JPS59157249A - 成形加工用アルミニウム合金板条及びその製造方法 - Google Patents

成形加工用アルミニウム合金板条及びその製造方法

Info

Publication number
JPS59157249A
JPS59157249A JP3056383A JP3056383A JPS59157249A JP S59157249 A JPS59157249 A JP S59157249A JP 3056383 A JP3056383 A JP 3056383A JP 3056383 A JP3056383 A JP 3056383A JP S59157249 A JPS59157249 A JP S59157249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum alloy
alloy
less
heating
rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3056383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS626740B2 (ja
Inventor
Hideyoshi Kakui
確井 栄喜
Takashi Inaba
隆 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP3056383A priority Critical patent/JPS59157249A/ja
Priority to US06/582,706 priority patent/US4753685A/en
Publication of JPS59157249A publication Critical patent/JPS59157249A/ja
Publication of JPS626740B2 publication Critical patent/JPS626740B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は成形加工用アルミニウム合金板条及びその製造
方法に関し、さらに詳しくは、特に成形性に優れたキャ
ン用焼付硬化型アルミニウム合金硬質級条及びその製造
方法に関するものである。
一般に、アルミニウム合金のキャン用44料としては、
キャンボディ用、キャンエンド用、キャンタフ用かあり
、+寺にキャンホテ゛イ用アルミニウl、合金材料の要
求される特性は、(1)絞り、再絞り性に陵れているこ
と。(2)しごき加工性に優れていること。(3)耐久
ツーリング性に優れていること。(=1 ) )’ −
ミング加工性に優れていること。(5)外観か美しいこ
と。(6)ネオキング性に段れていること。(7)7ラ
ンンング性に優れるーζいこと。
(8)深絞り耳か低いこと。(9)耐圧性に優れている
こと。(10)座屈強度に優れていること。
(11)−耐蝕性に優れていること等である。
しかして、アルミニウム合金のキャンボディ用材料にお
いては、薄肉化による出の軽量化をさらに有効とするた
めには、缶壁の肉厚を座屈強度等の缶強度において問題
のない範囲で、できるだけ薄くすることが必要である。
そしてそのためには、(1)しごき性の向」二が必要で
あり、さらに、肉厚の減少は伸び7ランン゛性を低下さ
せるので、(2)7ランソンク特性の向上が必要であり
、また、キャンエンド用としては彷肉化の効果を」二け
るために、(3)リベント成形性の向上が必要であり、
また、タフ用としてエンド′用と同様の効果を」−げる
ためには、(4)dhlt性の向上が必要である。
そして、上記の各項1」のうちでも1、テに、7ランジ
ング特性の向」二とリベ/)・成形性の向上が必要であ
り、この2つの特性は何れも微小範囲の伸び、即ち、局
部伸びが要求される成形には給体必要なものである。
本発明者は、以上説明したことから缶製造用のアルミニ
ウム合金について調査研究を行ない、累月となるアルミ
ニウム合金において応力集中を避けるために通常のキャ
ン素材に含まれる金属間化合物を制限することが必要で
あることを知見したのである。しかしながら、キャン素
材のキャンホディのしごき加工においては上記金属間化
合物は加工中のダイスへアルミニウム合金か焼付く(ビ
ルドアップ)のを防止する優れた効果かあり、また、適
正なサイズの金属間化合物は再結晶時の核となるので、
結晶粒を例えは25μ以下とするのに有効であるという
点から金属間化合物は一定量以上が均一に分散している
ことか望ましいことをも見出したのである。
本発明は、上記に説明したようなアルミニウム合金がキ
ャン用累月として優れていること、及び、本発明者の数
々の知見に基いてなされたものであり、即ち、キャンボ
ディ用ばかりでなくキャンエンド用、キャンタブ用のア
ルミニウム合金において特にしごき加工性、フランソン
グ性、リベン)・性をより向上させて缶の軽量化をさら
に可能とすることができる成形加工用アルミニウム合金
板条及びその製造方法を提供針るものである。
本発明に係る成形加工用アルミニウム合金板条及びその
製造方法は、(]、 )  、Fe 002−0.7+
uL%、Cu 0.050.5u+t%、I\’IB 
0.5−2.5u+L%、ヘクn0.5−2.O+uL
%を含み、かつ、l−’eulL%十(Mgu+t%×
1.07)+(Mg田t%X0.27)≦3.0である
A1合金であって、圧延板表面からみた金属間化合物の
面積占有率が0.5〜5%であり、かつ、各金属間化合
物の大きさか45μ以下であり、さらに、圧延板表面か
らみた結晶粒の平均幅か25μ以下であることを特徴と
する焼f=1塗装硬化型キャン用アルミニウム合金硬質
板条を第1の発明とし、(2)F eo、 25−0.
