JPS59147025A - 金属薄膜の製造方法 - Google Patents

金属薄膜の製造方法

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Publication number
JPS59147025A
JPS59147025A JP2322283A JP2322283A JPS59147025A JP S59147025 A JPS59147025 A JP S59147025A JP 2322283 A JP2322283 A JP 2322283A JP 2322283 A JP2322283 A JP 2322283A JP S59147025 A JPS59147025 A JP S59147025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
cylindrical
thin film
metal
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP2322283A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Sugita
龍二 杉田
Fumiaki Ueno
植野 文章
Kazuyoshi Honda
和義 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2322283A priority Critical patent/JPS59147025A/ja
Publication of JPS59147025A publication Critical patent/JPS59147025A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高分子材料より成る基板上に金属薄膜を形成す
る金属薄膜の製造方法に関するものである。
従来例の構成とその問題点 高分子材料より成る基板上に真空蒸着法により金属薄膜
を形成する方法としては、基板を円筒状キャンの周側面
に沿わせて走行させつつ蒸着する方法が最も優れている
。第1図にこのような方法を用いた真空蒸着装置の内部
構造の概略を示す。
高分子材料より成る基板1は円筒状キャン2の周側面に
沿って矢印の向きに走行する。この基板1上に蒸発源6
によって金属薄膜が形成される。3゜4はそれぞれ基板
1の供給ロール及び巻き取90−ルである。このような
真空蒸着装置にて高分子材料より成る基板1上に金属薄
膜を蒸着する際に、金属薄膜の膜厚が薄く数100Å以
下の場合には、安定に薄膜が形成される。しかし数10
0八以上の膜厚を数100八/秒以上の高堆積速度で形
成する場合には、蒸発源からの輻射熱や蒸発原子の凝縮
熱等により基板が熱変形や熱分解を生じてしまい安定な
蒸着膜が得られない。この原因は基板10円筒状キャン
2への張り付きが均一ではなく、張り付きの弱いところ
は熱が円筒状キャン2に拡散しにくいためである。従っ
て、高分子材料より成る基板1上に数100八/秒以上
の高堆速度で数100八以上の金属薄膜を蒸着する際に
は、これらの熱的ダメージを避けるために基板を円筒状
キャンに張り付ける何らかの方法を採用する必要がある
。このような方法の一つとして、基板1の円筒状キャン
2への接触開始部において、基板をニップローラにて円
筒状キャンに押さえ付けて蒸着することが考えられる。
第2図にこのような方法を実施するだめの真空蒸着装置
の一例を示す。
第2図に示される真空蒸着装置の特徴は、基板1の円筒
状キャン2への接触開始部において、ニップローラ6に
て基板1を円筒状キャン2に押さえ付けることにある。
ニップローラ6の材料としては一般にゴムが用いられる
。このようにすることにより、基板1の円筒状キャン2
への張り付き力均一になり、その結果、基板1が蒸発源
より受ける熱は円筒状キャン2に拡散し、熱的ダメージ
を避けることが可能である。以上の方法を用いて実験し
た結果、円筒状キャン2の温度を室温近傍として蒸着を
行なうと熱的ダメージを受けない安定な金属薄膜が得ら
れた。しかし、円筒状キャン2の温度を上げて、例えば
80°C以上にして蒸着を行なおうとすると、基板1が
ニップローラにて押さえ付けられる部分、すなわち円筒
状キャンへの接触開始部においてしわが発生するという
新たな問題が生じた。このしわは蒸着後もそのまま残っ
てしまうだめに、第2図に示されるような装置を用いる
方法にて、円筒状キャンの温度を上げてしわのない金属
薄膜を作製することは不可能である。
′以上のように、第2図の装置にてしわが発生する原因
は、基板1が温度の高い円筒状キャン2に接する際に、
基板1の温度が急激に上昇するだめに、急激な熱膨張が
生じるが、その瞬間にニップローラにて押さえ付けられ
るためだと考えられる。
発明の目的 本発明は真空蒸着法により、高分子材料より成る基板に
熱変形や熱分解及びしわを生じさせずに、金属薄膜を作
製する方法を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明は円筒状キャンの周側面に沿って走行しつつある
高分子材料より成る基板上に直接にあるいは金属薄膜を
介して金属薄膜を真空蒸着法によって形成する際に、上
記基板の上記円筒状キャンへの接触開始部よりも後方に
おいて上記基板をニップローラにて上記円筒状キャンに
押さえ付けることを特徴とする金属薄膜の製造方法であ
り、高分子材料より成る基板に熱変形や熱分解及びしわ
を生じさせずに、金属薄膜を得ることが可能である。
実施例の説明 以下第3図を用いて本発明の実施例について説明する。
