JPS591550B2 - 芯無研削盤受板 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は芯無研削盤受板に関するものであり、その目
的とするところは、芯無研削盤受板の耐摩耗性を向上さ
せて、加工精度を上げると共に受板交換に要する時間を
短縮し、作業性を向上させる 。

ことにある。一般に第１図ないし第２図に示すように、
芯無研削盤において、加工物１ぱ、研削砥石２、および
調整車３によつて受板４の方向に押しつけられながら自
転して軸方向に滑つていく。

この調整車３による押圧力と滑Ｖｖｃよつて受板４の表
面ぱ検体に摩耗し、加工精度の維持が困難となる。この
ために上記受板４は耐摩耗性を向上させるべく、焼入鋼
あるいぱ超硬合金製で製作していｆｃｏしかしながら摩
耗による受板３の交換に手間がかゝ力、この間、機械を
停止しなければならないために生産性も悪かつた。この
発明は、上述の事情にもとづいてなされたものであサ、
芯無研削盤受板の表面に、ダイヤモンドあるいはＣＢＮ
砥粒を金属ボンド等により固着させた砥升層を鋼台金土
面に固着して、耐摩耗性、耐久性および生産性を向上さ
せた芯無研削盤受板を提供せんとするものである。

以下、この発明の実施例を第３図にもとづいて具体的に
説明する。

図において研削砥石２の所定位置に設置される受板４の
加工物摺動表面には、高集中度のダイヤモンドあるいぱ
ＣＢＮ砥粒を金属ボンドで保持した砥石層５と、砥粒を
含まない金属層６とを一体的に固着したメタルボンドセ
グメント砥石を接着して受板４を形成したものである。
上記・砥石層５の表面はダイヤモンドあるいはＣＢＮ砥
粒により加工物に擦過痕を与えることのないように砥粒
粒度は充分細かいものを使用すると共に、他の砥石にて
研削して砥粒表面の摺動面を平滑に修正する。以上のよ
うに、この発明による受板は、受板表面の加工物摺動面
に、ダイヤモンドあるいぱＣＢＮ砥粒を金属ボンドによ
り保持した砥石層を金属層と一体的に固着してメタルボ
ンドセグメント砥石を鋼台金の上面に固着して形成した
ので、従来の受板よりも安価に製作できると共に、耐摩
耗性、耐久性が著しく向上する。

このために受板の摺動面摩耗による加工精度の誤差も少
くなク、受板交換の回数も減ク、かつ手間も省力化でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第２図は芯無研削の原理を示す説明図、第
３図は仝上芯無研削盤受板を示す拡大斜視図である。 １・・・・・・加工物、２・・・・・・研削砥石、３・
・・・・・調整車、４・・・・・・受板、５・・・・・
・砥石層、６・・・・・・金属層。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 加工物を研削砥石と調整車との間で受板に向つて押
   圧しながら研削する芯無研削盤において、上記芯無研削
   盤受板の加工物摺動面に、ダイヤモンドまたはＣＢＮ砥
   粒を金属ボンドにより固着した砥石層と、上記砥粒を含
   まない金属層とを一体的に固着したメタルボンドセグメ
   ント砥石を鋼台金上に固着して形成したことを特徴とす
   る芯無研削板受板。