JPS5832636A - 金属化フイルムの熱処理方法 - Google Patents
金属化フイルムの熱処理方法Info
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- JPS5832636A JPS5832636A JP12998481A JP12998481A JPS5832636A JP S5832636 A JPS5832636 A JP S5832636A JP 12998481 A JP12998481 A JP 12998481A JP 12998481 A JP12998481 A JP 12998481A JP S5832636 A JPS5832636 A JP S5832636A
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- Japan
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- roll
- film
- heat treatment
- metallized film
- heat
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高分子成形物基板上に金属薄膜を形成した金属
化フィルムの熱処理方法に関するものでその目的は金属
化フィルムの平坦化の熱処理を高速化することにある。
化フィルムの熱処理方法に関するものでその目的は金属
化フィルムの平坦化の熱処理を高速化することにある。
金属化フィルムは例えばコンデンサや装飾具あるいは包
装用に用いられているが、近年、高機能化、高付加価値
化の要求から特殊な金属薄膜を形成したものの実用化が
検討されている。例えば、高分子成形物基板上に強磁性
金属の薄膜を蒸着により形成した金属薄膜型磁気記録媒
体は、従来から使用されている塗布型磁気記録媒体(γ
−F620!S 等の針状結晶を有機バインダーで基
板に接着させたもの)に比べて記録密度が10倍以上も
あると言われて注目されている。しかし、蒸着により高
分子成形物基板上に高キング率で高融点の金属を厚く形
成して金属化フィルムAを形成した場合、第1図に示す
ように金属薄膜1の残留内部応力により高分子成形物基
板2にカールが発生し、薄膜形成時にこれを平坦とする
ことは工業的に困難である。平坦性の欠除した金属化フ
ィルムは外観上好ましくなく、また2次加工時や最終製
品使用時に種々のトラブルを引き起こすことになる。特
に、金属薄膜型磁気記録媒体においては、このカールの
発生が走行性に大きく影響し、実用化を遅らせていた。
装用に用いられているが、近年、高機能化、高付加価値
化の要求から特殊な金属薄膜を形成したものの実用化が
検討されている。例えば、高分子成形物基板上に強磁性
金属の薄膜を蒸着により形成した金属薄膜型磁気記録媒
体は、従来から使用されている塗布型磁気記録媒体(γ
−F620!S 等の針状結晶を有機バインダーで基
板に接着させたもの)に比べて記録密度が10倍以上も
あると言われて注目されている。しかし、蒸着により高
分子成形物基板上に高キング率で高融点の金属を厚く形
成して金属化フィルムAを形成した場合、第1図に示す
ように金属薄膜1の残留内部応力により高分子成形物基
板2にカールが発生し、薄膜形成時にこれを平坦とする
ことは工業的に困難である。平坦性の欠除した金属化フ
ィルムは外観上好ましくなく、また2次加工時や最終製
品使用時に種々のトラブルを引き起こすことになる。特
に、金属薄膜型磁気記録媒体においては、このカールの
発生が走行性に大きく影響し、実用化を遅らせていた。
即ち、磁気テープの走行性は磁性層の磁気特性に匹敵す
る程重要な特性であり、ヘッドタッチの悪化や巻き乱れ
、走行変動と密接に関係している。
る程重要な特性であり、ヘッドタッチの悪化や巻き乱れ
、走行変動と密接に関係している。
本発明者はこのような問題を解決するために以前に金属
薄膜形成後に熱ロール上で熱処理を行ない、平坦な金属
化フィルムを得ることを提案した。
薄膜形成後に熱ロール上で熱処理を行ない、平坦な金属
化フィルムを得ることを提案した。
しかし、この熱処理のために4o m/1oin 以
上の高速でフィルムを走行させると、熱処理ロールへの
フィルムの密着が悪くなり、しわが発生したり、熱処理
の不均一等を引き起こすため、工業的生産レベルでしわ
のない平坦な金属化フィルムを得ることは不可能であっ
た。
上の高速でフィルムを走行させると、熱処理ロールへの
フィルムの密着が悪くなり、しわが発生したり、熱処理
の不均一等を引き起こすため、工業的生産レベルでしわ
のない平坦な金属化フィルムを得ることは不可能であっ
た。
本発明者はとのような問題を解決するために鋭意研究し
た結果、金属化フィルムの金属薄膜面側を熱処理ロール
の表面に接触させながら走行させ、→・つシリコンゴム
等からな名ニップロールにより0.1〜0.4kg/c
rnの圧力でそのフィルムを熱処理ロールに密着させな
がら熱処理を行なうことにより40111/min
以上の速度で金属化フィルムを走行させてもしわのない
平坦な金属化フィルムを得ることができる°ことを究明
した。さらに、上記熱処理ロールの直前と直後に60℃
以上で熱処理温度未満(好ましくは熱処理温度より10
℃以上低い)の補助熱ロールを設け、この補助熱ロール
を金属化フィルムに接触させることにより、より安定し
た平坦な金属化フィルムが得られることも判明した。
た結果、金属化フィルムの金属薄膜面側を熱処理ロール
の表面に接触させながら走行させ、→・つシリコンゴム
等からな名ニップロールにより0.1〜0.4kg/c
rnの圧力でそのフィルムを熱処理ロールに密着させな
がら熱処理を行なうことにより40111/min
以上の速度で金属化フィルムを走行させてもしわのない
