JPS5916041Y2 - 空気圧利用のポツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蓋体内のベローズポンプの押圧により内容器内
の液体を注出する空気圧利用のポットに於いてこのベロ
ーズポンプの押圧用押体をロックするロック装置に関す
るものでその目的とするところは、不使用時簡単に神体
をロックでき、しかも構造簡単で部品点数も少く組立作
業を容易にした押体のロック装置を備えた空気圧利用の
ポットを提供するにある。

以下本考案の実施例を図面に基き説明する。

１は内容器２の外周を外装ケース３で囲んでこの外装ケ
ースの上端に水切部材４を装着し、この水切部材中央に
液体供給用開口部を設けて、この液体供給用開口部に中
栓５を着脱自在に装着し、水切部材上面にベローズポン
プ６と押体７を内蔵した蓋体８を開閉自在に装着し、押
体にてベローズポンプを押圧し中栓内腔を介して内容器
内に空気を圧送して中栓の吐出管９より内容器内の液体
を注出する空気圧利用のポットであって、上記蓋体８は
上蓋１０と下蓋１１とからなっており、蓋体内にはベロ
ー、ズボンプロとベローズポンプの上面に載置した上板
１２と、ブツシュ弁１３とこのブツシュ弁上面を押圧す
る押体７と、押体の上下動を規制する操作つまみ１４と
を備えている。

下蓋１１は上蓋１０の下端内周に嵌合しており、かつ下
板中央には、ゴム弁１５を介して空気排出用孔が穿設さ
れている。

上蓋１０は水切部材４にヒンジ装置１６を介して開閉自
在に装着されており、上面中央部に下方に向けてガイド
筒１７を垂設している。

このガイド筒１７下端内周には第２図に示すように環状
の鍔１８を設けており、この鍔１８の内周面に内周方向
に沿って適宜の間隙を隔てて複数の凸部１９と複数の凹
部２０とを設けている。

上蓋１０の上端部には後述の操作つまみ１４が貫通する
ような長溝２１を設けている。

押体７は第２図に示すように上蓋のガイド筒内を上下動
する押圧部２２とガイド筒１７の鍔１８内を上下動する
下部開口の円筒体２３とを一体成形しており、この円筒
体２３内中央の押圧部２２下面よりブツシュ弁１３と当
接する接接当部２４を設け、円筒体下端の円周方向に沿
って適当な間隙を隔てて上記上蓋の凹部２０の相当する
複数の受座２５を一体成形している。

この円筒体２３周壁には上記上蓋１０ガイド筒の凸部１
９を挿通しつる複数の縦長溝２６を穿設しており、この
縦長溝２６は円筒体下端より円筒体上端の押圧部２２下
面に至っている。

上記受座２５は第２図、第３図に示すように円筒体２３
周壁より突出し円筒体２３上部の円板状の押圧部２２よ
りも内方に設けられ円筒体下端との間にわずかな段差ｄ
を設けている。

この受座２５は常時ガイド筒１７の鍔１８下方に位置し
ており、円筒体の縦長溝２６がガイド筒鍔の凸部１９上
方に位置したとき、この受座は鍔の凹部２０下方に位置
することなく常に凹部を離れた鍔下方に位置している。

上記操作つまみ１４は下端に挟持部２７を設は上端に操
作用のつまみ部２８を設けており、このつまみ部２８が
上蓋の長溝２１を貫通して突出しており且つ長溝内を水
平方向に回動自在としている。

この操作つまみ１４の挾持部２７は押体７の受座２５の
１つを嵌合挟持している。

ベローズポンプ６は下端を下蓋１１の空気排出用孔にゴ
ム弁１５を介して挿通しており、ベローズポンプ内にス
プリングＳを備えている。

上板１２は中央開口の環状に形成されておリベローズポ
ンプ上面に載置している。

ブツシュ弁１３はベローズポンプの上部中央開口内に挿
通されており、スプリングＳによって上方に持ち上げら
れている。

押体の組立に際しては先ず押体７の受座２５を上蓋１０
上方よりガイド筒１７の鍔１８の凹部２０に挿通した状
態で押体を回し受座２５を鍔１８下方に位置させると共
に１つの受座を操作つまみ１４の挾持部２７に挾み込む
だけでよい。

