JPS59152856A - 多層構造重合体 - Google Patents

多層構造重合体

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JPS59152856A
JPS59152856A JP2748883A JP2748883A JPS59152856A JP S59152856 A JPS59152856 A JP S59152856A JP 2748883 A JP2748883 A JP 2748883A JP 2748883 A JP2748883 A JP 2748883A JP S59152856 A JPS59152856 A JP S59152856A
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JP
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parts
weight
polymer
multilayer structure
layer
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JP2748883A
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English (en)
Inventor
岸田 一夫
杉森 正裕
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐候性、透明性、耐衝撃性等に優れる新規な多
層構造重合体に関する。
アクリル系4fit 脂、特にメチルメタクリレート系
重合体は優れた透明性と耐候性とを兼ねそなえた樹脂と
して知られているが硬くて脆く耐衝撃性に欠けるという
欠点を有する為、その用途はかなり限定されたものとな
っていた。
このメチルメタクリレート系重合体への耐衝撃性付与の
手段としてはある種のゴム成分、特に耐候性の低下の比
較的少ないアクリレート系のゴム成分をブレンド、共重
合等の手段で導入する方法が一般的であるが透明性、耐
候性等が大巾に低下したり、応力により容易に白化する
ようになるなどいずれも満足すべきものとはなっていな
い。
更にフィルム・シート用素材を意識したアクリル系の多
層構造重合体もいくつか提案されており(特公昭49−
46159号公報、特開昭51−129449号公報な
どン、一部透明性。
耐候性に優れたフィルム・シート用素材として実用化さ
れているが、ジエン系ゴムに比ベゴム効率が小さいとい
うアクリルゴム特有の欠点は十分には解決されておらず
、ゴム含量の割には靭性、耐衝撃性がまだ不十分であり
完全には満足されていないのが現状である。
本発明者らはこの様な現状に鑑み、アクリルゴムのゴム
効率を更に高め、単に透明性、耐候性に優れるだけでな
く、靭性、耐衝撃性にも優れたアクリル系多層構造重合
体を得るべく鋭意検討した結果、十分に高いゲル含有量
を有し。
しかも比較的膨潤度も犬ぎいアクリルゴムをゴム源とし
た多層構造重合体が本発明のこの目的を満足すること2
見い出し本発明を完成した。
本発明の多層構造重合体は。
仏) 80〜100重量部の炭素数1〜8のアルキル基
ヲ有するアルキルアクリレート(A1)。
0〜20重量部の共重合可能な二重結合を有する単量体
(AJI及び (A1)と(A2)の合計量100重量部に対し0、1
〜3重量部のグラフト交叉剤の重合体から成り、ゲル含
有量が60重量%以上、膨潤度が15〜50.多層構造
重合体中に占める割合が5〜80重量係である最内層架
摘弾性重合体(A); CB151〜100重量部の炭素数1〜4のアルキル基
を有するアルキルメタクリレート(Bl)10〜49重
量部の共重合可能な二重結合を有する単量体(B2)の
重合体から成り、ガラス転移温度が60℃以上であって
、多層構造重合体中に占める割合が20〜95重量係で
ある最外層重合体(B)がグラフト結合されて成ること
を特徴とする。
以下1本発明を更に詳細に説明する。
本発明の多層構造重合体を構成する最内層架橋弾性重合
体(A)は、該重合体に柔軟性を付与するための成分で
ある。
