JPS59164656A - 耐火性建築材料の製造方法 - Google Patents
耐火性建築材料の製造方法Info
- Publication number
- JPS59164656A JPS59164656A JP3944883A JP3944883A JPS59164656A JP S59164656 A JPS59164656 A JP S59164656A JP 3944883 A JP3944883 A JP 3944883A JP 3944883 A JP3944883 A JP 3944883A JP S59164656 A JPS59164656 A JP S59164656A
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- JP
- Japan
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- fire
- asbestos
- wollastonite
- resistant
- present
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、石綿に代えて珪灰石繊維を含有させた耐火性
建築材料の製造方法に関する。
建築材料の製造方法に関する。
耐火性建築材料として汎用性の高い無機質系建築用ボー
ド類を製造する場合、補強用繊維として石綿繊維は不可
欠の無機質繊維である。しかし、近年、建築材料の製造
に際し石綿の使用による石綿公害が問題となっており、
既に、欧米では、耐火性建築材料の原料として石綿を使
用することを全面的に禁止する方向にある。このような
事情から現在、石綿を使用しない耐火性建築材料の開発
が強く要語されている。
ド類を製造する場合、補強用繊維として石綿繊維は不可
欠の無機質繊維である。しかし、近年、建築材料の製造
に際し石綿の使用による石綿公害が問題となっており、
既に、欧米では、耐火性建築材料の原料として石綿を使
用することを全面的に禁止する方向にある。このような
事情から現在、石綿を使用しない耐火性建築材料の開発
が強く要語されている。
本発明者は、」二記要請に応えるべく鋭意研究した結果
、珪灰石繊維番よ、石綿IJll維と同程度の微粒子の
水中補築性能を有していること、7トリソクスとの密着
性がガラス繊維や合成樹脂tJli@fjの数倍である
こと及び耐火性が石綿IJJi維より優れている(耐火
温度が約400〜500°C高い)ことを知見した。
、珪灰石繊維番よ、石綿IJll維と同程度の微粒子の
水中補築性能を有していること、7トリソクスとの密着
性がガラス繊維や合成樹脂tJli@fjの数倍である
こと及び耐火性が石綿IJJi維より優れている(耐火
温度が約400〜500°C高い)ことを知見した。
そして更に検討を重ねたところ、この珪灰石繊維を石綿
の代わりに使用することにより、石綿を使用したものと
同程度以上の性能を有する耐火性建築材料を、種々の手
段で、特に丸網及び長網式抄造成形方法で効率良く得ら
れることを知見し本発明に到達した。
の代わりに使用することにより、石綿を使用したものと
同程度以上の性能を有する耐火性建築材料を、種々の手
段で、特に丸網及び長網式抄造成形方法で効率良く得ら
れることを知見し本発明に到達した。
即ち、本発明の耐火性建築材料の製造方法は、上記知見
に基づきなされたもので、セメント等の無機質結合材、
パーライト等の軽量器材、パルプ、及び珪灰石繊維を含
む水性スラリーを用いてシー1−状成形体を成形し、養
生硬化させることを特徴とするものである。
に基づきなされたもので、セメント等の無機質結合材、
パーライト等の軽量器材、パルプ、及び珪灰石繊維を含
む水性スラリーを用いてシー1−状成形体を成形し、養
生硬化させることを特徴とするものである。
以下に本発明の耐火性建築材料の製造方法を、その実施
態様にノ、(づいてfl’f’述する。
態様にノ、(づいてfl’f’述する。
本発明で用いられる無機質結合材及び軽量骨材としては
、石綿を使用して製造される従来のボード類の製>fj
で用いられているものと同様のもの、即ち、無1M 質
結合材としては、セメント、スラグ、消石灰、石膏等、
また、軽量骨材としては、パーライト、バルーン等が挙
げられる。また、本発明で用いられるパルプも従来のボ
ード類の製造にお番)る場合と同じものであり、同じ機
能を有する。
、石綿を使用して製造される従来のボード類の製>fj
で用いられているものと同様のもの、即ち、無1M 質
結合材としては、セメント、スラグ、消石灰、石膏等、
また、軽量骨材としては、パーライト、バルーン等が挙
げられる。また、本発明で用いられるパルプも従来のボ
ード類の製造にお番)る場合と同じものであり、同じ機
能を有する。
而して、本発明においては、上記の無機質結合材、軽量
・け祠及びパルプの他に、石綿に代えて珪灰石繊維を使
用する。この珪灰石繊維は、従来のボード類において使
用される石綿と同様に機能するもので、径が0.01〜
0.1 mmで長さが0.1〜5m+wの大きさのもの
が好適する。
