JPS5914148B2 - 蝶番 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、上側及び下側の帯状プレートと、該帯状プレ
ートと共にすべての側において閉じられている室を形成
しかつ互いに平行に延びているウェブとから構成されて
いてプール又はこれに類したものをおおうために用いら
れる中空室プレートを互いに枢着結合する蝶番に関する
。

例えば、ポリカーボネート、ポリプロピレン又はこれに
類したプラスチックから成る上述のような中空室プレー
トは高い断熱性を有している。

ゆえにこのような中空室プレートは例えば、温水プール
ノ水面をおおうためのカバーとして適している。

このカバーを除去する際には１個々の中空室プレートは
片側に向かってアコーデオン状に折シたたまれねばなら
ない。

断熱性を得るために、中空室プレートはその端面におい
て水密に閉鎖されている。

このような中空室プレートに蝶番を取付ける場合には、
中空室プレートの室に水が侵入するかもしれないような
密でない箇所があってはならない。

ゆえに本発明の課題は、上に述べた要求を満たすような
、中空室プレートのための蝶番を提供することである。

この課題を解決するために本発明の構成では、蝶番が、
互いに枢着結合されている２つの接続部材から成ってお
り、該接続部材が、帯状プレートに形成された孔をシー
ルするフランジと、該７ランジの下側に直角に取付けら
れていて帯状プレートの孔を貫いて中空室プレートの室
に差込まれる少な（とも各１つの保持ビームとを有して
いる。

接続部材に配置された保持ビームによって、帯状プレー
トの孔を貫いて中空室プレートの室に懸吊されるフック
状の部材が生ぜしのられる。

蝶番に作用する力は、帯状プレートの内側において保持
ビームが大きな面で接触することによって受容される。

接続部材に配置されていて孔をおおっているフランジに
よって、帯状プレートに設けられた孔はシールされるの
で、水が室に侵入することはない。

このシール性をさらに高めるために本発明の有利な実施
態様では、フランジと帯状プレートの外面との間にシー
ルリング又はシール剤が配置されている。

７ランジと保持体の接触面とを緊張させることによって
、シールリングは帯状プレートの上側面にしつか９と圧
着せしめられ、これによって孔は水密にシールされる。

本発明の別の実施態様では、両接続部材の、互いに向か
い合っている端面が、それぞれ互いにずらされて接続部
材の幅の半分に相当する接続板によって延長されていて
、該接続板がヒンジピンのための軸方向を有している。

このように構成されていると、両方の接続部材が同一形
状でありかつ懸吊のための孔が１列に並んでいる極めて
単純な蝶番が得られる。

次に図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図に示されているような２つの中空室グレーＨａ、
ｌｂを枢着的に結合するために、雨中空室プレーＨａ、
ｌｂはその長辺において互いに接触せしめられて、雨中
空室プレート１ａ。

１ｂの、長手方向に延びているウェブ２によって形成さ
れている室３が互いに平行に延びるように、配置されて
いる。

接続部材５を懸吊するために、接続部材５に配置された
保持ビーム６の数に相当した数の孔７が帯状プレートに
設けられている。

帯状プレートに設けられた孔７は保持ビーム６の角隅寸
法よりも幾分大きく構成きれている。

これによって、互いに枢着的に結合されている中空室グ
レーＨａ、ｌｂをプールカバーとして使用する場合に水
が侵入してしまうような間隙が、接続部材５の取付は後
に生じる。

このことを回避するために、接続部材５には、懸吊後に
帯状プレートの外面に接触するフランジ８が配置されて
いる。

この場合に、７ランジ８と帯状プレートの外面との間に
シールリング９又はシール剤が配設されていると、さら
に良好なシール効果が得られる。

雨中空室グレーＨａ、１ｂの枢着的な結合は、？ビーム
６に対して横方向に位置していて片側に延長部を有して
いる接続板１０として構成された接続部材５を介して行
なわれる。

２つの接続板１０が延長部に曲げ部１１を有しているこ
とによって、両接続板１０はオーバラップし、保持ビー
ム６を懸吊するための孔７は１列に並んでいる。

両方の中空室グレーＨａ、ｌｂを整合させると、両接続
板１０に設けられた軸方向孔１２は互いに重なシ、この
結果、ヒンジピン１３による結合が生ぜしめられ得る。

ヒンジピン１３には係止突起１４が設けられておシ、こ
の係止突起１４は、ヒンジピン１３がヘッド１５のとこ
ろまで押し込まれると、接続板１０の背面側にひっかか
るようになっている。

同一形状の２つの接続部材５を互いにぴったりと合わせ
るためには、保持ビーム６を互いに逆方向に向かって懸
吊させることが必要である。

２つの中空室プレートを結合する場合には、少なくとも
２つの蝶番がそれぞれ端面の近くに取付けられる。

アコーデオン状に折りたたまれるカバーを製作するため
には、複数の中空室プレートｌａ、ｌｂ、ｌｃが上述の
形式で互いに結合される。

この場合蝶番は上側の帯状プレートと下側の帯状プレー
トとに交互に取付けられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は２つの中空室プレートを枢着的に結合する本発
明の蝶番を示す図、第２図は第１図に示された蝶番の上
から見た平面図、第３図は本発明による蝶番によって互
いに枢着的に結合されている３つの中空室プレートの幾
分析りたたまれた状態を示す図である。 １ａ、ｌｂ、１ ｄ・・パ°°中空室プレート、２・・
・・・・ウェブ、３・・・・・・室、５・・・・・・接
続部材、６・・・・・・保持ビーム、７・・・・・・孔
、８・・・・・・フランジ、９・・・・・・シールリン
グ、１０・・・・・・接続板、１１・・・・・・曲げ部
、１２・・・・・・軸方向孔、１３・・・・・・ヒンジ
ピン、１４・・・・−・係止突起、１５・・・・・・ヘ
ッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 上側及び下側の帯状プレートと、該帯状プレートと
   共にすべての側において閉じられている室を形成しかつ
   互いに平行に延びているウェブとから構成されていてプ
   ール又はこれに類したものをおおうために用いられる中
   空室プレートを互いに枢着結合する蝶番において、互い
   に枢着結合されている２つの接続部材から成っており、
   該接続部材が、帯状プレートに形成された孔をシールす
   る７ランジと、該７ランジの下側に直角に取付けられて
   いて帯状プレートの孔を貫いて中空室プレートの室に差
   込まれる少な（とも各１つの保持ビームとを有している
   ことを特徴とする蝶番。 ２ フランジと帯状プレートの外面との間にシールリン
   グ又はシール剤が配置されている特許請求の範囲第１項
   記載の蝶番。 ３ 両接続部材の、互いに向かい合っている端面が、そ
   れぞれ互いにずらされて接続部材の幅の半分に相当する
   接続板によって延長されていて、該接続板がヒンジピン
   のための軸方向孔を有している特許請求の範囲第１項記
   載の蝶番。