JPS5917069Y2 - 熱応動装置 - Google Patents

熱応動装置

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JPS5917069Y2
JPS5917069Y2 JP13010078U JP13010078U JPS5917069Y2 JP S5917069 Y2 JPS5917069 Y2 JP S5917069Y2 JP 13010078 U JP13010078 U JP 13010078U JP 13010078 U JP13010078 U JP 13010078U JP S5917069 Y2 JPS5917069 Y2 JP S5917069Y2
Authority
JP
Japan
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temperature
permanent magnet
sensitive magnetic
magnetic material
thermal response
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Expired
Application number
JP13010078U
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English (en)
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JPS5547151U (ja
Inventor
三男 市野
忠良 佐々木
憲治 建守
Original Assignee
東北金属工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は感温磁性体と永久磁石との組合わせによる熱応
動装置に関する。
従来より、この種の装置としては、受熱部に検出すべき
温度に対応したキュリ一点を持つフェライト等の感温磁
性体を固着し、この感温磁性体にはこれより離れる方向
にばね部材で付勢した可動板に永久磁石を固着して対向
させ、しがもばね部材の付勢力を、受熱部温度がキュリ
一点に達して感温磁性体の飽和磁束密度が所定値まで減
少した時永久磁石を可動板と共に感温磁性体から引離す
ように設定しておくことにより、永久磁石の位置変位で
温度を検出するようにしたものが提供されており、これ
は、例えば自動炊飯器用のサーモスタットとして利用さ
れている。
しかし、これまでのこの種の熱応動装置は、作動温度が
感温磁性体のキュリ一点にもとづく一つの値しか設定で
きないという欠点がある。
すなわち、例えば自動炊飯器用のサーモスタットとして
利用する場合、感温磁性体の設定により作動温度は14
0〜150°Cの範囲内に設定されるが、この温度はあ
くまでも炊飯量が゛標準量で゛あることを想定した上で
の値であるため、炊飯量の多少により炊上がり具合にム
ラが生じ、たとえ標準量を炊飯するにしても個々人によ
って炊上がり具合には好みかあるにもかかわらず、作動
温度が一定のためこの好みを満足させることかできない
本考案はこのような欠点に鑑み、作動温度が可変の熱応
動装置を提供しようとするものである。
本考案は受熱部に固着された感温磁性体に対し、永久磁
石を吸着・離反可能なように設け、しかも吸着時におけ
る永久磁石の周囲位置に、別の永久磁石を遠近可能なよ
うに設けて、感温磁性体と永久磁石との吸着力を変化さ
せることができるようにすることにより、永久磁石が感
温磁性体から引離される時の作動温度を可変ならしめよ
うとするものである。
以下、本考案による作動温度可変型熱応動装置を自動電
気炊飯器のサーモスタツ1〜として利用した実施例につ
いて説明する。
第1図は自動炊飯器底部への取付構造を示す。
本実施例における熱応動装置は、受熱板1の中央部に開
口1aを形成してこの間口1aに金属性、例えば下e−
Ni−Cr−Co系合金より成る感温磁性体2をその一
端面が露出するように反対端面を非磁性あるいは常磁性
の薄板3で被って固着し、これに対向して配置されるべ
き永久磁石4をこの厚みよりわずかに深い凹部を持つ皿
状のヨーク5を介して可動板6に固着した後可動板6を
ばね部材7で感温磁性体2から離れる方向に付勢した上
でケース8に収納して成る。
勿論、永久磁石4は感温磁性体2のキュリ一点より十分
高いキュノ一点を持つものが用いられる。
この装置は、ヒータ盤20の中央開口に固着された支持
ケース21内にばね部材22により上方に突出するよう
な付勢状態で収納されて受熱板1と内釜23とが圧接す
るようにされている。
9は内釜23が外された時ケース8の突出を所定位置で
保持する保持脚でケース8の底部に数本設けられ、先端
に形成したばね性の爪9aを支持ケース21底部の各対
応位置に設けたスリット21aに押圧挿入することによ
り、爪9aがスリット21 aの縁部で係止されるよう
になっている。
動作を簡単に説明すると、ばね部材7の付勢力を従来同
様、室温での感温磁性体2と永久磁石4及びヨーク5と
の吸着力より小さな所定値に設定することにより、炊飯
中は永久磁石4及びヨーク5が感温磁性体2と吸着し合
う図示位置にあり、炊飯完了により受熱部温度が急激に
上昇して感温磁性体2のキュリ一点に達し、その飽和磁
束密度が急激に減少して吸着力ばか九部材7の付勢力よ
り小さくなると、永久磁石4及びヨーク5は感温磁性体
2から離れて可動板6と共に下方の所定位置まで変位す
る。
10は永久磁石4の位置変位をケース8朴に伝達する作
動杆であり、その下端がスイッチ駆動及び復帰操作用の
レバー11と連結されている。
これによって、作動杆10が下動するとヒータ盤20へ
の電源スィッチが開成され、また、一旦変位した永久磁
石4は温度低下後レバー11の押下により図示の位置に
復帰される。
さて、本実施例では感温磁性体2との吸着時における永
久磁石4とほは゛同じ高さの支持ケース21外側にあっ
て永久磁石4を中間におく位置に、2個の永久磁石4′
を永久磁石4と磁極を同じ向きにして配置して、これを
