JPH06500827A - アルミニウムシートの製法 - Google Patents

アルミニウムシートの製法

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JPH06500827A JP3515168A JP51516891A JPH06500827A JP H06500827 A JPH06500827 A JP H06500827A JP 3515168 A JP3515168 A JP 3515168A JP 51516891 A JP51516891 A JP 51516891A JP H06500827 A JPH06500827 A JP H06500827A
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マーシュ,アイヴァン エム
マコーリフ,ドナルド シー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、容器端面や容器本体等の有用製品へ加工するのに適切であり低イアリ ング性と向上した強度とを有したアルミニウムシートを、アルミニウム合金組成 物から製造する方法に関する。
発明の技術的背景 最近、改質しなくても容器本体と容器端面との両方の製造に適切な、アルミニウ ム合金シートを得る多大な努力がなされている。アルミニウム飲料容器は、一般 に2個構成として作られ、その一方は容器の側壁および底壁(この両者をまとめ て容器本体と呼ぶ)を形成し、他方は容器の頂部を形成する。周知の方法におい ては、アルミニウムシートの円形板をカップ状に加工し、次いで次第に減少した 内径を有した一連のダイスにカップ状シートを通して側壁を引続き伸ばし薄くす ることによってカップ状シートを絞り成形しシゴキ加工することによって、容器 本体を形成する。
その結果、底部よりも側壁の方が薄い一体的本体が得られる。容器本体の製造に 用いられる一般的な合金は、AA3004(アルミニウム協会に登録された合金 )である。この合金は、主にマグネシウム(Mg)とマンガン(M n )の濃 度が低いので、絞り成形およびシゴキ加工に適切な特性を有している。
しかし、マグネシウム含有量の低いA A 3004等の合金は、通常開放の容 易なリング引牛等を備えた容器端面の製作に使用するには不充分な強度を有して いる。従って、容器端面には、A A 5082合金やA A 5182合金等 の、マグネシウム濃度の高い合金が用いられている。合金AA3004.508 2゜5182および他の合金の主成分を表1に示す。
完成容器(端面を備えた本体)は、未火入れビールを収容する場合には少なくと も約60ボンドの内圧に耐え、火入れビール、味付ソーダ水、あるいは同様の炭 酸化度合の高い飲料を収容する場合には少なくとも約90ポンドの内圧に耐える 必要がある。現在は、A A 3004本体合金とA A 5082端面素材と から製作した容器は、約o、oiiaインチの厚さのアルミニウムシートから製 作した場合には、90ポンドの内圧に耐えることができる。薄いシートで作った 容器は、厚いシートの物よりもシート材料使用量が少なく、従って製造コストが 低い。しかし、0.011Oインチ等の薄い素材で作った容器は、90ポンドの 内圧に耐えるだけの強度を持たず、あるいは長距離輸送中のか酷な条件に耐える 程の強度を持たない。
また、絞り成形およびシゴキ加工に供されるアルミニウム合金シートは、イアリ ング率が低いことが望ましい。イアリング率(イアリングとも呼ぶ)とは、45 ″イアリング5(耳形成)または45@横揺れ組織を意味する。この値は、絞り 成形したカップ状シート内で突出している耳の高さから耳間の谷の高さを引算す ることにより測定される。この差を谷の高さで割算し、100を掛けてイアリン グ率を算出する。45°イアリングは、ストリップの軸線に対して45″の角度 で測定する。このイアリングに起因して、胴部のリムが変形してスカラップ形の 外観になることが多い。
容器本体を完成する前にこのイアリングを除去しなければならないので、層材が 発生する。さらに、オルゼンカップ試験により測定して約2%より高い過度のイ アリングは、絞り装置と干渉してしまう。イアリングが減少すると、層材が減少 し、製造工程を簡単化できる。
このイアリングを減少させるため、従来は冷間加工率(即ち、合金シートの冷間 圧延中の厚さ減少率)を下げる方法をとっていた。因1に示すように、A A  5017合金を用いた場合には、冷間加工率が下がるにつれて、イアリングは減 少する。しかし、図1に示すように、冷間加工率が下がるにつれて、降伏強さも 減少する。従って、薄いあるいは強度の大きい素材を形成するために冷間加工を 増やすと、容認できない程に高率のイアリングが生じてしまう。逆に、冷間加工 を減少させることによってイアリングを減少させると、素材は厚く強度が比較的 低いものとなってしまう。
アルミニウム合金は、溶融合金を直接チル鋳造してインゴットとし、このインゴ ットを圧延してストリップ状にすることにより、あるいは連続ストリップ鋳造法 により製造できる。連続ストリップブロック鋳造装置については、米国特許第3 ,709.281号、第3.744,545号、第3.747.666号、第3 .759.313号、第3,774,870号に記載されている。連続ブロック 鋳造法の種々の変形が存在するが、これらは全て一般に下記の段階を含む。
ノズルまたはディストリビュータ先端から、2つの組の逆方向回転するチルドブ ロック間に形成されたキャビティ内へ、溶融アルミニウム合金を注入する。合金 は、キャビティ内にある間に冷却し、凝固してアルミニウムシートを形成する。
次いでこのアルミニウムシートはローラー間を通過して、ストリップの厚さが減 少する。この段階は、熱間圧延と呼ばれる。
連続ストリップは、熱間圧延段階から出てくる時に、コイル状に巻かれ、冷却す る。冷却したコイルを次いで冷間圧延して、その厚さをさらに減少させる。各冷 間圧延!<ス間に中間焼なまし段階ををした幾つかのパスを実施して、ストリッ プを冷間圧延する場合もある。
合金ストリップは、その最終厚さに達した時に、容器本体、 容器端面等の有用製品の製造に適切な形に切断できる。
工程の種々の段階で、スクラップ(プラントスクラ・ツブ)が生じる。
