JPH027158Y2 - - Google Patents

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JPH027158Y2
JPH027158Y2 JP11663584U JP11663584U JPH027158Y2 JP H027158 Y2 JPH027158 Y2 JP H027158Y2 JP 11663584 U JP11663584 U JP 11663584U JP 11663584 U JP11663584 U JP 11663584U JP H027158 Y2 JPH027158 Y2 JP H027158Y2
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JP
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door
frame
hanging
stile
upper stile
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JP11663584U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は上框の側面に回動自在に突設した戸
車を上枠のガイドレールに走行可能に載置して吊
り下げた吊網戸等の吊戸の建付調整装置に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来、上框側面に回動自在に戸車を突設し、該
戸車を上枠に設けたガイドレールに引掛けて走行
可能に吊下げた吊網戸等の吊戸が存在する。この
ような吊戸においては建付調整が必要となる。す
なわち吊戸の左右高さの調整や、経年変化による
窓台、まぐさ、窓枠の変形によつて吊戸の下框が
レールから浮き上がつて見込み方向に外れたり、
逆にレール上に当接してスムーズに開閉不可能と
なることがあり、全体の高さ調整が必要となる場
合があるからである。
このような吊戸の建付調整装置として実開昭55
−157974号公報に記載された考案が開発されてい
る。該考案は回動可能に戸車が取付けられ、且つ
円弧状の長孔が穿設された連結板をボルトによつ
て回転可能に上框に取付け、該長孔に挿通して上
框に螺合したボルトによつて固定可能としたもの
である。
建付調整をする場合連結板を回転して戸車の上
框に対する高さを変え、調整が終つた後長孔に挿
通したボルトを締めて連結板を固定するものであ
る。
〔この考案が解決すべき問題点〕
上記のような建付調整装置において問題となる
のは以下の点である。
○イ 吊戸の見込み方向に風力、開閉操作力等の外
力が働いた時、その力が戸車を支持するボルト
に集中するため、そこから連結板が曲がり変形
し、戸車のガタつきを生じる。
○ロ 吊戸の荷重が連結板を固定するボルトにかか
るため、ボルトが変形、破損してしまうことが
ある。
○ハ ボルト二本を使用して連結板を上框に取付け
ているため、ボルトを螺合する手間がかかり、
また部品点数が多くなる。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかる吊戸の建付調整装置は、吊戸
の上框の側方に先端が下向きに屈曲した折曲片を
突設し、戸車を回動自在に軸着し、先端を円弧状
若しくは多角形状に形成した係止部を有する戸車
枠を、前記上框の折曲片に該係止部を係止し、上
框もしくは戸車枠に穿設した長孔に挿通したビス
によつて上框側面に固定することによつて、戸車
にかかる外力を折曲片及びボルトの二点によつて
受けるとともに、吊戸の自重を上框の折曲片によ
つて受け、螺入するビスを一本にすることによつ
て上記の問題点を解決するものである。
〔実施例〕
以下図に示す実施例に基づきこの考案を詳細に
説明する。
図においてAは窓枠であつて上下横枠1,2、
左右竪枠3,3が方形状に枠組まれたものであ
る。窓枠A内にはガラス障子4,4が開閉可能に
嵌め込まれている。
上枠1の室外側端にはガイドレール5が水平に
連続して形成されている。上枠1の室外側端には
下方に向かつて垂下片6が形成されており、垂下
片6の室内側面の下部に上下に一定間隔離して断
面L字形の係止片7,7が相対向して突設されて
おり、該係止片7,7間がガイドレール5として
形成されている。ガイドレール5の室内側には所
定間隔離れて上枠1下面に垂下片8が下方に向か
つて形成されている。
下枠2の室外側端には網戸レール9が上方に向
かつて長手方向に連続して形成されている。網戸
レール9は上枠1の垂下片6,8の見込み方向中
間に対応する位置に形成されている。
図においてBは吊戸であつて実施例では吊網戸
が使用されている。吊網戸Bは上下横框10,1
1、左右竪框12,12が方形状に框組みされて
網部材13が張設されている。上下横框10,1
1、左右竪框12,12の室内側面には各框の長
手方向に連続してリツプ溝14が形成され、該リ
ツプ溝14に弾性材料より成る防虫材15が嵌合
されて室内側に突出している。
上框10の室外側上端には側方に先端が下向き
に屈曲した折曲片16が長手方向に連続して水平
に突設されている。
上框10の室外側面には、戸車17が回動自在
に軸着された戸車枠18が長手方向左右に各々一
つづつ取付けられている。戸車枠18は鋼製の板
材によつて形成されており、中間部が一方に断面
コ字状に膨出せしめられている。該膨出部19に
軸20によつて戸車17が軸着されている。戸車
枠18の一端部は係止部21であつて、第1図,
第5図及び第6図に示す実施例では先端が円弧状
に形成されている。戸車枠18は係止部21が上
框10の折曲片16に係止され、長孔22に挿通
されたビス23によつて上框10に固定されてい
る。
第1図等に示す実施例は上框10に上下方向に
長い長孔22が見込み方向に水平に貫通せしめら
れ、該長孔22に上框10室内側面から挿通され
たビス23が戸車枠18の係止部21とは反対側
端部に螺合されている。
下框11の下部には下方に向かつて開口する溝
部24が形成されており、該溝部24内の長手方
向左右に各々摺動片24aが取付けられている。
第10図に示すのは他の実施例であつてガイドロ
ール25が溝部24内に回動自在に取付けられて
いる。ガイドロール25は、上框10の一側面に
戸車17が突設されているため、戸車17がガイ
ドレール5に引掛けられたとき、下框11が見込
み方向に振れようとするため、下枠2の網戸レー
ル9に当接して振れを防止するものである。従つ
