JPS59168456A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS59168456A
JPS59168456A JP4147983A JP4147983A JPS59168456A JP S59168456 A JPS59168456 A JP S59168456A JP 4147983 A JP4147983 A JP 4147983A JP 4147983 A JP4147983 A JP 4147983A JP S59168456 A JPS59168456 A JP S59168456A
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JP
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group
charge
volts
resin
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JP4147983A
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Masakazu Matsumoto
正和 松本
Masataka Yamashita
眞孝 山下
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真感光体に関し、詳しくは改善された
電子写真特性を与える低分子量の有機光導電体を有する
電子写真感光体に関するものである。
従来技術 従来、電子写真感光体で用いる光導電材料として、セレ
/、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機元導電性材料
が知られている。これらの光導電性材料は、数多くの利
点、例えば暗所で適当な電位に帯電できること、暗所で
電荷の逸散が少ないことあるいは光照射によって速かに
電荷を逸散できるなどの牙υ点をもっている反面、各種
の欠点を有している。例えば、セレン系感光体では、温
度、湿度、ごみ、圧力などの要因で容易に結晶化が進み
、特に葬囲気濡度が40℃を越えると結晶化が著しくf
Xb、帯電性の低下や画像に白い斑点か発生するといっ
た欠点がある。
硫化カドミウム系感光体は、多湿の環境下で安定した感
度が得られない点や酸化亜鉛系感光体ではローズベンガ
ルに代表される増感色素による増感効果を必要としてい
るか、この様な増感色素がコロナ帯電による帯電劣化や
露光光による光退色を生じるため長期に亘って安定した
画像を与えることができない欠点を有している。
一方、ポリビニルカルバゾールをはじめとする各種の有
機光導電性ポリマーが提案されて来たが、これらのポリ
マーは、前述の無機系光導電材料に較べ成膜性、軽量性
などの点で優れているにもかかわらず、今日までその実
用化が困難であったのは、未だ十分な成膜性が得られて
おらず、また感度、耐久性および環境変化による安定性
の点で無機系光導電材料に較べ劣っているためであった
。また、米国特許第4150987号公報などに開示の
ヒト2シン化合物、本国特許第3837851号公報な
どに記載のトリアリールピラゾリン化合物、特開昭51
−94828号公報、特開昭5l−94a29号公報な
どに記載の9−スチリルアントラセン化合物などの低分
子量の有機光導電体が提案されている。この様な低分子
量の有機光導電体は、使用するバインダーを適当に選択
することによって、有機光導電性ポリマーの分野で問題
となっていた成膜性の欠点を解消できる様になったが、
感度の点で十分なものとは言えない。
このようなことから、近年感光層を電荷発生層と電荷輸
送層に機能分離させfC積層構造体が提案された。この
積層構造を感光層とした電子写真感光体は、可視光に対
する感度、電荷保持力、表面強度などの点で改善できる
様になった。
この様な電子写真感光体は、例えば米国特許第3837
851号、同第3871882号公報などに開示されて
いる。
しかし、従来の低分子量の有機光導電体を電荷輸送層に
用いた電子写真感光体では、未だに十分な感度が得られ
ておらず、また繰シ返し帯電および露光を行なった際に
は明部電位と暗部電位の変動が大きく、しかもフォトメ
モリー性が大きく改善すべき点がある。
発明の目的 本発明の前述の欠点又は不利を解消した電子写真感光体
を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、新規な有機光導電体を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、電荷発生層と電荷輸送層に機能分
離した積層型感光層における新規な電荷@込物質を提供
することにある。
発明の構成、効果 本発明は、下記一般式(1)で示されるヒドラゾン化合
物を含有する層を有することを特徴とする電子写真感光
