JPS59163471A - 粗面化された繊維構造物およびその製造方法 - Google Patents

粗面化された繊維構造物およびその製造方法

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JPS59163471A
JPS59163471A JP3330183A JP3330183A JPS59163471A JP S59163471 A JPS59163471 A JP S59163471A JP 3330183 A JP3330183 A JP 3330183A JP 3330183 A JP3330183 A JP 3330183A JP S59163471 A JPS59163471 A JP S59163471A
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fibers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粗面化された繊維構造物、およびその製造方法
に関し、殊に染色物の色の深みを画期的に向上させると
共に、組以上のきしみ感を有する新規な風合をも繊維構
造物に関する発明である。
尚本発明は、繊維表面の粗面化技術に関するものである
が、この発明が、殊にポリニスデル合成繊維で代表さn
る溶融紡糸さnた疎水性合成繊維に適用したときの発色
性差びに風合の向上効果が著るしいため、この明細書で
は合成繊維の発色性並びに風合の向上効果に例をとって
記載さnている。しかし以下で容易に理解されるように
、本発明の原理は、合成繊維の発色性並びに風合改良に
とどまらず、繊維一般の表面粗面化技術という点でポリ
エステル合成繊維以外の合成繊維は熱論のこと、天然繊
維にも適用出来るものであることは明らかである。
各種繊維の色の深みを増す技術や風合を改良する技術は
種々検討さnているが、あらゆる繊維に応用できる技術
は確立されておらず、そのような技術が待望さnていた
又従、来各種有機合成繊維特に溶融紡糸され7ヒ合成繊
維は、その繊維表面の滑らかさのため特有のワキシー感
、鏡面光沢があり、かつ羊毛や絹等にくらべて色の深み
がイ)すられないなどの欠点を有していた。
通常、繊維表面を粗にすることが光沢の改良や風合い変
化の手段となると考えらn1微粒子、例えば酸化チタン
を添加して艶を消すことが行なわれるが、この方法では
単に艶を消すのみで発色性が悪くなること(dよく知ら
九でいる。
この発色性、とりわけ色の緑味、鮮明性は、繊維の如何
なる使用分野への素材条件としても必要なものであるが
、特にフォーマルウェアの如き黒染品として(は必須で
あシ、この黒色の染色物において色の深みがありかつ鮮
明さがある黒染品が得られにくいというのが実情であっ
た。
そして特にポリエステル系合成繊維は、その優れた機能
性のために最も広く使用さtているが、前記の如き発色
性の点で解決すべき点があり、色の深みや鮮明性に優れ
たものが特に袋望されるところであった。
合成繊維の前記問題点を解決するために各種の技術が公
けにさnている。
本発明者等も先に無機微粒子を含有するポリエステル繊
維をアルカリエツチングして償維表面に特定の凹凸を形
成させ、該凹凸粗面により濃色化効果を得る技術につき
特開昭55−107512号などで提案した。
また先輩研究者等により、有機合成繊維にグロー放電プ
ラズマを照射し、繊維表面に特定の凹凸を形成させ、こ
の凹凸により濃色化効果を得る技術も特開昭52−99
400号として公けにされている。
前者は従来のポリエステル繊維では達成し得なかった優
nた濃色化効果を付与出来る技術と自負しているが、難
点(は光沢が減少し、光沢のある濃色効果が得られにく
いものである。
又後者は、製造手段の点で本発明の土台となるものであ
るが、通常の合成繊維、即ち、微粒子を含有しない合成
繊維にプラズマ照射する技術に関するものであり、得ら
れた合成繊維においてはそれなりに発色性が向上するが
、前記前者で得られる繊維に比べても、いまだ満足のゆ
くものではなく、さらに処理時間が長く必要であり、処
理スピードがあがらずコスト的に問題があった。
これ等先行公知技術に対して、本発明者等は、先に、プ
ラズマに対する遮蔽手段となる微粒子を合成繊維にでき
るだけ多く、均一に分散・含有させておき、その微粒子
を分散・含有させた合成繊維に低温プラズマ照射を行な
うことによって、微粒子で遮蔽されない基質ポリマ一部
分はプラズマでエツチングされて四部を形成し、微粒子
で遮蔽された基質ポリマ一部分は該微粒子と共にエツチ
ングさnずに凸部を形成し、結果として繊維表面に微細
な多数の凹凸伺造を形成さゼる発明につぎ提案した。
この発明(以下先願と記す)は、前記第1の公知技術と
は製造手段の違いにより、さらに格段にすばらしい光沢
のある色の深み、色の鮮明性を付与でさる発明であシ、
又前記第2の公知技術に対しても、得られる濃色向上効
果は全く予想もてきないほど格段に優れたものである。
しかしこの先願も、!、た前記第1の公知技術で得ら九
る製品も、製品の摩擦耐久性に関して、いまだ充分満足
できるものではなかつ7ζ。父製造プロセス上でも、先
願は、微粒子の凝集を回避し、ポリマー中へ微粒子を均
一かつ多量に分散・含有させたポリマーを作成し、かつ
該ポリマーから実用件のある繊維を製造することは種々
の制約と高度な技術を要し、また合成繊維にのみ適用で
きるものであるー、さらにまたこの方式は、繊維表面に
凹凸を形成するためのプラズマ照射時間を、より知縮す
る必要があった。
本発明は、前記第11、第2の公知技術に対する先願発
明の効果と同じ効果を有すると共に、さらに先願発明の
前記の不満足点をも解決した発明に関するものである。
即ち本発明の第1の発明は、低温プラズマ中で繊維を構
成するポリマー基質に比しより不活性である微粒子を繊
維表面に付着させた繊維構造物にプラズマ照射してなる
繊維構造物であって、ポリマー基質の微粒子で遮蔽さ扛
ない部分はプラズマでエツチングされて凹部を形成し、
微粒子で遮蔽された部分は微粒子と共にエツチングされ
ずに凸部を形成して繊維表面上に凹凸を形成しており、
該凹凸は互いに隣接する凸部間の中心間距離が0.01
ないし1ミクロンであり、該凸部が1平方ミクロン当た
シ1ないし200個存在している粗面化された繊維構造
物である。
又第2の発明は、低湿プラズマ中で繊維を構成するポリ
マー基自に比しより不活性である千餉−次粒子径が0.