低イアリングのアルミニウム合金またはその製法については、幾つかの特許があ る。例えば、1980年12月9日付のジョンギョス等による米国特許第4.2 38,248号には、低イアリングのアルミニウム合金の製法が開示されている 。
この製法によれば、3004合金の溶融体、またはマンガンとマグネシウムの総 合濃度が2%から3.3%までの範囲内であり(特に記載なければ%は全で重量 %である)マグネシウム:マンガン比が1.4 : 1から4.4 : 1まで の範囲内である合金の溶融体を鋳造し、次いで400℃から合金の液相線温度( 即ち、合金の相が液体状態と固体/液体状態との間で変化する温度であり、この 場合には約600℃)までの範囲の温度に2〜15分保つ。次いで、300℃か ら非平衡固相線温度(即ち、合金の相が固体/液体状態と比較的固体の状態との 間で変化する温度)までの範囲の温度で熱間圧延し、コイル状に巻き、室温に冷 却する。第一冷間圧延によって、少なくとも50%だけ厚さを減少させ、次いで 350℃から500℃で90秒未満の時間だけフラッシュ焼なましを実施する。
第二冷間圧延により、75%までの厚さ減少が生じる。
1971年2月2日付のアンダーソン等による米国特許第3.560.269号 には、表1に示した組成のアルミニウム合金が開示されている。この場合には、 直接チル鋳造によってインゴットを鋳造し、800 ’Fに加熱し、この温度に 24時間保つ。このインゴットを熱間圧延し、得られたストリップを700’F で焼なましする。第一冷間圧延によって、厚さを少なくとも85%減少させ、次 いで600 ’Fで焼なましする。
任意的には第二冷間圧延を実施してもよく、この段階により厚さを少なくとも3 0%減少させて最終厚さにする。得られるシートは、イアリングが3%以下であ り、この値は良好な値であると記載されている。
上記のように、容器端面用の合金に必要とされる特性は、容器本体用の合金に必 要とされる特性と異なり、従って、再循環アルミニウム容器(即ち背面と本体と の組合せ)を溶融すると、容器本体と容器端面とのいずれかの製造に不満足な溶 融体が生じる。容器端面的25%と容器本体的75%からなる再循環アルミニウ ムの代表的な溶融体の成分の重量%を、表1に示す。容器本体と容器端面との両 方に適切な合金を、再循環アルミニウムから得るために努力がなされてきた。
再循環アルミニウム容器の処理方法が、1983年10月25日付のブレネッケ 等による米国特許第4,411,707号、1981年8月4日付のロバートソ ン等による米国特許第4.282.044号、1981年5月26日付のロバー トソン等による米国特許第4.269,832号、1981年4月7日付のロバ ートソン等による米国特許第4,260,419号、1980年11月25日付 のニューフェルト等による米国特許第4゜235.646号に開示されている。
表1に示すように、全て、容器端面約25重量%と容器本体的75重量%との初 期溶融体を出発材料としている。次いで、全般に純アルミニウムの添加によって 、表1に示した組成の合金を形成するように初期溶融体を調節する。マンガンと マグネシウムの総合濃度は2.0%から3.3%の範囲内であり、マグネシウム :マンガン比は1.4 : 1から4.4 : 1の範囲内である。
上記の特許間の相違点は、所望組成への調節後に、合金を鋳造し加工する方法に ある。
米国特許第4.235,846号、第4.2BO,419号および第4.282 .044号には、鋳造後に合金ストリップ(上記の組成を有する)を400℃か ら600℃の間の温度に2〜15分間保つ、1続ストリップ鋳造法が開示されて いる。次いで、熱間圧延して゛厚さを少−なくとも70%゛減少させ、コイル状 に巻き、室温まで冷却する。このストリップを次に巻出し、1段階または2段階 で冷間圧延して最終厚さにする。冷間圧延を2段階で実施する場合には、第一段 階で厚さを少なくとも50%減少させ、次いで350℃から500℃の間の温度 に合金を加熱し室温に冷却することによりフラッシュ焼なましを実施し、その時 間は90秒未満である。2回目の冷間圧延で、厚さをさらに75%以下だけ減少 させる。
米国特許第4,269.632号および第4,260,419号には、得られた 鋳造インゴットを550℃から600℃の間の温度に4〜6時間保ち次に冷却す る、上記の溶融体の直接チル鋳造法が開示されている。450℃から510℃の 間の温度にある開口に、このインゴットを熱間圧延して、厚さを40%〜96% だけ減少させる。得られたストリップを再度熱間圧延して、厚さをさらに70% 〜96%だけ減少させる。このストリップをコイル状に巻き、次いで2つの方法 のいずれかで焼なます。即ち、350℃から500℃の間の温度で30〜90秒 フラッシュ焼なましするか、あるいは、315℃から400℃の間の温度で2〜 4時間焼なましする。焼なまし後に、ストリップを冷却し、1つまたはそれ以上 の段階で冷間圧延し、厚さを合計的8996だけ減少させる。各冷間圧延段階後 に、フラッシュ法または従来法により焼なます。
米国特許第4.411,707号には、連続チルロール鋳造法の変形を用いて上 記のスクラップ溶融体から容器端面を製造する方法が開示されている。この方法 では、682℃から71θ℃の溶融合金を、0.23〜0.28インチの厚さに 鋳造し、次に圧延して厚さを約25%減少させる。得られたストリップを巻き、 室温に冷却し、次いで少なくとも2段階で冷間圧延する。第一段階で厚さを少な くとも60%減少させ、第二段階で少なくとも85%減少させる。2つの冷間圧 延段階の間で、440℃〜483℃で約2時間焼なます。必要ならば、ざらに冷 間圧延/焼なまし段階を実施できる。
1974年1月22日付のセラツアー等による米国特許第3.787.248号 には、再循環アルミニウム容器の溶融体から、容器端面と容器本体の両方に適切 な合金を製造する方法が開示されている。この合金の組成を表1に示す。従来の 鋳造法のいずれをも用いてよく(但し直接チル鋳造が好ましいとされている)、 その後合金を8507〜1150”Fで2〜24時間均質化する。次に少なくと も2回熱間圧延し、その1回目で650″F〜950丁の温度で厚さを少なくと も20%減少させ、2回目で400 ’F〜800”Fで少なくとも20%厚さ を減少させる。第三の圧延操作(冷間圧延に匹敵する)を400 ”F未満の温 度で実施し、厚さを少なくとも2096減少させて最終厚さにする。次に、20 06F〜450 @Fで5秒より長い時間(好ましくは30分から8時間)焼な ます。単一冷間圧延段階の代りに、アルミニウムストリップを2〜3回冷間圧延 および焼なましをして、最終厚さを得るようにしてもよい。
