JPS59166174A - スキ−板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来より、スキー板には木製、ＦＲＰ製、メタル・グラ
ス製博がある。

木製スキー板においては、古い時代に強度を維持するた
めに、上面側を盛り上げたキール状のものが多く用いら
れていたが、重量が重く、操縦性が悪く、曲げ剛性が不
足するため、徐々に平板状になり、しかもＦＲＰやメタ
ルを使用した性能の良いスキー板に置き換わってきた。

そして現在では、第１図に示すようにスキー板１の厚み
が、スキー板先端部より中央部にかけては徐々に厚くな
り、中央部から後端部にかけては、徐々に薄くなる両テ
ーバー形状で、且つ」二面が平らな形状を有するスキー
板が一般化している。又構造としては、第２図に示すよ
うにＦＲＰ板等の補強部材２を芯材の上下面に配置した
サンドイッチ構造のものや、芯材の全周に補強部材を配
置したボックス構造のものが公知となっている。

これらの構造は、スキー板を製造する際に製造工程が容
易なため、スキー板メーカーで一般に採用されているの
である。

しかし、スキー板を物性面から考えた場合においては、
捩れ強度や曲げ強度や振動減衰性や空気抵抗など、相互
に影響を及はし合う諾特性をいかにバランスよく配置し
て、股引するかが、非常に難かしい問題であった。

例えば、スキー板の捩れ強度を向上させれば、曲げ強度
が高くなり、腰の硬いスキー板になっテシまうと共に、
振動減衰性も低下してしまい、滑走性能に悪影響を及ぼ
すなどの欠点を有していた。

そのほか、滑走中のスキー板の空気抵抗を減少させるこ
とを考慮して、スキー板先端のショベル部分にｆＥｉ、
形状の孔を開孔したり、ショベル部分の立ち十がりを低
くすることにより、できるたけ空気抵抗を抑制して、滑
走時のスピードを速める工夫がなされているが、これら
の方法は、製造工程に手間がかがり、製造コストが高く
なる欠点を有していた。

そのため、各種の特性を備えた素イΔを組み合わせて、
ソフトな弾力を有し、且つ捩れ強度が高く、振動減衰性
が良好で、空気抵抗値の小さいスキー板の開発が望まれ
ており、種々の研究開発が行なわれているか、未だｊ：
ｌ’４足の行くスキー板が提供されていない。

本発明はこれら従来の欠点に鑑み、古い木製スキー板に
実施されていた」−面側の盛り上かり構造を参考にして
、スキー板の上面形状を従来の平板状から上面側に盛り
上がった屋根形突出部を形成することにより、剛性、捩
れ強度、振動減衰性、空気抵抗等のスキー板における諸
特性を改善することにより、滑走性の良いスキー板を供
給することを目的になされたものである。

本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、スキー
板３の上部任意位置に、上面側４．と補強部材５等でス
キー幅員の中央部を頂上とする任意形状の屋根形突出部
６を形成した」二面構成部材７を有することを特徴とす
るスキー板である。

この発明は上面構成部側７に屋根形突出部旦を形成した
ことにより、従来のスキー板には見られなかった捩れ強
度と曲げ強度の向」二か見られ１、そのため、上面構成
部側７のスキー締具取４’Ｊ領域の前後又は前方か後方
の何れかに、屋根形突出部旦を形成することにより、た
とえば、スキー板３全体をフレキシブルなものに設計し
、スキー板３の前部、後部の捩れ強度や曲げ強度を強く
するなどの股引か角化となった。又土面拐４・や補強部
利５に種々の特性を有する素材を組み合わせることによ
り、スキー板の設計の自由度が一段と向上するものであ
る。なお、屋根形突出部旦を形成した上面構成部材７を
成形する際に、該突出部見に芯ｖＪ８を介在せしめた実
施例を図示しであるが、芯材８を介在せずに空洞であっ
てもよい。屋根形突出部μに芯材８を介在さぜる場合、
ポリウレタン系エラストマー発泡材を使用することによ
り、滑走時に生じるスギ−板の振動が、この芯材８によ
り吸収緩和されるため、振動の減衰が早くなり操縦しや
すいスキー板になる。なお、芯材８には、発泡合成樹脂
や水相その他好適な素材を採択することは任意である。

