JPS59148777A - 粗グリコライドの精製方法 - Google Patents

粗グリコライドの精製方法

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JPS59148777A
JPS59148777A JP2208983A JP2208983A JPS59148777A JP S59148777 A JPS59148777 A JP S59148777A JP 2208983 A JP2208983 A JP 2208983A JP 2208983 A JP2208983 A JP 2208983A JP S59148777 A JPS59148777 A JP S59148777A
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glycollide
crude
glycolide
solvent
heating
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高柳 弘
Eiji Segami
瀬上 英治
Tadashi Kobayashi
忠 小林
Kazunari Nitta
新田 一成
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粗グリコライドの精製方法C・こ関する。
グリコライド9(1,4−ジオキサン 2.5−ジオン
ノはポリグリコール酸の原料であり、グリコール酸の二
グリコライドは、グリコール酸を脱水縮合させて低分子
量のポリグリコール酸を得、これを加熱閉環させて粗グ
リコライド得る方法が知られているが、このようにして
得られた粗クリコライトは固体状の黄褐色を有しており
、鎖状の酸成分の化合物や、ホルムアルデヒド、パラホ
ルムアルテヒドなどの不純物を含有している。
また、ポリグリコール酸は、生体吸収性及び加水分解性
重合物として古くより知られており、その物性を利用し
墳医療用の縫合糸などに加工して使用されている。
しかしながら、不純物を含有しり粗グリコライドはその
ままポリグリコール酸の原料に用いても所望の冒分子量
のポリグリコール酸を祷ることはできす、j′:πその
成形物は着色したものしか得ること+Xできない。
粗グリコライドは吸湿性が大きく、貯蔵中にも水分によ
り開環した不純物が生成し、劣化する傾向が強いせいも
あり、一般には市販されておらす、したがって粗グリコ
ライドの精製に関する文献も少ない。わずかに粗グリコ
ライドを加熱溶融させながら冷却層上にその蒸気を昇華
析出させる方法(英国特許1,194,501)や、酢
酸エチノペインプロパンールなどの溶剤を用いて再結晶
する方法(仏画特許1,562,323Jなどが知られ
ている程度である。
上、記公知の精製方法において、加熱溶融させて昇華析
出させる場合は、粗グリコライドを長時間溶融状態に保
たねばならず、加熱により重合物の副反応や、劣化が生
ずる。また、溶媒を用いた再結晶の場合は、選択的にグ
リコライドのみを分離する溶媒は見あたらず純度を上げ
ようとすれば再結晶ロスが大きく、収率低下となる。
本発明者らはこれら欠点を有する公知方法に対し、長時
間の加熱を伴うことなく、また再結晶の繰返しによる収
率低下させることなく粗グリコライドの精製方法を鋭意
検討した結果、本発明に到達したものである。
即ち本発明方法は、粗グリコライ1〜の加熱時間を最小
にして、これを効率よく洗浄精製するものであり、租グ
リフライトの加熱溶融と同時に、溶媒中に滴下して、液
状にして不純物の抽出洗浄を行い、同時にその一部を析
出させて瞳濁液となし、この懸濁液をさらに冷却して、
溶解中のグリコライドの大部分を析出させて、分離する
ものである。
本発明方法は、以下のようにして実施する。
通常の粗グリコライドは、融点が80 ”Q以下である
ので、この温度以上好ましくは85〜95℃に加熱して
粗グリコライドを融解する。粗グリコライドを長時間完
全に溶融させておくのは好ましくなく、融解した粗グリ
コライドが連続的に滴下できる程度の7″ 加熱か充分である。加熱により融解された粗グリコライ
ドは、自重で攪拌下の溶媒中へ滴下され、瞬時に精グリ
コライドの少くともその一部が析出される。
溶媒は酢酸エチル、クロロホルム、インプロパツールな
どが使用できるが、幣に酢酸エチルが好ましく、溶媒は
沸点以下、10゛C以上の温度に保持しておく。溶媒の
温度を10′C以下で使用すると、グリコライドの析出
速度が早すぎて、′不純物が結晶中に取り込まれるので
精製度が著しく低下する。また沸点以上で行えば溶媒の
減少に伴い分離が不完全になり、操作上も好ましくない
。酢酸エチルを溶媒に使用した場合は、15〜20℃付
近の温度で実施するのが望ましく、通常は使用する溶媒
の種類及び溶媒量で適宜法められる。溶媒の使用量は、
粗グリコライドに対し05〜2倍量が好ましく、溶媒が
少ないと、高スラリー化して攪拌が困難となり不純物の
分離が不完全となり、また多量に用いると、グリコライ
ドの析出量力S減少し、感率が低下する。
本発明方法において、粗グリコライドの溶媒への滴下が
