JPS59166420A - 通電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は通電加工装置において、ある熟練作楽者が被
加工物を所望の加工特性に対応して加工する際、その用
いた加工条件を記憶装置に記憶させておき、後に加工特
性が同一種の加工を行う場合に、その記憶された内容を
適時読み出して加工を行う通電加工装置に関するもので
ある。

以下、放電加工を例に挙げて説明する。

従来、放電加工においては、一般に第一図に示すように
加工が行われている。

即ち、第１図において、（１）は電極、（２）は電極（
１）と加工間隙（３）を介して対向する被加工物、（４
）は加工液、（５）は加工間隙（３）に加工電圧を印加
する直流電源、（６）はトランジスタ等のスイッチ素子
で、このスイッチ素子（６）の動作を断続することによ
り加工間隙（３）にパルス電流が供給される。（７）は
スイッチ素子（６）にパルス信号を与える制御回路、（
８）は切換スイッチ（９）を有する操作パネルである。

（ト）は電′ＷＡ（］、）を駆動するサーボシリンダ、
（ロ）はサーボパルプ、（ロ）はサーボバルブ（ロ）の
制御コイル、６３）は感度抵抗、り４）は基準電圧設定
回路である。

従来装置は上記のように構成されており、加工間隙（３
）には第２図に示されるパルス電流が供給され、被加工
物（２）の放電加工が行われる。第２図において、＠）
は電流ピーク値、（ロ）はパルス印加時間、（ロ）は休
止時間を表わしている。そして、加工間隙（３）の電圧
ｅｇは基準電圧設定回路α４）の出力基準電圧ｅｏに比
較され、その差電圧により感度低抗争）を介して制御コ
イル（ロ）に電流が流れ、これによりサーボバルブ（ロ
）を介してサーボシリンダい）が駆動され、電極（１）
が上下動して加工間隙（３）が一定に制御される。

ところで、庇付加工における電極消耗比、面粗度あるい
は抜加工におけるクリアランス等の放電加工特性は第２
図に示す電流ピーク値（ロ）、パルス印加時間＠）、パ
ルス休止時間（ロ）等の電気的条件と密接な関係があり
、従って加工前に上記電気的条件を選定する必要がある
。しかしこれらの選定は、所望の加工特性と加工条件と
の内容を示す多くのデータを収集したデータブック等の
非常に多くのデータの中から探索するので、かなりの熟
練と経験を必要とするのが常であった。しかるに、この
ような条件選定の出来る熟練作業者を多数養成し、確保
することは一般に極めて困難なことである。

この発明は、」二記事項に鑑みてなされたもので、ある
熟練作業者の選定した所望の加工特性に対応した通電加
工のための加工条件を記憶装置に複数個記憶させておき
、後に加工特性が同一種の加工を行う場合に、その記憶
した内容の中から目的とする加工条件を適時読み出して
被加工物の加工を行う通電加工装置を提供するものであ
る。

以下、この発明の一実施例を図面と共に説明する。

即ち、第３図はこの発明の一実施例図で、この図におい
て、（２））は操作パネル（８）から検出した設定条件
を保持する情報レジスタ、（ロ）は表示装置で、情報レ
ジスタ６Ｂ）の内容を表示し、書ぎ込み動作時には書き
込み内容を、又、読み出し動作時には読み出し内容を夫
々表示して内容を確認するものである。この表示装置（
ロ）は切換スイッチ（９）と共に、設定表示装置を構成
している。又、に）は情報レジスタ＠）の情報を引出す
駆動回路、Ｑｏはアドレスレジスタ、に）はアドレスレ
ジスタＱ０に信号を与える命令回路、（ロ）はコアメモ
リースタックで、駆動回路に）により引出された情報レ
ジスタ＜１８）の情報を記憶するものであり、加工条件
は所有するアドレス数だけ記憶することが可能である。

又、（財）はコアメモリースタック（ハ）により記憶さ
れた情報を読み出す検出回路である。なお、その他の部
分については第１図において説明したものと同様である
ので、その説明を省略する。