5μ以下の微粒子を繊維表面に繊維に対して0.01な
いし10重量係付着させる工程、該微粒子を付着させた
繊維構造物に低温プラズマ照射を行なう工程、を包含す
る繊維表面上に凹凸を形成させる粗面化された繊維構造
物の製造方法である。
本発明者は、本発明で得られる繊維構造物の効果が前記
で先願として示した微粒子含有繊維構造物にプラズマ照
射して得らnた構造物の効果に比し摩擦耐久性が優れ、
かつ組以上のきしみ感のある風合を有し、さらにまた発
色性に優nている点については、そのメカニズムを充分
に解明していない。しかし本発明と先願との差は次のよ
うに説明されると考えている。
本発明の原理は第1図(a) 、 (b)の模式図テ説
明さnる。1は繊維の表層部分であり、2は繊維の表面
を被覆し、付着された微粒子である。本発明の繊維は、
第1図(a)で示される繊維にプラズマを照射すること
によって第1図(b)で示さ九るように、微粒子で被覆
さfしたポリマー基質部分はエツチングさnずに残シ、
微粒子で被覆されなかったポリマー基質部分が均一な深
さにエツチングさ九ることを示している。本発明で注目
すべきは、付着させる微粒子がポリマー基質部分に対し
てほぼ同一高さの位置に位置していることであり、こn
によりエツチングさnずに残った微粒子の位置からエツ
チングされて凹部となった基質表面までの深さDが、い
ずれの凹部でもほぼ均一な深さく逆に言えばいずれの凸
部でもほぼ均一な高さ)を形成していることである。
こ汎に対して第2図(a)、(+))は先願の場合の例
で、f#、維ポリマー基質中へ微粒子2′を分散含有さ
せた繊維(a)に、プラズマ照射した(b)場合の膜弐
図である。この場合は、微粒子はポリマー基質中へ分散
させたものであるため、微粒イはポリマー基質中で高さ
が不揃いで位置している。従ってこのような繊維にプラ
ズマ照射すnば、プラズマ照射によって繊維表面に出て
くる微粒子の位置から、微粒子がなくでエツチングされ
て四部となった基質表面までの深さDは、不揃いである
。また微粒子の位置が不揃いであることと、微粒子より
表層に存在するポリマー基質はプラズマ照射によりエツ
チングさ几て飛散するから前記不発明の場合に比較して
、同一のプラズマ照射時1’、flで比較すると平均的
な凹部の深さく逆に表現すnは凸部の高さ)は小さくな
る。
即ち、形成される凹凸が均一な深さく高さ)となりかつ
その深さく高さ)もより充分な深さく高さ)を有するた
めに摩擦耐久性、風合い、発色性を満足したものが得ら
れる、と考えらfるっ本発明の対象は、前述のように合
成繊糸汀にβ)くらnず、ウール、綿、麻、絹等の天然
繊維、アセテート等の半合成繊維およびンーヨン等の再
生繊組”をも包含するものである。合成繊維としては、
ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、ポリウレ
タン系、その他の合成繊維を包含意味するが、該合成繊
維はその一部が共重合さt″Lだものあるいは2成分の
ブレンド、貼り合わぞのものでもよい。
又界m[活性剤やつや消し剤、顔料等を含んでいてもよ
い。
本発明の繊維構造物は、上述の繊維の単独あるいは2種
以上の繊維を複合・混合して構成さt″L/こものを包
含し、トウ、フィラメント、ヤーン等の糸榮呻に限らn
るものでなく、当然のことながら該糸条物を編織してな
る編物や織物でもよく、又不織布でもよく、あらゆる形
態の布状二次元物を包含意味するものである。
繊維基質表回に存在する微粒子からなる凸部は、繊維表
面を走査型電子顕微鏡で1万倍以上に拡大して写った写
!(で?m M・測定さn1繊維表mjVC0,01〜
1ミクロンの凹凸がその効果上有効なことがわかった。
ここでこの凹凸と(・寸、上記電子顕微鏡写真で繊維軸
方向に沿って凸部の中心(あるいは中心付近)と隣の凸
部の中心(あるいは中心付近)までの距離を約30個場
所を変えて測定し、平均した値である。
この値が+1.01ミクロンより小ざいと染色物の濃色
効果は少なり、述に又1εクロ/より犬さくなるとやけ
シ暗色効果がない。したがって該凹凸Id O□01〜
1ミクロンの範囲のものが好ましく、0.1〜0,5ミ
クロンのものがさらに好ましい。
又この凹凸は、個数でいえば1平方ミクロン当り1〜2
00個存在していることが好ましい。この個数の測定も
繊維表面を走査型亀子顕微鏡で1万倍以トに拡大して写
った写真で、−辺を1ミクロンとする正方形内に存在す
る凸部の個数を数えたものである。この個数が2001
固以上になると凹凸の形状が小さくなりすき゛て濃色化
効果は小さい。好ましくは3〜100個である。
製造方法゛としては、本発明は、まず繊維構造物の繊維
表面上に微粒子を付着させること、つきにその微粒子を