1982年3月9日付のジェフリー等による米国特許第4.3111.755号 には、連続ストリップ鋳造法を用いて再循環容器から作られた容器本体に適切な 、表1に示す組成のアルミニウム合金が開示されている。ストリップ380℃〜 450℃で鋳造機から出て、熱間圧延され、厚さを72%〜82%減少する。こ のストリップは150℃〜200℃で熱間圧延機から出て、巻かれる。次いでス トリップを冷間圧延によってその最終厚さにし、400℃〜420℃で2時間焼 なますか、またはフラッシュ焼なましに供する。
イアリング率が低く、現在用いられている厚さよりも薄くしかも良好な強度特性 を有し、容器本体と容器端面との両方の製造に用いるのに適切であるようなアル ミニウム合金シートの製法を提供することが有用である。また、再循環アルミニ ウム容器から事実上製造できる合金から、このようなシートを製法することが有 用である。
発明の概要 本発明は、アルミニウム合金からアルミニウムシートを製造する方法を提供する 。このアルミニウムシート(ストリップ素材としても知られる)は、現在用いら れている厚さよりも薄い容器端面および容器本体の両方の製作に適切であり、低 いイアリング性ををし、少なくとも部分的に、再循環アルミニウムスクラップか ら形成することができる。
初期合金溶融体は、プラントスクラップ、容器スクラップおよび消費者スクラッ プ等のアルミニウムスクラップから形成してもよい。次いでこの溶融体を調節し て、本発明の合金組成物を形成する。この組成物は、約1.9%から約2.8% のマグネシウムと、約0.9%から約1.6%のマンガンとを含み、残りが本質 的にアルミニウムであることが好ましい。調整後の溶融体を、鋳造してストリッ プにし、熱間圧延して第一の厚さにすることが好ましい。この熱間圧延ストリッ プを焼なまし、次いで少なくとも1つのバスで冷間圧延して最終厚さにする。
本発明の一実施例によれば、熱間圧延ストリップの焼なましは、このストリップ をコイル状に巻き、約’115”Fから約830°Fまでの範囲の温度に約3時 間またはそれにより短かい時間加熱し、次いで焼なましストリップを約500丁 に冷却する段階を含む。
別の実施例によれば、熱間圧延ストリップの焼なましは、ストリップを密にコイ ル状に巻き、その熱間圧延機出口温度から周囲温度まで長時間放冷する自己焼な まし段階を含む。
焼なましストリップの冷間圧延は、第一段階でストリップの厚さを少なくとも3 5%だけ減少させ、次いでストリップを中間焼なましに供する段階を含む。中間 焼なまし段階後に、第二段階においてストリップを冷間圧延して、約45%から 約65%までの範囲の値だけ厚さを減少させて最終厚さにする。最終厚さは非常 に薄い、例えばo、otoインチであってもよく、その場合でもストリップの強 度と低イアリング性は維持できる。
本発明の一実施例においては、冷間圧延は、水系圧延エマルジョンを用いた段階 をも含み、これにより冷間圧延ストリップは、油系圧延エマルジョンを用いた場 合よりも高い温度をとることが可能になる。
本発明の製法は、イアリング性が低く、従来の合金および製法を用いた場合に可 能な厚さよりも薄い厚さの容器端面および容器本体の両方の製作に適切であるア ルミニウムシートを提供するという技術的長所を有する。さらに本発明の製法は 、アルミニウムスクラップからアルミニウム合金シートを誘導できるという技術 的長所を有する。
図面の簡単な説明 図1は、降伏強さと冷間加工の関係およびイアリングと冷間加工の関係を示す図 、 図2、図2aは、本発明の製法の実施例を示すフローチャート、 図3は、本発明により製造された合金シートの強度およびイアリング特性に対す る、マンガンおよびマグネシウム濃度変更効果を示した図、 図4は、従来の直接鋳造合金および本発明のブロック鋳造合金のイアリング率に 対する、冷間加圧の影響を示した図である。
発明の詳細な説明 本発明は、合金からアルミニウムストリップまたはシート素材を製造する方法を 提供する。ここでシートとは、事実上厚さよりも大きな長さと巾を有したアルミ ニウムの鋳造片を意味し、コイル、ストリップ、平坦素材、缶形板、蓋素材等を 包含する。本発明のシート素材は、イアリング率が低く、現在製作されているア ルミニウムシートよりも薄い厚さで向上した強度を有する。この合金は、少なく とも部分的に、再循環アルミニウムスクラップから誘導され得る組成を有する。
この製法は、鋳造、熱間圧延、焼なまし、および冷間圧延段階を含むことができ る。得られたアルミニウムシートは、飲料容器本体、飲料容器端面等の深絞り成 形しシゴキ加工した物品の製作に用いるのに特に適切である。
本発明によれば、アルミニウム合金組成物の処理にブロック鋳造技法を使用する ことが好ましい。ブロック鋳造技法を、図2、図2aのフローチャートに示す。
ブロック鋳造機は、米国特許第3.709.281号、第3.744.545号 、第3.747.666号、第3.759.313号および第3,774,67 0号に開示される種類のものであることが好ましい。
適切な合金組成物を形成した後に、好ましくは例えばIBmmの先端を有したノ ズルから溶融体を鋳造する。対向した対をなす回転ブロックにより形成された鋳 造キャビティ内で、好ましくは約0.8インチ(20mm)未満の厚さ、さらに 好ましくは約0.6から0.8インチ(約152mmから20mm)の厚さに、 溶融体を鋳造する。
この金属ストリップは、移動する間に冷却し、冷却ブロックに沿って凝固し、鋳 造キャビティから出る。この出口において冷却ブロックは鋳造ストリップから離 れ、冷却器に移動して冷却される。鋳造ストリップがチルプロ・ツク鋳造機の鋳 造キャビティを通過する際の冷却速度は、種々の工程および製品のパラメータに より調節される。これらのパラメータとしては、鋳造されている材料の組成、ス トリップ厚さ、チルブロックの材質、鋳造キャビティの長さ、鋳造速度およびチ ルブロック冷却系の効率等が挙げられる。
鋳造ストリップはできるだけ薄いことが好ましく、この場合には引続くストリッ プ加工を少なくすることができる。
通常、最小ストリップ厚さを得るための制限要因は、鋳造機のディストリビュー タ先端のサイズである。本発明の好適な実施例においては、約0.6から約0. 8インチ(152mmから2Qm m )の厚さで、ストリップを鋳造する。但 し、それより薄いストリップを鋳造してもよい。
