JPS5914622Y2 - 上げ下げ窓におけるガラス戸のカウンタバランス機構 - Google Patents

上げ下げ窓におけるガラス戸のカウンタバランス機構

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JPS5914622Y2
JPS5914622Y2 JP10599480U JP10599480U JPS5914622Y2 JP S5914622 Y2 JPS5914622 Y2 JP S5914622Y2 JP 10599480 U JP10599480 U JP 10599480U JP 10599480 U JP10599480 U JP 10599480U JP S5914622 Y2 JPS5914622 Y2 JP S5914622Y2
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JP
Japan
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spring
glass door
vibro
connecting fitting
fixed
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JP10599480U
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JPS5729780U (ja
Inventor
重雅 竹本
Original Assignee
株式会社桂
新関西ベアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は上げ下げ窓において少なくとも下側のガラス
戸を任意の上下高さ位置で停止させるカウンタバランス
機構に改良を加えたものである。
この種の上げ下げ窓は、第1図に示すように、サツシュ
1の左右の縦枠2,2に形成した縦溝3,3に沿って上
下2枚のガラス戸4,4が上下動するようになっている
かかる上げ下げ窓において、下側のガラス戸4を任意の
上下スライド位置で停止させるカウンターバランス機構
5は、第4図に示すものがよく知られている。
これは縦溝3に中空バイブロの上端を固定し、このバイ
ブロにリード角の大きいねじ板10を上下動自在に挿嵌
し、ねじ板10に螺合するナツト部材12をバイブロの
内側下端に可回転に収納配置し、ねじ板10の外周に螺
旋ばね11を嵌装し、この螺旋ばね11の上端をバイブ
ロに、下端をナツト部材12にそれぞれ連結固定し、ね
じ板10の突出下端に連結金具9を介してガラス戸4を
連結した構造になっており、この機構を窓に組付ける際
に螺旋ばね11を予め巻締めて一定の初期ばね圧を付与
しておき、ガラス戸4を最上位に引き上げた状態におい
てこれが自重で落下しないようにしたものである。
すなわち、連結金具9を介して螺旋ばね11を予め巻締
めて一定の初期ばね圧を付与し、ガラス戸4を最上位に
引き上げた状態でも、ねじ板10とすット部材12との
摩擦係合力がガラス戸4の重量に打ち勝ってガラス戸4
が自重で下降しないように調節している。
そして、この状態からガラス戸4を引き下げて行くと、
ガラス戸4と共に連結金具9を介してねじ板10が下方
に引き出され、これに併ってねじ板10に螺合するナツ
ト部材12が回転して螺旋ばね11を次第に巻締め、こ
の巻締めによる螺旋ばね11の反発力でねじ板10とナ
ツト部材12とが更に強力に摩擦係合し、この摩擦係合
力が螺旋ばね11の反発力によるガラス戸4の引き上げ
力およびガラス戸4の重量に打ち勝ってガラス戸4を任
意の上下高さ位置で支持固定できるものとなっている。
これで問題になるのは、とくに重量の大きいガラス戸4
を引き下げたときである。
もともと、ガラス戸4を引き下げて行くと螺旋ばね11
の巻締りが次第に強大になって、螺旋ばわ11の反発力
によるねじ板10とナツト部材12との摩擦係合力が飛
躍的に増大して行く。
一方、螺旋ばね11の反発力はガラス戸4を引き上げる
ようにも作用するが、この引き上げ作用力は前述の摩擦
係合力に比べて遥かに小さい。
そのため、リード角の大きいねじ板10を使用してガラ
ス戸4の下降時における螺旋ばね11の巻締りが過大に
ならないように配慮をしてはいるが、この種のカウンタ
バランス機構5ではガラス戸4を引き下げた状態での上
げ下げにどうしても大きな操作力を要する。
しかるに、ガラス戸4の重要が大きい場合には予め螺旋
ばね11の巻締め量を多くして初期ばね圧、つまりねじ
板10とナツト部材12との摩擦係合力を強大にし、こ
の摩擦係合力でガラス戸4が最上位にあるときでもガラ
ス戸4を下降しないよう維持しなければならない。