・け祠及びパルプの他に、石綿に代えて珪灰石繊維を使
用する。この珪灰石繊維は、従来のボード類において使
用される石綿と同様に機能するもので、径が0.01〜
0.1 mmで長さが0.1〜5m+wの大きさのもの
が好適する。
本発明の実施に際しては、先ず、」1記の各成分を水と
混合して水性スラリーを形成する。この場合の水を除く
各成分の組成は、jm常、−1−記の無機質結合材及び
軽量骨材の混合物(両者の混合比は常法通り)50〜9
0%(重量%、以下同様)、上記パルプ1〜】5%及び
上記珪灰石#Jlilt4f:1〜30%であり、水の
使用割合、即ち、成形する水性スラリー濃度(固形分)
は、シート状成形体の成形方法によって多少異なるが、
丸網及びし網弐妙造成形方法による場合は、2〜10%
位とするのが好ましく、又、流し込み成形方法又は押出
成形方法による場合は上記抄造成形方法による場合より
若干スラリー濃度を高くするのが好ましい。
混合して水性スラリーを形成する。この場合の水を除く
各成分の組成は、jm常、−1−記の無機質結合材及び
軽量骨材の混合物(両者の混合比は常法通り)50〜9
0%(重量%、以下同様)、上記パルプ1〜】5%及び
上記珪灰石#Jlilt4f:1〜30%であり、水の
使用割合、即ち、成形する水性スラリー濃度(固形分)
は、シート状成形体の成形方法によって多少異なるが、
丸網及びし網弐妙造成形方法による場合は、2〜10%
位とするのが好ましく、又、流し込み成形方法又は押出
成形方法による場合は上記抄造成形方法による場合より
若干スラリー濃度を高くするのが好ましい。
次に上記水性スラリーを所望の大きさのシート状成形体
に成形する。この成形方法としては、」1述の丸網及び
長網式抄造成形方法、押出成形方法及び流し込み成形方
法をあげることができ、丸網及び長網式抄造成形方法に
よれば、特に効率良くシート状成形体を成形できる。
に成形する。この成形方法としては、」1述の丸網及び
長網式抄造成形方法、押出成形方法及び流し込み成形方
法をあげることができ、丸網及び長網式抄造成形方法に
よれば、特に効率良くシート状成形体を成形できる。
然る後、」1記成形方法によって成形した成形体(シー
ト)を養生硬化すれば、本発明で目的とする耐火性建築
材料が得られる。
ト)を養生硬化すれば、本発明で目的とする耐火性建築
材料が得られる。
」1記養生硬化は、自然養生方法、低圧又は高圧の蒸気
養生方法などの通常の方法によって行えばよい。
養生方法などの通常の方法によって行えばよい。
叙−にの如く、本発明は、珪灰石繊維、特に特定の大き
さの珪灰石繊維を使用することにより、石綿を使用しな
い耐火性建築材料の製造を可能にしてもので、本発明の
方法によれば、石綿を一切使用しないから、石綿による
公害の惧れは無く、珪灰石繊維は石綿繊維と同程度の微
粒子の水中補集性能を有するため、丸網及び長網式抄造
成形方法によるスラリーからの成形も容易であり、しか
も、珪灰石繊維は、耐火性が石綿繊維より優れているた
め、耐熱補強IJI!維として優れた光熱耐久性を発揮
し、且つマトリックスとの密着性もよいため、本発明の
方法によって製造された建築材料は、5− 石綿を使用したものに比し、耐火性に優れ、又、耐水性
、曲げ強度等の他の物性においては殆ど同様の性能を有
し、耐火性建築用内外装材として好適なものである等、
種々の効果を奏する。
さの珪灰石繊維を使用することにより、石綿を使用しな
い耐火性建築材料の製造を可能にしてもので、本発明の
方法によれば、石綿を一切使用しないから、石綿による
公害の惧れは無く、珪灰石繊維は石綿繊維と同程度の微
粒子の水中補集性能を有するため、丸網及び長網式抄造
成形方法によるスラリーからの成形も容易であり、しか
も、珪灰石繊維は、耐火性が石綿繊維より優れているた
め、耐熱補強IJI!維として優れた光熱耐久性を発揮
し、且つマトリックスとの密着性もよいため、本発明の
方法によって製造された建築材料は、5− 石綿を使用したものに比し、耐火性に優れ、又、耐水性
、曲げ強度等の他の物性においては殆ど同様の性能を有
し、耐火性建築用内外装材として好適なものである等、
種々の効果を奏する。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例
下表に示す固形分配合からなる水性スラリー(スラリー
濃度5%)を作成し、このスラリーを用いて丸網式抄造
成形方法によりシート(910mmX 1820s@x
5111m)を成形した。この成形体を21日間自然
養生し硬化させて、下表に示す物性を有する製品A、
B (本発明に係る耐火性建築材料)を得た。
濃度5%)を作成し、このスラリーを用いて丸網式抄造
成形方法によりシート(910mmX 1820s@x
5111m)を成形した。この成形体を21日間自然
養生し硬化させて、下表に示す物性を有する製品A、
B (本発明に係る耐火性建築材料)を得た。
6一
特許出願人
富士不燃建材工業株式会社
7−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (+1セメント等の無機質結合材、パーライト等の軽量
