JPS5937783Y2 - 防水カメラの密閉構造 - Google Patents
防水カメラの密閉構造Info
- Publication number
- JPS5937783Y2 JPS5937783Y2 JP1945178U JP1945178U JPS5937783Y2 JP S5937783 Y2 JPS5937783 Y2 JP S5937783Y2 JP 1945178 U JP1945178 U JP 1945178U JP 1945178 U JP1945178 U JP 1945178U JP S5937783 Y2 JPS5937783 Y2 JP S5937783Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back cover
- gasket
- case body
- sealed structure
- waterproof camera
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、防水カメラの密閉構造、とくに浅海用防水
カメラのケース本体と裏蓋との間の密閉構造に関する。
カメラのケース本体と裏蓋との間の密閉構造に関する。
従来の浅海用水中カメラでは、第１図に示すように、カ
メラケース本体１と裏蓋２との間のシール構造として、
裏蓋２の内壁側全周に相互に平行な２条のリブ３，４に
より、パツキン５を嵌合するための溝６を設けて、この
溝６にパツキン５を嵌合し、裏蓋２のロック時に、ケー
ス本体１の背面側端縁全周に設けた押圧用突条７でパツ
キン５を押圧して弾性変形させ、突条７の先端エツジを
パツキン５に喰い込ませるようにしたシール構造が採用
されていた。
メラケース本体１と裏蓋２との間のシール構造として、
裏蓋２の内壁側全周に相互に平行な２条のリブ３，４に
より、パツキン５を嵌合するための溝６を設けて、この
溝６にパツキン５を嵌合し、裏蓋２のロック時に、ケー
ス本体１の背面側端縁全周に設けた押圧用突条７でパツ
キン５を押圧して弾性変形させ、突条７の先端エツジを
パツキン５に喰い込ませるようにしたシール構造が採用
されていた。
しかしながら、この種のシール構造においては、パツキ
ン５と溝６の底面とを、その全周において均一に密着さ
せなければ、良好なシール性を期待することができない
ため、相当に高い加工精度を必要とするが、実際にはパ
ツキンの均一な仕上げが困難で全周における均一な密着
性を保証することができず、これを補うためパツキンの
肉厚を厚くした場合には、裏蓋をロックする際における
反発力が大きくなるのみならず、とくにコーナ部等に応
力が集中して耐久性が悪化し、また締結時の押圧力が不
均一であるため、押圧力の弱い部分から海水等が侵入す
るといった欠点があった。
ン５と溝６の底面とを、その全周において均一に密着さ
せなければ、良好なシール性を期待することができない
ため、相当に高い加工精度を必要とするが、実際にはパ
ツキンの均一な仕上げが困難で全周における均一な密着
性を保証することができず、これを補うためパツキンの
肉厚を厚くした場合には、裏蓋をロックする際における
反発力が大きくなるのみならず、とくにコーナ部等に応
力が集中して耐久性が悪化し、また締結時の押圧力が不
均一であるため、押圧力の弱い部分から海水等が侵入す
るといった欠点があった。
この考案は、か・る従来の欠点を解消すべくなされたも
のであって、簡単な構造上の改良によりシール性を著し
く向上させることができ、しかもさほど、加工精度を必
要としない防水カメラのシール構造（密閉構造）を提供
することを目的としている。
のであって、簡単な構造上の改良によりシール性を著し
く向上させることができ、しかもさほど、加工精度を必
要としない防水カメラのシール構造（密閉構造）を提供
することを目的としている。
より具体的に、この考案の一実施例について説明すると
、第２図に示すように、裏蓋２のリブ３４によって形成
する嵌合溝６の底面６ａには、溝巾方向に適当な間隔を
保って相互に平行な断面山形の突条８，９を嵌合溝６の
全周に亘って設けている。
、第２図に示すように、裏蓋２のリブ３４によって形成
する嵌合溝６の底面６ａには、溝巾方向に適当な間隔を
保って相互に平行な断面山形の突条８，９を嵌合溝６の
全周に亘って設けている。
一方、ケース本体１の端縁に形成する突条は裏蓋２のリ
ブ４に対して適当な間隔をおいて一定高さ立上った比較
的肉厚のうすいリブ１ｏとして形成し、該リブ１０には
、断面を大略逆Ｕ字形状に形成したパツキン１１を被嵌
し、リブ１０とこのパツキン１１によって突条７′を形
成する。
ブ４に対して適当な間隔をおいて一定高さ立上った比較
的肉厚のうすいリブ１ｏとして形成し、該リブ１０には
、断面を大略逆Ｕ字形状に形成したパツキン１１を被嵌
し、リブ１０とこのパツキン１１によって突条７′を形
成する。
パツキン１１は、上記裏蓋２に装着するパツキン５より
も相対的に硬い材質で形成し、かつその頂部は山形のエ
ツジとして形成することにより、裏蓋２をロックした際
に、ケース本体側のパツキン１１を裏蓋２側のパツキン
５の表側に喰い込ませるようにしている。
も相対的に硬い材質で形成し、かつその頂部は山形のエ
ツジとして形成することにより、裏蓋２をロックした際
に、ケース本体側のパツキン１１を裏蓋２側のパツキン
５の表側に喰い込ませるようにしている。
この場合、裏蓋２側のパツキン５は、パツキン１１によ
り押圧され、両者の弾性変形によって極めて良好に密着
する。
り押圧され、両者の弾性変形によって極めて良好に密着
する。
と同時に、溝６の底面６ａに設けた山形突条８，９は、
パツキン５の裏側からこれに喰い込み、パツキン５の裏
蓋２の溝部との間を確実にシールする。
パツキン５の裏側からこれに喰い込み、パツキン５の裏
蓋２の溝部との間を確実にシールする。
なお、上記山形突条８，９の高さは、パツキン５と溝６
との間の嵌合誤差を十分に補償したうえで、パツキン５
に僅かに喰い込ませうるように設定し、しかも岡山形突
条８，９の間隔は、押圧用突条７の切断中にはパ等しい
程度に設定し、好ましくは、山形突条８，９の間に、押
圧用突条７を喰い込ませることができるようにする。