最内層架橋弾性重合体(A)欠構成する炭素数1〜8の
アルキル基を有するアルキルアクリレ−)(A+)は、
直鎖状9分岐状のいずれでもよく。
メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレ−1−、ブチルアクリレート、2−エチルへキシ
ルアクリレート、n−オクチルアクリレート等が単独で
又は混合して用いられるが、ガラス転移温度(T7 )
の低いものがより好ましい。これらのアルキルアクリレ
ート(A1)は80〜100重量部(以下1重量部を部
と略す)の範囲で用いられる。
また、共重合可能な二重結合タ有する単量体(AJは、
低級アルキルメタクリレートが好ましく、この他にアク
リル酸、メタクリル酸、スチレン、アルキル置換スチレ
ン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が好まし
く、0〜20部の範囲で用いられる。なお該重合体(A
)層のT/が高くなりすぎないような配慮が必要である
グラフト交叉剤は、最内層架橋弾性重合体(AJ層内に
適度な架橋を形成させ、最外層たる樹脂層あるいは中間
層と有効な化学的結合を生じさせるための必須成分であ
り、  (A1)と(A2)の合計量100部に対し0
.1〜3部、好ましくは0.3〜1.5部の範囲内で用
いられる。グラフト交叉剤の使用量が0.1部未満のも
のでは有効なグラフト結合の量が少なすぎ、成形時に容
易に層破壊を起こして透明性等が大巾に低下する。逆に
3部を超えて用いた場合には、該重合体(A)層の膨潤
度が小さくなりすぎ、目的とする優れた靭性、耐衝撃性
が得られない。グラフト交叉剤としては、共重合性のα
、β−不飽和モノカルボVrll又11’iジカルボン
酸のアリルエステル、メタアリルエステル、クロチルエ
ステル及ヒドリアリルシアヌレート、トリアリルイソシ
アヌレート等が用いられるが、アリルメタクリレート。
トリアリルシアヌレートが特に好ましい。このようなグ
ラフト交叉剤は2分子内に反応性の異なる二種以上の二
重結合を有する為、該重合体(A)層の重合時に一方の
二重結合を殆んど反応させずに保存することが可能であ
り、従って該重合体(A)層内に適度な架mン形成させ
、かつ次層との有効なグラフト結合を行わせることが可
能となる。このような効果はジビニルベンゼン、1,3
ブチレングリコールジメタクリレート。
エチレングリコールジメタクリレート等の通常の架橋剤
を用いた場合には決して得られない効果である。
以上のような最内層架橋弾性重合体(A)は。
ゲル含有量が60重量係以上、好ましくは75重t%以
上、更に好ましくは90重量%以上。
膨潤度が15〜50.好ましくは17〜40の場合に特
に好ましい結果が得られる。
該重合体(A)層の重合はアクリレートの重合度かでざ
るだけ高くなり、かつグラフト交叉剤の反応性の低い方
の二重結合のかなりの部分が次層とのグラフト交叉剤に
使用できるように未反応のまま残されるような条件、す
なわち低温。
低触媒量の条件で乳化重合賃より形成するのが最も好ま
しい。
該重合体(A)の多層構造重合体中に占める量は5〜8
0重量係である。5重量係未満の量では多層構造重合体
に目的とする優れた耐衝撃性が得られない。逆に80重
量%を超える量では該重合体全体がゴム的になり取り扱
いが困難になるばかりでなく、耐候性等の諸物性も大巾
に低下してしまう。なお、このアクリル系ゴムの架橋弾
性体からなる最内層架橋弾性重合体(A)は、その必要
に応じ2段構造、3段構造にすることも出来る。
本発明の多層構造重合体乞構成する最外層重合体(B)
は本質的に樹脂層であり、多層構造重合体に樹脂として
の加工性のような取り扱いやすさを付与するとともに、
耐候性等の諸性質なも王に担うものである。従って最外
層重合体(Blのりは60℃以上であることが必要であ
り、好ましくは80℃以上である。
最外層重合体(B) ’f影形成る炭素数4以下のアル
キル基火有するアルキルメタクリレート(B、)として
はメチルメタクリレート、エチルメククリV−ト、プロ
ビルメタクリシート、ブチルメタクリレート等の少なく
とも一種が51〜100部の範囲で用いられ、特にメチ
ルメタクリレートが好ましい。