このような状態からガラス戸4を引き下げて行くと、螺
旋ばね11を過大に巻締めて行くことにより、この螺旋
ばね11に抗してガラス戸4を引き下げるのに大変な労
力を要する。
また、螺旋ばね11の強力な反発力によるねじ板10と
ナツト部材12との摩擦係合力に抗して停止状態のガラ
ス戸4を次に上げ下げするのにも大変な労力を要するこ
とになる。
更に、組付けに際しても、ガラス戸4の重量とバランス
をとって螺旋ばね11のばね圧を巻締め調整しなければ
ならず、この調整が頗る面倒であり、螺旋ばね11を巻
締め過ぎてガラス戸4の引き降ろしが困難になりがちで
あった。
加えて、ガラス戸4の重量が大きくなる程、それにとも
なって螺旋ばね11をより強く巻締めなければならず、
そのばね圧に抗して連結金具9とガラス戸4とを連結す
る等の組付作業も大変な労力を要する欠点があった。
この考案は、かかる従来の不利不便を解消し、いかに重
量のあるガラス戸であっても、前述の螺旋ばねの初期ば
ね圧調整ならびに組付作業が簡単確実に行なえ、かつガ
ラス戸の引き降ろしはもとよりのこと、持ち上げ操作も
軽い力で容易に行なえるカウンタバランス機構をここに
提供しようとするものである。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
第1図は上げ下げ窓を例示しており、これはサツシュ1
の左右の縦枠2,2に形成した縦溝3,3に沿って上下
2枚のガラス戸4,4が上下動し、各ガラス戸4が左右
の縦溝3,3に装置した一対のカウンタバランス機構5
,5によって支持されている。
第2図はそのカウンタバランス機構5を示している。
図において、6は合成樹脂管からなる縦長の中空パイプ
であり、上端部に管7が貫通状に固定されており、バイ
ブロは鉄管7に挿通したビス8で縦溝3にビス止め固定
される。
9はバイブロの下端開口縁に下方から接当する連結金具
であり、下端にガラス戸4の下部が連結されている。
10は帯状の平板を緩やかに捩って形成した、リード角
の大きい長尺のねじ板であり、このねじ板10はバイブ
ロの内部中央にその開口下端から挿嵌され、下端は連結
金具9の上端に固着される。
11はねじ板10の外周に螺旋巻きされる螺旋ばねであ
り、これは長尺の帯板をコイル状に巻回したもので、中
空パイプ内に収納される。
この螺旋ばね11は上端が前記管7に固着されたブラケ
ツ)7Hに固定吊持される。
12は螺旋ばね11の下端に固定され、ねじ板10に螺
合するナツト部材であり、このナツト部材12はパイプ
内において自由に水平回転する。
14は中空バイブロの内周面と螺旋ばね11との間に介
装される引っ張りコイルばねであり、その上端は前記管
7に巻掛は固定され、下端は連結金具9に固定されてい
る。
さて、引っ張りコイルは゛ね14にはガラス戸4の重量
を支えるだけの初期ばね圧を予め付与しておく。
また、窓への組付けに際しては、螺旋ばね11を巻締め
てこれに所定の初期ばね圧を付与することになるが、そ
のばね圧は実際のところ極めて僅かでよい。
なお、第3図は他の実施例を示している。
これは、連結金具9をこれの上部に立設されたばね受は
用ブラケット15と、ねじ板10を連結する接続バー1
6と、下部に縦溝3に摺接するスライダー17とからな
るものとし、また、コイルばね14を圧縮コイルばねと
する。
そして、圧縮コイルばね14をブラケット15の上端に
形成されたばね受は座15 aと、中空バイブロの内側
下端に形成されたばね受は座6aとの間に介装し、この
圧縮コイルばね14によってガラス戸4の重量を支える
ようにしたものである。
前記スライダー17を好ましくは自己潤滑性を有する合
成樹脂からなるものとし、このスライダー17によって
、ガラス戸の上げ下げに際する縦枠2と連結部材9との
がたつきをなくして、スムーズに上げ下げできるように
したものである。
以上説明したように、この考案では従来のカウンタバラ
ンス機構5をほぼそのまま踏襲したうえで、バイブロ内
において螺旋ばね11の外周に連結金具9を引き上げ付
勢するコイルばね14を介装し、このコイルばね14に
ガラス戸4の重量を支′えるだけの初期ばね圧を予め付
与し、従来からある螺旋ばね11にはガラス戸4の重量
に殆ど関係なく極めて僅かな初期ばね圧を付与するもの
とした。
しかるときは、ガラス戸4を最上位に引き上げた状態で
もコイルばね14でガラス戸4をこれが自重で下降しな
いように支持する。
この状態からガラス戸4をコイルは゛ね14に抗して引
き下げて行くと、コイルばね14によるガラス戸4の引
き上げ力が次第に増大して行く一方、従来通りねじ板1
0の下降移動でナツト部材12が回転して螺旋ばね11
が巻締められ、この螺旋ばね11の反発力によるねじ板