体である。
一般式(1) たたし式中R1、R2はメチル、エチル、プロピル、ブ
チル等のアルキル基、ベンジル、フェネチル、ナフチル
メチル等のアラルキル基、フェニル基を示し、該アルキ
ル基はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等の
アルコキシ基、フッ素、塩素、臭素、沃素等のハロゲン
原子又はジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピル
アミノ、ジブチルアミノ等のジアルキルアミン基で置換
されていてもよく、該アラルキル基、該フェニル基はメ
チル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル基、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等のアルコキシ
基、7ノ累、塩素、臭素、沃素等の−・ロゲン原子又は
ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、
ジブチルアミノ等のジアルキルアミノ基で置換されてい
てもよい。又、R1、R2は他にN原子と共にピロリジ
ル基、ビイリジル基、モルホリノ基等の5〜6員環基を
形成する残基を示す。
R3,R4はメチル、エチル、プロピル、ブチル等のア
ルキル基、ベンジル、7エネチル、ナフチルメチル等の
アラルキル基、ベンセン、ナフタレン、アンスラセン等
のアリール基、又ハヒリジル、キノリル、カルバゾリル
、フェッチアシル、フェノオキサジル等の複素環基を示
す。
該アルキル基、アリール基複素環基は置換基を有しても
よく、置換基としては、R1、R2中のアラルキル基、
フェニル基の置換基と同じ置換基があげられる。
R5は、2価の有機残基金示す。具体的な2価の有機残
基としてはメチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン
などのアルキレン基、フェニレン、ナフチレン、ビフェ
ニレンナトのアリーレン基またはピリジン、キノリン、
カルバゾール、フェノチアジン、フェノキ丈ジンなどか
ら誘導される2価の複素環基などを挙げることができる
。その他に例えば、 (:!H3 該2価の有機残基は置換基を有してもよく、置換基とし
ては、R1、R2中のアラルキル基、7エ二ル基の置換
基と同じ置換基があげられる。
Ar 1、Ar2 ハ同−又は異って)ユニしン、ナフ
チレン、アンスリレン等のアリーレン基を示し、該アリ
ーレン基はメチル、エチル、プロピル・ブチル等のアル
キル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等
のアルコキシ基、フッ素、塩素、臭素、沃素等の−・ロ
ゲ゛ン原子で置換されていてもよい。
社 モ 乍 」   r        〜        1  
    寸                哨1) 
    川      閤     国       
      田く          さ、     
            の閤        ■  
           閤1)           
胃             1−Ll       
     両川       山     川    
    田これらの一般式(1)で示されるヒト2グン
不化合物は 一般式(2) (式中、R3、R4およびR5は前記と同じ意味を有す
る。)で示されるヒドラジンと一般式(3)(式中R1
、R2、Ar1、Ar2は前記と同じ意味を有する。)
で示されるアルデヒドを用いて常法によシ合成すること
ができる。
次に本発明に用いられるヒドラゾン系化合物の代表例に
ついてその合成法を下記に示す。
合成例 (前記ヒドラゾン系化合物H−1の合成)一般式(2)
においてR3およびR4がフェニル基、R5か2.7−
ナフチレン基からなるヒト2ジン1(1899(ao 
32−t=ル)と一般式(3)においてR1、R2がジ
エチルアミノ基、Ar1、Ar2が1.4−フェニル基
からなるアルデヒド17.88F(α064モル)とエ
タノール200−と酢酸200+t/を混合し1時間攪
拌し反応した。反応後この溶液を水に注入し、得られた
沈殿を炉別乾燥した。この固形物をMEKにて再結晶し
、黄色結晶9.15p(umss、1チ)を得た。
元素分析 分子式06QH5BN6 計算値(%)  分析値(チ) 0  83、’49    83.55H6,776,
71 N   9.74    9.74 本発明の好ましい具体例では、感光層を電荷発生層と電
荷輸送層に機能分離した電子写真感光体の電荷輸送物質
に前記一般式(1)で示されるヒドラゾン化合物を用い
ることができる。
本発明による電荷輸送層は、前述の一般式(1ンで示さ
れるヒドラゾ/化合物と結着剤とを適当な溶剤に溶解せ
