JPS62129068A

JPS62129068A - スキ−

Info

Publication number: JPS62129068A
Application number: JP61277787A
Authority: JP
Inventors: ドナルド・エー・ギラード
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-11-21
Filing date: 1986-11-20
Publication date: 1987-06-11
Also published as: US4647061A; EP0223976A2; EP0223976B1; EP0223976A3; ATE61941T1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はスキーの改良に関するものである。

スキーは種々の特性により滑り易さを左右したり、スキ
ーヤ−の上達レベルを左右する。良いスキーとは高速滑
走中の直進安定性が良く、回転性能にｆｌｊ−れ、雪上
でのバクツキや波打ちを素速く吸収することができるも
のである。良いスキーとは更に、横滑りを生ずることな
く斜滑降が可能なものである。

スキーは、木材、発泡材、ハニカム、積層材のような種
々の材料を可とするコアを内蔵し、このコアでスキーの
弾性の大半を調整することができる。

又、スキーの底面は、雪上で良く滑る適当なプラスチッ
クの如き滑らかな材料で造り、上記コアの底面に接着す
る。

スキーの側面及び頂面は木材、プラスチック又は金属等
で造るが、底面とは異なる材料とするのが良く、その理
由はスキーの側面及び頂面が滑走機能に関与しないから
である。これらスキーの側面及び頂面もコアに接着する
が、スキー側面及び頂面は装飾を兼ねた防水カバーで覆
うのが完全を期す上で好ましい。

スキーの底面には通常、氷や堅い雪面に喰い込むような
金属エツジを設け、これにより回転中の（黄滑りを回避
し１等るようなす。これら金属エツジは、斜滑降中や止
まる時の横滑り防止機能も果たす。スキーヤ−自身は、
脚を曲げてスキーを角付けすることにより金属エツジを
雪面に喰い込ませるよう操作する。

良いスキーは通常、平面で見て中央部が先端部より幅狭
で、金属エツジに大きなサイドカーブを持たせである。

このサイドカーブは、スキーを傾けた時これが回転し始
めるのを助長する。雪面を切る金属エツジの部分が長け
れば長い程、スキーは大きな横力を発生し、スキーヤ−
は素速く小廻りすることができる。スキーは柔軟で、ス
キーヤ−がスキーを角付けして回転する時、全長に亘っ
て一降な捩れを生じ得ない。

つまりスキーは捩りに対して弱く、先細部、前部及び後
部が、スキー靴をビンディングで取付けた中央部はど角
付けされ得ない。この低捩り剛性はスキーヤ−に脚を大
きく曲げることを余儀なくさせ、それにもかかわらずス
キーの両端部が捩り剛性の大きい場合程鋭いエラジンク
を保ち得ないこととなる。かように大きく捩られたスキ
ーは捩り剛性の高いスキー程の回転力を発生せず、回転
性能が悪い。

スキーのその他の重要な特性としては垂直方向の追従性
、柔軟性がある。追従性の高いスキーは雪面上での滑ら
かな乗心地によりスキーヤ−がバランスをとり易くし、
又スキー底面の荷重分布をスキーの全長に亘って比較的
−髄なものにする。

かかる一様な荷重分布は滑走速度を速くする要因となる
。追従性の欠如により荷重の片寄りがあると、好ましく
ない。

スキーを厚くしてその捩り剛性を極めて高くすると、追
従性が低下し、滑走中雪中でのバタッキや波打ち、更に
は深いもぐり込みを発生させてしまい、全体的な性能が
不十分なものとなる。スキーの追従性はその長手方向の
剛性や可撓性に左右される。厚いスキーは比較的剛性が
高く、追従性を欠く。しかし、追従性は高くするのが好
ましく、スキーは垂直方向に柔軟性を持たせるのが良い
。

この場合、スキーは捩り剛性が低く、捩れを生ずる。ス
キーの追従変形や捩れは地形やスキーヤ−の操作に応じ
個々に生じたり、同時に生ずる。

従来、スキーは垂直方向及び捩れ方向共に剛性を比較的
小さくするのが普通であった。このようにスキーの両方
向剛性を共に小さくするのは易しいが、垂直方向に柔軟
性を持たせたまま捩り剛性を高めることはほとんど不可
能であった。しかし、スキーの基本的な特性として、こ
のことが要求されていることも事実である。

本発明はこの事実に鑑み、スキーの垂直方向に可撓性を
持たせたままその捩り剛性を高めることを目的とする。

本発明の他の目的は、スキーの捩り剛性と垂直方向柔軟
性とをほとんど個別に調整し得るようにすることにある
。この目的のためには、スキー本体を垂直方向及び捩り
方向共に低剛性に造り、本発明の対策により垂直方向柔
軟性はそのままに捩り剛性を高めることとする。