との間の嵌合誤差を十分に補償したうえで、パツキン５
に僅かに喰い込ませうるように設定し、しかも岡山形突
条８，９の間隔は、押圧用突条７の切断中にはパ等しい
程度に設定し、好ましくは、山形突条８，９の間に、押
圧用突条７を喰い込ませることができるようにする。
上記のように、パツキン５の表側からは、ケース本体１
のリブ１０に装着した比較的硬いバッキング１１の頂部
エツジが喰い込む一方、裏側からは溝６の底面６ａに設
けた山形突条８，９が喰い込むため、パツキン５の表裏
両面におけるシール性は確実に向上し、多少の加工誤差
は、両パツキン５゜１１の弾性変形によって確実に吸収
することができる。
のリブ１０に装着した比較的硬いバッキング１１の頂部
エツジが喰い込む一方、裏側からは溝６の底面６ａに設
けた山形突条８，９が喰い込むため、パツキン５の表裏
両面におけるシール性は確実に向上し、多少の加工誤差
は、両パツキン５゜１１の弾性変形によって確実に吸収
することができる。
以上のように、この考案は、パツキン嵌合用の溝の底面
全周に亘って少くとも２条の突条を設けて、これら突条
をパツキンの裏側から喰い込ませるとともに、カメラケ
ース本体側の押圧用突条の全周にいま一つのパツキンを
装着して両パツキンの弾性変形により密着性を良好なも
のとすることができる防水カメラのシール構造を提供す
るものであって、シール性能の大巾な向上を図ることが
でき、しかも加工誤差を確実に吸収することができると
いった利点を得ることができる。
全周に亘って少くとも２条の突条を設けて、これら突条
をパツキンの裏側から喰い込ませるとともに、カメラケ
ース本体側の押圧用突条の全周にいま一つのパツキンを
装着して両パツキンの弾性変形により密着性を良好なも
のとすることができる防水カメラのシール構造を提供す
るものであって、シール性能の大巾な向上を図ることが
でき、しかも加工誤差を確実に吸収することができると
いった利点を得ることができる。
第１図は従来の防水カメラのシール構造を示す要部断面
図、第２図及び第３図は夫々この考案にか・るシール構
造を示す要部断面図で、第２図は裏蓋のロック前の状態
を、第３図はロック時の状態を夫々示すものである。 １・・・・・・カメラ本体ケース、２・・・・・・裏蓋
、５・・・・・・パツキン、６・・・・・・パツキン嵌
合用溝、８，９・・・・・・溝底面に設けた突条、１１
・・・・・・いま一つのパツキン。
図、第２図及び第３図は夫々この考案にか・るシール構
造を示す要部断面図で、第２図は裏蓋のロック前の状態
を、第３図はロック時の状態を夫々示すものである。 １・・・・・・カメラ本体ケース、２・・・・・・裏蓋
、５・・・・・・パツキン、６・・・・・・パツキン嵌
合用溝、８，９・・・・・・溝底面に設けた突条、１１
・・・・・・いま一つのパツキン。
Claims (3)
- （１）ケース本体の一つの側壁に裏蓋の一例をヒンジす
るとともに、ヒンジ側に対向する側壁に裏蓋の他側を解
除可能にロックする一方、裏蓋又はケース本体内壁の全
周に設けた嵌合溝内に弾性を有するパツキンを支持し、
裏蓋のロック時該パツキンをケース本体の背面側全周又
は裏蓋内周に設けた押圧用凸部で押圧することにより密
閉するようにした防水カメラにおいて、上記嵌合溝の底
面に、相互に適当な間隔を保って平行な少なくとも２本
の突条を溝全周に亘って設ける一方、上記抑圧用凸部の
全周に弾性を有するいま一つのパツキンを装着したこと
を特徴とする防水カメラの密閉構造。 - （２）上記いま一つのパツキンの先端エツジが鋭角に形
成されたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
項記載の防水カメラの密閉構造。 - （３）上記いま一つのパツキンが、裏蓋側又はケース本
体のパツキンより弾性率の小さい材質より形成されたこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項又は第２
項記載の防水カメラの密閉構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1945178U JPS5937783Y2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 防水カメラの密閉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1945178U JPS5937783Y2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 防水カメラの密閉構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54122844U JPS54122844U (ja) | 1979-08-28 |
| JPS5937783Y2 true JPS5937783Y2 (ja) | 1984-10-19 |
Family
ID=28848573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1945178U Expired JPS5937783Y2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 防水カメラの密閉構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5937783Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60104827U (ja) * | 1983-12-22 | 1985-07-17 | オリンパス光学工業株式会社 | 防水構造 |
-
1978
- 1978-02-16 JP JP1945178U patent/JPS5937783Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54122844U (ja) | 1979-08-28 |
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