共重合可能な二重結合を有する単量体(B2)としては
、炭素数8以下のアルキル基潜有するアルキルアクリレ
ートの他、透明性等の諸性質ビ低下させない限り前記(
A2)成分に示したものが0〜49部の範囲で用いられ
る。最外層重合体(B)の多層構造重合体中に占める量
は20〜95重量係である。20重量%未溝の量では多
層構造重合体がゴム的になり取扱いが困難になるばかり
か、耐候性等の諸物性も大巾に低下してしまう。また9
5重量係を超える量では最内層架橋弾性重合体(A)の
含有量が小さくなり目的とする優れた耐衝撃性が得られ
ない。
本発明の多層構造重合体は上記最内層架橋弾性重合体(
A)及び最外層重合体(B)’a’基本構造単位とする
ものであるが、さらに必要に応じ該重合体(A)層と該
重合体CB)層の間に。
10〜90部の炭素数4以下のアルキル基を有スるアル
キルメタクリレート(C1)。
90〜10部の炭素数8以下のアルキル基を有スるアル
キルアクリレ−) (C2)。
0〜20部の共重合可能な二重結合を有する単量体(c
s)、及び (C1)〜(C3)の合計量100部に対し0.1〜5
部のグラフト交叉剤の重合体から成る中間層’&−ff
i以上配置することが可能である。ここで(C,)〜(
C3)の各成分及びグラフト交叉剤は。
前記重合体(A)及び重合体(B)で使用される各成分
と同様のものが用いられる。
この中間層は、最内層となる架橋弾性重合体層と最外層
となる樹脂層との結合をより効果的に達成するために配
置するものであり、それによって耐衝撃性、特に耐スト
レス白化性がより向上するものである。
多層構造重合体中の中間層(C)の占める量は5〜40
重景係、好ましくは10〜35重量係である。なお中間
層(C)が10〜35重量係の範囲のとぎは最内層(A
)が10〜70重量係。
最外層(B)が20〜80重量係の範囲にあることが好
ましい。
更に本発明の多層構造重合体は各層が有機的に結合され
ていることが必要であり、最外層(Blと中間層(C)
の合計量又は、中間層(C)がない場合−にあっては最
外層(H)のうち、少なくともそのb の量が最内層(
A)にグラフトしていることが好ましい。
尚2本発明重合体の各層のゲル含有量及び膨潤度とは2
次のようにして測定した値をいう。
JIS K−6388に準じ当該重合体を所定量採取し
、25℃で48時間メチルエチルケトン(MEK)中に
浸漬する。浸漬後、膨潤した試料2引き上げ、付着した
MEK’Pf拭い取った後その重量を測定する。次いで
減圧乾燥話中でMEKを乾燥除去し、恒量後の絶乾重量
を読みとる−0 計算は次式に従う。
更に本発明にいつTノとは2通常知られて(・るFOX
の式: より計算して求めたものをいう。式中、 Ikl及びa
lは、夫々2重量分率を表わす。
本発明の多層構造重合体は2通常乳化重合法を用いた逐
次多段重合法によって得られる。中間層(C)ヲ多層と
する場合にあっては、アルキルアクリレ−) (CJの
配合量乞次第に減少させつつ、多段重合を行なえばよい
。乳化重合法による逐次多段重合法を行なう場合は2通
常水性溶媒に乳化剤、触媒及び単量体等乞所定量加えて
反応せしめ、以後反応が終了する毎に、上層を形成する
単量体及び重合開始剤を逐次反応系に加えていくことに
より1本発明の多層構造重合体が得られる。
多層構造重合体の製造に用いられる乳化剤。
触媒等については特に制限がなく2通常の乳化重合で用
いられる乳化剤、触媒等を用いつる。
乳化剤としては長鎖脂肪酸塩、スルホ/酸塩類。
スルホコハク酸のエステル塩類、!Jン酸エステル塩類
、酸アミド型アニオン界面活性剤等のアニオン性界面活
性剤をその代表的なものとして挙げることが出来る。又
、触媒としては過硫酸カリウム等の無機過酸化物、クメ
ンヒドロペルオキシド、ラウロイルペルオキシド等の有
機過酸化物、アゾビスインブチロニトリル等のアゾ系開
始剤をその代表例として挙げることが出来るが、クメン
ヒドロペルオキシドーソジウムホルムアルデヒドスルホ
キシレート系などのレドックス系開始剤も好ましい例と
してあげることができる。
多層構造重合体の重合の温度条件、及び重合時間は使用
する触媒等に依存するものであり。
重合が最終段階まで順調に進行するような条件であれば