7u+t%、CLl 0.05−0.51111%、1
\旬0,5〜2.5社%、Mn0.5〜2.0田L%を
含み、かつ、Feb+L%+(Mn田t%X’1.07
)+Mg LIIL%X0.27)≦2.7であるアル
ミニウム合金を溶解後]、OOmto以上の厚さに鋳遺
し、その鋳塊を530°C以上で均熱処理を施し、熱間
圧延後冷開圧延を施し、又は、施jf、400−= B
oooCの温度i、: 100’C/分以上の加熱速度
で加熱し、加熱後直ちに、又は、10分以内保持した後
、100°C/時間以上の冷却速度で150°C以下に
冷却し、平均結晶粒を25μ以下とする ′と共に焼イ
τj硬化に寄与する成分を固溶状態とし、10%以」二
の冷間圧延を行ない、熱間圧延、冷間圧延の合計圧延率
を99%以上とすることを特徴とする焼(=+硬化型ア
ルミニウム合金硬質板条の製造方法を第2の発明とし、
(3)  Fe O,250,7u+t%、CLl  
0.05−0.5111L%、MB O,5−2,5w
L%、M’n 0.5−2. Out%を含み、かつ、
Feu+L%+(M nu+L%X1.07)十いりH
IIIL%X0.27)= 2.0〜3.0で゛あるア
ルミニウム合金を溶解後50m+n以下の厚さに急冷連
続鋳造を行ない、熱間圧延を行ない、又は、行なわず、
このアルミニウム合金板条鋳塊を;300°Cの温度で
熱処理を行ない、又は、行なわず、その後冷間圧延を行
ない、又は、行なわず、次に、400 = 600°C
の温度に100/分以上の加熱速度で加熱し、加熱後直
ちに、又は、10分以内保持後、100’(:/l庁間
以−1二の冷却速度で150°C以下に冷却し、平均結
晶粒径を25μ以下とすると共に焼イχj硬化に寄与す
る成分な固溶状態に保ち、さらに、10%以上の冷間圧
延を行ない、熱間圧延、冷間圧延の合金圧延率を90%
以上とすることを特徴とする焼付硬化型アルミニウム合
金硬質板条の製造方法を第3の発明とする3つの発明よ
l)なるものである。
本発明に係る成形加工用アルミニウム合金板条及びその
製造方法について詳細に説明する。
先ず、本発明に係る成形加工用アルミニウム合金板条に
ついてその含有成分と成分割合を説明す。る。
Fe1.t、Mnと共に(Fe−Mn)A l−の金属
間化合物を形成し、しごき加工時のダイスへの焼付を防
止するために必要な元素であり、含有量が0.2+++
L%未満ではこの効果が少なく、また、0,7u+L%
を越えて含有されると巨大化合物を形成し易くなる。
よって、Fe含有量は0.2〜0.7u+t%とする。
CuはMgと同時に含有させる必要があり、Mgと共に
溶体化により固溶してベーキング時に微細なA l−C
u −Mε系析出物を生成して硬化させ、かつ、強度を
向」ユさせる元素であり、含有量が0.05u+t%未
満では」二記の効果を期待できず、また、0.511I
L%を越えて含有されると上記した効果は満足させるが
、キャンボディj旧イ料として耐蝕性が非常に劣化する
1、よって、CLI含有量は0.05〜0.5wt%と
する。
N匂はCuと共に同時に含有させる必要があり、C+渚
共に溶体化により固溶した後析出硬化し、かつ、キャン
ボディ用材料として必要な強度を付与するもので、Cu
程耐蝕性を劣化させないので多めに含有させることか′
でと、含有量、か0.5u+L%未満ではこの効果が少
なく、高強度化による薄肉軽量化には0.5u+1%以
上が必要であり、また、Mg含有量か多くなると強度は
向上するが、しごき加工、張出し等の成形性が低下し、
スコーリンクが発生し易くなるか、後述するMn含有に
よる析出物の耐スコーリンク性を向」ニさせる効果と相
俟ってMg含有量を多くしてもキャンボディとして1憂
れた性質を発揮するか、含有量か2.5u+t%を越え
ると、しごき性、張出し性等の成形性を低−1でさせ、
また、スコーリングの発生か′著しくなる。
よって、Mg含有量は0.5〜2.5すL%とする。
M nはCu、MHとは異なり析出硬化には寄与しない
が、Mgと共に強度をイτj与する重要な元素であり、
また、MuはA1とMIIAI6として析出するのでス
コーリングを防止し、Mnはh旬と同時に含有さizる
と熱処理後の再結晶におし1て集合組織を安定化して深
絞り耳を安定にするものであり、含有量が0.5wL%
未満ではこの効果が期待できず、また、Mn含有量か増
加すると晶出物の景、犬き ′さ共に増大して、2.O
u+t、%を越えて含有されると巨大品出物か発生し易
くなI)、しごき加工1こおいてピンホール、或いは、
破断の原因となる。よって、Mn含有量は0.5〜2.