付着させた締紐構造物を乗合前あるいは染色後低温プラ
ズマ処理すること、によって得らnる。
本発明における微粒子は、低温プラズマ中でポリマー基
質に比し、より不活性であることがN要であり、含ケイ
素無機粒子、周期律衣第■族金属の酸化物およびまたは
その塩類からなる無機微粒子、酸化アルミニウム、酸化
トリウムおよび酸化ジルコニウムからなる群から選ばれ
る平均の一次粒子径が0.5ミクロンより小さい微粒子
が用いらnl より好ましくは0.2ミクロン以下、さ
らに好ましくは0.07ミクロン以下のものが用いられ
る。
007ミクロン以下、0.0ニ一+ミクロン以上では低
温プラズマ照射した染色物はやや青味をおび、o、oa
ミクロン以下ではやや赤味をおびる傾向かうかがわnる
さらに又凸部は、前述のように微粒子がプラズマ照射に
よっても飛ばされずに残り、その残った微粒子を核とし
てポリマー基質が粒状形態になつたものと思わnるので
、しだがって凸部を構成する微粒子172種類そのもの
も濃色化効果に影響し、前述した微粒子の内で屈折率の
低いものが好ましく、この点でシリカが最も好ましい。
微粒子としてはその分散性などから、できればコロイド
状に分散させたものが使用しやすいが、と庇に限定さn
るものではない0 微粒子を繊維表面に付与する方法は通常行なわnている
樹脂加工方法を採用することができる。
例えば樹脂液をパッディング、スプレ、印捺などの方法
により繊維構造物に付与した後マングルなとて適宜の付
着量に調整した後、乾熱あるいは湿熱処理することによ
って繊維表面に付着さnる。
微粒子と繊A!仔の接着性を強固にしたい場合には、微
粒子を付着させる時に同時に、または微粒子を付着した
後に接着性樹脂を付着させることができる。この接着性
樹脂としては水分散エマルジョンのものが使用しやすく
、微粒子と同時に付着させる場合は微粒子のコロイド状
物と混合時に互いに凝集しない組合わせのものであれば
よい。例えば微粒子としてコロイダルシリカを用いる場
合、樹脂エマルジョンとしては一般的にカチオン系のも
のはコロイダルシリカと凝集しやすいので、アニオン系
またはノニオン系のものが好ましい。熱論微粒子と接着
性樹脂との混合系に帯電防止剤などの仕上剤を含有させ
てもよく、また微粒子付着後に接着性樹脂をつける場合
には、とnら仕上剤は、どちらに含有させてもよい。た
だ微粒子量に対して必要以上の接着性樹脂を付与すると
、本発明の優れたさしみ感を損々う結果となりやすいの
で、微粒子量に対して接着性樹脂量の比が1より小とな
るようにすることが望ましい。
また微粒子の繊維に対する接着性を付与する方法として
、微粒子付着後プラズマ照射し、その後接着性樹脂を付
着させる方法も有効である。この方法の1つとして接着
性樹脂をプラズマ重合で付着さぐる方法がある。この方
法は耐久性を著るしく向上させることが可能であると同
時に、工程が、低温プラズマ照射−プラズマ重合という
ドライプロセスで処理できる利点がある。プラズマ重合
により樹脂を形成させる方法としては、ブラズ、マエノ
テング終了後ラジカルを残留させた状態で七ツマ−を尋
人させる方法及びプラズマエツチング後さらに放電状態
下にモノマーを導入してプラズマ重合させる2つの方法
がある。このプラズマ重合できる接着性樹脂としては、
沸点が比較的低く常温で揮発性のものが好ましい。この
ようなものとしてはアクリル酸、メタアクリル酸または
これらのエステル、ケイ素化合物、フッ素化合物等があ
る。
前に触T′Lだように、本発明の凹凸部形成のメカニズ
ムは、ポリマー基質の、微粒子で遮蔽さ■ない表面部分
はプラズマ照射により飛散し凹部を形成するが、基質表
面に付着させた微粒子はプラズマ照射によっても飛散す
ることなく基質表面に残シ、かつ該微粒子によって遮蔽
さ′fLだ基質部分が残ることによって、該微粒子を核
とした凸部が形成されるものと思わ九る。即ち、基質衣
面上に付着させた微粒子は基質に対する婆蔽物となって
おり、その遮蔽物がない部分がプラズマにより基質内部
へ119次エツチングさ扛ていくものと思われる。
したがって上記考えに立てば、繊維表面に、多くの、限
られたサイズの凹凸部を形成させるために(は、繊維基
質表面上にでさるたけ均一に、できるだけ多くの微粒子
を存在させることが極めて重要であると考えられる。し
かしそnと共に、遮蔽物となる微粒子の層が必要以上に
厚くては基質内部へのエツチングが阻害さ′i″Lまた
風合が損なわれるので、できるだけ薄い膜状態となって
いることが好ましく八。その点で、微粒子の繊維表面上
への付着量は繊維に対して0.01〜10乗量、より好
捷しく U O,05〜2重量係とするのがよい。付着
量が0.01%より少なくなると発色性並びに風合改良