どのような条件でも可能であるが1通常は306C〜9
5℃の温度範囲内で重合され。
重合時間は3〜20時間である。なお該重合体の架橋弾
性体部分の重合は比較的低温の方が好ましい場合が多い
また1本発明重合体の製造性は、上記方法に格別限定さ
れることはなく9例えば乳化重合後最外層重合体の重合
時に懸濁重合に転換させる乳化懸濁重合法によっても得
ることができる。
多層構造重合体のラテックスは、必要に応じて酸化防止
剤、滑剤、凝固剤等の添加剤を加えて塩析処理し2次に
f過・水洗・脱水・乾燥等を行なうことによってパウダ
ー状のポリマーとされる。
尚2本発明における多層構造重合体は、押出成形、射出
成形等通常の方法で容易にフィルム。
7−トあるいはその他の成形体に成形することか出来る
。又成形に際しては、必要に応じて紫外線吸収剤、顔料
等を添加してもさしつかえな(ゝO 本発明の多層構造重合体の最も太ぎた特徴はその最内層
架橋弾性重合体(A)にある。すなわちゴム効率を高め
るために上述した如き方法により測定したゲル含有量を
十分に高クシ、かつ膨潤度も太きいという構造をとらせ
たことにより、これ迄の通常のゲル含有量は高(・が膨
潤度は小さいアクリルゴムを用いた場合に比べ高耐衝撃
性と靭性とを多層構造重合体に付与することが可能とな
ったものである。
更に本発明における多層構造重合体を、下記(al又は
(blの群から選ばれた少なくとも一種の重合体又はt
a+及び(blの大々の群から選ばれた少なくとも一種
の重合体の混合物からなる熱可塑性樹脂1〜99重量係
重量台して、新規な樹脂組成物とすることも出来る。
(aJ  次式: %式% (式中、X及びYは同一でも異なっていてもよ(、各々
 H+ C1l I B r T F + CH3+C
0OH,C00CH,、CN、 0COCH,、C0C
H,。
C6H,、、So、 H及びOR’ Y表わす。但しR
1は低級アルキル基である。〕 (A、)   CF、 = CFZ (式中、2はH,CA!、 F、 CFs  を表わす
。) (式中 R2はフロロアルキル基乞表わす。) で示されるビニルモノマー又はビニリデンモノマーの単
独重合体もしくはこれらのモノマーの共重合体 (bl  ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル並
びにポリアミド 本発明の多層構造重合体は各層が有効にグラフト結合し
た特殊な多層構造をとっているため上記熱可塑性樹脂と
ブレンドした場合にもストレス白化性の殆んどない樹脂
組成物とすることが出来、屈折率は異なっていても相溶
性のある熱可塑性樹脂とブレンドした場合には透明性を
低下させることもない。
特にメチルメタクリレート系樹脂とブレンドした場合に
は透明性、耐ストレス白化性、耐候性、耐衝撃性に優れ
た樹脂組成物とすることができる。
またポリフッ化ビニリデンとのブレンド組成物は耐候性
、透明性、耐ストレス白化性、耐薬品性2強靭性、成形
性等の緒特性に優れるものであり5%にポリフッ化ビニ
リデン1〜50部と本発明の多層構造重合体50〜99
部とからなる樹脂組成物は基材への接着性乞も有するた
め被覆材等の用途に極めて適したもの力−得られる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例中の部数はすべて重量基準である。
なお実施例中の略語は下記の通りである。
MMA   メチルメタクリレート BuA   ブチルアクリレート AMA   アリルメタクリレート TAC)リアリルシアヌレート CHP   ダメ/ヒドロペルオキシドSFS   ン
ジウムホルムアルデヒドスルホキシレート n −03Hn−オクチルメル力ブタ/BD    1
,3−ブチレングリコールジメタクリレート 実施例1 冷却器、攪拌機、窒素ガス導入口つぎ反応容器内にイオ
ン交換水250部、スルホコー・り酸エステルソーダ塩
1.5部、5F80.05部を仕込み、窒素気流下で攪
拌後、30部のBuA。
0、’ 225部のAMAを仕込んだ。BuA中にはB
uAに対して0.05%のC)(Pを溶解させた。
尚、以降の段階で加えられる全てのモノマーについても
特別の記載がない限9それぞれのモノマーに対して0.