四[%とする。
また、FeIIIL%+(Mnu+L%X1.07)+
(MHu+1%xo、27)≦3.0とするのは、金属
間化合物は晶出物と析出物とに大ぎく分けられ、品出物
はダjJaにおける凝固時に生成し、析出物は鋳造時に
過飽和となったものが以後の熱処理時に固体中で生成す
るものであり、析出物は通常そのサイズは]μ以下であ
り、サイズが小さいことから応力集中源としては特に問
題とはならない。そして、品出物をさらに分類すると、
液体中で?疑固直前に生成される初晶化合物と凝固時の
共晶化合物に分けられ、特に初品化合物は巨大化合物に
成長し易く、]二業的レしルの鋳造においては溶湯の滞
留等もあり、実際面でも成長に対する生成温度の通過時
]バjの景毛響も大きいが、上記式を満足する範囲内で
・あれCよ′、巨大化合物の発生を防止すること所でき
成形性の向」二が図れるのである。
圧延板表面からみた金属nI]化合物の面積占有率を0
.5〜5%とするのは、0.5%未沼jではしごき加工
中にダイスへの焼付が発生するとり・う問題力(あり、
また、5%を越えると7ランソング性、リベ・ノド性等
の成形性か極端に低下し、しこき加工中(こおいてもピ
ンホールが発生し易くなるからである。
金属間化合物の大きさを45μ以下とするのは、金属間
化合物のサイズは後述する実施例におり・て説明するよ
うに長辺の長さか約40μ以上となると7ランノ割れが
多発し、さらに、しごき加工時に破断が発生し易くなる
からである。しかし、工業的レベルの大きな#fiNか
ら製造した圧延Fj、’r二おり・では金属間化合物は
無数に存在し、非常に小さな確率においては大芝な化合
物も存在しイqるのである。よって、金属間化合物の大
きさは45μ以下とする。
圧延板表面からみた結晶粒の平均幅を25μ以下とする
のは、キャンボディの薄肉化に当って各種成形性の低下
、ベーキンク後の高強度化iこよるネッキンク性の低下
を補なうため、さらに、析出硬化を助長するためで゛あ
り、結晶粒径を小さくした場合に成形性で゛も、張出し
性、フランン′ング性、しごき・ビ1.が向」ニジ、絞
り性は薄肉化に問題とならないか゛、しわが発生し易く
なる。しかしながら、このしわは平均結晶粒径か25μ
以下になると発生し難くなる。また、嘔均結晶粒径が2
5μを越えると従来のキャンボディ用ヰ4料と差がなく
なり、薄肉高強度化は困ゲIFとなる。よって、平均結
晶粒径は25μ以下とする。
次に本発明に係る成形加工用アルミニウム合金板条の製
造方法について説明する。
先ず、i”e u+I%+(Mr++ut%X1.07
)+(j\’+HwL%X0.27)≦2.7であるア
ルミニウム合金を1.00 IIIIllの厚さしこ鋳
造する理由は、上式の値が小さい組成になると各化合物
のサイズは小さくなり、また、その量も少なくなるので
7ランン゛ング性質:ことっては好ましいものであるが
、この場合にゴー業的鋳造方式である水冷を用いる方式
におり)では、鋳造厚さが一定1υ、」二に薄くなると
凝固時の冷却速度が天外くなり過ぎ、品出物の生成か抑
ff111され圧延後の金属間化合物の占有面積か小さ
くな()過きて好1しくない。よって、鋳造17鱈±1
00m以」二とするのである。
」−記に説明した夕!塊を530’Cす、上の温度で均
熱処理を行なうか、この均熱温度か530℃未満では、
MnAl6の析出物か非常に微細となり、か−)、火星
に析出するので圧延板の再結晶11.V点における粒界
移動を抑:1ill L、再結晶温度を高めると共に結
晶粒をil+火化し、また、再結晶の集合組織が変化し
深絞りにおいて)王延方向に則し45°ノj向の耳を発
生させ、さらに、しごき加二「におけるスコーリングか
発生し易くなり、1、テに、しごき加工性、深絞り性を
さらに向」ニさせるために、530°C以」二の温度で
゛均熱処理を行なうものである。
この均熱処理後の熱間圧延は、特に、熱間圧延量、温度
等を制御する必要はなく、通常の工業的方法の熱間圧延
でよく、その後必要に応して冷間圧延を行なってから加
熱(焼鈍)するのである。