完了したら、得られた懸濁液を0゛0〜20”Cの範囲
に調節して攪拌を続けながら冷却して、未析出グ、Vコ
ライドをさらに析出させる。このゴ易合O℃以下の温度
では、不純物がグリコライド表面に付着し精製度が落ち
、また20”C以上ではグリコライドの析出量は増加し
ないので、この温度範囲に維持する必要がある。好まし
い温度範囲は5〜10℃で2時間程度保持する。
このようにして得られた精グリコライド懸濁液は、次い
で、不活性ガス雰囲気下で割注にしたがって濾過・分離
し、さらに必要あらば、溶媒で洗浄濾過後、減圧乾燥す
れば、精グリコライドが得られる。
通常、縫合糸などに用いる高分子のポリグリコール酸を
得るためには、グリコライドの融点は少なくとも82゛
C以上のスペックを有するものが必要であるが、本発明
方法で得られる精グリコライドは熱劣化もなく融点82
5°C以上を有する純度の高いものであり、しかも収率
8°0%以上の高収率で取得できる。さらに融点845
”C以上の高純度のグリコライドが必要ならば、通常の
方法による再結晶精製では3〜4回繰返さねばならない
が、本発明で得られたグリコライドを用い料#再結晶を
1回行うだけで、このスペックの高純度のものを得るこ
とができ、M製ロスも極めて少ない。
以下実施例を示す。
実施例 粗グリコライドの合成 りライゼンヘッド付きの21セパラブルフラスコ中へ市
販の70%グリコールe 1,200 mlを装入し、
常圧下200℃に加熱し、水が留出しなくなるまで約2
食分間)、さらにこの状態を2時間保った。
窒素で常圧に戻した後フラスコより取り出し、冷却後粉
砕器で粉砕すると褐色の低分子量ポリグリコール酸が6
20g得られた。
次に丸底フラスコに上記の粉末状低分子量ポリグリコー
ル酸620.9を装入し、糸媒として約1重量%の三酸
化アンチモンを加え、よくふりまぜてから、減圧下(4
〜8たI+)(g)、210〜280°Cで熱分解反応
を行うことによって粗クリコライドを留出させた。
反応終了後窒素で常圧に戻し粗グリコライドを取り呂し
た結果、500.9の黄褐色粗グリコライドが得られた
粗グリコライドの精製 3ノの40フラスコを冷却用バスの上に斜めに取り付け
、中心の口に撹拌棒(羽根;テフロン製)を製布した。
一方この31フラスコの上部に、底抜けのマントルヒー
ターが装備されてあり下部がロート状の底抜けの14セ
パラブルフラスコを設置し、その底部の開口部と31フ
ラスコの垂直の口に接続ガラス管を勝り付は接続部には
リボンヒーターを巻いて保温した。
次に上記の17の底抜はフラスコ中へ、上記で得られた
粗グリコライド500gを装入し、また下部の31フラ
スコ中へ酢酸エチルsooml(460,9)を装入し
、夫々のフラスコへは温度計と窒素堺入管を取り付けた
二つのフラスコに窒素カスをそれぞれ導入し、窒素雰囲
気下に、バスに冷水(15〜20 ”Q )を流しなが
ら、上部フラスコに装備されたヒーター類の電源を入れ
、粗グリコライドの加熱、並びに溶媒の攪拌を開始した
約10分経過すると、粗GLDが徐々に融解し、滴下が
始まり、溶媒は次第にスラリー状となり、滴下中は、懸
濁液の導電を15〜20℃に保った。
約1時間で、滴下を終了させ、次いでバスに氷を加えて
懸濁液温度を5〜10℃とし、さらに、2時間攪拌を続
けた。
次に得られたこのグリコライド懸濁液をグラスロートに
取り出し、窒素気流下で、減圧濾過した。E液が出なぐ
なったので、濾過を止めて、酢酸エチル200ml(1
80g)を加え、さらに璧素下で濾過洗浄し、Fgが完
全に出なくなってからグリコライドを磁製皿に移し、真
空乾燥機で40−℃、20〜30朋Hgで、7時間減圧
乾燥した。
乾燥の結果、融点825〜850℃の精グリコライドが
、400#(収率80%)得られた。
このグリコライドを湿った空気に触れないよう密封し、
10℃以下で、3ケ月静置し、再び融点を測定したとこ
ろ、融点の低下は見られなかった。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粗グリコライドな力ロ熱融解させて、攪拌下10
    ℃以上沸嘗幣に保持された有機溶媒中に滴下してグリコ
    ライド懸濁液となし、ついでこのpH濁液を0〜20゛
    Cに冷却して、分離・乾燥することを特徴とする粗グリ
    コライドの精製方法。
  2. (2)溶媒が酢酸エチルである、特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  3. (3)粗グリコライドが滴下する溶媒温度が、15〜2
    0゛Cである特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP2208983A 1983-02-15 1983-02-15 粗グリコライドの精製方法 Granted JPS59148777A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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