しめた溶液を塗布し、乾燥せしめることによシ形成させ
ることが好ましい。ここに用いる結着剤としては、例え
ばボリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアミド
樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、メタクリ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール
樹刀n、エポキシ樹月旨、ポリエステル樹脂、アルキド
樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン、あるいはこれ
らの樹脂の繰多返し単位のうち2つ以上を含む共重合体
樹脂例えばスチレンーブタジエンコポリマー、メチル7
−)1タクリルコポリマー、ヌチレンーアクリロニトリ
ルコポリマー、スチレン−マレイン酸コポリマーなどk
gけることができる。また、この様な絶縁性ポリマーの
他に、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセ
ンやポリビニルピレンなどの有機光導電性ポリマーも使
用できる。
この結着剤とヒドラゾン化合物との配合割合は、結矯剤
100重量部当シヒド2シン化合物を10〜500重足
とすることが好ましい。
電荷輸送層は、下達の電荷発生層と電気的に接続されて
おシ、電界の存在下で電荷発生層から注入された電荷キ
ャリアを受は取るとともに、これらの電荷キャリアを表
面まで輸送できる機能を有している。この際、この電荷
輸送層は、電荷発生層の上に積層されていてもよく、ま
たその下に積層されていてもよい。しかし、電荷輸送層
は、電荷発生層の上に積層されていることが望ましい。
この電荷輸送層は、電荷キャリアを輸送できる限界があ
るので、必要以上に膜厚を厚くすることができない。一
般的には、5ミクロン〜30ミクロンであるが、好まし
い範囲は8ミクロン〜20ミクロンである。
この様な電荷輸送層を形成する際に用いる有機溶剤は、
使用する結着剤の種類によって異なシ、又は電荷発生層
や下達の下引層を溶解しないものから選択することが好
ましい。具体的な有機溶剤としては、アセトン、メチル
エチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトンi、  
N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−uメチルアセ
トアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどの
スルホキシド類、ナト2ヒドロフラン、ジオキサン、エ
チレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル類
、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、クロロホ
ルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、四塩化炭素、
トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素類
るるいはベンセン、トルエン、キシレン、リグロイン、
モノクミルベンゼン、ジグロルベンゼンなどの芳香族類
などを用いることができる。
塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法
、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、
マイヤーパーコーティング法、フレードコーチインク法
、ローラーコーティング法、カーテンコーティング法な
どのコーティング法を用いて行なうことができる。乾燥
は、室温における指触乾燥後、加熱乾燥する方法が好ま
しい。加熱乾燥は、30℃〜200℃の温度で5分〜2
時間の範囲の時間で、静止または送風下で行なうことが
できる。
本発明の電荷輸送層には、種々の添加剤を含有させるこ
とができる。かかる添加剤としては、ジフェニル、塩化
ジフェニル、0−ター7エ二ル、P−ターフェニル、シ
フチルフタレート、ジメチルグリコールフタレート、ジ
オクチル7タレート、トリフェニル燐酸、メチルナフタ
リン、ベンゾフェノン、塩素化パラフィン、ジラウリル
チオプロピオネート’、 6.5− )ニトロサリチル
酸、各種フルオロカーボン類などを挙げることができる
本発明で用いる電荷発生層は、セレン、セレン−テルル
、ビリリウム、チオピリリウム系染料、フタロシアニン
系顔料、アンドア/トロン顔料、ジベンズピレンキノン
顔料、ビラントロン顔料、トリスアゾ顔料、ジスアゾ顔
料、アゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリドン系顔料、即