この加熱は400〜600°Cの温度で行なうのである
が、この加熱(焼鈍)により再結晶させ、再結晶集合組
昆を形成し深絞り耳を小さくし、また、再結晶により結
晶粒を微細、かつ、均一にし、さらに、AI  Cu 
 tX匂系の析出硬化による焼(=1硬化を得るためC
uを)容体化固溶させるものであり、400’C未満で
は溶体化の効果か得られず、温度が高い程良いか、C1
1含有量、保持時間等の兼ね合いもあるか、430°C
以」二の温度が好ましく、また、高温になる程再結晶粒
か成長するようになり、600°Cを越えるとこの傾向
か著しく結晶粒を25μ以下とすることができなくなる
。よって、加熱温度は400〜600’Cとする。また
、加熱温度は、結晶粒をWI細とするためと短時間処理
により板表面のMgOの生成を少なくするために急速加
熱とする必要があり、]00’C/分以上としなければ
この効果か期待できない。
次に、保持時間は、特に結晶粒微細化の点がら制御する
必要があり、即ち、高温処理であるから保持時間は零で
も充分に目的を達成で外るか、加熱温度範囲内の比較的
低温の場合とか、或いは、含有成分、成分割合、その他
の製造条件によっては一定時間保持することか必要であ
るが、高温で長時間保持すると再結晶粒が成長して結晶
粒微細化を着しく阻害する。よって、保持時間は、零か
又は10分以内とするのである。
さら:こ、冷却速度は、析出硬化を得るには制御する必
要があり、即ち、ゆっくりした冷却速度の場合には冷却
段階で析出してベーキング時に充分な析出硬化が(4ら
れす、また、冷却段階の比較的低温においては析出物が
小さく強度向上には寄与するが、この場合しごき成形前
に強度か高くなり成形性を低下させる。このようなこと
から冷却速度を犬とくする必要があり、100°C/時
間以」二であればキャンボディ用材料として充分である
。しかし、これより大ぎい冷却速度でもよいが、コイル
状の冷却では空冷とするのがよい。さらに、冷却するこ
とにより一定温度以下にしなければならず、即ち、Al
−Cu−へるg系の析出物が発生する温度以下まで低下
しないとベーキング時に析出してしまうことになり、従
って、150’(:以下に冷却する必要がある。
この冷却後の冷間圧延はギヤ/ボディ用イ・2料として
必要な強度を得るためであり、Cu、へ−、h41]の
含有量に応して冷間圧延率は異なるが、10%未満では
効果が期待でbず、冷開j1延は10%以上で行なうの
である。
熱間圧延及び冷間圧延を行なう際の合計IIF’、延率
を99%以」二とするのは、鋳造の段階では金属間化合
物の粒界への偏析、そして、全体の量が多く、最終圧延
板表面がらみた金属間化合物の面積、1□有率を好まし
い範囲とし、カリ、できるだけ均一に分散させるために
は熱間圧延と冷開圧延の合計圧延率は99%以上とする
必要がある。
次に、Feu+t%十(Mna+し%X1.07)+(
Mg uIt%X0.27)= 2.0〜3.0である
アルミニウム合金を溶解後50III m以下の厚さに
急冷連続鋳造を行なうのは、この上式の値が大きい場合
に、鋳造厚さが厚い場合及び/又は合計圧延率か小さい
場合には、金属間化合物の面積占有率が大きくなり過ぎ
るので好ましくなく、さらに、鋳造厚さを薄くしてフイ
ルカ式として生産性を高めるためには、上式の範囲内に
おいては4J造厚さを5偶1111以下として凝固時の
冷却速度を速くしなければならず、そして、連続夕j造
方式においては上式の値値か2,0〜3.0であること
か必要である。このように冷却速度が大トい場合におい
ては品出物はサイズは小さいが数は比較的多く、また、
均一に分散する傾向を示すのである。
従って、これらのことがら熱間圧延と冷開圧延との合金
圧延率は90%以上とすることにより適正な面積占有率
が得られるのである。
また、連続鋳造後の熱間圧延を行なってからのアルミニ
ウム合金板条を必要に応じて300℃以上の温度で熱処
理を行なうのは、例えば、連続鋳造のままのフィル等は
コイル端部の耳割れが発生し易く、その圧延性を改善す
るため、また、そうで。
