JPS5916858Y2 - 携帯時計ケ−スの構造 - Google Patents

携帯時計ケ−スの構造

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JPS5916858Y2
JPS5916858Y2 JP18266479U JP18266479U JPS5916858Y2 JP S5916858 Y2 JPS5916858 Y2 JP S5916858Y2 JP 18266479 U JP18266479 U JP 18266479U JP 18266479 U JP18266479 U JP 18266479U JP S5916858 Y2 JPS5916858 Y2 JP S5916858Y2
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JP
Japan
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locking
protrusion
case
engaging
watch case
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JP18266479U
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English (en)
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JPS5699490U (ja
Inventor
元 三田村
Original Assignee
セイコーインスツルメンツ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は携帯時計ケースの胴と裏蓋との保合部の構造に
関し、詳しくは、本考案者らが先願した構造(特公昭5
7−11031号)の係合部の係合解除時の操作性の改
善を目的とした改善構造に関するものである。
以下に先願の特願昭53−110881号の構造の概要
を第1図、第2図に示す。
第1図において、aは組立断面図、bは胴と中子の保合
部位にあける平面形状(胴1は断面)を示す。
第1図a、bにおいて、2は中子で、上端面には外径方
向に張り出したフランジ2Cを設け、更にその一部をも
って噴材ダボ(保合突起)2dの役割を果している。
一方、胴1には前記係合突起2dに対応する部位係合溝
1aが刻設されている。
Sl。S2は係合溝1aと係合突起2dが噛み合ってい
る係合部であす、Pl、P2は係合突起2dの先端と保
合溝1aの底との間のクリアランスを示している。
通常は、51=S2.P1=P2にとるのが一般的であ
る。
このような可動クリアランスP工、P2を有効保合状S
1.S2との関係において、P1≧P2.又はP2≧S
1ととることによって、中子2は胴1に全く変形を与え
ることなく係合を解除することができる。
しかしながら、このままでは容易に裏蓋が移動し、保合
が外れ不具合が起こる。
そのため、第1図aに示すように、弾性復元力のある弾
性材8(これはガスケットの役割も果たしている)を、
「型フランジと、裏蓋、胴内壁とからなる空間に配置さ
れることにより、係合軸方向の移動を規制することがで
きる。
弾性材(ガスケット)8は、金属に比して非常に大きな
弾性変形能を有しているので、胴1や、中子2に無理な
変形を与えることなく、係合突起2dを係合溝1aに挿
入係止させることが可能となる。
第2図は、弾性材(ガスケット)8を配置した状態での
保合の過程を示した図である。
まず、第5図aは、ガスケット8を配置した裏蓋の一方
■側の係合突起を相対する保合溝に合わせる。
そのままの状態では、ガスケット8Qがあるため、完全
に溝に入ることはできない。
次に0則の裏蓋を矢印Aのように−X方向に押すと、第
2図すのように、■側のガスケット8Qが潰され、[F
]側には、Pl−32のスキができる。
そこで、矢印Bのように裏蓋を押し上げると、図Cの状
態になる。
−X方向の外力が解除されると、今度はガスケット8Q
の内部に蓄積された弾性復元力により、矢印Cのように
X方向に裏蓋が戻される。
最終的にはd図のように、■側のガスケツ)8Pと■側
のガスケット8Qの復元力がつり合ったところで1定さ
れる。
以上が先端の特願昭53−110881号の主旨である
係合原理としては明解で実用的に非常に有効であるが、
保合を解除する場合に問題がでてきた。
係合させる場合は第2図a−)dの過程で行う訳で特に
問題はないが、係合を解除させる場合には、第2図のd
−+aの逆の過程をさせることになる。
すなわち係合させた状態から解除するには、第2図dの
ようにNなる外力を与えねばならない。
従来は第1図Cに示すように、係合突起の真下にコジア
ケサライ4kを設はコジアケ治具10で前記コジアケサ
ライ4にの奥壁を押して開いていた。
しかしながらコジアケサライ4にはあまり外観上あまり
深くサラウことかできないため、コジアケを滑らせてパ
ツキンを切ってしまったり、うまく保合が解除するまで
押し切れなかったりといった問題が、明らかになってき
た。
本考案は、かかる上述の問題を解決するために考案され
たものである。
原理は非常に簡単で、コロンブスの卵的であるが、非常
に有効な効果を得ることができた。
以下に、本考案の実施例を述べる。