対称キノシアニン、キノシアニンあるいは特開昭54−
14364特公報に記載のアモルファスシリコンなどの
電荷発生物質から選ばれた別個の蒸着層あるいは樹脂分
散層を用いることができる。
本発明の電子写真感光体に用いる電荷発生物質は、例え
ば下記に示す無機化合物あるいは有機化合物を挙げるこ
とができる。
電荷発生物質 (1)  アモルファスシリコン (2)セレ/−テルル (6)  セレンーヒ累 (4)硫化カドミウム (5) (10) (11) (12) (16) (14) (15) (16) (17) (18) (19) (20) (21) (22) (26) (24) (26) (28) (29) (60) (62) (66) (34) (65) (36) (67) (38) O;0                      
  0モ0(39) (40) (41) (42) (46) (45) (46) H (47) (48) (49) 02H5”2H5 (51) 02H502H5 (52) (53) 02H502H5 (54) (55) (56) (57) (58)スクエアリンク酸メチン染料 (59)インジコ′染苓十(0,■、/167aooo
)(60)チオインジゴ染料(0,工、屋78800)
(61)β−型鋼フタロシアニン (62) (66) (64) (65) 電荷発生層は、前述の電荷発生物質を適当な着剤に分散
させ、これを基体の上に塗工することによって形成でき
、また真空蒸着装置によシ蒸着膜を形成することによっ
て得ることができる。電荷発生/111Nを堕工によっ
て形成する際に用いうる結着剤としては広範な絶縁性樹
脂から選択でき、またポリ−N−ビニルカルバゾール、
ポリビニルアントラセンやポリビニルピレンなどの有機
光導電性ポリマーから選択できる。好ましくは、ポリビ
ニルブチラール、ボリアリレート(ビスフェノールAと
7タル酸の縮重合体など)、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、フェノキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹
脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミド、ポリビニル
ピリジン、セルロース系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドンなどの絶縁性樹脂を挙げることができる。電荷
発生層中に含有する樹脂は、80重量%以下、好ましく
は40重量%以下が適している。塗工の際に用いる有機
溶剤としては、メタノール、エタノール、イソプロパツ
ールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノンなどのケトン類、 N、N−ジメ
チルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミドなど
のアミド類、ジメチルダルホキシトなどのスルホキシド
類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコ
ールモノメチルエーテルなどのエーテル類、酢酸メチル
、酢酸エチルなどのエステル類、クローロホルム、m化
メチレン、ジクロルエチレン、四塩化炭素、トリ゛クロ
ルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素類あるいは
ベンゼン、トルエン、キシレン、リフロイン、モノクロ
ルベンゼン、ジクロルベンセンなどの芳香族類などを用
いることができる。
塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法
、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、
マイヤーバーコーティング法、ブレードコーチインク法
、ローラーコーティング法、カーテンコーティング法な
どのコーティング法を用いて行なうことができる。
電荷発生層は、十分な吸光度を得るために、できる限シ
多くの前記有機光導電体を含有し、且つ発生した電荷キ
ャリアの飛程を短かくするために、薄膜層、例えば5ミ
クロン以下、好ましくは0.01ミクロン〜1ミクロン
の膜厚をもつ8Mノーとすることが好ましい。このこと
は、入射光量の大部分が電荷発生層で吸収されて、多く
の電荷キャリアを生成すること、さらに発生した電荷キ
ャリアを再結合や捕獲(トラップ)によシ失活すること
なく電荷輸送層に注入する心安があることに#因してい
る。
この様な電荷発生層と電荷輸送層の積層構造からなる感
光層は、導電層を有する基体の上に設けられる。導電層
を有する基体としては、基体自体が導電性をもつもの、
例えばアルミニウム、アルミニウム合金、鋼、亜鉛、ス
テンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタン、
ニッケル、インジウム、金や白金などを用いることがで
き、その他にアルミニウム、アルミニウム合金、酸化イ
ンジウム、酸化錫、酸化インジウム−酸化錫合金などを
真空蒸着法によって被膜形成された層を有するプラスチ
ック(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂
、ポリフッ化エチレンなど)、導電性粒子(例えば、カ
ーボンブランク、銀粒子など)を適当なバインダーとと
もにプラスチックの上に被覆した基体、導電性粒子をプ
ラスチックや紙に含浸した基体や導電性ポリマーを有す
るプラスチックなどを用いることができる。
導電層と感光層の中間に、バリヤー機能と接着機能をも
つ下引層を設けることもできる。下引層ば、カゼイン、
ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−
アクリル酸コポリマー、ポリアミド(ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキ
シメチル化ナイロンなど)、ポリウレタン、セラチン酸
化アルミニウムなどによって形成できる。
下引層の膜厚は、[1,1ミクロン〜5ミクロン、好マ
シくは0.5ミクロン〜6ミクロンが適当である。
導電層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した感光体
を使用する場合において、ヒドラゾン化合物は正孔輸送
性であるので、電荷輸送層表面を負に帯電する必要があ
シ、帯電後蕗光すると露光部では電荷発生層において生
成した正孔が電荷輸送層に注入され、その後表面に達し
て負電荷を中和し、表面電位の減衰が生じ未露光部との
間に静電コントラストが生じる。現像時には′m子輸送
物質を用いた場合とは逆に正電荷性トナーを用いる必要
がある。
本発明の別の具体例では、前述のジスアゾ顔料あるいは
、米11特許第3554745号、同第3567438
号、同第3586500号公報などに開示のビリリウム
染料、チアピリリウム染料、セレナピリリウム染料、ベ
ンゾビリリウム染料、ベンゾチアピリリウム染料、ナフ
トビリリウム染料、ナフトチアピリリウム染料などの光
4電性を有する顔料や染料を増感剤としても用いること
ができる。
寸た、別の具体例では木1=!il特許第368450
2号公報などに開示のビリリウム染料とアルキリデンジ
アリーレン部分を有する電気絶縁重合体との共晶錯体を
増感剤として用いることもてきる。この共晶錯体は、例
えば4−〔4−ビス−(2−クロロエチル)アミノフェ
ニル) −2,6−シフエニルチアビリリウムパークロ
レートとポリ(4,4’−イソプロピリデンジフェニレ
ンカーボネート)をハロゲン化炭化水素系溶剤(例えば
、ジクロルメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1.1
− )クロルエタン、1,2−ジクロルエタン、  1
,1.2− ト’Jクロルエタン、クロルベンセン、ブ
ロモベンセン、1,2−ジクロルベンセン)に溶解した
後、これに非極性溶剤(例えば、へ+Vン、オクタン、
デカン、  2,2.4− トリメチルベンセン、リグ
ロインを加えることによって粒子状共晶錯体として得ら
れる。この具体例における電子写真感光体には、スチレ
ン−ブタジェンコポリマー、シリコン樹脂、ビニル樹脂
、塩化ビニリデン−アクリロニトリルコポリマー、スチ
レン−アクリロニトリルコポリマー、ビニルアセテート
−塩化ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、ポリ
メチルメタクリレート、ポリ−N−ブチルメタクリレー
ト、ポリエステル類、セルロースエステル%fxど’c
M着剤として含有することができる。
本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に利用する
のみならず、レーザープリンター、CRTプリンター、
電子写真式製版システムなどの′■子写真応用分野にも
広く用いることができる。
本発明によれば、高感度の電子写真感光体を与えること
ができ、また繰シ返し帯電および露光を行なった時の明
部電位と暗部電位の変動が小さい利点を有している。
以下、本発明を実施例に従って説明する。
実施例 東洋インキ製造■製のβ型銅フタロシアニン(商品名L
J、onol Blue NOB Toner )を水
、エタノールおよびベン七ン中で順次環流後、漣遇して
精製した顔料7P;デュポン社製の「商品名:ポリエス
テルアドヒーシプ49,000(固形分20チ)J14
p;)ルエン35p;ジオキサン65Pを混合し、ボー
ルミルで6時間分散することによって塗工液を調製した
。この塗工液をアルミニウムシート上に乾燥膜厚が0.