ない時でも、集合組織の制御のために行なう。
なお、上記で説明した、金属Dll化合物の面積占有率
は圧延板を圧延面より研磨して光学顕WI鏡で400倍
の倍率で観察して求めたものである。
実施例1 第1表に示す含有成分、成分割合のアルミニウム合金を
溶解後に400m mの大型鋳塊に鋳造しこの鋳塊を5
60℃X 61−1 rの均熱処理後熱間圧延を行なっ
て4mmとし、冷間圧延及び中間焼鈍を組合せて試験板
厚を0.4+nmとした。なお、含有成分、成分割合が
犬たく異なるため、0.41am厚さの時点で略同−強
度となる中間焼鈍位置を決め、中間KL鈍は加熱速度s
oc’c/分、到達温度500”CX30秒、冷却速度
500°C/分の条件で爽施した。第2表に機械的性質
(No、4の仕上冷間圧延率は60%である。)を示し
、平均結晶粒径はすべて20μ以下であった。
第2表に示すように、試験材は焼イ」後の強度が向上+
<2)=(1)l していることかわかる。
次に、これら試験材の金属間化合物(晶出物)分布とし
ごぎ性、伸び7ランジ性の試験結果を第1図、第2図、
第3図に示す。
第1図に示すように、FeuL%十(Mn u+t%×
1、.07)+C八へult%X0.27)の値が増加
するに従って大トな金属間化合物(晶出物)が生成し、
また、金属間化合物(晶出物)の面積占有率も増加する
ことかわかる。
第2図に金属間化合物(晶出物)と面積占有率としごき
性の関係を示しであるが、金属間化合物の面積占有率か
゛0,5%未澗】、また、5%を越えると夫/Z Lご
ぎ性が急激に低下することがわかる。これは、光学顕微
鏡400倍で観察した。
第3図は金属間化合物個数C++/300non”)と
7ランノ成形可能率(%)との関係を示すものて′あり
、金属間化合物30μto以」二(1/300+nm2
)の故と伸び7ランジ性(伸び7ランジ率12%)との
関係か示され、金属間化合物の数が増加するに従って7
うンノ成形可能率が低下しており、Feu+i%+(へ
4n畦%X1.(17)+(Ms ut%X0.27)
とよく対応していることがわかる。
実施例2 実施例]と同様な鋳塊を同し条件で試験板を厚30、3
m++1に作製した。そして、キャンエンl” 4−、
!料としての特性を試験するため、ベーキング後の強度
(σQ−2)を従来材料(5082合金)と略同程度に
なるように仕上冷間圧延率を変えて作製した。第3表に
その結果を示す。
この第3表か呟 リベ/1・性(多段張出高さ)1丈タ
ブを取トjける上である高さ以上11らjすることが要
求されるか、このリベット性も金属間化合物分布に影響
されており、金属間化合物は小さく、がっ、量か少ない
私)良好な傾向にあることがわかる。
実施例3 実施例1において製造した鋳塊を丙溶解して、小型連続
鋳造様を使用して、2、冷しなから鋳JX厚さ6011
11I1.7IOf、III+、20Iomの3干重の
らのを作製し、その後、/loo”cに加熱後熱間j1
延して4 +nl1l I’7とし、続いて冷間圧延及
び中間焼鈍を糾合ぜて板厚0.41+11flとした。
冷間圧延率は実施例1と同しで実施し、中間焼鈍は50
0’C/分の加熱、冷却速度で到達温度550°CX5
分の条件で実施した。第11表に機械的性質を示すか、
急冷lJJ塊のため固溶量か増加し、圧延のままでの強
度は高目になっている。なお、第4表に示すのは鍔塊厚
さ40IllIIIのものであるが、20+nm、60
 m l+1のものも同じ数値となっている。
次に、第4図、第5図、第6図、第7図に′MI塊の厚
さの相違(40010r1〕・・図では1.40+Il
+n HH図では2)による金属間化合物分布の比較を
示すが、40m+n#)塊」とすることにより、金属間
化合物最大長さ、量とも可成りの減少を示し、また、薄
肉鋳塊内では60mm J!Jになると金属間化合物の
最大長さが45μm0以上のものが生していることがわ
かる。
因1こ、第4図、第5図、第6図の横軸には、FC(支
)t%+(M n姐%X1.07)+(M8u+t%X
0.27)の値を示してあり、第7図ではこの値が3.