又上面材壬は、スキー板に仕上げる際に研摩加工するた
め、耐摩耗性の良好なＡＢＳやナイロン、ポリアセター
ル等の合成樹脂や軽合金等を使用することが好ましい。

なお、屋根形突出部旦の形状は第４図の山型のほか第５
図に示すアーチ型、第６図に示す台形型に形成すること
により、滑走中に空気は該屋根形突出部６に沿って流れ
るので、スキー板の指向性が良好になると同時に、スキ
ー版元Ｑｉｉ６部の浮き上がるのを予防する効果を奏し
、滑走スピードと操縦性が一段と向」ニする。殊に第５
図に示すアーチ型の屋根形突出部止を形成した上面構成
部側７の上面オ第４に、ポリエチレンやフッ素樹脂系そ
の他表面張力の高い合成樹脂を使用ずれは、表面張力が
増大し着雪防止効果のあるスキー板が供給できるもので
ある。かくて、本発明のスキー板は捩れ強度、曲げ強度
、曲げ剛性などの調整が容易で、初心者から中級・上級
者及び競技選手に及ぶ各層のスキーヤ−に好適な性能の
スキー板を供給できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のスキー板を示す斜視図。第２図は、従
来のサンドイッチ構造のスキー板を示す要部断面斜視図
。第３図は、本発明に係る屋根形突出部を形成した上面
構成部側を示す斜視図。第４・図は、本発明に係るスキ
ー板の要部断面斜視図。第５図及び第６図は、本発明に
係るスキー板のその他実施例を示す要部断面斜視図であ
る。 １・・・スキー板、２・・・補強部側、３・・・スキー
板、４・・・・上面材、５・・・補強部側、立・・・屋
根形突出部、７・・・上面構成部材、８・・・芯材、９
・・・中芯体。 第１　　ａ１ 手続補正書 昭和５９年４り／６日 １　事件の表示 昭和５８年　特　　　許　願第　１７９９３号２　発明
の名称 スキー板 ３　補正をする者 事件との関係　　　特　　許　出願人 ４　補正命令の日付　　昭和　　年　　月　　日　（自
発的）５　補正の対象 明細書の特許請求の範囲の賜 ］特許請求の範囲全次の通り補正する。 ｌ　スキー板の上部を構成する上面構成部材に屋根形突
出部全形成したこと全特徴とするスキー板。 ２　屋根形突出部の断面は、山形、アーチ形。 台形又はこれらと角形である特許請求の範囲第１項記載
のスキー板。 ３　屋根形突出部は、スキー締具取付領域の１″ＪｉＪ
後又は前方か後方の何れかに形成した特に１，１１”ｉ
求の範囲第１項又は第２項記載のスキー板。 ２発明の詳細な説明の欄を次の通り補正する。 （１）明細化第２頁１行から２行の「キール状の」を削
除する。 （２）同第４頁１２行の「任意位置に、」を「全構成す
る」に補正する。 （３）同第４頁１３行から１４行の「でスキー幅員の中
央部を頂上とする」ヲ「から成る上面ｊｏｌｔ成部材７
に」に補正する。 （４・）同第４・頁１４・行から１５行の「上面構成部
材７を有する」を削除する。 （５）同第４頁２０行の「そのため、上面構成部材７の
」ヲ「屋根形突出部旦を」に補正する。 （６）同第５頁１行から２行の［、屋根形突出部６？ｌ
ｅＪを削除する。 （７）同第５頁９行から１０行の「を形成した・・・該
突出＆ｌＳ６　Ｊを削除する。 （８）同第６頁１６行のし剛性」の次へ「、振動減衰性
」を加入する。 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　スキー板の上部に、上面材と補強部材等でスキー幅
   員の中央部を頂上とする屋根形突出部を形成した上面構
   成部材を有することを特徴とするスキー板。 ２　屋根形突出部を形成した上面構成部材の断面は、山
   形、アーチ形、台形型又はこれらと類型である特許請求
   の範囲第１項記載のスキー板。 ３　前記屋根形突出部は、スキー締具取付領域の前後又
   は前方か後方の何れかに形成された特許請求の範囲第１
   項記載のスキー板。