構造的には、従来構造を示す第1図とほとんど変わるこ
とはない。
しかしながら、第3図a、l)に示すように、保合突起
の平面形状および、保合解除のためのコジアケサライの
位置に本考案の特徴がある。
従来の第1図すでは、係合突起の平面形状の始点部の形
状は特に考慮していなかったが、本考案では、第3図に
示すように保合突起の平面形状の始点の立上り角度θを
45°以下に押え、かつコジアケサライ4にの位置を保
合突起中心から偏心させることにより、保合解除が容易
になった。
作用原理を以下に述べると、従来構造では第1図Cに図
示したように、コジアケ治具10をコジアケサライ4k
に差し込み、保合軸方向Nに押すと係合突起2dが胴の
係合溝1aからはずれ、しかる後にコジアケ10をM方
向(合口面に垂直方向)にこじると保合が解除される。
しかし本考案では第3図すに示すようにコジアケ治具1
0をコジアケサライ4kに差し込み、(係合軸方向Nに
押すことなく)直ちにM方向合口面に垂直方向にこじる
と、胴の係合溝1a下面が中子保合突起2dの斜面リー
ド部2W(保合軸とリード面はθなる角度がついている
)に当るためリード面に得た力から保合軸方向Nの分力
を得ることになる。
その分力は角度θが小さくなる程大きくなる。
すなわち本考案例によれば、コジアケでこじるだけで、
保合突起はリード部に沿って自ら保合軸N方向に後退し
ながら保合が解除されるわけであり、前記係合突起の引
掛り量S1.S2は、実用的には0.05〜0.5mm
であるのでθは5°〈θ≦45°になる。
本考案は係合突起部とコジアケサライ位置をほんの僅か
変化させただけであるが、係合解除に際して極めて実用
的な効果を得た。
しかも、従来はコジアケ治具10で、裏蓋4のコジアケ
サライ部を押す際に、コジアケ治具を誤って滑らせてパ
ツキン8を切断するという危険があったが、本考案では
保合解除の操作はコジアケ治具を押すという動作が不要
なためパツキンを切る恐れもなくなるという効果も得る
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図a、l)、cは従来構造の断面図及びフカン図。 第2図a、l)、c、dは、係合原理を示す作動状態を
示す断面図。 第3図a、l)は本考案の構造を示す部分平面図及びフ
カン図である。 図中の記号は、各図共通で 1・・・・・・胴、1a・
・・・・・係合溝、2・・・・・・中子、2C・・・・
・・フランジ部、2d・・・・・・係合突起、2W・・
・・・・リード面、3・・・・・・中枠、4・・・・・
・裏蓋体、4k・・・・・・コジアケサライ、5・・・
・・・ガラス、7・・・・・・ムーブメント、8・・・
・・・パツキン(シーリングガスケット)、10・・・
・・・コジアケ治具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 携帯時計の裏蓋の胴との合口面より垂直に、かつ外周方
    向に「型に張り出したフランジの一部に2ケ所以上の係
    合突起を形成すると共に、裏蓋の合口面と「型フランジ
    とから形成される[字型パツキンボックス部に防水パツ
    キンを配置した携帯時計ケースにおいて、前記係合突起
    の平面的形状始点の立上り角度θを5°〈θ≦45°の
    範囲にとり胴と裏蓋の保合を解除させる際の案内部とし
    、かつ前記裏蓋のコジアケサライの位置を前記係合突起
    中心から偏心した位置に設けたことを特徴とする携帯時
    計ケースの構造。
JP18266479U 1979-12-28 1979-12-28 携帯時計ケ−スの構造 Expired JPS5916858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18266479U JPS5916858Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28 携帯時計ケ−スの構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18266479U JPS5916858Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28 携帯時計ケ−スの構造

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Publication Number Publication Date
JPS5699490U JPS5699490U (ja) 1981-08-05
JPS5916858Y2 true JPS5916858Y2 (ja) 1984-05-17

Family

ID=29692988

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JP18266479U Expired JPS5916858Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28 携帯時計ケ−スの構造

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JPS5699490U (ja) 1981-08-05

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