11であり、横軸はダIj)J、厚さを示しである。ま
た、第5図においては光学顕@鏡400倍にて観察した
ものであり、第6図の金属間化合物は30μm以」二の
ものである。
次に、本発明に係る成形加工用アルミニウム合金板条の
キャンボディ用材料及びエンド材料としての特性につい
て説明する。
ボディ用材料としての特性試験(0,4+nm)結果を
第5表に示す。しごき性(54%以」1合@)、伸び゛
フランツ性(60%以−に合格)の2特性から評価する
と、第5表のようになる(○:合格)。−・力、エンド
材料としての特性(0,3m+n、焼(=jけ後強度σ
。、、を一定)は第6表のようになり、リベット性、タ
フ性からは、薄肉鋳塊はエンド材料に対してはよい傾向
に進むことかわかる。なお、この試験で使用した時の平
均結晶粒度は25μ以下であった。
このことから、薄肉鋳塊(50m [11以下)の場合
には、Fe b+L%士(Mn wt%X]、07)+
(へ旬u+L%X0.27)の値は2〜3の範囲か良好
なことがわかる。
以上詳細に説明したように、本発明に係る成形加工用ア
ルミニウム合金板条及びその製造方法は」−記の構成を
有しているものであるから、特にしごき加工性、7ラン
ノング性、リベット性を向」二   。
させ、キャンボディ用ばかりでなく、エンド用、タフ用
としても使用可能なものとした優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は実施例1を説明するための図
、第4図、第5図、[’、6図、第7図は実施例3を説
明するための図である。 1−400+n+J+tJlll、2−4.0m[ll
’li’lj塊、1)乃至7)〜合金NO9 第1 へ 61/才(11−’Ay、+、o7ン千(’13i’−
” 27)(kft%)第2゜Σ 傷害齢09峠條着外) 第3 図 全水間楢q鴨狡(%−) 計゛4斜 Fe% +(Fl、、%X+、07)+θq−=l×a
27)(反it2≦少カ5 図 Fe%寸(11x7*1.o7)f:J/ン0’7) 
(−%)−〉亡6田1 Fdf(+1−%%1.o7)+(M2%yo、27)
(−〆)オフ朝 鋳塊ケシγ〜)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (]、 )  Fe O,2−0,7u+t%、Cu 
    O,05−0,5u+t%、MgO,5〜2.5u+t
    %、MnO,’5〜2.0田t%を含み、かつ、  F
    ewt%+(Mnwし%X1..07> + (h4H
    u+1%×0.27)≦3.0であるA1合金であって
    、圧延板表面からみた金属間化合物の面積占有率か0.