押体の作動に際しては操作つまみ１４を上蓋１０の長溝
２１に沿って円周方向に回動し操作つまみの挟持部２７
にて挾持した押体７の受座２５を円周方向に移動させ、
押体の縦長溝２６をガイド筒の鍔１８の凸部１９上方に
位置させる。

この状態で押体を押圧すると押体の接当部２１がブツシ
ュ弁１３上面に当接しスプリングに抗してベローズポン
プ６を押下げベローズポンプ下台１より中栓５内腔を介
して内容器１２内に空気を丑り、中栓揚水管２９をへて
中栓吐出管１９より液を吐出することかで゛きる。

次に神体をロックするには押体作動時とは逆プ向に操作
つまみを上蓋の長溝に沿って円周方向に回動し押体の受
座を円周方向に移動させ押体の線長溝をガイド筒の鍔の
凸部上方より移動させて打体の縦長溝のない円筒体下端
部を凸部上方に位置させれば縦長溝のない円筒体下端部
が凸部に当部して押体をロックできる。

以上の如く本考案に於いては上蓋のガイド筒ゴ端に環状
の鍔を設け、この鍔に円周方向に沿つマ適宜間隙を隔て
て複数の凸部と凹部とを設ける方押体の円筒体周壁に上
記鍔の凸部に対応する軸数の縦長溝を設けると共に円筒
体下端に鍔の回合１に対応する複数の受座を設け、この
円筒体下端と受座との間にわずかな段差を設け、ガイド
筒の斜下方に位置する受座の１つを挾持し上蓋上端部を
貫通した操作つまみを設けているので、不使用帽操作つ
まみを摺動するだけで縦長溝のない円筒体下端部を凸部
上方に位置せしめ確実にロックす２ことができると共に
上蓋、押体とも構造が極めマ簡単でしかも押体を操作つ
まみのわずかな摺動六けてロックできるので部品点数も
極めて少い。

又押体の受座を上蓋上方よりガイド筒の鍔の凹部に挿通
し神体を回し操作つまみの挾持部に受座を４わすだけで
組立てられるので組立作業が非常に相半である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の一部縦断面図、第２目は本考案
の要部を示す分解斜視図、第３図は警音の縦断面図であ
る。 １・・・・・・ポット、２・・・・・・内容器、５・・
・・・・中栓、６・・・・・・−ローズポンプ、７・・
・・・・押体、８・・・・・・蓋体、９・・・・・・吐
ｄ管、１４・・・・・・操作つまみ、１７・・・・・・
ガイド筒、１８・・・・・・鍔１９・・・・・・凸部、
２０・・・・・・凹部、２３・・・・・・円筒体、２５
・・・・・・う座、２６・・・・・・縦長溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 蓋体内にベローズポンプと押体とを備え押体の降下によ
   りベローズポンプを押圧して中栓内腔を介して内容器内
   に空気を圧送し中栓の吐出管より内容器内の液体を吐出
   する空気圧利用のポットに於いて、上記蓋体の上面中央
   部に下方に向けてガイド筒を垂設し、このガイド筒下端
   に中央に向けて環状の鍔を設け、この鍔の円周方向に適
   宜の間隙をおいて複数の凸部と凹部を設ける一方、上記
   押体の円筒体周壁に上記鍔の凸部に嵌合するような複数
   の縦長溝を穿設し、上記円筒体下端に上記鍔の四部を挿
   通して鍔下面に接当する複数の受座を設けると共に、下
   端に上記受座の１つを挾持し上端を上記蓋体上面に突出
   した操作つまみを設け、該操作つまみの摺動により上記
   受座とともに上記円筒体を移動させ、上記鍔上方の円筒
   体の縦長溝が鍔の凸部上方に位置するときにのみ上記押
   体を上蓋のガイド筒に沿って上下摺動させ得るように構
   成したことを特徴とする空気圧利用のポット。