通常、鋳造ストリップは、約850°Fから約1,100 ’F (約450℃ から595℃)の温度でブロック鋳造機から出る。鋳造機から出た鋳造ストリッ プは、ホットミル内で熱間圧延操作に供される。
鋳造ストリップは、好ましくは約880丁から約1.000°F(約470℃か ら540℃)の範囲、より好ましくは約900’Fから約975 ’F (約4 80℃から252℃)の範囲の温度の第一熱間圧延機に入る。この熱間圧延機に より、好ましくは少なくとも約70%、より好ましくは少なくとも約80%だけ ストリップの厚さを減少させる。ホットミル内での厚さ減少率は、できるだけ高 いことが好ましい。
意外にも、本明細書に示した他の工程段階に加えて、ホットミルを出るストリッ プの温度が、できるだけ低い場合に、向上した性質のストリップ製品が得られる ことが判明した。所望の製品性質を得るためには、ホットミルからの出口、温度 は、約660°F(約345℃)以下、好ましくは約630 @Fから約660  ’F C約330℃から345℃)であるべきである。但し、この温度はでき るだけ低いことが好ましいが、ホットミル内での厚さ減少率を上げると、出口は 高くなる。
ストリップを好ましくはホットミル出口温度に成る時間だけ保ち、巻き、次いで 焼なまず(熱処理としても知られる)。この焼なまし段階は、最終ストリップ素 材のイアリングを減少させるために重要である。好ましくは、コイル状のストリ ップを、好ましくは約820″Fから約830°F(約435℃から445℃) の温度で、少なくとも約3時間焼なます。コイル状ストリップを、約775 ’ Fから約830″F(約41O℃から445℃)の温度で約3時間より短い時間 焼なましでもよい。焼なまし段階から出た時のコイル温度は、好ましくは約50 0丁(約260℃)であり、次いて周囲温度に放冷する。
代りに、ストリップが、約13.000ポンドより高い質量等の充分な質量を有 する場合には、非常に密にストリップを巻いて徐々に周囲温度まで放冷すること によって、自己焼なましさせてもよい。この工程には2日またはそれ以上の時間 をかけてもよい。この工程は、ストリップの焼なましに特に熱を必要とせずエネ ルギーコストを低くできるから得策である。
焼なましたコイルが周囲温度まで冷えた後に、少なくとも1段階の冷間圧延バス で、好ましくは2段階の冷間圧延バスで、冷間圧延して最終厚さにする。第一冷 間圧延段階で、約40%から約80%程度厚さを減少させることが好ましい。
第一冷間圧延段階として、単一冷間圧延バスを実施してもよい。好ましくは、冷 間圧延バスを少なくと、2回実施し、第一パスで厚さを約40%減少させ、第二 冷間圧延バスによりさらに約35%から約70%程度減少させる。第一冷間圧延 段階で少なくとも2回の冷間圧延バスを用いた冷間圧延を実施すると、より均一 な鋳造ストリ・ノブが得られることが判明した。
各冷間圧延バスから出た時のストリップの温度は、合金ストリップとローラーと の摩擦に起因して約150’Fから200″F(約65℃から95℃)である。
第一冷間圧延段階の後に、ストリップを好ましくは約650°Fから約700° F(約340℃から375℃)、さらに好ましくは約670”Fから約680  ”F (約355℃から360℃)で、約3時間焼なます。この中間焼なましに より、最終ストリップの二次成形適性とイアリング特性が改良される。
冷間圧延および焼なまされたストリップが周囲温度まで冷えた後に、第二冷間圧 延段階によりその厚さをさらに減少させる。最終冷間圧延段階は、製品のイアリ ングを調節するための有意義な要因である。最終冷間圧延段階で必要とされる厚 さ減少量、即ち最終冷間加工率により、第一冷間圧延段階で必要な厚さ減少量が 定まる。
好ましい最終冷間加工率は、降伏強さとイアリングとのバランスが最適になるよ うな点である。この点は、降伏強さとイアリング値の各々を冷間加工率に対して プロットすることにより、特定の合金組成物について容易に決定できる。最終冷 間圧延段階についてこの好ましい冷間加工率を決定すると、中間焼なまし段階中 のストリップの厚さと初期冷間圧延段階の冷間加工率を決定できる。
イアリングを最少にするのに必要な最終冷間加工率は、特定の合金の組成に依存 する。アルミニウム合金のマグネシウム含有量が高くなるにつれて、冷間加工率 も増すと思われる。本発明によれば、第二冷間圧延段階で厚さを、約35%〜約 70%、好ましくは約45%〜65%、さらに好ましくは約40%減少60%だ け減少させて、例えば約0.0118インチ(0,29mm)未満の最終厚さに する。この第二段階は、単一冷間圧延バス、または2回またはそれ以上のバスを 含むことができ、最終厚さは例えば0.010インチ(0,254mm)であっ てもよい。
この第二冷間圧延段階は好ましくは、冷間圧延工程中に水素圧延エマルジョンを 用いることにより冷間圧、延ストリップを安定化させる処理を含むことができる 。油系エマルジョンを用いて冷間圧延中に可能な厚さ減少量は、エマルジョンの 引火点により制限される。減少量を増すと、摩擦が増し、そのためストリップの 出口温度が増す。温度がエマルジョンの引火点より高くなると、火災が発生する 。従って、発生する熱が油系エマルジョンの引火点より低いように、減少量を制 限しなければならない。
水素圧延エマルジョンを用いて冷間圧延中に安定化を実施する場合には、火災の 危険性が減少する。従って、油系エマルジョンを用いた場合に安全な温度よりも はるかに高い300 ’F〜350″F(約145℃〜180℃)の温度で、各 パスにおいてより一層厚さを減少できる。安定化により、冷間圧延中に機械的性 質が下がり、そのためその後の処理中にアルミニウムシートの強度は全く減少す ることがなくなる。
最終冷間圧延パス後に、ストリップを引張レベリング段階に供して、さらに均一 な平坦性を達成してもよい。これは、ローラー間でストリップを引張るかまたは 伸張することにより実施できる。
本発明により製造されたアルミニウム合金シートは、数多くの用途に有用である 。用途しては、ケーブルの外装、ベネシャンブランド素材、および他の建築用製 品が挙げられるが、これらに制限されるものではない。本発明により製造された アルミニウムシートは、絞り成形およびシゴキ加工した容器本体および容器頂部 用に特に有用である。このアルミニウム合金シートから容器頂部を製作する際に は、中間焼なまし段階を実施しないことが好ましい。
