ等の異物を、紙葉類
の搬送状態を変えることなく、またジャムを起す恐れも
なく、円滑に、能率よく除去することができる。また、
紙葉類の先端力；めくれていた場合はこれを是正するこ
とができる。従って紙葉類鑑別部の狭い間隙に紙葉類を
３ｈ過させる場合も、異物付着によ９紙葉類がジャムる
ことを防止することができる。また、異物除去と共に先
端のめくれが是正されるので、ジャムｄ（防止される−
と共に、厚さ誤検出等によるリジェクトを低減すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施する紙幣搬送路の実施例の
側面図、第２図は第１図における羽根車とローラの対向
部の紙幣搬送方向に垂直な断面図、第３図は第２図にお
けるＡ−に線矢視断面図、第４図は第１図の羽根車とロ
ーラの対向部の異物をかみ込んだ状態の側面図、第５図
は他の実施例における搬送速度より犬なる周速のローラ
と自由回転ローラとの対向部の側面図である。 １・・・紙幣、５・・・ピックアップローラ、６・・・
フィードローラ、７・・・ゲートローラ、８．１３・・
・自由回転ローラ、９．１４・・・スプリング、１０．
１２・・・羽根車（異物除去手段）、１８．１９・・・
鑑別センサ、２１・・搬送ベルト、２２・・・軸受、２
３・・・ストッパ、２５・・・ブラフ０−ラ（異物除去
手段）。 代理人　弁理士　秋　本　正　実 第１図 ／ ９ 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、　紙葉類の搬送路に設けた該紙葉類の搬送速度より
   犬なる周速で順方向に回転し、表面に突起を有する異物
   除去手段により、該紙葉類に付着した異物を除去するこ
   とを特徴とする紙葉類よシの異物除去方法。 ２、前記異物除去手段は、羽根車であり、該羽根車に、
   スプリングによシ該羽根車に向けて付勢され、該羽根車
   と僅から間隙で保持されている自由回転ローラが付設さ
   れである特許請求の範囲第１項の方法。 ３、　前記異物除去手段は、可撓性ブラシを植設したロ
   ーラ又はベルトであシ、該ローラ又はベルトに、該ロー
   ラ又はベルトと僅かな間隙を保って対向する自由回転ロ
   ーラが付設されである特許請求の範囲第１項の方法。