JPS59166515A - 軟質熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

軟質熱可塑性樹脂の製造方法

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JPS59166515A
JPS59166515A JP4054383A JP4054383A JPS59166515A JP S59166515 A JPS59166515 A JP S59166515A JP 4054383 A JP4054383 A JP 4054383A JP 4054383 A JP4054383 A JP 4054383A JP S59166515 A JPS59166515 A JP S59166515A
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JP
Japan
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mvc
soluble
vinyl ether
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monomer
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JP4054383A
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JPS6230208B2 (ja
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Hideo Hayashi
秀雄 林
Yoshito Fujiki
藤木 芳人
Toshiro Suganuma
菅沼 利郎
Yukiya Sakamoto
坂本 幸也
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、軟質熱可塑性樹脂の新規な製造方法に関する
ものである。
更に詳しくは、塩化ビニル単量体(以下MVCと略す)
とアルキルビニルエーテルとの単量体混合物(以下これ
らをMVC系単量体と総称する)100重量部を、塩化
ビニル単量体に可溶で軟化点が20℃〜100℃の熱可
塑性ポリウレタンニジストマー(以下、MVC可溶型T
PUと略す)10〜2LlO重量部、及び水媒体、懸濁
剤、油溶性1合開始剤の存在下で重合する事を特徴とす
る、無可塑でも柔軟性を有し、加工成形性、耐熱性、耐
油性、耐寒性、及び透明性に優れた軟質熱可塑性樹脂の
製造方法に関するものである。
従来、ポリ塩化ビニル系の内部可塑化された樹脂を製造
する方法として、種々の方法が提案されており、例えば
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体等に
、MVCをグラフト共重合する方法、MVCとアクリル
酸エステルを共重合する方法などがあり、得られた共重
合体は、内部可塑化され、無可塑でも柔軟性を有するが
、加工成形性、耐熱性、耐油性、透明性に問題があり、
これらの共重合体の、使用、用途は制約を受けている。
本発明は、かかる問題点を改良した、新規な軟質熱可塑
性樹脂を製造する方法である。
更に詳しくは、本発明の軟質熱可塑性樹脂は、MVC可
溶型TPUをMVC系単量体に溶解した状態で、MVC
系単量体を重合する事によって製造されるのである。こ
の反応の性格は明確ではないが、MVC可溶型TPU及
びMVC系単量体との間に或種の化学的結合(即ち所謂
グラフト共重合と称する反応。)が生じるものと推定さ
れる。
即ち配合時に於けるTPUとPVCのポリマーブレンド
と比較して、本発明による生成重合体の有意義な改良、
即ち加工成形性、透明性、柔軟性、等の点において優れ
ている事から推察される。
本発明においてはアルキルビニルエーテルヲ共重合成分
とするが、アルキルビニルエーテルをMVCと共重合す
る目的は生成重合体の溶融粘度を小さくし、成形時のト
ルクを低め、成形性を改良することにある。
本発明におけるMVC可溶型TPUとは、本発明を実施
する重合条件下において、実質的にMVC系単量体九溶
解するものであり、軟化点が20〜100℃、好ましく
は60〜6o℃の物である。軟化点i o o ’cを
越える物は、MVC系単惜量体に溶解しづらくなり、又
2 D ”C未滴のものでは得られた生成重合体の引張
強度、耐熱性、耐油性が悪くなる。本発明でいう軟化点
とは、次のような条件下で、島津高下式70−テスタ傾
よる温度てい漕法において求められる軟化温度をいう。
島津高下式フローテスタの測定条件 ノズルの寸法:1mmφ×2朋り 荷  重 :30kg 昇温速度:3℃/分 又MVC可溶型T P Uは原料として、脂肪族ジイソ
シアネートを使用した無黄変タイプが好ましい。
無黄変タイプは紫外線安定性が良いのに対し、無黄変タ
イプ以外のものは、重合後得られる生成重合体が着色す
る傾向がある。本発明で用いるMVC可溶型TPUは主
に、ポリエステルジオール又はポリエーテルジオールと
脂肪族ジイソシアネートからなっている。
ポリエステルジオールはアジピン酸系ポリエステルジオ
ールであり、脂肪族ジイソシアネートはテトラメチレン
ジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート又
はヘキサメチレンジイソシアネートである。
またMVC可溶型TPUの20%MEK粘度は、30〜
j000 cpsが好ましく、50〜400cpsがさ
らに好ましく、I OCl−300cpsが特に好まし
い。本発明に有効なMVC可溶型TPUとして、適切な
種類の1つとしては、大日本インキ化学工業■製の商品
名バンデツクスT−5265、バンデックスT−525
等があり、軟化点は各々53℃、47℃である。
本発明において、MVC可溶型TPUは、仕込時MVC
又はMVC系単量体100重量部に対して、10〜20
0重量部、好ましくは20〜150重量部で重合を開始