平坦な金属化フィルムを得ることができる°ことを究明
した。さらに、上記熱処理ロールの直前と直後に60℃
以上で熱処理温度未満(好ましくは熱処理温度より10
℃以上低い)の補助熱ロールを設け、この補助熱ロール
を金属化フィルムに接触させることにより、より安定し
た平坦な金属化フィルムが得られることも判明した。
以上のような究明に基づく本発明は金属化フィルムの平
坦化のだめの熱処理においてそのフィルムと熱処理ロー
ルとの密着をより完全にするものである。そしてフィル
ムの金属薄膜側を熱処理ロールに接触するようにしたの
は高分子成形物基板の吸湿によるフィルムとロール間の
水蒸気の発生を防止するためであり、また、高分子成形
物基板ロールは金属化フィルムを乾燥させ、また熱処理
ロール直後の補助熱ロールは熱処理したフィルムの急冷
によるしわの発生を防止するものである。
坦化のだめの熱処理においてそのフィルムと熱処理ロー
ルとの密着をより完全にするものである。そしてフィル
ムの金属薄膜側を熱処理ロールに接触するようにしたの
は高分子成形物基板の吸湿によるフィルムとロール間の
水蒸気の発生を防止するためであり、また、高分子成形
物基板ロールは金属化フィルムを乾燥させ、また熱処理
ロール直後の補助熱ロールは熱処理したフィルムの急冷
によるしわの発生を防止するものである。
第2図に熱処理装置の概略を示す。4は金属化フィルム
ムの供給リール、6はその巻取リール、6は熱処理ロー
ル%7は熱処理ロール6の前方で金属化フイルムムに接
触する補助熱ロール、8は熱処理ロール6の後方で金属
化フィルムAに接触する補助熱ロール、9は金属化フィ
ルムAの高分子成形物基板面に接触してその金属化フィ
ルムAを熱処理ロール6に密着させるニップロール、1
0.11は金属化フイルムムを補助熱ロール7゜8にそ
れぞれ圧接させるニップロールである0なお、本発明の
適用は真空蒸着により金属薄膜を形成した金属化フィル
ムに限らず、イオンブレーティング、スパッタ、メッキ
等の薄膜化技術により金属薄膜を形成した金属化フィル
ムにも適用することができるものである。
ムの供給リール、6はその巻取リール、6は熱処理ロー
ル%7は熱処理ロール6の前方で金属化フイルムムに接
触する補助熱ロール、8は熱処理ロール6の後方で金属
化フィルムAに接触する補助熱ロール、9は金属化フィ
ルムAの高分子成形物基板面に接触してその金属化フィ
ルムAを熱処理ロール6に密着させるニップロール、1
0.11は金属化フイルムムを補助熱ロール7゜8にそ
れぞれ圧接させるニップロールである0なお、本発明の
適用は真空蒸着により金属薄膜を形成した金属化フィル
ムに限らず、イオンブレーティング、スパッタ、メッキ
等の薄膜化技術により金属薄膜を形成した金属化フィル
ムにも適用することができるものである。
つぎに、本発明の一例につき説明する。
厚さ6μのポリエチレンフタレートフィルムを基板とし
てその表面に5 X 10 torrでGo −Ni
合金を蒸着し、0.3μの金属薄膜を形成した。この試
料を熱処理温度150℃(熱処理ロール6の表面温度)
で下記の条件で熱処理したところ第3図に示すような結
果を得た。
てその表面に5 X 10 torrでGo −Ni
合金を蒸着し、0.3μの金属薄膜を形成した。この試
料を熱処理温度150℃(熱処理ロール6の表面温度)
で下記の条件で熱処理したところ第3図に示すような結
果を得た。
金属化フィルムの基板側を熱処理ロールに接触させ、補
助熱ロールを常温として熱処理を行なった0 〔条件口〕 金属化フィルムの金属薄膜側を熱処理ロールに接触させ
、補助熱ロールを常温として熱処理を行なりた。
助熱ロールを常温として熱処理を行なった0 〔条件口〕 金属化フィルムの金属薄膜側を熱処理ロールに接触させ
、補助熱ロールを常温として熱処理を行なりた。
金属化フィルムの金属薄膜側を熱処理ロールに接触させ
、かつ補助熱ロールを常温としてその金属化フィルムを
熱処理ロールに加圧するニップロールの加圧力を変化さ
せて熱処理を行なった。
、かつ補助熱ロールを常温としてその金属化フィルムを
熱処理ロールに加圧するニップロールの加圧力を変化さ
せて熱処理を行なった。
金属化フィルムの金属薄膜側を熱処理ロールに72.−
1 接触させ、その熱処理ロールの直前と直後に設けた補助
熱ロールの温度を変化させて熱処理を行なった0 なお、第3図の密着状態の欄は熱処理ロールへの金属化
フィルムの密着具合を示したものであり、図中の◎は優
、Oは良、Δは可、×は不可を表わしている。
1 接触させ、その熱処理ロールの直前と直後に設けた補助
熱ロールの温度を変化させて熱処理を行なった0 なお、第3図の密着状態の欄は熱処理ロールへの金属化
フィルムの密着具合を示したものであり、図中の◎は優
、Oは良、Δは可、×は不可を表わしている。
以上の実験例より明らかなように、少なくとも金属化フ
ィルムの金属薄膜側を熱処理ロールに接触すせ、かつニ
ップロールにてその金属化フィルムを熱処理ロールに押
圧しながら走行させることにより、フィルムのしわが改
善されて平Δ物簡単にして行なわれるものである。
ィルムの金属薄膜側を熱処理ロールに接触すせ、かつニ
ップロールにてその金属化フィルムを熱処理ロールに押
圧しながら走行させることにより、フィルムのしわが改
善されて平Δ物簡単にして行なわれるものである。
さらに、補助熱ロールを設けることにより、より平坦化
が可能となり、良好な製品が得られるものである。
が可能となり、良好な製品が得られるものである。
本発明は以上の実施例より明らかなように、金属化フィ
ルムの平坦化の熱処理を高速で行なうことができるもの
であり、効率的に良好な製品が得られるもので、その効
果は大である。
ルムの平坦化の熱処理を高速で行なうことができるもの
であり、効率的に良好な製品が得られるもので、その効
果は大である。
第1図は熱処理前の金属化フィルムを示す断面図、第2