ベーキングまたは安定化を実施する前に、圧延したままの合金シートは、約38  ks i (2628Pa)より高い、好ましくは約42ksi (290M Pa)より高い、さらに好ましくは約44ksi(304MPa)より高い降伏 強さを有している。圧延したままの合金シートは、好ましくは約48ksi(3 18MPa)より高い、さらに好ましくは約48ksi (331MPa)より 高い引張強さを有していることが好ましい。
絞り成形およびシゴキ加工した容器本体を製造するには、アルミニウム合金シー トをほぼ円形の形板に切断する。これらの形板を次に、ダイスを用いて成形した カップを形成する。このカップを、次第に直径が減少する一連のダイスに通すこ とにより、絞り成形およびシゴキ加工して、容器本体を形成する。
典型的には、容器を絞り成形およびシゴキ加工した後に、洗浄して不純物を除去 する。洗浄後に、容器本体を典型的には乾燥器内に入れて水分を除去する。乾燥 器の温度は典型的には約400 ”F (204℃)であり、容器を典型的には 約3.5分間乾燥器内にとどめる。乾燥段階後に、容器の内面にコーチングを施 し、外面に塗装する。コーチングおよび塗装後に、塗料および塗膜を硬化させる ために、容器を約400″F (204℃)で約3.5分間再度ベーキングする 。
本発明のアルミニウムシートの製造に特に適切なアルミニウム合金組成物は、好 ましくは少なくとも約0.9重量%のマンガン、さらに好ましくは約1.1重量 %から約1.6重量%のマンガン、最も好ましくは約1.1重量%から約1.2 重量%のマンガンを含む。この合金組成物はさらに、約1.9重量%から2.8 重量%のマグネシウム、好ましくは約2.0重量%から約2.6重量%のマグネ シウムを含む。以下に述べるように、これらの範囲内のさらに狭い範囲の実施例 が好ましい。
本発明のアルミニウム合金は、マンガンとマグネシウムに加えて、次の成分を含 むことが好ましい:約0.13重量%から約0.25重量%の珪素、さらに好ま しくは約0.15重量%から約0.20重量%の珪素、約0.15重量%から約 0.28重量%の銅、さらに好ましくは約0.20重量%から約0.25重量% の銅、および約0.25重量%から約0.40重量%の鉄、さらに好ましくは約 0.30重量%から約0.35重量%の鉄、残部は実質的にアルミニウム。
上記の成分は、アルミニウム合金の主要合金形成要素を構成する。これらの主要 アルミニウム合金形成剤に加えて、チタン、クロム、亜鉛等の他の要素を少量、 組成物中に含めてもよい。亜鉛の量は約0.12重量%以下であり、チタンの量 は約0.03重量%以下であり、全クロム量は約0.05重量%以下であること が好ましい。他の不純物は、合計で約0.2重量%以下であり、または各々約0 .05ffl[%以下であることが好ましい。
本発明においては、マグネシウムとマンガンの量は、上記の範囲内で変化しても よく、その場合でも絞り成形およびシゴキ加工した容器本体の製造に適切な合金 が得られる。
しかし、これらの広い範囲内でマグネシウム、マンガン合金形成要素の成る好ま しい範囲が存在する。これらの好ましい合金を表2に示す。
表 2 合金A 2.6−2.8 0.9−1.0合金8 2.8−2.8 1.3−1 .5合金C2,0−2,11,5−1,6 合金D 1.9−2.3 0.95−1.2合金E 2.3−2.8 0.95 −1.2さらに好ましくは、合金りは約2.0から約2.1重量%のマグネシウ ムを含み、合金Eは約2.45重量%がら約2.55重量%のマグネシウムを含 み、そしてこれらの合金は共に約1.1重量%から約1.2重量%のマンガンを 含むことが好ましい。
表2に示す合金は全て、絞り成形およびシゴキ加工した容器本体の製造に有用で あるが、合金りとEが最も好ましい。その理由は、強度が高過ぎると、製造工程 の絞りおよびシゴキ加工段階で缶容器本体にしわが発生し易くなり、その結果ス クラップ量が増えるからである。
マグネシウム対マンガン比をこれらの範囲内でできるだけ低くすることが得策で あることが判明した。従って、マグネシウム対マンガン比は、好ましくは約3. 2 : 1より低く、さらには好ましくは約2.2 : 1より低くする。マグ ネシウム対マンガン比を下げる(即ち、マグネシウムに対するマンガンの量を増 す、またはマンガンに対するマグネシウムの量を減少させる)と、本発明の合金 の熱間圧延したストリップは、より多くの冷間加工に耐えることができ、従って イアリングを増すことなく強度を増し厚さを減少させることができる。
理論による拘束を意図する訳ではないが、マンガン濃度を0.1重量%増す毎に 、この合金から形成されたアルミニウムシートの降伏強さは約660psi(4 ,5MPa)だけ高くなる。
加工中の冷間加工率を増すと、降伏強さは増すが、しかし合金杉板を絞り成形お よびシゴキ加工して飲料容器にする際に、イアリング率も増加する傾向がある。
図1は、AA5017合金についてこれらの関係を示したグラフである。本発明 の合金および方法から得られたストリップ素材は、合金中のマンガン量を増すこ とによって高い降伏強さを示し、しかも低いイアリング率を維持している。
本発明のアルミニウムシートの製作に用いられる合金は、主要成分を一緒に溶融 するが、またはスクラップアルミニウムの溶融体の組成を調整することによって 得ることができる。ここでスクラップアルミニウムとは、容器本体合金、例えば A A 3004と容器端面合金、例えばA A 5082やAA5182とを 約3=1の重量比で含む、プラントスクラップ、容器スクラップおよび消費者ス クラップがらなってもよいアルミニウムを意味している。前記のように、このよ うなスクラップ溶融体は、典型的には約0.8重量%のマンガン含有量および約 1.5重量%のマグネシウム含有量を有している。本発明の組成物を得るように X整するためには、未合金化アルミニウム、マンガン、マグネシウムまたはこれ ら3%分の組合せを添加することができる。
容器本体の強度測定に有用な方法は、容器のドーム強さの測定である。ドーム強 さは、容器底部のドームが降伏または変形するまでの、容器が耐え得る内圧であ る。約0.011インチ(0,28mm) 〜0.0123インチ(0,31m  m )の厚さの、本発明の合金シートから形成した容器は、少なくとも約9( lpsj (0,82MPa)、さらに好ましくは少なくとも約96ps1 ( 0,66MPa)、最も好ましくは少なくとも100psi (0,69MPa )の最小ドーム強さを有している。