効果が小さく、10チを越えると風合が著るしく損なわ
九てくる。
プラズマとは、物質に高いエネルギーが与えられて、分
子また(d原子が解離し、中性原子のほかに陽イオンと
これにほぼ釣合った数の陰イオンまたは電子を含んだ気
体となった状態を訂う。通常低温プラズマは10 ’r
orr以下の減圧下のガス雰囲気に低周波、高周波ある
いはマイクロ波による高電圧を印加することによって発
生きせる。この発生さぞら九だ励起原子、イオン、電子
等がポリマ基質表面に作用し、表面をエツチングするも
のである。低温プラズマを発生させるだめのガスとして
は、例えば酸素、空気、窒素、アルゴン、オレフィン等
が好ましく用いられる。
低温プラズマ処理の条件は、対象となる繊維の材質、組
成、形状および目的とする濃色度合によって装置のタイ
プ1形状、ガスの種類、流量、真空度、出力および処理
時間等を適宜選択する必要がある。例えば、本発明で得
ら九る物品は、繊維構造物の表面および裏面の全面にわ
たって凹凸化されていることは必ずしも必要ではなく、
場合によっては片面のみでよい。したがってその場合に
は片面に田ているp?、絵表面が凹凸化さn n、ばよ
いものであわ、その点は1ε宜プラズマ処理榮件を選択
して行なわれる。又低温プラズマを発生させるために用
いるガスとして空気、酸素、アルゴンについていえば、
濃色化効果の点からは酸素〉空気〉アルゴンの順i6す
、用いるカスの種類も効果に影響のあることがわかった
。またガスの流量についても真空度が一定となるように
保って流量を変化させてみると、ガス流量がエツチング
速度が犬@な影響を及ぼすことがわかった。
又プラズマ処理自体は鋳2維の染色前あるいは染色後い
ずnでもよいが、染色前に行なう方法はその後染色工程
を程る際に繊維表面に形成さ2″Lだ凹凸が変形さI’
Lる可能性があり、その点の恐九のない染色後に行なう
方が好ましい。
又本発明は、繊維構造物の照射面の一部を前記付着微粒
子とは別の被覆物でもって被覆し、プラズマ照射さnる
部分とされない部分とをつくって低湿プラズマ照射を行
なうことにより、被覆した部分の模様や色を仮覆してい
ない部分の模様や色とかえることができる。そしてこの
方法における被覆部と非被覆部との境界は非常に鮮明で
あp、染色物にめずらしい効果を付与することができる
又本発においては、微粒子を付着させる対象の繊維構造
物としては、繊維が予め粗面化さ扛た繊維からなる構造
物を用いることもでさる。この予め粗面化された繊維か
らなる繊維構造物としては、例えば前記で第1公知例と
して示した予め微粒子を含有させたポリエステル繊維を
アルカリ液でエツチング処理して繊維表面に特定の凹凸
を形成させたポリエステル繊維からなる構造物、あるい
はさらに前記で先願例として示した予め微粒子を含有さ
せた合成繊維をプラズマエツチングして線維表面に特定
の凹凸を形成させた合成繊維からなる繊維構造物等が代
表的な例として挙げらnるが、こnら粗面化繊維構造物
に限定されるものではない0 合成繊維中ポリエステル系繊維は、最も染色物の色の深
み、鮮明性が劣るが、本発明の技術は上記のようにポリ
エステル伜維に対して濃色化度合の向上効果が著しいも
のであり、ポリエステル繊維に対して特にその効果を発
揮出来る技術であると言える。この櫂7合のポリエステ
ル系ポリマーとは、繰返し構造単位の少なくとも約75
%が0−G−oocQco (但り、 −G−u 2〜
18 炭素原子を含み飽和炭素原子により隣の酸素原子
と結びついている2価の有機基)の単位である如きグリ
コールジカルボキシレート繰返し構造単位を意味するも
のである。テレフタレート基は繰返し構造単位の唯一の
ジカルボキシレート成分であってもよく、または繰返し
構造単位の約25係捷ではアジペート、セバケート、イ
ソフタレート、ビベンゾエート、ヘキサヒドロテレフタ
レート、ジフェノキシエタン−4,4′−ジカルボキシ
レート、5−スルホインフタレート基の如き他のジカル
ボキシレートを含んでいてもよい。グリコール類として
は、エチレングリコール、テトラメチレングリコール、
ヘキサメチレングリコール、等のポリメチレンクリコー
ル、2.2−ジメチル−1,3−プロパンジオールの如
き枝鎖グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、あるいはこ
れらの混合物も使用できる。要すれば約15重量%まで
の高分子量ポリエチレングリコールの如き高級グリコー
ルも添加使用できる。
艶消剤、光沢改良剤、変色防止剤等の色々の他の物質も
要すれば重合混合物に加えてもよい。
これまでの説明で理解さルるように本発明は繊維表面を
特異な構造とすることによシ所期の目的を達せんとする