骨材、パルプ、及び珪灰石I’1ll14Fを含む水I
11.スラリーを用いてシート状成形体を成形し、荒性
硬化させることを特徴とする耐火性L11築材才°1の
製造方法。 (2)上記珪灰石繊維は、径が0.01〜0.1 m+
nで長さが0.1〜5IIl111の大きさのものであ
る、特許1IIIi求の範囲第(1)項記載の耐火性建
築材料の製造方法。 +3)−h記成形を、丸網及び長網式抄造成形方法並び
に流し込み成形方法の何れかにより行う、特許請求の範
囲第(1)項記載又は第(2)項記載の師1火性建築材
料の!!!造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3944883A JPS59164656A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 耐火性建築材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3944883A JPS59164656A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 耐火性建築材料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59164656A true JPS59164656A (ja) | 1984-09-17 |
Family
ID=12553304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3944883A Pending JPS59164656A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 耐火性建築材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59164656A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03153554A (ja) * | 1989-11-13 | 1991-07-01 | Toyo Pairu Fume Kan Seisakusho:Kk | 繊維補強軽量セメント板の製造方法 |
EP0752048A4 (en) * | 1994-03-30 | 1997-07-30 | Bj Services Co | DRILL HOLE CEMENTING COMPOSITIONS FROM SLAG AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56169169A (en) * | 1980-05-12 | 1981-12-25 | Nippon Asbestos Co Ltd | Disc roll |
JPS57116736A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-20 | Toshiba Corp | Manufacture of integrated steel ingot having partially different composition |
-
1983
- 1983-03-10 JP JP3944883A patent/JPS59164656A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56169169A (en) * | 1980-05-12 | 1981-12-25 | Nippon Asbestos Co Ltd | Disc roll |
JPS57116736A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-20 | Toshiba Corp | Manufacture of integrated steel ingot having partially different composition |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03153554A (ja) * | 1989-11-13 | 1991-07-01 | Toyo Pairu Fume Kan Seisakusho:Kk | 繊維補強軽量セメント板の製造方法 |
JPH0569787B2 (ja) * | 1989-11-13 | 1993-10-01 | Toyo Pairu Hyuumukan Seisakush | |
EP0752048A4 (en) * | 1994-03-30 | 1997-07-30 | Bj Services Co | DRILL HOLE CEMENTING COMPOSITIONS FROM SLAG AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
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