    5〜5%であり、かつ、各金属間化合物の大きさか45
    μ以下であり、さらに、圧延板表面からみた結晶粒の平
    均幅か25μ以下であることを特徴とする焼イ;]塗装
    硬化型キャン用アルミニウム合金硬質板条。 (2)   )二’e  O,250,7+uj %、
     CLI  0.05−0.5u+t %、へ録0.5
    −2.5u+t%、Mllo、5−2.0u、t%を含
    み、がっ、Pc+lI1%+(Mn u+t%X1.0
    7)+(Nり8u+t%×0.27)≦2.7であるア
    ルミニウム合金を溶解後]00+nm以上のJ¥さに鋳
    造し、その鋳塊を530℃以」二で均熱処理を施し、熱
    間圧延後冷間圧延を行ない、又は、行なわず、400〜
    600°Cの温度に100°C/分以上の加熱速度で加
    熱し、加熱後直ちに、又は、10分以内保持した後、1
    00℃/lk’7間以上の冷j:l+速度で15(1’
    (JJ、下に冷却し、平均結晶粒径を25μjυ、下と
    すると共に焼付硬化に寄与する成分を固溶状態とし、1
    0%以」二の冷間圧延を行ない、熱間圧延、冷開圧延の
    合計圧延率を99%以上とすることを1、′l−徴とす
    る焼付硬化型アルミニウム合金硬質板条の′AJ、遣方
    法。 (3)  Fe O,25−0,7u+t%、Cu O
    ,05−0,5u+t%、へ’Ig O,5−2,5u
    +t%、Mn O,5−2,Ou+L%を含み、かつ、
    Feu+L%+(Mn u+t%X]、、07) + 
    (Mg u+t%×0.27)= 2.0−3.0であ
    るアルミニウム合金を溶解後50111 Ill以下の
    厚さに急、冷連続鋳造を行ない、この鋳塊に熱間圧延を
    行ない、又は、行なわず、このアルミニウム合金板条つ
    JJ塊を300℃の温度で熱処理を行ない、又は、行な
    わず、その後冷間圧延を行ない、又は、行なわず、次に
    、400〜600℃の温度に100°C/分以」二の加
    熱速度で加熱し、加熱後直ちに、又は、10分以内保持
    後、100℃/I侍問星、」二の冷却速度で1.50℃
    以下に冷却し、平均結晶粒径を25μ以下とすると共に
    焼1寸硬化に寄与する成分な固溶状態に保ち、さらに、
    10%以上の冷間圧延を行ない、熱間圧延、冷間圧延の
    合計圧延  2率を90%以」二とすることを特徴とす
    るf [=I゛硬化型アルミニウム合金硬質板条の製造
    方法。
JP3056383A 1983-02-25 1983-02-25 成形加工用アルミニウム合金板条及びその製造方法 Granted JPS59157249A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3056383A JPS59157249A (ja) 1983-02-25 1983-02-25 成形加工用アルミニウム合金板条及びその製造方法
US06/582,706 US4753685A (en) 1983-02-25 1984-02-23 Aluminum alloy sheet with good forming workability and method for manufacturing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3056383A JPS59157249A (ja) 1983-02-25 1983-02-25 成形加工用アルミニウム合金板条及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59157249A true JPS59157249A (ja) 1984-09-06
JPS626740B2 JPS626740B2 (ja) 1987-02-13

Family

ID=12307280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3056383A Granted JPS59157249A (ja) 1983-02-25 1983-02-25 成形加工用アルミニウム合金板条及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59157249A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61110744A (ja) * 1984-11-02 1986-05-29 Kobe Steel Ltd 包装用a1合金板及びその製造方法
JPS61264149A (ja) * 1985-05-15 1986-11-22 Kobe Steel Ltd 成形性に優れた包装用アルミニウム合金板
JPS61272356A (ja) * 1985-05-28 1986-12-02 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 化学エツチング性の優れたアルミニウム合金板の製造方法
JPS62218540A (ja) * 1986-03-19 1987-09-25 Furukawa Alum Co Ltd レシ−バ−タンク用Al合金
JPS63282246A (ja) * 1987-05-14 1988-11-18 Kobe Steel Ltd 高強度で耐食性、成形性の優れた焼付硬化型包装材用アルミニウム合金薄板及びその製造方法
JPS6468439A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Kobe Steel Ltd Aluminum alloy plate for can having excellent black stripe resistance
JPH03146632A (ja) * 1989-10-28 1991-06-21 Kobe Steel Ltd 絞りカップの真円度に優れたアルミニウム合金硬質板及びその製造法
JPH06500827A (ja) * 1990-09-05 1994-01-27 ゴールデン アルミナム カンパニー アルミニウムシートの製法
JP2010236075A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kobe Steel Ltd 缶胴用アルミニウム合金板およびその製造方法
CN105779826A (zh) * 2016-05-11 2016-07-20 山东阳谷电缆集团有限公司 一种铝合金杆及其制备方法和铝合金线的制备方法