ソーダや他の高炭酸化飲料に適切な、90ポンド容器を製造するには、容器が上 記の最終ベーキング工程後に約38ks1 (262MPa)から約42ksi  (290MPa)の間の降伏強さを維持していることが好ましい。
本発明の製法により得られるアルミニウム合金シートは、好ましくはベーキング 後に約38ksi(282MPa)より高い、さらに好ましくはベーキング後に 約42ksi(290MPa)から約46ksi (318MPa)の降伏強さ を有している。
さらに、本発明の製法により得られる合金シートは、好ましくは約2%より低い 、さらに好ましくは約1.8%より低い、最も好ましくは約1.7%より低い4 5″イアリング率を有している。この低イアリング特性により、絞り成形および シゴキ加工した容器本体の製造が容易になり、絞り成形およびシゴキ加工に必要 な労力が減少し、またプラントスクラップが減少する。
実施例 実施例1 本発明の製造の適用の一例として、1.0重量%のマンガン濃度および2.8重 量%のマグネシウム濃度を有するように、スクラップアルミニウムがら誘導され た溶融体を調整した。得られた合金組成物を、連続チルブロック鋳造機で16m mディストリビュータ先端からストリップとして鋳造した。出口濃度620″F 〜約840丁(325℃〜340 ”C) ’?’熱間圧延して、鋳造ストリッ プの厚さ0.085インチ(2,16mm)に減じた。この熱間圧延したストリ ップを次に825丁(440℃)で約3時間焼なましく熱処理)した。
焼なまし後に、2段階冷間圧延を実施した。第一段階として、2回の冷間圧延パ スを実施し、第一パスによりストリップの厚さを0.055インチ(1,40m m)に減じ、第二パスによりストリップの厚さを0.01フインチ(0,43m m)に減じた。次にこの冷間圧延したストリップに、650″F〜7゜O”F  (340℃〜375℃)で中間焼なましを実施し、単一パスからなる第二段階で 冷間圧延して0.0110インチ(0,2111mm)の最終厚さにした。
得られたストリップの試験の結果、引張強さは46,5がら5L、3に1s(3 20MPaから355MPa) 、降伏強さは43.6から48.8ksi(3 00MPaから323MPa) 、伸び率は2%から4%であった。
45″イアリング率は2.2%であり、ドーム強さは97psiであった。
実施例2 本発明の方法には合金Aから製作したシートの極限引張強さくUTS) 、引張 降伏強さくYTS)および45@イアリング率に対する、最終冷間加工率の増加 の影響を示した試験結果は表3に示す通りであった。
冷間加工を増すと、強度が増すが、イアリングも増加してしまう。一方、本発明 の方法により合金Cから製作したシートは、冷間加工を55%とした場合に、約 48.7ksi(336MPa)の引張強さ、約46.1ksi(3188Pa )の降伏強さ、および約1.7%の45″イアリング率を有した。
実施例3 図3に、本発明により製作したアルミニウム合金シートにおける極限引張強さく UTS)、降伏強さおよびイアリング率に対するマンガンおよびマグネシウム量 の変化の効果を示す。
図中、合金R−16,R−22およびU −03ハA A 5ot7=金であり 、合金C−tOは本発明の合金A(表2参照)である。
各合金中のマンガンおよびマグネシウム濃度を表4に示す。
表 4 (重量%) R−1S R−220−O3C−C− 1OO,750,700,671,05Mg 1.85 1.83 2.1 2 .8マンガンとマグネシウムの濃度を、A A 5017合金における量からC −10合金における量に増加させると、引張強さと降伏強さの両方が増加するこ とが判る。また、イアリングもある程度増加するが、しかしイアリング率は、望 ましい限界である2%よりは高(ならない。
実施例4 下記の実施例により、本発明の製法により製作した容器が高強度を有することを 説明する。
本発明の方法により、1.0重量%のマンガンと2.8重量%のマグネシウムを 含む合金Aを用いてアルミニウム合金シートを製造した。工程中に、これらのシ ートの幾っがを冷間圧延中に安定化処理し、他のシートには安定化処理しなかっ た。これらのシートを冷間圧延して3種類の厚さにし、2個構成のアルミニウム 飲料容器を製作し、これらについてドーム強さ試験を実施して、シール容器が耐 え得る最大内圧を測定した。結果を表5に示す。
表 5 表5中、「3シグマ低」は、3標準偏差を示し、統計的に予測できる最低ドーム 強さを示す。
表5に示されるように、本発明の製法により製作した容器は、厚さが薄い場合で も、火入れビールおよび他の高炭酸化飲料により発生する内圧に耐えるのに充分 な強度を有している。
実施例5 本発明のアルミニウムシートの製造の一例として、1.0重量%のマンガン濃度 と2.5重量%のマグネシウム濃度を有するように、スクラップアルミニウムか ら誘導された溶融体を調整した。得られた合金組成物を、連続チルプロ・ツク鋳 造機内でストリップとして鋳造した。出口温度を620T〜約640°F (3 25℃〜340℃)として、熱間圧延することにより鋳造ストリップの厚さを約 0.085インチ(2,18mm)に減じた。次いでこの熱間圧延ストリップを 、825 ”F (440℃)で約3時間焼なましく熱処理)した。
熱間圧延ストリップの冷間加工率を変え、結果を図4にプロットした。これらの 結果を、1.1%のマグネシウムと0.8%のマンガンを含む組成の直接鋳造合 金に対してプロットした。
図4から判かるように、本発明の合金に対する冷間加工率を約62%未満にする と、イアリングは約1.8%未満になる。直接鋳造合金について45@イアリン グを約1.8%未満にするには、80%より高い冷間加工率が必要である。
実施例6 従来の合金の2例、および本発明の合金の3例について、マンガンとマグネシウ ムの濃度を、表6に示す。例AはAA 5017合金であり、例BはA A 3 104合金であり、例C,DおよびEは本発明による合金である。
表7に、これらの組成物をブロック鋳造した結果を示す。
表7から判るように、ブロック鋳造に得られた5017および3104合金のシ ートは、飲料缶について最低平均9Opsi座屈強さを満たすのに必要な最低値 38kslより低いアフターベーキング降伏強さを有する。本発明による例C1 例りおよび例Eは、安定化およびベーキング後に所望の機械的性質範囲を有して いる。