て戸車17は上框10の室外側面に固定されてい
るため、ガイドロール25は溝部24の室内側内
壁24bに室外側に向けて取付けられている。す
なわち溝部24内にビス28によつて固定された
補助枠29に突設された上下のブラケツト26,
26に上下に挿通されたピン27にガイドロール
25が取付けられている。
以上のような構成を有する建付調整装置による
吊戸Bの建付調整を説明する。
吊戸Bを上げる場合、戸車枠18の係止部21
を折曲片16に係止したままで、ビス23を上框
10の長孔22の下方に移動する。
吊戸Bを最も高くする場合、戸車17の軸20
とビス23を結ぶ線が垂直になり、戸車17の上
框10に対する相対位置が低くなり、戸車17は
ガイドレール5上を走行するため高さが変らず、
吊戸Bが上がることになる。
吊戸Bを下げる場合は、係止部21を折曲片1
6に係止したままでビス23を上框10の長孔2
2の上方に移動する。この状態で戸車枠18が傾
斜して戸車17の上框10に対する位置が高くな
つて、戸車17はガイドレール5上を走行するた
め高さが変らず、吊戸Bが下がることになる。
吊戸Bの見込み方向に風力、開閉操作力等の外
力が働いた時、その力は係止部21とビス23の
二点によつて支持するため戸車枠18の変形が生
じ難くなる。
吊戸Bの自重の多くは戸車枠18の係止部21
から上框10の折曲片16が受けるためビス23
に多くの負担がかからずビス23が変形、破損す
るようなことがない。
ビス23は一本しか使用していないため、組立
て、調整作業が容易である。
ガイドロール25を採用した場合、吊戸Bの開
閉時には下框11の溝部24内のガイドロール2
5が網戸レール9の側面に当接して転動し、スム
ーズが開閉可能である。
この考案は以上のような構成を有するが、その
他以下のような実施例も考えることが可能であ
る。
第8図に示すのは係止部21の先端が多角形状
に形成されたもので、開閉時に戸車枠18に上框
10長手方向の力が働いても、先端が円弧状であ
るよりも折曲片17により長い長さ部分係止する
ため安定した状態を維持できる。
第7図に示すのは係止部21先端の一隅角部の
みを円弧状に形成したもので、吊戸Bを最も高く
した場合係止部21先端が折曲片17により長い
長さ部分係止できるため安定した状態を維持でき
る。
第9図に示すのは戸車枠18側に円弧状の長孔
22を穿設し、該長孔22に挿通したビス23を
上框10に螺合して戸車枠18を固定した場合で
ある。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成を有し以下のよう
な効果を得ることができる。
○イ 戸車枠は係止部とビスを二点で支持するた
め、外力が働いても戸車枠が変形し難くなる。
○ロ 吊戸の自重の多くは上框に形成した折曲片に
よつて受けるため、ビスに多くの荷重がかかる
ことなくビスが変形、破損することがない。
○ハ ビスは一本しか使用しないため部品点数が少
なく、組立て、調整作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は戸車を取付けた吊戸の上框の斜視図、
第2図は第3図の−線断面図、第3図は吊戸
を吊込んだ窓枠の正面図、第4図は第3図の−
線断面図、第5図〜第9図は上框に取付けた戸
車の正面図、第10図は下框の他の実施例の縦断
面図である。 A……窓枠、B……吊戸、1……上枠、2……
下枠、3……竪枠、4……障子、5……ガイドレ
ール、6……垂下片、7……係止片、8……垂下
片、9……網戸レール、10……上框、11……
下框、12……竪框、15……防虫材、16……
折曲片、17……戸車、18……戸車枠、21…
…係止部、22……長孔、23……ビス、25…
…ガイドロール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上框10の側面に回動自在に突設した戸車17
    を上枠1のガイドレール5に引掛けて走行可能に
    した吊戸Bにおいて、 吊戸Bの上框10の側方に先端が下向きに屈曲
    した折曲片16を突設し、戸車17を回動自在に
    軸着し、先端を円弧状若しくは多角形状に形成し
    た係止部21を有する戸車枠18を、前記上框1
    0の折曲片17に該係止部21を係止し、上框1
    0若しくは戸車枠18に穿設した長孔22に挿通
    したビス23によつて上框10に固定したことを
    特徴とする吊戸の建付調整装置。
JP11663584U 1984-07-30 1984-07-30 吊戸の建付調整装置 Granted JPS6132376U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11663584U JPS6132376U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 吊戸の建付調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11663584U JPS6132376U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 吊戸の建付調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS6132376U JPS6132376U (ja) 1986-02-27
JPH027158Y2 true JPH027158Y2 (ja) 1990-02-21

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ID=30675571

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11663584U Granted JPS6132376U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 吊戸の建付調整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6795395B2 (ja) * 2016-12-28 2020-12-02 三協立山株式会社 戸車及び建具

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JPS6132376U (ja) 1986-02-27

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