JPS591515Y2 - 電気くん製器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、食品をいぶし、くん製にする機能と、金網上
に食品を載せ焼き物をする機能を備えた電気くん製器に
関するものである。

従来、電気くん製器は上部が開口した容器１の外側壁面
からシーズヒータの如くヒータ２が挿入され、はぼ水平
に容器１内に位置し、ヒータ２の位置は容器１の側壁下
方から内部に位置するもので、容器１内のヒータ２下方
には、ヒータ２の熱輻射のための反射板３が設けられ、
ピーク２上には煙発生物である落葉樹などの木屑を収納
した皿９が設けられる。

皿９は、容器１内壁に設けた第一の受台部８によって支
持される。

さらに容器１の上部開口部には、金網４とこの金網４下
方に水受皿６が、容器１内壁の第二の受台部によって支
持される。

また、ヒータ２によって加熱される煙発生物が容器１内
を充満するように、容器１の開口部は蓋体５によって塞
閉される。

上記、電気くん製器は容器１の金網４部分にくん製を行
う食品を載せ、蓋体５をした後にヒータ２を通電すれば
、皿９内の煙発生物が加熱され煙が容器１内に充満し、
数１０分後にくん製品ができあがるものであるが、この
電気くん製器はくん製調理のみに用いられ他の用途に使
用できない欠点を有する。

たとえば、金網４に食品を載せ焼き物をしようとすれば
、ヒータ２と離れすぎ熱効率が悪く焼き物をする目的に
は使用できない。

本考案は、上記の欠点を解消するために考案された電気
くん製器であり、第２図は本考案実施例を示す側断面図
から、容器１は上部が開口しているもので、この容器１
外側壁面から容器１内に有効発熱部が延在するヒータ２
を保持すべく、ヒータ固定筒１０が設けられる。

ヒータ固定筒１０は、容器１開口部の金網４下方で、か
つ金網４近傍の容器１側壁と、煙発生用の皿９下方で皿
９の近傍の容器１側壁に設はヒータ２の位置変更ができ
るようにしている。

すなわち、電気くん製器として用いる場合には、従来通
り煙発生用の皿９下方のヒータ固定筒１０にヒータ２を
挿入し固定する。

さらに、焼き物として使用する場合は、金網４の下方近
傍に位置する容器１側壁面にあるヒータ固定筒１０に、
前記ヒータ２を挿入し固定し使用する。

この際水受皿６は容器１外へ取りはずす。

次にヒータ２の固定は、ヒータ固定筒１０にヒータ２を
挿入し、第３図ヒータ固定筒１０の実施例を示す側断面
図の如く、ヒータ２の端子１２を容器１の外方向でヒー
タ固定筒１０内に位置させ、碍子シリコーンゴムフッ素
樹脂などのヒータ２の保持部材１１をネジ１４止めし、
容器１外の電源プラグ１３とヒータ２の端子１２を接続
する。

また、一方のヒータ固定筒１０はヒータ２が固定される
が、他の一方のヒータ固定筒１０は開口しているため、
第４図側温面図に示す如くヒータ固定筒１０に容器１外
方向からゴムバッキング１５を施こす。

以上、本考案は一本のヒータ２を用いて電気くん製器、
および焼き均密として用いることができるため、使用用
途は多種となる。

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【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の電気くん製器を示す側断面図、第２図
は、本考案の電気くん製器を示す側断面図、第３図は、
ヒータ固定筒を示す側断面図、第４図は、ヒータ固定筒
のパツキンを示す側断面図。 第１図〜第４図において、１・・・容器、２・・・ヒー
タ、３・・・反射板、４・・・金網、６・・・水受皿、
９・・・皿、１０・・・ヒータ固定筒、１３・・・プラ
グである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器１外側壁面から容器１内に延在するヒータ２を保持
   すべくヒータ固定筒１０を、容器１開口部の金網４下方
   近傍の容器１側壁と、煙発生用の皿９下方近傍の容器１
   側壁に設け、ヒータ２の位置変更ができることを特徴と
   する電気くん製器。