次に、この発明装置の動作について説明する。

熟練作業者が自己の経験に基づき、操作パネル（８）の
切換スイッチ（９）を操作して所望の加工特性に対応す
る加工条件を設定し、ある種の加工を行う。

その際、加工の開始から加工の終了まで、加工の進行に
併なって変化する加工状態に適応した加工条件となるよ
う、その熟練作業者は常に操作パネル（８）の監視を続
ける。この熟練作業者の行った一連の加工操作を操作パ
ネル（８）から情報レジスタ０８）に一旦保持し、アド
レスレジスタＱ９に命令回路に）からアドレスを指定す
ると、駆動回路ゆ）によって情報レジスタ６ｆ３）の内
容はコアメモリースタックに）に記憶される。以下、同
様にしてコアメモリースタック（ハ）には被加工物夫々
の加工特性に対応する複数個の加工条件が記憶される。

次に、記憶した内容を読み出す場合は、例えばプログラ
ムに基づいて命令回路（イ）によってアドレスを指定し
、駆動回路（ハ）によってコアメモリースタックに）を
読み出し可能な状態にして検出回路い）を用いて読み出
す。読み出した内容は情報レジスタ伸）に保持し、制御
回路０′）へ操作パネル（８）の出力と同じ形で与えら
れる。なお、表示装置０９）には前述のように情報レジ
スタに）の内容が表示される。

この発明装置によれば、命令回路に）に例えばプログラ
ムに基づいて指令を与える事によって全て動作させるこ
とが可能であり、又、記憶する条件の数はコアメモリー
スタック（ロ）の容量を増すことによって容易に増加で
きる。

なお、上記実施例に於ては、コアメモリーを使用したが
、コアメモリーの部分に半導体記憶素子等の他の記憶装
置を用いることも可能である。

又、この発明装置は放電加工にのみ限定されず、電解加
工等の通電加工にもその精神を逸脱しない範囲で応用出
来るものである。

以上説明したように、この発明装置によれば、通電加工
時に要求される加工条件を、熟練作業者が設定した際、
それを記憶装置に記憶させるため、必要に応じて即座に
その条件に設定でき、従って熟練者でなくても正確、適
切な加工を行うことが可能になり、通電加工装置のよう
に、被加工物の目的とする加工特性に合わせてその都度
加工条件を設定する必要があると共に、その設定に熟練
度を必要とする加工装置、換言すれば、通電加工のため
の加工条件の設定に高熟練度を必要とし、かつ異なる加
工条件が混在する条件の下で加工を行う通電加工装置に
おいてその効果を大きく発揮するものである。

更に、この発明装置ではデータ呼出し時に記憶装置から
の呼出データに従って加工条件が設定され、それが表示
となるので操作が極めて簡単化される利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置を示す図、第２図は放電加工時に使用
されるパルス電流波形を示す図、第３図はこの発明装置
の実施例を示す図である。 図中、０）は電極、（２）は被加工物、の）は加工間隙
、（５）は直流電源、（６）はスイッチ素子、（７）は
制御回路、（８）は操作パネル、＠）はサーボシリンダ
、（６）はサーボバルブ、０４）は基準電圧設定装置、
（ロ）は情報レジスタ、（９）は表示回路、（ハ）は駆
動回路、Ｑｏはアドレスレジスタ、イ）はコアメモリー
スタック、←）は検出回路である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人大岩増雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｕ）電極と被加工物により形成される加工間隙に通電し
   て上記被加工物を加工する通電加工装置であって、上記
   被加工物を通電加工する際、加工の進行に伴なって変化
   する加工状態に適応した電気加工条件が設定できる電気
   加工条件設定手段と、上記電気加工条件設定手段により
   設定される被加工物夫々の加工特性に対応する複数個の
   電気加工条件を記憶する記憶装置と、上記記憶装置の記
   憶内容から加工する被加工物に適応した電気加工条件を
   適時読み出す読み出し装置と、上記読み出し装置により
   読み出された電気加工条件に従って被加工物を加工する
   装置を備えたことを特徴とする通電加工装置。 （２）　　被加工物を通電加工するための加工条件の組
   合せを複数個記憶できる記憶装置と、上記加工条件を設
   定し、この加工条件を表示する設定表示装置と、上記設
   定表示装置で設定表示されている所定の組合せの加工条
   件を上記記憶装置に記憶させることを可能にするための
   装置と、記憶された加工条件の組合せを上記記憶装置か
   ら選択的に呼出すための装置と、呼出された加工条件の
   組合せに従って放電加工装置の加工条件を設定する装置
   と、上記記憶装置の記憶内容を任意に修正、変更するこ
   とかできる装置を具備し、上記設定表示装置を、複数個
   の加工条件が設定できる加工条件設定装置と、上記加工
   条件設定装置で設定される夫々の設定値が表示できる表
   示装置で構成する通電加工装置。