JPS5916305Y2 - 炭酸ガス吸収性蓋材 - Google Patents
炭酸ガス吸収性蓋材Info
- Publication number
- JPS5916305Y2 JPS5916305Y2 JP18580881U JP18580881U JPS5916305Y2 JP S5916305 Y2 JPS5916305 Y2 JP S5916305Y2 JP 18580881 U JP18580881 U JP 18580881U JP 18580881 U JP18580881 U JP 18580881U JP S5916305 Y2 JPS5916305 Y2 JP S5916305Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon dioxide
- lid material
- dioxide gas
- dioxide absorbing
- absorbing lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は炭酸ガス吸収性蓋材に関し、更に詳しくは炭酸
ガスを発生する食品や薬品等の内容物を包装したブリス
ター包装用の蓋材に関する。
ガスを発生する食品や薬品等の内容物を包装したブリス
ター包装用の蓋材に関する。
食品や薬品のうち例えば生チーズ、生みそ、コーヒー豆
あるいはある種の抗生物質等は保存中に炭酸ガスを発生
する。
あるいはある種の抗生物質等は保存中に炭酸ガスを発生
する。
この様な内容物を密封包装した場合発生した炭酸ガスに
より包装体が膨張し最悪の場合パンクしたりして非常に
やっかいな問題であり、この問題を解決する一手段とし
て、チーズ等の包装体のパンクを防ぐために完全密封せ
ず、１部に通気孔を設けたりしているが、この場合気密
性が低下し空気中の酸素により内容物の酸化が促進され
るという欠点があった。
より包装体が膨張し最悪の場合パンクしたりして非常に
やっかいな問題であり、この問題を解決する一手段とし
て、チーズ等の包装体のパンクを防ぐために完全密封せ
ず、１部に通気孔を設けたりしているが、この場合気密
性が低下し空気中の酸素により内容物の酸化が促進され
るという欠点があった。
このため本考案者らは先にこれらの欠点をカバーした炭
酸ガス吸収包装体に関する出願を行ったが、本考案はブ
リスター包装における蓋材に関し、熱可塑性樹脂に水酸
化カルシウムをブレンドしフィルム化した炭酸ガス吸収
性樹脂層をＡＩ箔の内側に積層した複合材よりなる蓋材
である。
酸ガス吸収包装体に関する出願を行ったが、本考案はブ
リスター包装における蓋材に関し、熱可塑性樹脂に水酸
化カルシウムをブレンドしフィルム化した炭酸ガス吸収
性樹脂層をＡＩ箔の内側に積層した複合材よりなる蓋材
である。
熱可塑性樹脂にブレンドする水酸化カルシウムの量は包
装される内容物によって１０〜２００重量部添加され、
又ブレンド用の熱可塑性樹脂としては、ＰＶＣ系、ＰＰ
、 ＰＥ。
装される内容物によって１０〜２００重量部添加され、
又ブレンド用の熱可塑性樹脂としては、ＰＶＣ系、ＰＰ
、 ＰＥ。
ＥＶＡ、アイオノマー等のオレフィン系、ＰＳ系樹脂等
があり、用途、特性に応じて適宜選択される。
があり、用途、特性に応じて適宜選択される。
なお本明細書におけるブリスター包装とはプラスチック
フィルムあるいはシートを熱成形した容器本体にフィル
ム状の蓋材を熱シールした密封包装であり、容器本体用
のシートとしては不透明シートも使用されるが、熱成形
性の良い強度のある透明シートが望ましい。
フィルムあるいはシートを熱成形した容器本体にフィル
ム状の蓋材を熱シールした密封包装であり、容器本体用
のシートとしては不透明シートも使用されるが、熱成形
性の良い強度のある透明シートが望ましい。
本考案は炭酸ガスを発生する食品を充填した包装体にお
いて容器本体に硬質ＰＶＣ，ＰＰ、 ＨＩＰＳ。
いて容器本体に硬質ＰＶＣ，ＰＰ、 ＨＩＰＳ。
ＮＹ／ＰＥあるいはバリア層を含む複合シートを使い、
蓋材により炭酸ガスを吸収するように工夫した新規な蓋
材に関するが、容器本体側の熱可塑性樹脂に水酸化カル
シウムをブレンドし使う方法もあるが、この場合透明性
、熱成形性が著しく低下するためやはり本考案のように
蓋材に水酸化カルシウムをブレンドした樹脂層を設け、
内容物から発生する炭酸ガスを蓋材に吸収させる方法の
方が良い。
蓋材により炭酸ガスを吸収するように工夫した新規な蓋
材に関するが、容器本体側の熱可塑性樹脂に水酸化カル
シウムをブレンドし使う方法もあるが、この場合透明性
、熱成形性が著しく低下するためやはり本考案のように
蓋材に水酸化カルシウムをブレンドした樹脂層を設け、
内容物から発生する炭酸ガスを蓋材に吸収させる方法の
方が良い。
以下本考案のｌ実施例について述べる。
実施例
ＥＶＡ （ＶＡＣ１５％）に水酸化カルシウム粉末を４
０重量％添加した樹脂組成物を押出法により４０μ厚み
のフィルム１を押出した。
０重量％添加した樹脂組成物を押出法により４０μ厚み
のフィルム１を押出した。
このフィルムに２０μのＡ１箔２をドライラミして蓋材
３とした。
３とした。
比較例として２０μＡＩ箔に水酸化カルシウム無添加Ｅ
ＶＡ （ＶＡＣ１５％）の４０μフイルムをドライした
蓋材を使用した。
ＶＡ （ＶＡＣ１５％）の４０μフイルムをドライした
蓋材を使用した。
ブリスター容器本体４としてはＮｙ（３０μ）／ＰＥ（
９０μ）のフィルムを用い縦、横、深さ各々１５×１０
Ｘ３ｃｒｎの成形前を作りこの容器本体内にカテイチー
ズ５．２００ ｇを充填し、前記２種の蓋材で熱シール
し、常温状態で保管し包装体の膨張状態を調べた結果を
下表にまとめたが、比較例に比べ著しい効果のあること
がわかる。
９０μ）のフィルムを用い縦、横、深さ各々１５×１０
Ｘ３ｃｒｎの成形前を作りこの容器本体内にカテイチー
ズ５．２００ ｇを充填し、前記２種の蓋材で熱シール
し、常温状態で保管し包装体の膨張状態を調べた結果を
下表にまとめたが、比較例に比べ著しい効果のあること
がわかる。
○ 膨れず
△ や・膨れ
× 著しい膨れ
第１図は本考案の蓋材を使用した包装体の断面側図。
Claims (1)
- 熱可塑性樹脂に水酸化カルシウムをブレンドした樹脂層
をアルミ箔の内側に積層した複合材よりなる炭酸ガス吸
収性蓋材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18580881U JPS5916305Y2 (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 炭酸ガス吸収性蓋材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18580881U JPS5916305Y2 (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 炭酸ガス吸収性蓋材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5891570U JPS5891570U (ja) | 1983-06-21 |
| JPS5916305Y2 true JPS5916305Y2 (ja) | 1984-05-14 |
Family
ID=29987197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18580881U Expired JPS5916305Y2 (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 炭酸ガス吸収性蓋材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5916305Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-12-15 JP JP18580881U patent/JPS5916305Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5891570U (ja) | 1983-06-21 |
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