ものであシ、本発明は、天然繊維、再生繊維、半合成繊
維および合成繊維の1種以上を混合使用してなる繊維構
遺物に適用さnることは無論のこと、繊組自体が芯鞘構
造や背腹構造の複合繊維からなる繊維構遺物に適用さn
ることも無論である。
またさらに本発明は仮撚捲縮加工等の高次加工によシ、
互角、六角に類似した形状になったり、紡糸時の異形断
面ノズルにより三葉形、T形、4葉形、5葉形、6葉形
、7葉形、8葉形等多葉形や各種の断面形状として用い
ても良いことはいうまでもない。
本発明による仮撚加工糸ではキラキラ光るグリツタ−も
減少する効果を発揮する。このため高速紡糸して得らn
るPOYのDTY仮撚糸にもアンチグリツタ−効果を発
揮する意味でメリットとなる。
次に実施例をもって本発明を説明するが、本発明は以下
の実施例に限定さnるものではない。
当業者にとっては常識的なことではあるが、ポリエステ
ル繊維からなる構造物は、該構造物のつや消しを行なう
ために繊維中に二酸化チタンを含有させると共に、該構
造物の風合を改良するためにアルカリ溶液による減量処
理加工を行なうことが常奪手段−となっている。本発明
での以下の実施例、比較例でも、対象となる繊維素材が
ポリエステル繊維の場合には、上記のように通常使用さ
れるセミダル繊維使用、減量処理加工した構造物を対象
として、本発明を適用した場合の実施例について主とし
て開示しであるが、本発明は必ずしも、このような繊維
構造物を対象として用いることが必須のことでないこと
は自明である。
Aシリーズ実施例及び比較例 平均−次粒子径200ミリミクロンの二酸化チタ10.
45重量ヂを添加しfc固有粘度〔η’30.69のポ
リエチレンテレフタレートポリマー(こ扛は前記のいわ
ゆるセミダルポリエステル繊維をつくる場合のTiO2
含有ポリエステルポリマーである)と、二酸化チタンな
どの微粒子を全く混入しない固有粘度〔η、10.69
のポリエチレンテレフタレートポリマーを通常の製造方
法によって製造し、それぞnのポリマーを用い、通常の
方法で紡糸・延伸し、75デニール/36フイラメント
の断面円形の繊維をそれぞれ得た。次にこのそれぞれの
フィラメントを合糸し150デニールとして2100回
/米でS撚と2撚の実撚を行ない、熱セツト後、タテ糸
、ヨコ糸に用いてチリメンジョーゼット織物をつくった
。この織物をシボ立て後熱セットし、シリカとポリエス
テルとの共通溶媒である水酸化ナトリウム水溶液401
/119B℃にて、それぞれ減量率25%となるように
減量した。その後染料とシテ、日本北路社製tD Ka
yalon Po1vesterBlack G−8F
を12%o、w、fで、分散剤として東邦化学社製の界
面活性剤Tohosalt TD O,5f/l。
田調整剤に大和化学工業社製のUl tra M t 
−N2 (酢酸と酢酸ソーダの混合液)0.7?/lを
加えて135℃に染色し、ハイドロサルファイド1f/
l。
苛性ソーダ1f/l、ノニオン活性剤1?/lにて80
℃、10分間還元・洗浄を行なって黒“集品とした。
これらの黒染めさ九た織物釦、平均−次粒径45ミリミ
クロン(mμ)のコロイダルシリカを付着させ、その付
着量、ならびに接着性樹脂の有無を変化させて、種々の
、シリカ付着織物をつくった。コロイダルシリカの付着
はバンド−ドライ法で行なった。
得られた各種織物を内部電極型のプラズマ装置内(電極
面&50cm)に入九、周波&1s、s6M、H2、導
入ガスとして酸素、空気を用い、真空度0.65〜I 
Torr 、出力50ワツトで1〜5分間のプラズマ照
射をした。得られたものの濃色度は日立製作新製の自記
分光光度計を用いて測定した。染色物の濃色度はび−V
の係表示のLゞ値で示してあり、小さいほど濃色効果が
大きいことを示寸。
第】表のA−1,A−3から理解さするように、繊維表
面へ微粒子を付着させないでプラズマ照射したもののL
*値の低下は小さく、濃色効果は少ない。またこの場合
の繊維表面を走査型電子顕微鏡で観察すると繊維軸方向
に直交する方向に長いうね状の凹凸形態が形成されてい
た。
A−2,A−4〜A−15の場合のようにシリカゾルを
&l!維表面表面着させてプラズマ照射した場合(ハ、
著るしく L;tG値の低下があり濃色効果が上がるこ
とが環5Qイはれる。そしてとfL等の場合の繊維表面
を、上記と同じく走査型電子顕微鏡で観察すると、凸部
中心間距離が0.01〜1μで、−平方ミクロン(1μ
2)あたり1〜200個の凸部構造があり、方向性のな
い凹凸構造が形成されていた。
A−4〜A−6,A−13〜A−15からシリカの付着
量において0.01重量%のときでも既に充分な効果が
発現さnることか理解さn1寸たより好適な範囲が存在