1%のCHPが含まれている。
次に窒素気流下にて200 rpmの回転数で攪拌しな
がら40℃に昇温し、120分間攪拌して最内層架橋弾
性重合体(A)の重合を完了させた。
得られた該重合体(A)はゲル含有量91重量係。
膨潤度18であった。
次に重合温度χ75℃に昇温し、少量の水にとかした0
、05部のSFSを添加したのち、5部のMMA、5部
のBu、A、0.1部のAMAの混合物を30分間にわ
たって反応系に滴下し。
更に60分保持して中間層(C)の重合を行なった。
更に引きつづき、54部のMMA、  6部のBuA及
び0,06部のn−08Hからなる混合物を60分間に
わたって反応系に滴下し、更に60分攪拌下反応系をそ
の温度に保持して最外層重合体(、B)の重合を完了さ
せた。(B)層のT、Pは79℃であった。
得られたラテックスを5部のCaCJ2Y用いて塩析し
、凝集・固化したのち濾過・水洗・乾燥して乾粉を得た
得られた多層構造重合体(1)のゲル含有量は65重量
係であった。
多層構造重合体(1)の乾粉100部に対して1.5部
の紫外線吸収剤を添加混合し、直径40mvtのスクリ
ューを有する押出機を用いて200℃で押出し、これ乞
切断してベレットとした。
゛  得られたベレット=十分に乾燥したのち、同じ押
出機を用いT−ダイ法で厚さ50μのフィルムを成膜し
た。
得られたフィルムの全光線透過率1d94%。
曇価は1.7であり、透明性は極めて良好であった。
このフィルムの引張破断伸度?20℃及び−10℃で測
定したところ20℃で150%。
−10℃で65%であった。また引裂強度は3.3であ
った。これらの試験はJIS  11+8116 Kj
llして行った。さらにこのフ、イルムについてl k
yの荷重を50cIrLの高さから落下させる条件でデ
ュポン式衝撃試験(先端R=、インチ)を行ったが衝撃
部分の白化、クラックの発生等は全(認められなかった
。更にこのフィルムについてサンシャインウエザオメー
ターによる3000時間の加速曝露試験を行い試験前後
の外観形状及び引張伸度の比較を行ったか着色等の外観
上の変化は認められず、引張伸度保持率も90%と物性
低下も殆んどなかった。
比較例1 最内層架橋弾性重合体(A)の重合時に1.5部のBD
’&併用する他は実施例1と同様にして比較多層構造重
合体ta+を重合した。この比較多層構造重合体(at
の最内層架橋弾性重合体(A)層のゲル含有量は92%
、膨潤度は5.5であり、最終多層構造重合体のゲル含
有量は67%であった。
この比較多層構造重合体(alを実施例1と同様に成膜
して得られるフィルムの引張伸度は20℃で100%、
−10℃で25係であった。また引裂強度は2.0であ
った。
実施例2 実施例1と全く同様にして次に示す様な組成からなる多
層構造重合体(2)を製造した。
最内層架橋弾性重合体(Al :  BuA  30部
TACQ、Q9部 中間層(C1:BuA8部 MMA  12部 TACO,1部 最外層重合体(Bl   : MMA  45部B’u
A  5部 該重合体(21の最内層架橋弾性重合体(A)のゲル含
有量は90%、膨潤度は33であった。最終多層構造重
合体のゲル含有量は63%であった。また最外層重合体
(B)のTfば79℃であり、多層構造重合体(1)の
代りに多層構造重合体(2)ヲ用いる他は実施例1と全
く同様にしてフィルムを得、同様に評価した。結果は次
の通りである。
全光線透過率:92% 曇価 :2.0 引張伸度: 180%(20℃にて9 75%(−10℃にて) 引裂強度=3.7 デユポン式衝撃試験:白化及びクラックの発生なしサン
シャインウエザオメータ 一による3000時間の加速 曝露試験         :外観変化なし引張伸度保
持率89% このように多層構造重合体(2)も耐候性、透明性及び
靭性に優れるものである。
実施例3 実施例2で製造した多層構造重合体(2180部とポリ
フッ化ビニリデン(商品名カイナー901゜ペンウォル
ト社)20部及び紫外線吸収剤1.5部をブレンドし、
40mmφのスクリューを有する押出様を用いてペレッ
ト状に賦形した。このベレットを十分に乾燥した後、イ
ンフレーション法にて50μ厚のフィルムに成膜し、実
施例1と同様に評価した。結果は次の通9である。
全光線透過率=92% 曇価:2.1 引張伸度: 200%(20℃にて) 80%(−10℃にて) 引裂強度:4.0 デュポン式衝撃試験二 白化及びクラックの発生なしサ