5ミクロンとなる様にマイヤーバーで塗布して電荷発生
層を作成した。
次に、電荷輸送化合物として前記例示化合物H−1を9
9とポリカーボネート樹脂(帝人化成■製の商品名「パ
ンライトに−1300J79とをナト2ヒドロフ2ン3
59とクロロベンセン359の混合溶媒中に攪拌溶解さ
せて得た溶液を先の電荷発生層の上にマイヤーバーで乾
燥膜厚が11ミクロンとなる様に塗工して、2層構造か
らなる感光層をもつ電子写真感光体を作成した。
この様にして作成した電子写真感光体を川口電機■製靜
電複写紙試験装置MO(1918P −428を用いて
スタチック方式で一5KVでコロナ帯電し、暗所で10
秒間保持した後照度5 luxで結党し帯電特性を調べ
た。
帯電特性としては14表表面位(Vo)と10秒間暗減
衰させた時の電位(Vlo)をlAに減衰するに必要な
漏光量(zH)を測定した。
さらに、繰シ返し使用した時の明部電位と暗部電位の変
動を測定するために、本実施例で作成した感光体を−5
,6KVのコロナ帯電器、露光量101ux、sθCの
露光光学系、現像器、転写帯電器、除電蕗光光学系およ
びクリーナーを備えた電子写真複写機のシリンダーに貼
ジ付けた、この複写機は、シリンダーの駆動に伴い、転
写紙上に画像が得られる構成になっている。この複写機
を用いて、初期の明部電位(Vりと暗部電位(VD)お
よび5000回使用した後の明部電位(ML)と暗部電
位(VD)を測定し゛た。この結果を次に示す。
VQ   :  −565ボルト vlo :  −5aoボルト Vv2:   3.01ux、sec 初 期       5000耐久後 VD−585ボルト VL−30ボルト VD−570
ホルト VL−35ボルト実施例 2〜12 この各実施例においては、前記実施例1で用いた電荷輸
送化合物として例示化合物H−1の代シに例示化合物H
−2、I(−3、H−5、H−6、H−7、H〜10、
H−11、H−12、H−14、H−15、H−16、 を用いたほかは、実施例1と同様の方法によって電子写
真感光体を作成した。
各感光体の電子写真特性を実施列1と同様の方法によっ
て測定した。その結果を次に示す。
2   H−23,1545535 3H−32,9565555 4H−54,2560555 5H−6’    3.6      550    
   5456     H−73,35655557
H−102,856,0550 8)(−112,3555550 9H−122,4535525 10H−142,5540530 11H−152,9560550 12H−163,4565560 258530565、、,40 36053059045 46004059045 55903557545 6605ろ5     595   、  457  
  600     50’    590     
408    595     25    585 
    359    575    .25    
 565     3010    580     
25    570    3511    600 
    30    585    4012    
605     35    590    45実施
例 13 4−(4−ジメチルアミノフェニル) −2,6−シフ
エニルチアビリリウムノぞ−クロレート6りと前記例示
ヒドラゾン化合物H−4を79をポリエステル(ポリエ
ステルアドヒージブ49000:デュポン社製)のトル
エン(50)−ジオキ?/(50)溶液100dに混合
し、ボールミルで6時間分散した。この分散液を乾燥後
の膜厚が15ミクロンとなる様にマイヤーバーでアルミ
ニウムシート上に塗布した。
この様にして作成した感光体の電子写真特性を実施例1
と同様の方法で測定した。この結果を次に示す。
Vo  :  −550ボルト ■、。 二 −550ボルト 魁 :   3.41ux、sθC 初期 VD   :  −590ボルト VI、:  −35ボルト 5000回耐久後 VD  :  −575ボルト vTJ:  −45ボルト 実施例 14 アルミ板上にカセインのアンモニア水溶液(カセイン1
1.2F’、 28チアンモニア水1)、水222mg
)をマイヤー/シーで塗布乾燥し、膜厚が1ミクロンの
接涜層を形成した。
次に下記構造を有するジスアゾ顔料59と、ブチラール
樹脂(ブチラール化度66モルチ)2Fをエタノール9
51nノに溶かした液と共に分散した後、接着層上に塗
工し乾燥後の膜厚が0.4ミクロンとなる電荷発生層を
形成した。
次に、前記例示のヒドラゾン化合物H−8を72とポリ
−4,4′−ジオキシジフェニル−2,2−プロパンカ
ーボネート(粘度平均分子量30000 )59をジク
ロルメタン150dに溶かした液を電荷発生層上に塗布