する。
MVC又は、MVC系単量体100重量部に対して、M
VC可溶型T P U 1.0重量部未満では、得られ
る生成重合体は、満足すべき軟らかさが得られず、一方
200重量部をこえると、重合速度が遅くなったりして
好ましくない。
本発明では、生成重合体中の、M V C可溶型TPU
含1itが好ましくは10〜80M量%、さらに好まし
くは17〜65重量%が良い。これは10重量%未満で
は、満足すべき軟らかさが得られにくいためである。一
方80重量%をこえると、耐熱性が悪(なりやすく又コ
ストも高くなり経済的にも好ましくない。
次に本発明において使用するアルキルビニルエーテルは
、好ましくは炭素数1〜1Bのアルキル基を有するアル
キルビニルエーテルであり、具体的にはn−ブチルビニ
ルエーテル、イソブチルビニルエーテル、オクチルビニ
ルエーテル、ドテシルビニルエーテル、ヘキサデシルビ
ニルエーテル、オククデシルビニルエーテル等があげら
れる。
これらのうち炭素数2〜16のアルキル基を有するアル
キルビニルエーテルがさらに好ましい。
このアルキルビニルエーテルは比較的共重合性が低いの
で共重合後の後処理の点から低沸点のものが好ましく、
また入手の容易性、経済性の面から上記範囲のものが好
ましい。
アルキルビニルエーテルの使用量は、単量体混合物中0
.1〜50重量%が好ましく、05〜60重景%が重量
に好ましい1. 01重量%未満では、得られる共重合体の溶融粘度が高
いので、成形時のトルクが高くなり、成形性が改良され
ず、50重量%を越えると、共重合性が困難であるため
である。
本発明に於いて使用される懸濁剤は、公知の懸濁剤であ
ればよい。例えば部分ケン化ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロール、ポリアクリル酸、ビニルエーテル−無水マ
レイン酸共重合体、ゼラチン、リン酸カルシウム等が使
用され、これらは単独又は併用してもよい。
また、これらの使用量は、水媒体に対し0.01〜2重
量%程度である。
本発明に於いて使用する油溶性重合開始剤は公知の重合
開始剤であればよい。例えば、アゾビスイソブチルバレ
ロニトリルなどのアゾ化合物、ラウリルパーオキサイド
、ジ−2エチルへキシルパーオキシジカーボネート、t
−ブチルパーオキシピバレートなどの有機過酸化物があ
る。その使用量は仕込時のMVC系単量体に対し、0.
01〜2重量%程度である。
本発明に於ける、水媒体/(MVC可溶型TPO+MV
C系単量体)の仕込比は1/1〜3/1が良い。これは
、核化が1/1未満では重合が不安定になり、又核化が
6/1をこえるのは経済的に有利でない為である。
重合温度は30〜70℃、好ましくは40〜60℃が良
い。これは、60℃未満では重合速度が遅くなる傾向が
あり、工業的に有利でない。又70℃をこえると得られ
る生成重合体の耐熱性等が悪くなりがちで好ましくない
尚、本発明に於ては、トリクロルエチレン、メルカプト
エタノール等の公知の連鎖移動剤を使用しても差しつか
えない。
本発明によれば無可塑でも柔軟性を有し、特に加工成形
性に優れ、さらに耐熱性、耐油性等の諸物性のすぐれた
軟質熱可塑性樹脂を容易に製造することかできる。
次に実施例および比較例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。
以下の各側における物性評価は次の方法で実施した。
成形時のトルク; ブラベンダープラストグラフ試験機を使用し、ミキサ一
温度180℃、回転数3Orpm、樹脂量34.9で試
験した。
実施例1〜2及び比較例1 第1表に示したような重合処方で重合を行なった。即ち
、内容積10Jのステンレス製オートクレーブに第1表
に示されたMVC以外の原料を仕込み、内部の空気を窒
素で置換し、その後MVCを仕込んだ。58℃で15時
間反応させた後、未反応単量体を除去し、これを脱水乾
燥して粉末状の重合体を得た。得られた重合体の物性測
定結果を表−1に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、 塩化ビニル単量体とアルキルビニルエーテルとの
    単量体混合物を、水媒体、懸濁剤及び油溶性重合開始剤
    の存在下で、かつ塩化ビニル単量体に可溶で軟化点が2
    0〜100℃の熱可塑性ポリウレタンニジストマーを前
    記単量体又は単量体混合物100重量部あたり10〜2
    00重量部共存せしめて重合することを特徴とする軟質
    熱可塑性樹脂の製造方法。
JP4054383A 1983-03-14 1983-03-14 軟質熱可塑性樹脂の製造方法 Granted JPS59166515A (ja)

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JP4054383A JPS59166515A (ja) 1983-03-14 1983-03-14 軟質熱可塑性樹脂の製造方法

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JP4054383A JPS59166515A (ja) 1983-03-14 1983-03-14 軟質熱可塑性樹脂の製造方法

Publications (2)

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JPS59166515A true JPS59166515A (ja) 1984-09-19
JPS6230208B2 JPS6230208B2 (ja) 1987-07-01

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JP4054383A Granted JPS59166515A (ja) 1983-03-14 1983-03-14 軟質熱可塑性樹脂の製造方法

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