JPS59155455A - 難燃化ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂組成物 - Google Patents

難燃化ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂組成物

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JPS59155455A
JPS59155455A JP2854583A JP2854583A JPS59155455A JP S59155455 A JPS59155455 A JP S59155455A JP 2854583 A JP2854583 A JP 2854583A JP 2854583 A JP2854583 A JP 2854583A JP S59155455 A JPS59155455 A JP S59155455A
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JP
Japan
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polyethylene terephthalate
flame
terephthalate resin
polyester
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP2854583A
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English (en)
Inventor
Tomoharu Miura
三浦 智治
Junichi Nakabashi
順一 中橋
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリエチレンテレフタレートの難燃性樹脂組
成物に関するものである。更に詳しくは結晶性を改良し
、熱的性質と機械的性質とに優れ、難燃剤がブリードア
ウトしない難燃性強化ポリエチレンテレフタレート樹脂
組成物に関する。
強化熱可塑性ポリエステル樹脂は、熱的性質、機械的性
質、電気的性質が優れているだめに、工業用材料として
広く使われている。
電気部品の難燃性試験にアンダーライターズ、ラボラト
リーズのUL94がある。難燃性を付与していないガラ
ス繊維強化熱可塑性ポリエステルを、この試験方法によ
って試験するとランクはHBである。電気部品の難燃材
料としてはUL94のV−〇〜V−2に合格し、かつ難
燃剤がブリードアウトしない材料の開発が要望されてい
る。
例えば、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート樹
脂は、ガラス繊維強化ポリブチレンテレフタレート樹脂
にくらべ、100℃以下の射出成形金型温度では、結晶
化速度が小ざいために熱的性質、機械的性質、寸法安定
性を十分満足するものが得られないため、通常は射出成
形金型温度を140℃以上に設定し成形している。
さらにポリエチレンテレフタレート樹脂は、融点が高い
ために、成形温度が270〜290℃と非常に高い温度
で成形を行うだめに、難燃剤を添加したポリエチレンテ
レフタレート樹脂は、難燃剤が分解して樹脂が発泡した
シ、あるいは射出成形金型の表面に難燃剤がブリードア
ウトすることがあるため、難燃剤としては耐熱性の高い
ものでなければならない。まだ電気部品などでは、高温
下で長時間使用されるので、難燃剤が製品の表面にブリ
ードアウトして電気特性や難燃性を損うようなものであ
ってはならない。
従来、熱可塑性ポリエステル樹脂の難燃性付与剤として
最も有効な、ものは、デカゾロモジフェニルオキサイド
と三酸化アンチモンとの併用型である。、臭素含有量8
3%のデカブロモジフェニルオキサイドと三酸化アンチ
モンとを併用して、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフ
タレート樹脂に添加して性能試験したところ、耐熱性と
初期難燃性とが優れ、機械的物性の低下率も小さいが、
経時的に製品の表面、にブリードアウトして、光沢贋が
低下したシ、さらに耐アーク性も非常に大きく低下する
ことが判明した。
ポリエチレンテレフタレート樹脂を臭素化S−トリアジ
ン系化合物を用いて難燃化する方法は、特公昭55−3
375公報にみられる。この配合組成物は難燃性と耐ブ
リード性には優れているが、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂の結晶[−改Jlしていないため、射出成形金型
温度を90℃以下で成形したものの成形品は、熱的性質
および機械的性質とを十分満足するものは得られない。
一般に改質されていない難燃性強化ポリエチレンテレフ
タレート樹脂は、温水金型温度の範囲で射出成形しても
、結晶化があまシ進まないために、熱的性質および機械
的性質が実用上満足されるものが得られない欠点がある
