JPH08143480A - 高融点有機化合物の精製方法 - Google Patents
高融点有機化合物の精製方法Info
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Abstract
物の精製方法を提供すること。 【構成】 融点が100〜400℃の高融点有機化合物
を溶融後蒸発させ、次いで冷却回収して高融点有機化合
物を精製する際に、原料有機化合物に含まれる不溶性微
粒体含有量に応じて、原料有機化合物の蒸発時の蒸気の
線速を制御することを特徴とする。 【効果】 不溶性微粒体含有量の少ない高純度有機化合
物を製造することができる。
Description
製方法に関する。詳しくは、不純物として不溶性微粒体
を含有する融点が100℃以上の高融点有機化合物を、
溶融後蒸発させ、発生した蒸気を冷却して不溶性微粒体
含有量の少なくした高純度製品を、工業的有利に得る方
法に関する。
は、不溶性微粒体の含有を極端に嫌う場合がある。例え
ば、ポリマーの原料となる高融点有機化合物中に、これ
らの製造過程、その他の原因で不溶性微粒体が混入して
いると、当然ながらそのまま、製品ポリマーに残ること
となる。不溶性微粒体としては、(a) 製造過程で混入す
るもの、および、(b) 有機化合物製造後にこれを取り扱
う過程で混入するものがある。上記(a) の具体例には、
触媒、触媒の担体に由来するもの、金属粉、パッキング
粉などの製造機器に由来するものなどがあり、上記(b)
の具体例には、製品をオープン系で取り扱う場合に、そ
の雰囲気中に浮遊している砂塵などの微粉体である。
30μmであり、混入する量は有機化合物の種類、製造
方法(触媒、触媒の担体、製造装置、濾過方法など)、
有機化合物を取り扱う雰囲気、取扱い方法などによって
異なるが、有機化合物1g当たり1×104 〜1×10
6 個の範囲である。ポリマーの用途が、繊維向けである
場合には、紡糸の際に糸切れの原因になり、また、用途
がフィルムの場合には、フィッシュアイ、ピンホールな
どが発生し、その製品価値を著しく低下させるという欠
点がある。
的物を製造する工程中に、フィルターを設置して不溶性
微粒体を除去する方法がとられる。このフィルターの寿
命は、濾過処理する有機化合物の種類、その粘度、フィ
ルターの材質、使用条件などにもよるが、被処理液中の
不溶性微粒体含有量に支配されることが多く、不溶性微
粒体の含有量が多いと、フィルターの寿命は短命とな
り、生産性の低下や製造コストの上昇につながる。いず
れにしても、原料中の不溶性微粒体を少なくすることが
望まれることとなる。
質を精製する方法としては、一般に、再結晶法、蒸留精
製法(昇華精製法を含む)等が採用される。しかし、再
結晶法では実質的に不溶性微粒体を除去することができ
ず、処理物質の物性にもよるが、高純度の精製品を得る
必要があるときには、蒸留精製法が採用される。しかし
ながら、蒸留精製法によっても、要求される不溶性微粒
体の含有量を、満足できる水準まで低減できない場合が
あり、不溶性微粒体の含有量の極めて少ない高融点有機
化合物の精製方法の開発が望まれていた。
粒体が含まれる場合は、この不溶性微粒体は蒸留精製す
る際の蒸気飛沫に同伴されるものと推定される。一般
に、蒸発操作においては、蒸気飛沫の同伴は常に発生
し、揮発成分の純度を低下させる原因になるので、通
常、デミスターを設置して飛沫同伴を抑制する方法が採
用されている。しかし、蒸発操作の対象物が本発明にお
けるように高融点物質である場合には、蒸発ガスおよび
/または飛沫同伴された液滴が、デミスターで冷却され
て固体となり、デミスター部の閉塞の原因になる。デミ
スター部の保温および/または加熱することにより、こ
の閉塞を防ぐことができるが、装置の製作、加工上困難
を伴う。
物として不溶性微粒体を含有し、蒸留装置にデミスター
の設置が困難な、融点が100℃以上の高融点有機化合
物を、溶融後蒸発させ、発生した蒸気を冷却して不溶性
微粒体含有量の少ない高融点有機化合物を工業的有利に
得る方法を提供することにある。
に、請求項1に記載の発明においては、融点が100〜
400℃の高融点有機化合物を溶融・蒸発させ、ついで
冷却回収して高融点有機化合物を精製するにあたり、該
高融点有機化合物中に含まれる不溶性微粒体の量に応じ
て該有機化合物蒸発時の蒸気の線速を制御して、高融点