JP2021516163A (ja) * 2018-03-14 2021-07-01 ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. 表面の特性を改善させた金属製造物及びその製造方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61110744A (ja) * 1984-11-02 1986-05-29 Kobe Steel Ltd 包装用a1合金板及びその製造方法
JPS61264149A (ja) * 1985-05-15 1986-11-22 Kobe Steel Ltd 成形性に優れた包装用アルミニウム合金板
JPH0617551B2 (ja) * 1985-05-28 1994-03-09 住友軽金属工業株式会社 化学エツチング性の優れたアルミニウム合金板の製造方法
JPS61272356A (ja) * 1985-05-28 1986-12-02 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 化学エツチング性の優れたアルミニウム合金板の製造方法
JPS62218540A (ja) * 1986-03-19 1987-09-25 Furukawa Alum Co Ltd レシ−バ−タンク用Al合金
JPS63282246A (ja) * 1987-05-14 1988-11-18 Kobe Steel Ltd 高強度で耐食性、成形性の優れた焼付硬化型包装材用アルミニウム合金薄板及びその製造方法
JPH0377266B2 (ja) * 1987-05-14 1991-12-10 Kobe Steel Ltd
JPS6468439A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Kobe Steel Ltd Aluminum alloy plate for can having excellent black stripe resistance
JPH0418018B2 (ja) * 1987-09-09 1992-03-26 Kobe Steel Ltd
JPH03146632A (ja) * 1989-10-28 1991-06-21 Kobe Steel Ltd 絞りカップの真円度に優れたアルミニウム合金硬質板及びその製造法
JPH06500827A (ja) * 1990-09-05 1994-01-27 ゴールデン アルミナム カンパニー アルミニウムシートの製法
JP2010236075A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kobe Steel Ltd 缶胴用アルミニウム合金板およびその製造方法
CN105779826A (zh) * 2016-05-11 2016-07-20 山东阳谷电缆集团有限公司 一种铝合金杆及其制备方法和铝合金线的制备方法
JP2021516163A (ja) * 2018-03-14 2021-07-01 ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. 表面の特性を改善させた金属製造物及びその製造方法
US12000031B2 (en) 2018-03-14 2024-06-04 Novelis Inc. Metal products having improved surface properties and methods of making the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPS626740B2 (ja) 1987-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110885942B (zh) 一种适用于热冲压成形-淬火一体化工艺的中强7xxx系铝合金板材
US4753685A (en) Aluminum alloy sheet with good forming workability and method for manufacturing same
CN101184858B (zh) 具有优良的可成形性的冷轧钢板及其制造方法
JPS58224141A (ja) 成形用アルミニウム合金冷延板の製造方法
JPS59159961A (ja) 超塑性Al合金
JPS59157249A (ja) 成形加工用アルミニウム合金板条及びその製造方法
CA2300814C (en) Process for producing an aluminum alloy sheet
JP3845312B2 (ja) 成形加工用アルミニウム合金板およびその製造方法
JPH06136478A (ja) 成形加工性に優れた焼付硬化型Al合金板及びその製造方法
JP4257135B2 (ja) 缶胴用アルミニウム合金硬質板
CN113474479A (zh) 由铝合金制造板材或带材的方法和由此制成的板材、带材或成形件
JPS62207850A (ja) 成形加工用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法
JPH0543974A (ja) 焼付硬化性及びプレス成形性に優れたアルミニウム合金板及びその製造方法
JP3871462B2 (ja) 缶胴用アルミニウム合金板の製造方法
JP2856936B2 (ja) 強度・延性バランス及び焼付硬化性に優れたプレス成形用アルミニウム合金板、並びにその製造方法
JP3871473B2 (ja) 缶胴用アルミニウム合金板の製造方法
JPH07166285A (ja) 焼付硬化型Al合金板及びその製造方法
JPH04365834A (ja) 低温焼付による硬化性に優れたプレス成形用アルミニウム合金板及びその製造方法
JP2005076041A (ja) 缶胴用アルミニウム合金硬質板の製造方法
JPH0860283A (ja) Di缶胴用アルミニウム合金板およびその製造方法
JPH04214834A (ja) 耐食性及びプレス成形性に優れたアルミニウム合金板、並びにその製造方法
JP4034904B2 (ja) アルミニウム缶胴材用熱間圧延板およびそれを用いた缶胴用板材
JPH07150282A (ja) 結晶粒制御により成形性及び焼付硬化性に優れたAl−Mg−Si系合金板及びその製造方法
JP3218099B2 (ja) 耳率が低く成形性に優れたアルミニウム合金板の製造方法
JPH0723160B2 (ja) ネッキング成形性・フランジ成形性に優れたアルミニウム合金製di缶胴