図は本発明方法に用いられる装置の一実施例を示す概略
図、第3図は実験例の結果を示す図である。 A・・・・・・金属化フィルム、1・・・・・・金属薄
膜、2・・・・・・高分子成形物基板、6・・・・・・
熱処理ロール、7゜8・・・・・・補助熱ロール、9・
・・・・・ニップロール。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 13図
図は本発明方法に用いられる装置の一実施例を示す概略
図、第3図は実験例の結果を示す図である。 A・・・・・・金属化フィルム、1・・・・・・金属薄
膜、2・・・・・・高分子成形物基板、6・・・・・・
熱処理ロール、7゜8・・・・・・補助熱ロール、9・
・・・・・ニップロール。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 13図
Claims (3)
- (1)高分子成形物よりなる基板上に金属薄膜を形成し
た金属化フィルムを、その金属薄膜側を加熱された熱処
理ロールに接触させ、かつ基板側からニラグロールによ
シ加圧しながら走行させることを特徴とする金属化フィ
ルムの熱処理方法0 - (2)熱処理ロールの直前と直後に設けた補助熱ロール
にて金属化フィルムを加熱することを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の金属化フィルムの熱処理方法。 - (3)金属化フィルムが補助熱ロールにより加熱される
温度は熱処理ロールにより加熱される温度よりも低いこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の金属化フィ
ルムの熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12998481A JPS5832636A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 金属化フイルムの熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12998481A JPS5832636A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 金属化フイルムの熱処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5832636A true JPS5832636A (ja) | 1983-02-25 |
JPH0135074B2 JPH0135074B2 (ja) | 1989-07-24 |
Family
ID=15023276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12998481A Granted JPS5832636A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 金属化フイルムの熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832636A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006190702A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-07-20 | Ulvac Japan Ltd | フレキシブルプリント基材の製造装置及び製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423506A (en) * | 1977-07-22 | 1979-02-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Production of magnetic recording media |
JPS5638812A (en) * | 1979-09-05 | 1981-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of corrosion resistive magnetic thin film |
-
1981
- 1981-08-19 JP JP12998481A patent/JPS5832636A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423506A (en) * | 1977-07-22 | 1979-02-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Production of magnetic recording media |
JPS5638812A (en) * | 1979-09-05 | 1981-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of corrosion resistive magnetic thin film |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006190702A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-07-20 | Ulvac Japan Ltd | フレキシブルプリント基材の製造装置及び製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0135074B2 (ja) | 1989-07-24 |
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