本発明においては、上記のように造ったスキー本体の前
部又は後部或いはこれら双方に、つまりスキー靴取付域
の前後にベローズ状部材を設ける。

ベローズ状部材は断面が半円、矩形又は六角形の蛇腹管
状とする。各ベローズ状部材は両端間に孔がないｆｉ孔
部材とする。そして、各ベローズ状部材の両端を解放さ
せたり、閉塞し、閉塞する場合は一端閉塞部を才に減衰
手段としてのエヤ抜き小孔を設ける。

ベローズ状部材は可撓性を持つためスキー本体の垂直方
向柔軟性を阻害しない。しかし、スキーに捩りトルクが
作用する場合、ベローズ状部材がこの捩りトルクに抵抗
し、スキーの捩り剛性を高めることとなる。

以下、図示の実施例に基づき本発明の詳細な説明する。

図示のスキーはスキー本ｆ、＄１５を具え、このスキー
本体に滑らかな底面１６と、頂面１７と、側面■８とを
設定し、頂面１７及び側面１８によりコア１９を保護す
る。スキー本体１５の前端２０及び後端２１を上方に彎
曲させる。これら両Ｉ〜１１１間におけるスキー本体の
領域２２はスキー靴やビンディングを取付けるための領
域とする。スキー本体１５を好ましくは前端２０及び後
端２１においてこれら両端間の領域２２より幅広とする
。なお、底面１６の両側縁には更に鋭い金属エツジ２３
．２４　（第６図参照）を設ける。

本発明においては、頂面１７に１個又はそれ以上、好ま
しくは２個の無孔のベローズ状部材２５．２７を設ける
。前方のベローズ状部材２５はスキー本体頂面の前方区
域２６に固着し、後方のベローズ状部材２７はスキー本
体頂面の後方区域２８に固着する。しかし、かかるベロ
ーズ状部材は前方又は後方のいずれか一方のみとしても
よい。（第６図）に示すようにこれらベローズ状部材２
５．２７の横断面形状は円でなく半円とし、この場合ベ
ローズ状部材２５゜２７には１民ｖｉ、３０を固ηして
設けるのが良い。この底板３０はベローズ状部材の製造
を容易にするが、本発明の要旨を構成するものではない
。ベローズ状部（４の１１わ：：’（３３及び後端３４
は第４図に示す如く完全ｊこｉｉ＋’ｆ枚させることが
できる。この代りにこれらべ［７一ズ伏部＋Ａ端部３３
．３，１は第５図及び第６図に示すように１反３５．３
６で閉塞することができる。端部３３、３＝１を閉塞す
る場合、これら仮３５．３６の一方に小さなエヤ抜き孔
３７を設け、これを減衰手段として作用させる。底板３
０はベローズ状部材から遠い側をスキー本体頂面の区域
２６．２８に貼着する。ベローズ状部材２５．２７をス
キー本体に取付けるに当っては所要に応じ、ベローズ状
部１才の下面に底）反３０の代りにフィンガーを設け、
これによりベローズ状部材をスキー本体頂面の窪み内に
取付けることができるが、いずれにしても、ベローズ状
部材の内部を長手方向に完全に包囲する。

ベローズ状部材２５．２７は、完成スキーに取付けるの
でなく、スキー本体の一体部分として形成することがで
きる。この場合、プラスチックシートの両側をスキー本
体に係止し、中央部を水圧成形により膨出させる。かく
してベローズ状部材はスキー本体の一部となり、スキー
本体１５の頂面１７に沿う保護カバーの一部を形成する
。

ベローズ状部材は、頑丈だが可撓性のあるプラスチック
で造るのが良いが、金属で造ってもよい。

これがため、ベローズ状部材２５．２７及び底板３０に
エポキシ−繊維ガラス組成物を用いることができる。な
お、ポリカーボネート又はレキサン（商標名）を用いて
もよい。又それほど好ましいものではないが薄い金属の
使用も可能である。

前述したようにベローズ状部材２５．２７は夫々の両端
間を孔無しとする。ベローズ状部材の両端は第４図に示
すように開放させたままにしたり、第５図のに口くに閉
塞することができる。

かかるベローズ状部材２５．２７は垂直方向の抵抗を提
供せず、従ってスキーは１尭曲可能であり、中央部２２
と両端部２０．２１との間において変形し、所望の柔軟
性を提供することができる。つまり、スキー本体１５が
例えば第３図の如くに撓曲する時も、ベローズ状部材２
５．２７がこの撓曲に抵抗を与えることはない。