することもわかる。またA−6〜A−8において照射時
間が長くなるとL*値の低下も著るしく濃色効果が高く
なることがわかる。
特にA−43のものは得られた織物はベルベットの如き
発色性金示しだ。A−9,A−10は接着性樹脂を付着
させた例で、いず几も濃色効果は上つの場合は接着性樹
脂量がやや多いため、得らnた織物はヌメリ感がでて好
ましいものではなかつに0A−11,A−12は接着性
樹脂を付着させる他の例で、この場合も濃色効果があり
、耐洗濯・自性が向上している。
\ Bシリーズ実施例 市販のウール織物、し〜ヨン織物およびポリエステルと
トリアセテートとの混紡織物の黒染め品にそれぞれパッ
ド−ドライ法で0.5重量%付着させてプラズマ照射し
た。第2表のB−1〜B−3で示されるように、そnぞ
九の織物はさらに濃色効果が上がることがわかる。また
この場合の各繊維表面をそれぞれ走査型電子顕微鏡で観
察したが、凸部中心間距離が0.01〜1μで一千万ミ
クロンあた91〜200個の凸部構造がある凹凸構造が
形成さ九ていた。
\ ゛・・、 \ ゛・、 ゛\、/ /\、 ゝ、 一’z1、\ \\ +1 )\J− Cシリーズ実施例及び比較例 AシリーズA−3〜A−14で用いたポリエテレンテレ
フクレートボリマーと、シリカニ添加しり固翁粘度〔η
)0.69の各ポリエチレンテレンタレートボリマーと
を用意した。尚シリカ添加ポリマーは、平均−次粒子径
45ミリミクロン、濃度20重量%の水系シリカゾルを
呈淵でエチレングリコールに混合し、充分攪拌した後テ
レフタル酸と混合し、ついで直接重合を行なってシリカ
含有ポリマーを得る方法で、水系シリカゾルの添加量を
それぞnかえ、第3表の如きシリカ添加量の異なる固有
粘度〔η〕0.69のポ)ノエテレンテレンタレートボ
リマーを得た。こnら用意したポリマーを用い、以後1
−tAシリーズと同じ条件で、繊維をつくり、該繊維か
らチリメンジョーゼット織物をつくり、減量処理し、染
色した。
この黒染めされた織物に付着させる微粒子の粒径、付着
させる微粒子の種類の影響およびポリマー中へ添加する
微粒子を増加させた場合についての結果が第3表で示さ
れる。C−]〜C−4では、付着させる微粒子の平均粒
径が細かい程り値の低下が犬キく、濃色効果の向上が高
いことがわかる。
なお微粒子の粒径が15mμのC−1の場合はやや赤味
のある黒色となり、粒径が45mμのC−2の場合はヤ
や育昧のある黒色となった。付着させる微粒子の種類と
して(は比較的屈折率の低いシリカが好ましいことが示
される。
C−9〜C−14によって、シリカをポリマー中に混入
して繊維をつくり、この繊維をアルカリにより減量処理
すれば、それだけで既に濃色効果が認めらn%にシリカ
添加量が増加してくるとアルカリ処理による繊#表面の
粗面化がより発現し、それによる濃色効果がはっきりと
向上することが示される。そしてこれら予め粗面化され
た黒染め品にさらに微細子を被覆し、プラズマ照射する
ことによって、さらに当初の粗面化程度に対応して濃色
化効果が向上することが示される。
またC−15は微細子を被覆させずにプラズマ照射した
場合の例で、本文中の前記説明の先願に相当する例であ
る。この場合は、繊維中に3%の微粒子を混入してアル
カリ減量加工さnたもので、それ自体で既にある程#、
濃色効果の優nたものであるが、この物にプラズマ照射
したときのL氷位の低下は、表面に微粒子を付着させた
点のみ異なるC−12の場合と比べて、小さい。
■〕シリーズ実施例および比較例 このシリーズの例は、本発明が黒色以外のいかなる色の
染色物および2種以上の色が組合わされた染色物につい
ても適用でさることを示す例であり、その構成および効
果が第4表に示さnる。前記L7値は、黒色における明
度の示標であって、明度がより低いことが、黒色がより
黒いことであるが、黒以外の色にあっては彩度が高いこ
とが、その色の鮮明性を示すものであって、この色の彩
度について娃゛L7値の如き信頼性のある数値化ができ
ず、本明細■′ではこの色の鮮明性については、以下の
ように肉眼判定して評価している。またきしみ感につい
ても手ざわりでの評価である。
Aシリーズ実施例で製造した場合と全く同様にして、1
山常の製造方法によりポリエチレンテレフタレートポリ
マーをつくりこのポリマーからさらに通常の製造方法に
より、そ扛それ50デニール(dr)/36フイラメン
ト(f)オよび75dr/36f  の延伸糸を作成し
た。この延伸糸を用い通常の製造方法、規格にしたがっ
て、千羽二重、綾羽二重、パレス、ヨウリュウおよびシ
ホンを作成し、そnぞれアルカリによる減量加工を行な
った。以上で得られたそnぞれの構造物を出発構造物と
した。
