JPS6234271Y2 - - Google Patents

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JPS6234271Y2
JPS6234271Y2 JP16889681U JP16889681U JPS6234271Y2 JP S6234271 Y2 JPS6234271 Y2 JP S6234271Y2 JP 16889681 U JP16889681 U JP 16889681U JP 16889681 U JP16889681 U JP 16889681U JP S6234271 Y2 JPS6234271 Y2 JP S6234271Y2
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JP
Japan
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temperature
operating rod
case
sensitive magnetic
inner case
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JP16889681U
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は感温磁性体と永久磁石との組合せによ
る温度検出装置に関し、特に温度変化を機械的変
位で取出し得るようにした熱応動機構を有する温
度検出装置の改良に関する。
この種の温度検出装置の原理を第1図を参照し
て説明する。
図において、有底筒状ケース11の上面開口に
これを塞ぐように取付けた受熱板12の下面に、
被検出温度に対応したキユーリー点を持つ感温磁
性体13を非磁性薄板14で覆うようにして固着
し感温部を構成している。この感温部に対して吸
引・離反する可動部として、被検出温度より十分
高いキユーリー点を持つ環状の永久磁石15を皿
状ホルダ16に固着して一方の磁極を感温磁性体
13に対向させている。また受熱板12とホルダ
16間には、磁石15を感温磁性体13から離反
させるように付勢するコイルばね17を設けて、
感温磁性体13の温度がそのキユーリー点以上に
上昇して感温磁性体13が常磁性を呈した時、磁
石15がホルダ16と共に離反する熱応動機構を
構成している。
復帰動作は、ばね17の付勢力と感温磁性体1
3から離反した時の離間距離の設定により、手動
復帰、或いは自動復帰型に構成でき、ここでは一
旦変位すると感温磁性体13が強磁性体に戻つて
もこの強磁性体と永久磁石15との間に作用する
吸引力だけでは復帰しない手動復帰型を示してい
る。
ホルダ16には、この上下動の位置変位をケー
ス11の底部に設けられた穴を通してケース外に
伝達する板状作動杆18を連結して温度検出装置
が構成されている。
なおこの温度検出装置は、内ケース11の上端
フランジと外ケース2の内底面にコイルばね3を
介在させるようにして内ケース11より一回り大
きな有底筒状外ケース2に装入されている。コイ
ルばね3は内ケース11を上方に付勢しており、
このため内ケース11の底部に設けた切起し片1
11が外ケース2の底部に設けた透孔21に挿通
され、その先端に係止片112が折曲形成されて
内ケース11が外ケース2から逸脱しないように
されている。作動杆18は外ケース2の下方に延
ばされ、その下端に折曲形成された係止片181
により操作杆4と連結されている。操作杆4は、
ピン41で軸支され、作動杆18との連結部の反
対端が手動復帰用の操作部とされる他、電源等の
スイツチ開閉にも利用される。
ところでこの熱応動機構は、永久磁石15と感
温磁性体13との吸着力、ばね17の付勢力によ
り永久磁石15及びホルダ16が大幅に回動する
ようなことは無いが、特に動作時に微小な回動を
生ずる場合がある。
第2図はこの温度検出装置の底面図を示し、こ
の図から明らかなように、永久磁石、ホルダが回
動すると、板状作動杆18は内ケース11底面の
小判形中央透孔113の内周縁に接触するように
その中心軸線を中心に回動してしまうことがあ
る。
一方、作動杆18と操作杆4の連結は、操作杆
4の先端の円弧運動が円滑に、かつ連結作業が容
易に出来るように緩くなされているので、作動杆
18は操作杆4と連結した後も連結以前と同様に
回動し得る状態にある。しかし作動杆18が透孔
113の縁部に接触した場合、透孔113加工時
に発生するバリ、割れ等による摩擦力の為に、作
動杆18の下動動作不良等が生じ、温度検出精度
が悪くなるという問題がある。
本考案はこのような温度検出装置において内ケ
ースの底面中央部を大きく切抜き代りに内ケース
の底面において弾性線材を作動杆の周囲に張り設
けて作動杆の回動に起因する動作不良の発生を防
止することを目的とする。
第3図は本考案の一実施例を操作杆を省略して
底面から見た図である。
内ケース11の底面中央に、切起し片111の
打抜き穴の先端にわたる大きさ、即ち作動杆18
が回動しても内ケース11の底面に触れないよう
な切欠き114を設けている。この切欠き114
の周りの内ケース11の底面でかつほぼ中心対称
の2箇所に一方には1個の突起51、他方には2
個の突起52,53を設けている。これらの突起
には弾性線例えばピアノ線をU字状にかつ基部と
両端部に外向きの小円弧状部を折曲形成した弾性
ピン6が設けられる。すなわち、ピン6の間に作
動杆18を主面が平行になるよう挾装しながら突
起51,52,53のそれぞれに小円弧状部を掛
止させて内ケース11の底面に弾性線を張設して
いる。
このような構成であるから、弾性ピン6は作動
杆18が上下に移動する際のガイドの役目と作動
杆18の回動を抑制する役目を果している。弾性
ピン6は操作杆4の先端の円弧運動により作動杆
18が円滑に動けるよう適度の遊び(ふくらみ)
をもたせて張り設けることが勿論である。弾性ピ
ン6は弾性線材を曲げ加工したものであり、バ
リ、割れ等の心配がなく、仮に作動杆18との接
触があつても点接触で摩擦力も小さいので作動杆
18の動作不良をきたすおそれはない。
実施例としてU形状ピン6の両端の小円弧状部
を突起52,53のそれぞれに掛止する場合を述
べたが、小円弧状部を一回巻による円形部にした
り、1個の突起52に重ねて掛止してもよく、ま
たピン6の形状は円弧状または直線状で両端に小
円弧状部あるいは円形部を設けたものを作動杆1
8の主面の一方に沿つて張り設けるようにしても
よい。
以上説明してきたように、本考案によれば内ケ
ースの底部の打抜き形状が単純であるのでその加
工が容易となり、弾性ピンの取付けも簡単にでき
組立て易く、動作不良の心配のない温度検出装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の温度検出装置の概略を示す断面
図、第2図はその底面図、第3図は本考案による
一実施例の底面図である。 図中、2……外ケース、4……操作杆、6……
弾性ピン、11……内ケース、13……感温磁性
体、15……永久磁石、16……ホルダ、17,
3……コイルばね、18……作動杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被検出温度に対応したキユーリー点を有する感
    温磁性体を備えた感温部と、前記感温磁性体に対
    して吸着・離反可能に設けられた永久磁石を含む
    可動部とから成る熱応動機構を有底筒状ケースへ
    内蔵し、前記可動部に作動杆を連結して前記ケー
    スの底部を貫通させるようにして前記ケース外に
    変位を伝達可能にした温度検出装置において、前
    記ケース底部の貫通孔を大きくすると共に、該ケ
    ース底部には前記作動杆の主面に沿わせて弾性線
    材を張り設けたことを特徴とする温度検出装置。
JP16889681U 1981-11-14 1981-11-14 温度検出装置 Granted JPS5874142U (ja)

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JP16889681U JPS5874142U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 温度検出装置

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JP16889681U JPS5874142U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 温度検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5874142U JPS5874142U (ja) 1983-05-19
JPS6234271Y2 true JPS6234271Y2 (ja) 1987-09-01

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ID=29960906

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JP16889681U Granted JPS5874142U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 温度検出装置

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