しかし、ベローズ状部ｔ、ｔ２５．２７は、容易に捩れ
ることがなく、比較的大きな捩り剛性を持つ。その理由
は、ベローズ状部（第２５．２７を底板３０により閉塞
したり、スキー本体頂面の領域２６．２８に封着又は係
止してベローズ状部材の伸縮部分を固着したりすること
により、ベローズ状部材を管状にすることに起因する特
性上及び構造上の理由に基づく。従って、ベローズ状部
材２５．２７は大きな捩り抗力を提供する。前方及び後
方のベローズ状部材２５、２７は同様に機能するが、後
方のベローズ状部材２７を幾分短くしたり、要求次第で
は省略することができ、その理由は主たるスキーの撓曲
が前部において生ずるからである。なお、前方のベロー
ズ状部材２５の方を省略することも要求次第では可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明スキーの一実施例を示す斜視図、第２図
は第１図に示すスキーの側面図、第３図は同スキーの前
部が上方に撓曲し、ベローズ状部材が圧縮された状態を
示す部分側面図、第４図は第１図の４−４断面図、第５図はベローズ状部材の変形例を示す第１１図と同様
の断面図、第６図は第１図の６−６断面図である。１５・・・スキー本体　　　　１６・・・底［ｍ１７・
・・頂面　　　　　　　１８・・・側面１９・・・コア
　　　　　　　２０・・・前端２１・・・後端　　　　
　　　２２・・・中央領域２３、２４・・・金属エツジ２５、２７・・・ベローズ状部材３０・・・底板

Claims

【特許請求の範囲】１、底面と、前方区域及び後方区域を設定した頂面と、
上方彎曲前端と、後端と、これら両端間のスキー靴固定
用ビンディング部分とを有した曲げ方向及び捩り方向に
柔軟なスキー本体を具え、このスキー本体にその長手方向へ延在する少なくとも１個のベローズ状部材を固着して、このベロ
ーズ状部材をスキー本体の変形時圧縮可能とするが、幅
方向及び垂直方向には剛固とするため、無孔中空構造と
したことを特徴とする、捩りに対して剛固であっても垂
直方向に可撓性を持つスキー。２、前記ベローズ状部材が両端解放のものである特許請
求の範囲第１項記載のスキー。３、前記ベローズ状部材が両端を閉塞され、一端にエヤ
抜き小孔を設けたものである特許請求の範囲第１項記載
のスキー。４、前記ベローズ状部材が、横断面形状を半円に形成さ
れ、底板を介してスキー本体に固着さたものである特許
請求の範囲第１項記載のスキー。５、前記底板を前記頂面に接着する特許請求の範囲第４
項記載のスキー。６、前記ベローズ状部材の両端を夫々端板により閉塞し
、これら端板にエヤ抜き小孔を設けた特許請求の範囲第
４項記載のスキー。７、前記ベローズ状部材を前記頂面の前方区域に固着し
た特許請求の範囲第１項記載のスキー。８、前記ベローズ状部材を前記頂面の後方区域に固着し
た特許請求の範囲第１項記載のスキー。９、前記ベローズ状部材を２個とし、一方を前記頂面の
前方区域に、又他方を前記頂面の後方区域に夫々取付け
た特許請求の範囲第１項記載のスキー。１０、前記ベローズ状部材がスキー本体と別体のプラス
チック部材である特許請求の範囲第１項記載のスキー。１１、前記ベローズ状部材がスキー本体に一体のプラス
チック部材である特許請求の範囲第１項記載のスキー。１２、底面と、前方区域及び後方区域を設定した頂面と
、上方彎曲前端と、後端と、これら両端間のスキー靴固
定用ビンディング部分とを有した曲げ方向及び捩り方向
に柔軟なスキー本体を具え、該スキー本体の頂面にその長手方向に延在する一対の細長無孔ベローズ状部材を固着し、これらベ
ローズ状部材の一方を前記前方区域に、又他方を前記後
方区域に夫々配置し、各ベローズ状部材を長手方向に圧
縮可能であるが、幅方向及び垂直方向に剛固な中空構造
としたことを特徴とするスキー。１３、前記各ベローズ状部材が半円断面形状で底板を有
し、この底板をスキー本体に接着したものである特許請
求の範囲第１２項記載のスキー。１４、前記各ベローズ状部材が両端を端板により閉塞さ
れ、一方の端板にエヤ抜き小孔を有するものである特許
請求の範囲第１３項記載のスキー。１５、前記各ベローズ状部材が両端を端板により閉塞さ
れ、一方の端板にエヤ抜き小孔を有するものである特許
請求の範囲第１２項記載のスキー。