表 6 例A ” 1.8% 0.7% 例B ” 1.4% 0.9% 例C2,5% i、o% 例D 2.8% 1.0% 例E 2.0% 1.05% 率先行技術 例A 45 41 39 40 35 例8 55 41 38 40 36 例C404B 40 −− −− 例D 45 49 43 −− −− 例E 55 45.5 44 −− −−例C4540,51,4 例D 47 42.5 1.8 例E 45 31i、5 1.6 TS−引張強さくksi) YS−降伏強さくksi) 本発明の種々の実施例について詳細に説明したが、これらの実施例は種々の態様 に変形、応用が可能である。例えば、本発明の製法は、上記の合金以外の合金か らシートを製造する際にも使用できる。このような変形、応用も本発明の範囲内 に入るものである。
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DK、 ES、FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、SE)、0A(B F、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、T G)、AT、AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3,DE、 D K。
ES、 FI、 GB、 HU、JP、 KP、 KR,LK、 LU、MC, MG、MN、MW、NL、No、PL、RO、SD、SE、SU

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.アルミニウム合金シートの製法において、a)約0.9重量%から約1.6 重量%までのマンガンと約1.9重量%から約2.8重量%までのマグネシウム とを含むアルミニウム合金溶融体組成物を形成し、b)前記アルミニウム合金を 鋳造して、鋳造ストリップを形成し、 c)前記鋳造ストリップを熱間圧延して、該鋳造ストリップの厚さを少なくとも 約70%だけ減少させ、それにより熱間圧延ストリップを形成し、 d)前記熱間圧延ストリップを焼なまして、焼なましストリップを形成し、 e)前記焼なましストリップを冷間圧延して、アルミニウム合金シートを形成す る 段階を含むことを特徴とするアルミニウム合金シートの製法。
  2. 2.前記鋳造ストリップが、約0.60インチから約0.80インチまでの厚さ を有していることを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  3. 3.前記鋳造段階が、前記アルミニウム合金組成物をブロック鋳造機内で鋳造す る段階を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  4. 4.前記熱間圧延により、前記鋳造ストリップの厚さを少なくとも約75%だけ 減少させることを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  5. 5.前記熱間圧延ストリップが、約0.080インチ未満の厚さを有することを 特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  6. 6.前記熱間圧延ストリップが、約0.070インチ未満の厚さを有することを 特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  7. 7.前記熱間圧延ストリップの熱間圧延機出口温度が約600°F未満であるこ とを特徴とする請求の範囲第6項記載の製法。
  8. 8.前記熱間圧延ストリップの熱間圧延機出口湿度が約630°Fから約660 °Fまであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  9. 9.前記焼なまし段階が、前記熱間圧延ストリップを約775°Fから約830 °Fまでの温度に保つ段階を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法 。
  10. 10.前記焼なまし段階が、前記熱間圧延ストリップを巻いてコイルにし、該コ イルをほぼ室温に放冷する段階を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載の 製法。
  11. 11.前記焼なまし段階が、前記熱間圧延ストリップを約3時間より短かい時間 焼なます段階を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  12. 12.前記冷間圧延段階が、第一冷間圧延段階を含み、該第一冷間圧延段階が、 a)前記焼なましストリップを冷間圧延して、第一冷間圧延厚さを有した冷間圧 延ストリップを形成し、b)第一冷間圧延厚さを有した前記冷間圧延ストリップ を冷間圧延して、第二冷間圧延厚さを有した冷間圧延ストリップを形成する 段階を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  13. 13.段階(a)により前記ストリップの厚さを約40%未満だけ減少させ、段 階(b)により前記ストリップの厚さをさらに約35%から約70%までの値だ け減少させることを特徴とする請求の範囲第12項記載の製法。
  14. 14.さらに a)前記冷間圧延ストリップを焼なまし、b)該焼なましストリップをさらに冷 間圧延して、最終厚さにする 段階を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  15. 15.前記焼なまし段階が、前記冷間圧延ストリップを約650°Fから約70 0°Fまでの間の温度に加熱する段階を含むことを特徴とする請求の範囲第14 項記載の製法。
  16. 16.前記冷間圧延段階が、前記焼なましストリップを冷間圧延して、該焼なま しストリップの厚さを少なくとも約35%だけ減少させる段階を含むことを特徴 とする請求の範囲第1項記載の製法。
  17. 17.前記冷間圧延段階が、 a)前記焼なましストリップを冷間圧延して、第一冷間圧延厚さを有したストリ ップを形成し、b)第一冷間圧延厚さを有した前記冷間圧延ストリップを焼なま し、 c)前記ストリップをさらに冷間圧延して、最終厚さを有したアルミニウム合金 シートを形成する段階を含み、該アルミニウム合金シートの最終厚さが、第一冷 間圧延厚さの約35%から約70%までの範囲内であることを特徴とする請求の 範囲第1項記載の製法。