第4表のo−1〜f)−4では、プラズマ照射のみでは
本発明の効果なく、微粒子付着のみでも効果中なく、微
粒子を付着させてプラズマ照射して、はじめて優れた効
果が得らすることが示さする。
特にD−4で得られた千羽二重は、光沢がありしかも色
が鮮やかとなり、D−1〜D〜3と比べて著るしい差が
あった。またきしみ感についても著しく優れ組以上の独
特のきしみ感とふくらみ感を有していた。D−5は、前
記C−12,C−15と同じポリマーを用いて前記延伸
糸とし、千羽二重をつくり、アルカリによる減量処理を
行なった例であるが、この減量処理のみで得らn7ζ平
羽ニ重の色は濃色ではあるが光沢がないものであった。
D−5は付着微粒子を変性ポリビニルアルコールで接着
強化した例であるが、D−4以上に洗濯に対して光沢、
色、風合の耐久性を有していた。
D−7〜D−10は峻別二重の例で、D−8〜D−1o
il−ID−7に比較して光沢及び色の鮮明性が著るし
く優れていると同時にきしみ感が犬で組以上の風合とな
った。またメチルトリットキシシラン及び02F4ガス
をプラズマ重合させたD−9゜D−10はD−8に比較
して優れた洗濯耐久性を示し、洗濯50回で光沢、色、
及び風合は1つたく変化しなかった。
D−11〜D−14がパレス、ヨウリュウ、ンホンの例
で、D−12〜D〜14の本発明品はポリエステルとは
思えない程光沢のある鮮やかな色ときしみ感を有してい
た。
Eシリーズ実施例および比較例 このシリーズの例は構造物の種類、あるいは構造物を構
成する繊維素材の種類を変えた場合の例で、その構成お
よび効果は第5表に示される。
E−]〜E、4のポリマーはAシリーズで用いたポリマ
ーであり、と九を常法によシ紡糸し、100dr/48
 fの延伸糸を作成し、仮撚加工をおこない、さらに常
法にしたがってカシトス織物あるいはトロマット織物を
作成した。E−1〜E−4において、微粒子を繊維表面
に付着させてプラズマ照射したE−2,E−4は微粒子
を付着させないでプラズマ照射したE−1,E−3に比
しL半値の低下が犬き\、グリツタ−の程度も減少し、
黒の濃色度合もウール織物以上のすばらしいものとなっ
た。
E−5〜E−8は繊維素材としてポリブチレンテレフタ
レート繊維あるいはナイロン繊維を用いるもので、各々
の40dr/24fの延伸糸を使用し、トリコートの編
地に作成した例である。この例でも、E−6あるいはE
−8は、各々E−5あるいはE−7に比し、光沢のある
鮮明な色となり高級感が一層増した。
E−9〜E−10は繊維素材としてスルホイソフタル酸
を2.5モル多弁重合させたポリエチレンテレフタレー
ト繊維を用いるもので、その50dr/36fの延伸糸
から常法にしたがって朱子織物に作成した例である。こ
の例でも、E−10はE−9に比し、朱子織物独特の光
沢を保持した鮮明な色となり、風合もきしみ感が現わ九
、溶融紡糸繊維特有のワキシー感も消失して絹の如き風
合となった。
E−11〜E−13は、E−1〜F−4のボリマート同
シポリエテレンテレンタレートポリマーから75 dr
/36 fの延伸糸をつくり、仮撚加工し、常法によっ
てクレボンジョオゼットとした例である。微粒子を繊維
表面に付着させてプラズマ照射したE−12,E−13
の場合は微粒子を付着させないでプラズマ照射したE−
11の場合に比し、いずれも著るしい濃色黒となり、レ
ーヨンジョオゼット、ウールジョオゼット、あるいはト
IJ 7セテート/ポリエステル混ジヨオゼソトより濃
色となった。寸たシランカップリング材を接着性樹脂と
して用いたE−13の場合はE−12の場合に比し洗濯
耐久性も向上した。
壕だ走査型電子顕微鏡での繊維表面についての観察によ
れば、各比較例は繊維軸方向に直交する方向に向いた長
いうね状の凹凸形態か形成さ扛ているのに対し、各実施
例のもの(は、繊維表1箱に微細な方向性のない凹凸が
形成され、その凸r’tll n” )u間距離が00
1〜1μで、−平方ミクロンあたり1〜200閘の凸部
が存在するもので一′)つた。
\、 \
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、凹凸生成の原理を説明した模式
図である。即ち、泥・1図は、繊維表面に、プラズマの
遮蔽物となる微粒子を被覆付着しておき、その繊維にプ
ラズマを照射する場合の模式図、第2図r、riR維基
質中に微粒子を分散含有させておき、その繊維にプラズ
マを照射する場合の模式図である。 ] ・・・ 繊維表層部分 2.2′・・・微粒子 特許出願人  株式会社 り ラ し 代理人 弁理士本多 堅 手続補、上書(自発) 昭和58年4月14日 特許庁長1若杉オロ夫り没 1、事件の表示 昭和58年特許願第33301号 2、発明の名称 粗面化された繊維構造物2よびその製造方法3、補正を