ンシャインウエザオメータ 一による3000時間の加速 曝露試験         :外観変化なし引張伸度保
持率91% 実施例4 実施例1と全く同様にして各層が以下に示す様な組成か
らなる多層構造重合体(3)を製造した。
最内層架橋弾性重合体(At :  BuA  65部
AMA  O,325部 中間層(C1:BuA5部 MMA  5部 AMA  O,05部 最外層重合体(Bl   : MMA  25部T)1
05°G この多層構造重合体(3)の最内層架橋弾i重合体(A
)のゲル含有量は89%、膨潤度は25であり、最終多
層構造重合体のゲル含有量は76チであった。また最外
層重合体(E)のT/は105℃であった。
多層構造重合体+31100部に紫外線吸収剤1.5部
を添加して混合し、40mmφのスクリューを有する押
出機を用いてペレットに賦形した。このペレットを十分
に乾燥したのち射出成形機2用いて2間厚の平板を成形
した。
得られた平板の全光線透過率は92%、曇価は2.1で
あった。この樹脂板は柔軟で靭性を有するためO−T曲
げを行なっても破壊しないばかりか折り曲げ部に全く白
化な呈さなかった。
またこの平板をサンシャインウエザオメーターを用いた
3000時間の加速曝露試験に供したが、試験後も外観
等の変化は認められなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A1 80〜100重量部の炭素数1〜8のアル
    キル基を有するアルキルアクリレート(AI)。 0〜20重量部の共重合可能な二重結合を有する単量体
    (A2)、及び (A1)と(A2)の合計量100重量部に対し0.1
    〜3重量部のグラフト交叉剤の重合体から成り、ゲル含
    有量が60重量%以上。 膨潤度が15〜50.多層構造重合体中に占める割合が
    5〜80重量係である最内層架橋弾性重合体(A); (B151〜100重量部の炭素数1〜4のアルキル基
    を有するアルキルメタクリレート(B、)。 0〜49重量部の共重合可能な二重結合を有する単量体
    (B2)の重合体から成り、ガラス転移温度が60’C
    以上であって、多層構造重合体中に占める割合が20〜
    950〜95重量部外層重合体(B)がグラフト結合さ
    れて成ることを特徴とする多層構造重合体。 2、最内層架橋弾性重合体(A)及び最外層重合体(B
    )の多層構造重合体中に占める割合が。 各々、10〜700〜70重量部〜800〜80重量部
    。 (A)層と(B)層との間に (C110〜90重量部の炭素数4以下のアルキル基を
    有スるアルキルメタクリレート(C1)。 90〜10重量部の炭素数1〜8のアルキル基を有する
    アルキルアクリレ−)(C2)。 0〜20重量部の共重合可能な二重結合を有す−る単量
    体(Cs)、及び (C1)〜(Cs)の合計量100重量部に対し0.1
    〜5重量部のグラフト交叉剤の重合体から成り、多層構
    造重合体中に占める割合が10〜350〜35重量部な
    くとも一層の中間層(C)がグラフト結合により介在さ
    れてなる特許請求の範囲第1項記載の多層構造重合体。 3、 (al  次式: %式% (式中、X及びYは同一でも異なって いてもよく、各々r  H,Cl、 Br、 F’。 CH,、C0OH,C00CH,、CN、 0COCH
    ,。 C0CH,、C,H,、So、H及びOR1を表わす。 但し R1は低級アルキル基で ある。う (B2ン     CF2 =  CFZ(式中、  
    Z(dH,CI、 F、 CF、  ’1表−bす。ン (a、)CH2= C−COOR1 品8 (式中、R2はフロロアルキル基を表わす。) で示されるとニルモノマー又はビニリチンモノマーの単
    独重合体もしくはこれらのモノマー〇共重合体; 及び (bl  ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル並
    びにポリアミド; かう成る群より選ばれた一種以上の熱可塑性樹脂1〜9
    9重量係との混合物である特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の多層構造重合体。
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