、乾燥し、膜厚が11ミクロンの電荷輸送層を形成する
ことによって電子写真感光体を作成した。
この様にして作成した電子写真感光体の電子写真特性を
実施例1と同様の方法で測定した。
この結果を次に示す。
VQ   :  −590ボルト ■、。 :’−585ボルト E’12  :   2.31LlX、eea初期 VD   :   625ボルト v、L:  −25ボルト 5000回耐久後 VD   :  −615ボルト vL:  −40ボルト 実施例 15 表面が清浄にされた0、2mm厚のモリブデン板(基板
)をグロー放電蒸着槽内の所定位置に固定した。次に槽
内を排気し、約6.X 10”−’torrの真空度に
した。その後ヒーターの入力電圧を上昇させモリブデン
基板温度を150℃に安定させた。その後水素ガスとシ
ランガス(水素ガスに対し15容量チ)を槽内へ導入し
ガス流量と蒸着槽メインバルブを調整して[1,5to
rrに安定させた。次に誘導コイルに5 MH2O高周
波電力を投入し槽内のコイル内部にグロー放電を発生さ
せ30Wの入力電力とした。上記条件で基板上にアモル
ファスシリコン膜を生長させ膜厚が2ミクロンとなるま
で同条件を保った後グロー放電を中止した。その後加熱
ヒーター、高周波電源をオフ状態とし、基板温度が10
0℃になるのを待ってから水素ガス、シランガスの流出
バルブを閉じ、一旦槽内を10−5torr以下にした
後大気圧にもどし基板を取シ出した。次いでこのアモル
ファスシリコン層の上に電荷輸送化合物として例示化合
物H−9を用いる以外は実施例1と全く同様にして電荷
輸送層を形成した。
こうして得られた感光体を帯電高光実験装置に設置し0
6KVでコロナ帯電し直ちに光像を照射した。光像はタ
ングステンランプ光源を用い透過型のテストチャートを
通して照射された。
その後直ちに■荷電性の現像剤(トナーとキャリヤーを
含む)を感光体表面にカスケードすることによって感光
本表面に良好なトナー画像を得た。
実施例 16 4−(4−ジメチルアミノフェニル)−2,6−ジフェ
ニルチアビリリウムパークロレート3ノとポリ(4,4
’−イソプロピリデンジフェニレンカーボネート)!#
をジクロルメタン200dK十分に溶解した後、トルエ
ン1004を加え。
共晶錯体を沈殿させた。この沈殿物を戸別した後、ジク
ロルメタンを加えて再溶解し、次いでこの溶液にn−ヘ
キサン1ooiを加えて共晶錯体の沈殿物を得た。
この共晶錯体5pをポリビニルブチラール2ノを含有す
るメタノール溶液954に加え、6時間ボールミルで分
散した。この分散液をカモイン層を有するアルミ板の上
に乾燥後の膜厚が0.4ミクロンとなる様にマイヤーバ
ーで塗布して電荷発生層を形成した。
次いで、この電荷発生層の上に実施例1で用いた電荷輸
送層と同様の被覆層を形成した。
こうして作成した感光体の電子写真特性を実施例1と同
様の方法によって測定した。この結果を次に示す。
vo  :  −620ボルト Vlo  :  −620ボルト F、I71:   30 lux、see初期 VD   :  −645ボルト VL:  −35ボルト 5000回耐久後 vD  :  −625ボルト VL   :  −45ボルト 実施例 17 実施例16で用いた共晶錯体と同様のもの52と前記例
示のヒドラグン化合物H−13を7Fをポリエステル樹
脂(ポリエステルアゝヒーシブ49000 :デュポン
社M)のテトラヒト907ラン液150+a/に加えて
、十分に混合攪拌した。
この液をアルミニウムシート上にマイヤーノ(−により
乾燥後の膜厚が15ミクロンとなる様に塗布した。
この感光体の電子写真特性を実施例1と同様の方法で測
定した。この結果を次に示す。
vo  :  −575ボルト Vニー570ボルト 0 Elh    二      2.9 1ux、sec
初期 VD   :  −60!Mrルト VL:  −30ポル)・ 5000回耐久後 VD  :   595ボルト vL:  −40ボルト 特許出願人 キャノン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式(1)で示されるヒドラゾン化合物を含有す
    る層を有することを特徴とする電子写真感光体。 一般式(1ン ただし、式中R1、R2は置換基を有してもよいアルキ
    ル基、アラルキル基、フェニル基又はN原子と共に5〜
    6員環を形成する残基を示し、R3、−は置換基を有し
    てもよいアルキル基、アラルキル基、アリール基又は複
    素環基を示す。R5は2価の有機残基金示す。 Ar1、Ar2は同−又は異って置換基を有してもよい
    アリーレン基を示す。
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