永久磁石4に対して遠近させることができるようにして
いる。
永久磁石4′が永久磁石4に遠近すると、ヨーク5を流
れる磁束が増減するので感温磁性体2との吸着力も変化
する。
第2図は感温磁性体2のキュリ一点以下における感温磁
性体2と永久磁占4及びヨーク5との吸着力と、支持ケ
ース21外壁と永久磁石4′間の距離との関係を示して
おり、永久磁石4′が無ければ吸着力は一定値F。
であるが、永久磁石4′を支持ケース21外壁に接する
位置l。
から遠ざけてゆくと吸着力も、図中破線で示すように、
FmaxからFoまで変化する。
これに対し、ばね部材7の反発力は一定なので、吸着力
が増加すれば受熱部温度が上昇して感温磁性体2の飽和
磁束密度が所定値まで減少しても、吸着力の増加分だけ
ばね部材7で永久磁石4及びケース5を感温磁性体2か
ら離反させる時の作動温度が上昇することになる。
したがって、例えば感温磁性体2のキュリ一点を従来の
ものよりやや低目のものを用いると、熱応動装置の作動
温度を従来の設定温度を中心値とする一定範囲で変化さ
せることか゛できる。
第3図は永久磁石4′を永久磁石4に対して遠近させる
機構の一例を示し、温度設定レバー12の図中矢印で示
す水平方向への回動によって、永久磁石4及びヨーク5
を間において連接棒13に固着した二つの永久磁石4′
が軸支部14.14’を支点として水平方向の一直線上
において互いに遠近し合うようにしている。
このような機構により、熱応動装置の作動温度を一定範
囲内で変化させることができ、あらかじめレバー12の
回動位置と作動温度とを対応させておいて任意、(三作
動温度を選べるようにしておくことにより、炊飯量の多
少にかかわらず一様な炊Eがり具合で炊飯でき、また好
みに合った炊上がり具合の炊飯もできる。
なお、実施例では永久磁石4′を永久磁石4と磁極の向
きに同じにして配置しているが、磁極の向きを反対にし
た場合には吸着力を減少させることになるものの、作動
温度を感温磁性体2のキュリ一点以下の一定範囲内で変
化できることに変わり無く、要はヨーク5を流れる磁束
を変化させることか゛できれは゛良いので、このような
配置の他、同磁極が対向するように配置しても良い。
また、二つの永久磁石4′の間に永久磁石4が介在する
ようにして水平方向の一直線上において互いに遠近させ
るようにする他、二つの永久磁石4′が平行線上を水平
方向あるいは上下方向に移動するようにして永久磁石4
に対して遠近させることは容易に考えられることである
が、前述同様、ヨーク5を流れる磁束を変化させること
ができれば良いので永久磁石4′の動きは直線的な動き
に限定されるものではない。
更に、ヨーク5は永久磁石4の磁束を集中させて感温磁
性体2との吸着力を大きくするために用いられるもので
゛あるから、必ずしも必要とせず永久磁石4と感温磁性
体2との吸着力を変化させるようにしても同様な効果が
得られることは明らかであり、この他、永久磁石4′の
形状、大きさ、個数、距離等により作動温度の叶変範囲
を任意に設計変更できることは言うまでも無い 以上説明してきたように、本考案によれば感温磁性体に
対向配置された永久磁石と一体のヨークに隣接して別の
永久磁石を配設するという簡単な構成で可変温度型の熱
応動装置を提供することができる。
勿論、この熱応動装置は実施例のような自動炊飯器に限
らず、他の熱器具全般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による熱応動装置の取付構造を断面図で
示し、第2図は第1図における永久磁石4及びヨーク5
と感温磁性体2との吸着力と、永久磁石4′の移動距離
との関係を示した図、第3図は第1図における永久磁石
4′の駆動機構の一例を平面図で示す。 1:受熱板、2:感温磁性体、4.4’:永久磁石、5
:ヨーク、7,22:ばね部材、10:作動杆、11ニ
レバー、12:温度設定レバー、13:連接棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受熱部に固着された感温磁性体に対し、第1の永久磁石
    が吸着・離反可能なように設けられて成る熱応動装置に
    おいて、前記第1の永久磁石の吸着時における位置とほ
    は゛同じ高さの周囲位置に周方向に間隔をおいて複数個
    の第2の永久磁石を配置し、しかも温度設定レバーと連
    接棒との組合せによりこれら複数の第2の永久磁石を前
    記第1の永久磁石に対して同時に遠近させ得るようにし
    て該遠近に伴って前記感温磁性体と前記第1の永久磁石
    との吸着力が変化するようになし、もって作動温度を可
    変としたことを特徴とする熱応動装置。
JP13010078U 1978-09-25 1978-09-25 熱応動装置 Expired JPS5917069Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13010078U JPS5917069Y2 (ja) 1978-09-25 1978-09-25 熱応動装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13010078U JPS5917069Y2 (ja) 1978-09-25 1978-09-25 熱応動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5547151U JPS5547151U (ja) 1980-03-27
JPS5917069Y2 true JPS5917069Y2 (ja) 1984-05-18

Family

ID=29095392

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JP13010078U Expired JPS5917069Y2 (ja) 1978-09-25 1978-09-25 熱応動装置

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