有機化合物を精製する、という手段を講じているもので
ある。
に説明する。本発明で蒸留精製によって除去しようとす
るものは、高融点有機化合物に混入している不溶性微粒
体である。不溶性微粒体としては、前述の通り、(a) 製
造過程で混入するもの、および、(b) 有機化合物製造後
にこれを取り扱う過程で混入するものであり、その大き
さが5〜30μmのものである。
物は、融点が100〜400℃のものである。具体的に
は、無水フタル酸(融点131℃)、m−アミノフェノ
ール(融点123℃)、レゾルシノール(融点109
℃)、キニザリン(融点194℃)、セバチン酸(融点
134℃)、ステアリン酸(融点107℃)、アントラ
セン(融点216℃)、アントラキノン(融点286
℃)、p−フェニルフェノール(融点167℃)、アジ
ピン酸(融点153℃)、3,3´,4,4´−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物(融点299℃)などが
挙げられる。本発明は、これら例示したものに限定され
るものではない。
機化合物をそれぞれ沸点以上に加熱し、溶融・蒸発させ
て、ついで冷却回収することを必須とする。上記の高融
点有機化合物を加熱し、溶融・蒸発させるには、一般的
な蒸留装置が採用される。蒸留装置は、単蒸留方式、精
製蒸留方式いずれの方式の装置であってもよい。一般
に、化学物質を蒸留装置によって蒸留して高純度製品を
製造する場合には、被処理物質を、蒸留缶で融点以上に
加熱し、蒸発させ、蒸気を蒸留装置の頂部から留出さ
せ、この蒸気を冷却器によって冷却して回収する方法が
採用される。この際、冷却の度合いを、(i) 被処理物質
の蒸気を融点以上の温度に冷却して凝縮液貯槽に溜め、
この凝縮液をフレーカーにかけるか、もしくは、一旦冷
却固化した後、この固化した物を粉砕器にかけて粉末状
製品とする方法、または、(ii)流出する蒸気をドラムタ
イプの回転冷却器で速やかに冷却固化させる方法、など
が知られている。
点の有機化合物であるので、上記(i) の方法では熱効
率、熱劣化、収率などの問題があるため、上記(ii)の方
法による。なお、上記(ii)の方法による場合、ドラムタ
イプの回転冷却器に付着した高純度製品は、適当なかき
とり装置によって、容易に連続的にかきとり、製品をフ
レーク状に回収することができる。
して高純度化する場合の温度は、被処理物質の融点を最
低温度とし、400℃を最高温度とする範囲で選ぶもの
とする。最低温度が、被処理物質の融点に満たない場合
は、被処理物質を溶融・蒸発させることが難しく好まし
くない。最高温度が400℃を越える場合には、被処理
物質が熱分解するので好ましくない。本発明方法に従
い、高融点有機化合物を蒸留精製して高純度化する場合
は、減圧下で行うのが好ましく、減圧の度合は原料の高
融点有機化合物の種類、原料に含まれる不溶性微粒体の
量、蒸留精製機器の構造などにもよるが、10〜104
Paの範囲で選ぶのが好ましい。
留精製する場合には、原料の高融点有機化合物中に含ま
れる不溶性微粒体の量に応じて、高融点有機化合物蒸発
時の蒸気の線速を制御することを必須とする。本発明に
おいて、「蒸気の線速」とは、該蒸留操作における単位
時間当たりの蒸発物質の量の容量換算値(a) を、該蒸留
操作を行う容器空間部の水平断面のうち最大面積(b) で
除した値{(a)/(b)}を言う。蒸留器中で蒸発する高融点
有機化合物の蒸気量は、蒸留器中の被蒸発物質の減少
量、または蒸気を冷却して得られる固化した有機化合物
の増加量から容易に算出することができる。即ち、これ
ら重量変化により蒸発物質のモル数が算出されるので、
温度と圧力とで補正することによって、蒸発する有機化
合物の蒸気量を容量に換算できる。この蒸気量を、蒸発
操作を行う蒸留器の空間部の水平断面のうち最大面積で
除することにより、「蒸気の線速」が計算される。
製品中に含まれる不溶性微粒体の量は、被処理物質の蒸
発速度に対応して増加する。即ち、被処理物質の蒸発時
の蒸気の線速を大きくすると、不溶性微粒体が蒸発する
蒸気に同伴されるので、これに対応して精製品中に含ま
れる不溶性微粒体の量が増加する。被処理物質に含まれ
る不溶性微粒体は、それ自体では蒸発することがなく、
蒸気飛沫に同伴されるのみであり、蒸気飛沫に同伴され
たものでも、蒸留器の空間部の水平断面のうち最大面積