。またUL94の難燃性垂直燃焼試験においても、ドリ
ッピングが多くなって綿着火を起こし易くなる。
本発明は、ポリエチレンテレフタレート樹脂自体の結晶
性を、下記一般式CDまたは印の化合物と脂肪族ポリエ
ステルとで改良し、臭素化S −) IJアジン系化合
*を添加することにより難燃化したものである。その結
果温水冷却の金型で射出成形ができて、熱的性質と機械
的性質とに優れ、さらに難燃剤がブリードしない特長を
有する本発明の難燃性強化ポリエチレンテレフタレート
樹脂組成物を見出した。
本発明に用いられるポリエチレンテレフタレート樹脂の
改質材として、一般式 (式中のMおよびM′は同一または相異なるアルカリ金
属であり、nおよびmは1または2である)で表わされ
る化合物を、重合完結前にポリエチレンテレフタレート
重量に基づき、01〜5重量%添加した改質ポリエチレ
ンテレフタレートである、重合完結後に添加しても改質
効果はほとんど発揮できない。
本発明に用いられる一般式CI)または叩で示される化
合物としては、p−フェノールスルホン酸ジナトリウム
、2−ナフトール−6−スルホン酸ジナトリウム、2−
ナフトール−8−スルホン酸シナl−リウム、2,3−
ナフタレンジオール−6−スルホン酸トリナトリウムな
どがあげられる。
ポリエチレンテレフタレート樹脂の結晶化を促進する方
法については、特開昭54−158452号公報には、
ポリエチレンテレフタレート樹脂にガラス繊維、アイオ
ノマーおよびネオペンチルグリコールジベンゾエートを
配合した組成物が示されている。また特開昭53−65
354号公報には、高分子量ポリアルキレンテレフタレ
ート樹脂に、約135〜2000の分子量を有するエス
テル化生成物を配合し、高結晶性組成物を得ることが示
されている。これらの組成物をポリエチレンテレフタレ
・−ト樹脂の射出成形温度270〜290℃、金型温度
90℃で成形したところ、成形機のノズルから多量のガ
スを発生したり、さらに熱変形温度と機械的性質とが必
ずしも満足できるものではないことが判明した。
本発明に用いられる脂肪族ポリエステルとして、脂肪族
二塩基酸と炭素原子数2〜8のグリコールとからなる酸
価10以下、分子量4000り上のポリエステルの1種
以上を1〜10重量%含有させることによシ、成形加工
時の揮発性ガスが少なく、広範囲の金型温度で結晶化さ
せることができる。
本発明に使用されるポリエステルを構成する二塩基酸と
しては、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、七ノ々シン酸、ドデヵンニ酸などをあげることがで
きる。またグリコールとしてハ、エチレングリコール、
1 p 2−フロピレンゲリコール、1,4−ブタンジ
オール、ネオヘンチルクリコール、196−ヘキサンシ
オールナトヲあげることができる。ポリエステルとして
は、ポリブチレンアジペート、ポリブチレンモノζケー
ト、ポリプロピレンセ・々ケートなどが特によい。
本発明に用いられる臭素化S −トIJアジン系化合物
は、特許請求の範囲第(3)項に示す構造のものである
本発明の特許請求の範囲第(1)頂の組成物の難燃性を
さらに向上させるために、M燃性助剤として三酸化アン
チモン、アンチモン酸ナトリウムなどのアンチモン化合
物を添加することができる。
本発明に用いる強化充填剤としては、ガラス繊維、力−
ゼン繊維、チタン酸カリウム繊維などの繊維状無機物質
、マイカ、タルク、カオリンなどの非繊維状物質、およ
びポリフェニレンテレフタルアミドなどの繊維状有機物
質のものを例示することができる。
強化充填剤が5重量%以下では、機械的強さと耐熱性と
が不十分であるが、成形品の表面外観に優れている。6
0重量%以上では機械的強さが飽和強さに達する。
本発明の組成物は、用途、[」的に応じて種々の添加剤
、例えば酸化防止剤、離型剤、滑剤、帯電防止剤、紫外
線吸収剤、着色剤などを配合することができる。
り下、本発明を実施例によシ説明する。
■ 改質ポリエチレンテレフタレートの製造テレフタル
酸ツメチル2000部、エチレングリコール1420部
、p−フェノールスルホン酸ジナトリウム(または2−
ナフトール−6−スルホン酸ジナトリウム)20部、酢
酸マンガン1.0部、三酸化アンチモン1.0部を反応
器中に仕込み、窒素気流下190℃で3時間エステル交
換反応を行ない、大部分のメタノールを留出させ、次に
250℃に昇温減圧し、0.5mmH!%の真空下で2
70℃で4時間重縮合反応を行なった。得られた重合物
は白色で、融点は253〜258℃、固有粘度は0.6
2(または0.67)であった。
■ 試験片の成形 ■の方法により得られた改質ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂に次式 (式中の分子量3800、臭素宮有量62チ)で表わさ
れる臭素化S −) IJアジン系化合物、三酸化アン
チモン、脂肪族ポリエステルおよび強化充填剤を第1表
および第2表に示す割合で計量し、回転式ドラムプレン