する者 事件との関係    特許出願人 倉敷市泊律1621番地 (10g)株式会社 り ラ し 代表取締f2  上   里エ  イ也  −4、代 
理 人 倉敷市イ西イ車青圧山2045の】 電話束2.・、03 (277131825、補正の対
象 明7[、III渥の1姥明の詳細な説明」す(16、補
正の内存 明細書第41頁、14行目]仮撚加工」なる記載を「力
日撚加工」に訂正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 低温プラズマ中で繊維を構成するポリマー基質に
    比しより不油性でるる微粒子を繊維表面に付着させた繊
    維構造物にプラズマ照射してなる繊維構造物であって、
    ポリマー基質の微粒子で遮蔽されない部分はプラズマで
    エツテングざγムて凹部を形成し、微粒子で遮蔽さnた
    部分は微粒子と共にエッチノブさγしずに凸部を形成し
    て繊維表面上に凹凸全形成しておシ、該凹凸は互いに隣
    接する凸部間の中心間距離が0.01ないし1ミクロン
    であり、該凸部が1平方ミクロン当たり1ないし200
    個存仕している粗面化さn、た繊維構造物 2、#!維衣而面付層させた微粒子がその平均−次粒子
    径がO,5<クロン以下のものでめ9、該微粒子が繊維
    重量Vこ対して0,01ないし10皿量係付着さnてな
    る特許請求の範囲第1.!A記載の粗面化さnた繊維構
    造物 3、繊維表面に付着させた微粒子が、含ケイ素無機微粒
    子、周ル」4表第■族金編の酸化物およびまたはその塩
    類からなる無機微粒子、酸化アルミニウム、酸化トリウ
    ム2よび酸化ジルコニウムカラなる群から選ばnる1種
    または2柚以上の無機微粒子でりる’I?+?’F請求
    の範囲第1項ないし第2項記載の粗面化さnだ繊維構造
    物 4、 微粒子と槙幡とが、濾紺に対して0.01ないし
    10重量%の接着性wJ質で結合さrしてなる特許請求
    の範囲第1項ないし第3項記載の粗面化さtた栂(維構
    造物 5、 低温プラズマ甲で繊維で構成するポリマー基質に
    比しよシネ活性である平均−次粒子径が0.5μ以下の
    微粒子を繊維表面に繊維に対して0101ないし10f
    i蛍%付着さぞる工程、該微粒子を付着させた繊維構造
    物に低温プラズマ照射を行なう工程、を包含する繊維表
    面上に凹凸全形成させる粗面化さnた繊維構造物の製造
    方法 6、 繊維表面に付着させる微粒子か、含ケイ素無機微
    粒子、周期律表第■族金属の酸化物2よびまたはその塩
    類からなる無機微粒子、酸化アルミニウム、酸化トリウ
    ムおよび酸化ジルコニウムかりなる群から選ば几る1独
    または2檎以上の無機微粒子である特許請求の範囲第5
    項記載の粗出」化さ′nた繊維構童物の製造方法7、 
    微粒子分付層させる繊維表面が、予め粗面化さnている
    特許請求の範囲第5項ないし第6項記載の粗面化きtた
    繊維構造物の製造方法8、繊維表面に#!核粒子付層ざ
    ぞる工程に2いて、繊労、11−と微粒子とを接着する
    接着性物質を、微粒子と同時または微粒子付着後に付着
    させる手段を包含する特許請求の範囲第5項ないし第7
    項記載の粗面化さ几た繊維構造物の製造方法9、繊維と
    微粒子との接着性物質を、低温プラズマ照射後、低温プ
    ラズマ重合により伺与する4・♀許請求の範囲8g5項
    ないし第7項記載の粗面化さ′nだ繊維構造物の製造方
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6059171A (ja) * 1983-05-16 1985-04-05 株式会社クラレ 粗面化繊維構造物およびその製造方法
JPH01148831A (ja) * 1987-12-02 1989-06-12 Kuraray Co Ltd ポリエステル織物製品及びその製造方法

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JPS6059171A (ja) * 1983-05-16 1985-04-05 株式会社クラレ 粗面化繊維構造物およびその製造方法
JPH01148831A (ja) * 1987-12-02 1989-06-12 Kuraray Co Ltd ポリエステル織物製品及びその製造方法

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