10とナツト部材12との摩擦係合力も増大して行く。
しかし、この摩擦係合力はコイルばね14の引き上げ力
よりも常に大きいので、ガラス戸4を任意の下降位置に
て停止状態に保持できる。
このように、本考案によるときけ、重量のあるガラス戸
4をコイルばね14に抗して引き下げ操作するのにさほ
どの労力を要しない。
一方、螺旋ばね11も極めて僅かな初期ばね圧を付与す
るをもって足りるから、ガラス戸4の引き下げ時に螺旋
ばね11が従来の如く過大に巻締められることもなく、
ねじ板10とナツト部材12との摩擦係合力もコイルば
ね14の引き下げ力とガ゛ラス戸4の重量に僅かに打ち
勝つ程度で必要かつ十分であるから、ガラス戸4の引き
下げ時における螺旋ばね11の巻締り抵抗は従来のもの
に比べて飛躍的に小さく抑えることができる。
その結果、ガラス戸4の引き下げ操作力は極めて小さい
ものになり、下降した停止状態からガラス戸4を上げ下
げする場合も僅かな操作力で前述の摩擦係合力を解くこ
とができ、重量のあるガラス戸4でも楽々と上下動操作
できる利点を有する。
更に、本考案のカウンタバランス機構によるときは、予
めバイブロ内にコイルばね14を重量に応じた初期ばね
圧を付与して組み付けておくことができ、施工現場で行
なうべき螺旋ばね11の初期ばね圧調整、これに続くガ
ラス戸4と連結金具9との連結作業が螺旋ばね11に付
与する初期ばね圧が小さくて済むことから極めて容易に
行え、施工現場での組付作業も手軽に行なえる。
また、コイルばね14や螺旋ばね11のばね圧調整不良
に基づく作動不良も有効確実に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る上げ下げ窓を例示する全体の概略
正面図、第2図はそのカウンタバランス機構を示す縦断
正面図、第3図は本考案の別実施例を示すカウンタバラ
ンス機構の縦断正面図である。 第4図は従来のカウンタバランス機構を示す縦断正面図
である。 1・・・・・・サツシュ、2・・・・・・縦枠、3・・
・・・・縦溝、4・・・・・・ガラス戸、5・・・・・
・カウンタバランス機構、6・・・・・・中空パイプ、
9・・・・・・連結金具、10・・・・・・ねじ板、1
1・・・・・・螺旋ばね、12・・・・・・ナツト部材
、14・・・・・・コイルばね、15・・・・・・ブラ
ケット、15a・・・・・・ブラケットのばね受は座。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)少なくとも室内側に位置する下側のガラス戸4が
    サツシュ1の左右の縦枠2に形成した縦溝3に沿って上
    下動する構造の上げ下げ窓において、上端が縦溝3に支
    持固定される縦長の中空バイブロと、 該バイブロの下端開口外にあってガラス戸4に連結され
    る連結金具9と、 パイプ内に挿嵌され、下端が連結金具9に固定される、
    リード角の大きい長尺のねじ板10と、ねじ板10の外
    周に螺旋巻きされ、上端がバイブロの上端寄り位置に固
    定される螺旋ばね11と、パイプ内に可回転に収納配置
    され、かつ螺旋ばね11の下端が固定され、ねじ板10
    に螺合するナツト部材12と、 パイプ内において螺旋ばね11の外周に介装され、連結
    金具9を引き上げ付勢するよう作用するコイルばね14
    と、 からなることを特徴とする上げ下げ窓におけるガラス戸
    のカウンタバランス機構。
  2. (2)コイルばね14が、引っ張りコイルばねで゛あっ
    て、上端がバイブロの上端寄り位置に、下端が連結金具
    9にそれぞれ固定されるものとした実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のカウンタバランス機構。
  3. (3)コイルばね14が、圧縮コイルばねであって、連
    結金具9の上部からパイプ内に立設され上端にばね受は
    座15 aを有するブラケット15と、バイブロの内側
    下端との間にわたって介装されるものとした実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のカウンタバランス機構。
JP10599480U 1980-07-26 1980-07-26 上げ下げ窓におけるガラス戸のカウンタバランス機構 Expired JPS5914622Y2 (ja)

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JPS5729780U JPS5729780U (ja) 1982-02-16
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