の部分を越さなければ、従って最終の蒸留精製品に混入
することはないので、蒸気の線速を制御することには極
めて重要である。
当りの蒸気量は、蒸留精製器が決まると、蒸留精製器に
供給する熱量、即ち、蒸留精製器の伝熱量と、これに適
用する圧力とによって変動するので、これらの少なくと
も一方を制御することにより、容易に調節することがで
きる。蒸留精製器に供給する熱量は、使用する熱媒の入
り温度と、使用する熱媒の流量に依存するのでこれらの
いづれかを調節すればよく、蒸留精製器の圧力は蒸留精
製器に適用する減圧度によって調節することができる。
の不溶性微粒体を1g当たり3×104 個含有するビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物の場合は、蒸発時の蒸
気の線速を0.6m/秒とするときに、不溶性微粒体が
蒸気飛沫に同伴される率(混入率と言う)を約2.0
%、0.4m/秒とするときの同伴率は約0.7%とす
ることができる。なお、ここで「混入率」とは、蒸留精
製に付されている有機化合物に含まれている全不溶性微
粒体の数に対する、蒸発する蒸気に同伴される不溶性微
粒体の数の比率(%)であり、この値が小さいほど好ま
しい。蒸気の線速は、通常は、1m/秒以下、好ましく
は0.5m/秒以下とするのがよい。
品中に含まれている不溶性微粒体の混入率{Y(%)}
と、精製品中に含まれる不溶性微粒体の目標値が得られ
る蒸気の線速{X(m/秒)}とに、大きく依存するこ
とが分かった。また、蒸留精製したあとの製品に含まれ
る不溶性微粒体の目標混入率をY(%)、その際の蒸気
の線速X(m/秒)とする時、ビフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物の場合には、上記実験結果からXとYとは
次の関係式、即ち、Y=6.5X+1.9、で表すこと
ができることも分かった。
量をA(個/g)、精製品中に含まれる不溶性微粒体の
含有量をB(個/g)とすると、蒸留精製時の蒸気の線
速の上限値Xmax (m/秒)は、次の関係式、即ち、X
max ={(B/A)×100}/6.5、で表されるこ
とも分かった。これらの経験式に従って、予めA(個/
g)を計数し、精製品の目標値B(個/g)が定まれ
ば、蒸留精製時の蒸気の線速の上限値Xmax (m/秒)
が計算でき、蒸留精製開始前におおよその条件を設定す
ることができる。不溶性微粒体の含有量の少ない製品を
得るためには、上記の蒸気の線速を調節し、不溶性微粒
体が蒸気飛沫に全く同伴されないか、または同伴されて
もその量が目的の範囲に収まるような線速にするのが
い。
を回分操作を繰り返し行う場合には、被処理物質に含ま
れる不溶性微粒体は、その大部分が蒸留器に残渣として
残り、蓄積してくるので、上記Xmax はこれを見込んで
計算する必要がある。蒸留器に残渣として残った不溶性
微粒体が多くなるに従い、単位時間当りの蒸気量を少な
くする必要があり、生産性が低下するので、定期的に蒸
留器の残渣を抜き出す必要がある。
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の記載例に
限定されるものではない。なお、以下の例において、溶
媒の準備、サンプルの調整、不溶性微粒体の計数は、次
の手順によった。 <溶媒の準備>クラス100のクリンベンチ内で、試薬
グレードのN−メチルピロリドンを、目の粗さが0.2
μmのフィルターを通し、大きさが0.2μm以上の不
溶性微粒体を除去した。
クリンベンチ内で、サンプル約1gを洗浄・乾燥済のガ
ラス瓶に精秤し、これに上記N−メチルピロリドン20
0ml加えたのち、この混合物を超音波洗浄器に入れ、
約3時間にわたり洗浄器を作動させ、サンプルを溶解さ
せた。次いで、この溶液を目の粗さが0.4μmのフィ
ルターを通し、不溶性微粒体を濾別した。
クリンルーム内で、粒径画像処理装置{三菱化学(株)
製、GX−10}を用いて、フィルター上の不溶性微粒
体の数を測定した。測定した不溶性微粒体の数をサンプ
ル重量で補正し、サンプル1.0g当りの個数に換算し
た。
ンサー、温度計、不活性ガス供給口を備えた縦型筒状反
応器に、5〜30μmの不溶性微粒体を1g当り3×1
04 個含むビフェニルテトラカルボン酸100重量部を
仕込んだ。反応器内容物を攪拌しながら、常圧下、21