第3図は本発明の方法を実施するだめの真空蒸着装置の
一例を示している。第3図において第1図と第2図に示
すものと同じものは同一番号を付しておく。第3図に示
される装置はニップローラ6の位置が第2図と異なって
いる。すなわち、従来例を示す第2図では基板1の円筒
状キャン2への接触開始部にニップローラ6が配置され
ているが、本発明の一実施例を示す第3図では接触開始
部(矢印子)よりも後方にニップローラ6が配置されて
いる。8は金属ローラCある。第3図に示される構成の
真空蒸着装置にて、高分子材料より成る基板1上に金属
薄膜を形成すると、円筒状キャン2の温度を100′C
以上にしても、ニップローラ6で押さえ付ける際に基板
1にしわは発生しない。さらにニップローラ6により基
板1は円筒状キャン2に均一に張り付くので、蒸着部分
で熱変形や熱分解が生じず安定な金属薄膜が得られるこ
とが明らかになった。第3図に示される装置では、基板
1が高温の円筒状キャンに接触を開始し、基板1の温度
が上がって定常状態に近づいた後に、ニップローラ6に
より押さえ付けられるので、しわが生じないものである
次に本発明の第1の具体的な実施例について説明する。
真空蒸着装置の基本構成は第3図に示されるものと同じ
である。円筒状キャン2の直径は50 cmとし、接触
開始部7とニップローラ6とは10 cm離した。基板
1は膜厚12μmのポリエチレンテレフタレートよ構成
るフィルムを用い、この上に膜厚2000人のCo −
Cr合金薄膜を8000八/秒の堆積速度で蒸着した。
なお円筒状キャン2の温度は90℃、フィルムの走行速
度は20 m 7分とした。以上の条件で作製すると、
フィルムの熱変形、熱分解及びしわは全く生じず、安定
なCo −Cr合金薄膜が得られた。一方、第1図に示
されるような真空蒸着装置を用いた従来の方法では、フ
ィルムが熱分解して穴がおいてしまった。丑だ、第2図
に示されるような装置を用いた従来の方法では、熱分解
はしなかったが、多数のしわが発生した。
次に本発明の第2の具体的な実施例について説明する。
真空蒸着装置の構成及びニップローラの位置は第1の具
体的な実施例の場合と同じにした。
基板1は膜厚8μmのポリアミドより成るフィルムを用
い、この上に円筒状キャン2の温度を室温にして膜厚1
Q○0人のパーマロイ薄膜を蒸着し、その上にさらに円
筒状キャンの温度を230°Cにして膜厚1000人の
Co −Cr合金薄膜を蒸着した。膜の堆積速度及びフ
ィルムの走行速度はいずれも80Q〇八/秒及び40m
/分としだ。得られた2層構造の膜において、フィルム
の熱変形、熱分解及びしわは全く発生しなかった。
発明の効果 以上のように本発明によれば、従来の蒸着方法で基板に
生じていだ熱変形、熱分解及びしわを完全に除去するこ
とが可能であり、安定な金属薄膜を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の方法を実施する真空蒸着装置
内部の概略を示す図、第3図は本発明の金属薄膜の製造
方法を実施する真空蒸着装置内部の概略を示す図である
。 1・・・・・・基板、2・・・・・・円筒状キャン、6
・・・・・・ニップローラ、7・・・・・・基板の円筒
状キャンへの接触開始部。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名WJ
1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 円筒状キャンの周側面に沿って走行しつつある高分子材
    料より成1基板上に直接にあるいは金属薄膜を介して金
    属薄膜を真空蒸着法によって形成する際に、上記基板の
    上記円筒状キャンへの接触開始部よシも後方において上
    記基板をニソグローラにて上記円筒状キャンに押さえ付
    けることを特徴とする金属薄膜の製造方法。
JP2322283A 1983-02-14 1983-02-14 金属薄膜の製造方法 Pending JPS59147025A (ja)

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JP2322283A JPS59147025A (ja) 1983-02-14 1983-02-14 金属薄膜の製造方法

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JPS59147025A true JPS59147025A (ja) 1984-08-23

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JP2322283A Pending JPS59147025A (ja) 1983-02-14 1983-02-14 金属薄膜の製造方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075267A (ja) * 1973-11-06 1975-06-20
JPS5387205A (en) * 1977-01-10 1978-08-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of magnetic recording medium

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075267A (ja) * 1973-11-06 1975-06-20
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