グー中で混合した。この混合物を30mm二軸押出機の
ホッパー中に投入し、シリンダ一温度270−275−
275℃で溶融混練レペレット化して、本発明の難燃性
樹脂組成物が得られた。得られたペレ゛ットを130℃
の熱風乾燥機で十分乾燥し、1オンスの射出成形機で試
験片を成形した。成形条件はシリンダ一温度275−2
75−270℃、金型温度90℃、成形サイクル45秒
、射出圧力300〜7soKy/−で成形した。
■ 成形品の性能試験方法 結晶性は示差熱量計を用いて、融点狸結晶開始温度とを
測定した。熱変形温度はASTMD648(厚さン′、
応力1s、sK)/ctI)、引張破断強さはASTM
D638、アイゾツト衝撃強さはASTMD256(V
−ノツチ)に基づきそれぞれ測定した。 耐ブリード性
は3關厚さの試験片を130℃のオーブン中に96時間
放置後、光沢度の低下率と目視によシ表面外観を判定し
た。難燃性はUL94の垂直燃焼試終方法によシ、厚さ
ン′または/ ”’、長さ5′、16       3
2 幅4′の試験片で測定した。
実施例1〜12 p−フェノールスルホン酸ジナトリウム(マタは、2−
ナフトール−6−スルホン酸ジナトリウム)で改質した
ポリエチレンテレフタレート、長さ6票のガラスチョツ
プドストランド(「03MA429」旭ファイノ々−グ
ラス社製)、臭素化S−トリアジン系化合物(分子量3
800、臭素含有量62 % ) 、三酸化アンチモン
およびポリブチレンアジペート(酸価0.3、分子量7
000)を第1表12および第2表に示す割合で配合し
、成形に供した。得られた成形品の結晶性、熱変形温度
、引張破断強さ、アイプツト衝撃強さ、耐ブリード性お
よび難燃性を評価した結果を第1表および第2表に示す
第1表および第2表の評価結果から明らかなように、本
発明の組成物は、得られる成形品の結晶性が優れている
ために、熱変形温度が高く、かつ熱的性質および機械的
性質の金型温度依存性が小さい。さらに試験片厚さ考。
′で難燃性UL94のV−〇〜V−2に合格し、デカブ
ロモジフェニルオキサイドの組成にみられる難燃剤のブ
リードアウトがない。
すなわち、本発明の組成物のようにポリエチレンテレフ
タレート樹脂自体の結晶性をp−フェノールスルホン酸
ジナトリウム(または2−ナフトール−6−スルホン酸
ジナトリウム)と脂肪族ポリエステルとを用いて改良し
、臭素化S−)リアジン系化合物を添加することによっ
て、広範囲の金型温度で結晶性に優れ、熱的性質、機械
的ヒ質、耐ブリード性、難燃性を十分満足し得る難燃化
ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物が得られる。
(以下余白) 手続補正書(@梵) 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示   昭和58年特許願第 28545
   号2 発明の名称 難燃化ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物a 補正
をする者 事件との関係   特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号4、補正の対象 (1)明細書中給12頁第4行、「実施例1〜12Jを
1実施例1〜13」と補正する。
(2)明細1中第12頁第11行、「三酸化アンチモン
およびポリブチレンアジペート」を[三酸化アンチモン
またはアンチモン酸ナトリウムおよびポリブチレンアジ
ペート」と補正する。
(3)  明細書中東14頁の(第2表)を別紙のとお
り補正する。
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  下記一般式CI)またはω〕で表わされる化
    合物で変性された改質ポリエチレンテレフタレート35
    〜85重蓋チ、強化充填剤5〜60重量%、脂肪族ポリ
    エステル1〜10重量%、および臭素化S −) IJ
    アジン系化合物5〜30重量%よりなる難燃化ポリエチ
    レンテレフタレート樹脂組成物 (式中のMおよびM′は、同一または相異なるアルカリ
    金属であり、nおよびmは1または2である)
  2. (2)脂肪族ポリエステルが脂肪族二塩基酸と炭素原子
    数2〜8のグリコールからなる酸価1 以下、分子量4
    000以上のポリエステルである特許請求の範囲第(1
    )項記載の組成物(式中のXは臭素、nは重合度で2ま
    たは2以上)で表わされるものである特許請求の範囲第
    (1)項記載の組成物
JP2854583A 1983-02-24 1983-02-24 難燃化ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂組成物 Pending JPS59155455A (ja)

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