5℃に加熱し、2m3 /時の速度で窒素ガスを通し、生
成する水をパージしつつ、脱水閉環反応を10時間継続
し、BPDAを得た。続いて、内温を300℃に昇温
し、この温度で5時間保持し、BPDAを溶融させた。
発釜に移送し、305℃、230Paの条件下で、BP
DAを蒸発(揮発)させた。この際、ジャケットに通す
熱媒の温度を調節し、BPDAの蒸発(揮発)速度が3
重量部/時(溶融液面の蒸気の線速が0.6m/秒)に
なるように制御した。蒸発したBPDAは、蒸発釜の気
相部に直結するガス配管先端に配したドラム式回転冷却
器表面に接触させ、冷却析出させた。ドラム表面に付着
するBPDAの結晶は、かきとり装置によって連続的に
かきとり、フレークとして回収した。このフレークを粉
砕し、得られた高純度BPDAを秤量したところ80重
量部であった。このBPDA中の不溶性微粒体(5〜3
0μm)を計数したところ、1gあたり600個であ
り、蒸留精製前のものに較べて大幅に少なくなってい
た。
て、原料を、5〜30μmの不溶性微粒体を1g当り5
×104 個含むビフェニルテトラカルボン酸に代え、蒸
留精製の条件を、BPDAの蒸発(揮発)速度を2重量
部/時(溶融液面の蒸気の線速が0.4m/秒)になる
ように制御した他は、同例におけると同様の手順で操作
した。得られた高純度のBPDA中の不溶性微粒体(5
〜30μm)は、1gあたり370個であり、蒸留精製
前のものに較べて大幅に少なくなっていた。
融点有機化合物の製造過程で混入したか、または、(b)
高融点有機化合物製造後にこれを取り扱う過程で混入し
た不溶性微粒体を、容易に目的の水準に低減し高純度化
することができ、その産業上の利用価値は極めて大であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 融点が100〜400℃の高融点有機化
合物を溶融・蒸発させ、ついで冷却回収して高融点有機
化合物を精製するにあたり、該高融点有機化合物中に含
まれる不溶性微粒体の量に応じて該高融点有機化合物蒸
発時の蒸気の線速を制御する、ことを特徴とする高融点
有機化合物の精製方法。 - 【請求項2】 高融点有機化合物蒸発時の蒸気線速の制
御を、該高融点有機化合物に供給する熱量、または真空
度の少なくとも一方で行うことを特徴とする、請求項1
または請求項2に記載の高融点有機化合物の精製方法。 - 【請求項3】 高融点有機化合物蒸発時の蒸気の線速
を、1m/秒以下とすることを特徴とする、請求項1記
載の高融点有機化合物の精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28217694A JPH08143480A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 高融点有機化合物の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28217694A JPH08143480A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 高融点有機化合物の精製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143480A true JPH08143480A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17649083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28217694A Pending JPH08143480A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 高融点有機化合物の精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08143480A (ja) |
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-
1994
- 1994-11-16 JP JP28217694A patent/JPH08143480A/ja active Pending
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