  18. 18.前記最終厚さが約0.0118インチ未満であることを特徴とする請求の 範囲第17項記載の製法。
  19. 19.前記アルミニウム合金溶融体組成物がさらに、a)約0.13重量%から 約0.25重量%までの珪素、b)約0.25重量%から約0.40重量%まで の鉄、およびc)約0.15重量%から約0.28重量%までの銅を含むことを 特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  20. 20.前記アルミニウム合金溶融体組成物が、a)約2.6重量%から約2.8 重量%までのマグネシウム、および b)約1.3重量%から約1.5重量%までのマンガンを含むことを特徴とする 請求の範囲第19項記載の製法。
  21. 21.前記アルミニウム合金溶融体組成物が、a)約2重量%から約2.1重量 %までのマグネシウム、および b)約1.5重量%から約1.6重量%までのマンガンを含むことを特徴とする 請求の範囲第19項記載の製法。
  22. 22.前記アルミニウム合金溶融体組成物が、a)約2.6重量%から約2.8 重量%までのマグネシウム、および b)約0.9重量%から約1.0重量%までのマンガンを含むことを特徴とする 請求の範囲第19項記載の製法。
  23. 23.前記アルミニウム合金溶融体組成物が、a)約1.9重量%から約2.3 重量%までのマグネシウム、および b)約0.95重量%から約1.2重量%までのマンガンを含むことを特徴とす る請求の範囲第19項記載の製法。
  24. 24.前記アルミニウム合金溶融体組成物が、a)約2.0重量%から約2.1 重量%までのマグネシウム、および b)約1.1重量%から約1.2重量%までのマンガンを含むことを特徴とする 請求の範囲第23項記載の製法。
  25. 25.前記アルミニウム合金溶融体組成物が、a)約2.3重量%から約2.6 重量%までのマグネシウム、および b)約0.95重量%から約1.2重量%までのマンガンを含むことを特徴とす る請求の範囲第19項記載の製法。
  26. 26.前記アルミニウム合金溶融体組成物が、a)約2.45重量%から約2. 55重量%までのマグネシウム、および b)約1.1重量%から約1.2重量%までのマンガンを含むことを特徴とする 請求の範囲第25項記載の製法。
  27. 27.前記冷間圧延ストリップを引張レベリングする段階をさらに含むことを特 徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  28. 28.前記冷間圧延段階が、水冷ローラーを用いた冷間圧延を実施して前記冷間 圧延ストリップを安定化する段階を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載 の製法。
  29. 29.前記アルミニウム合金シートが、少なくとも約38ksiの降伏強さを有 していることを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  30. 30.前記アルミニウム合金が、少なくとも約46ksiの極限引張強さを有し ていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  31. 31.少なくとも約40ksiの降伏強さと約2%より低い45°イアリング率 とを有するアルミニウム合金シートの製法において、 a)連続鋳造機内でアルミニウム合金溶融体組成物を鋳造して、鋳造ストリップ を形成し、該アルミニウム合金溶融体組成物は、 i)約2.0重量%から約2.8重量%までのマグネシウム、 ii)約0.9重量%から約1.6重量%までのマンガン、iii)約0.13 重量%から約0.20重量%までの珪素、iv)約0.25重量%から約0.3 5重量%までの鉄、およびv)約0.20重量%から約0.25重量%までの銅 を含むものであり、 b)前記鋳造ストリップを熱間圧延して、該鋳造ストリップの厚さを少なくとも 約70%だけ減少させて熱間圧延ストリップを形成し、該鋳造ストリップは約6 50°F未満の温度で該熱間圧延段階から出るようにし、c)約820°Fから 約830°Fまでの温度で、前記熱間圧延ストリップを焼なまして、焼なましス トリップを形成し、 d)前記焼なましストリップを冷間圧延して、第一冷間圧延厚さにし、 e)第一冷間圧延厚さを有した前記冷間圧延ストリップを冷間圧延して、第二冷 間圧延厚さにし、f)第二冷間圧延厚さを有した前記冷間圧延ストリップを、約 650°Fから約700°Fまでの温度で焼なまして、焼なまし冷間圧延ストリ ップを形成し、g)前記焼なまし冷間圧延ストリップを冷間圧延して、■該焼な まし冷間圧延ストリップの厚さを少なくとも約35%だけ減少させる 段階を含むことを特徴とする製法。
  32. 32.前記鋳造段階が、前記アルミニウム合金をブロック鋳造機内で連続鋳造す る段階を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載の製法。
  33. 33.アルミニウム合金容器本体の製法において、a)約0.9%から約1.6 %までのマンガンと約2.0%から約2.8%までのマグネシウムとを含むアル ミニウム合金溶融体組成物を形成し、 b)前記アルミニウム合金を鋳造して、鋳造ストリップを形成し、 c)前記鋳造ストリップを熱間圧延し、該鋳造ストリップの厚さを少なくとも約 70%だけ減少させて、熱間圧延ストリップを形成し、該熱間圧延ストリップの 出口温度が約650°F未満であるようにし、d)前記熱間圧延ストリップを焼 なまして、焼なましストリップを形成し、 e)前記焼なましストリップを冷間圧延して、該焼なましストリップの厚さを減 少させて、約0.018インチ未満の厚さを有したアルミニウム合金シートを形 成し、f)前記アルミニウム合金シートの一部を除去して、形板を形成し、 g)カッビング金型で前記形板をカップ状にし、h)前記形板を絞り成形および シゴキ加工して、アルミニウム合金容器本体を形成する 段階を含むことを特徴とする製法。
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