JPS59140872A - 醸造酒の製造法 - Google Patents

醸造酒の製造法

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JPS59140872A
JPS59140872A JP58014540A JP1454083A JPS59140872A JP S59140872 A JPS59140872 A JP S59140872A JP 58014540 A JP58014540 A JP 58014540A JP 1454083 A JP1454083 A JP 1454083A JP S59140872 A JPS59140872 A JP S59140872A
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sake
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竹田 正久
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 水元明番よ、リゾーブスJim (Rhizopus 
)に属する菌株を利用した醸造酒の製造法に関する。
リゾープス属は、中国、台湾などの酒類醸造に用いられ
る餅麹に繁殖しており、またインドネシアのIII酵食
品であるデンペやタペ智の11113&に広く使われて
いる。こ、の菌は酸の生成が強いのが特徴であり、清酒
醸造においても麹菌(アスベル、ギルス属)の代りにリ
ゾーブス属で造った米麹を用いて高酸度のワインタイプ
の清酒や高酸味の濁り酒を製造する方法が検討されてお
り、清酒の多様化の面で注目されている。しかし、リゾ
〜プス属は生米にはにり繁殖′Iφが、蒸し米には繁殖
しにくいため、リゾーブス属で製麹する場合は生米が用
いられている。ところが、この方法によると、蒸しによ
る米の殺菌がなされないため雑菌汚染の危険があり、ま
た、醪中で溶解しないため米の利用面から不杼済であっ
た1゜ したがって、本発明の目的は、リゾープス属を用いて高
酸度の醸造酒を製造するに際し、雑菌汚染の危険がなく
、かつ米等の原料を有効に利用でさるようにJることに
ある。
本発明は上記[1的を達成づ”るため鋭意研究した結末
、木賃の穀類に水を加えて熱殺菌し、この液体J/j地
にリゾーフス属に属する菌株を接種して振?!!! ;
J: /、二(よ通気1:’S F!k ’Jると、よ
く繁殖し、酸を多ぐ生成Jることを児出し、本発明をな
すに至った。
木光、明にJ:れぽ、穀類を原お1とした液体培地にリ
ゾ−7°ス屈に腐り−る菌株を接種して振盪または通気
j8養し、この培養液をもろみ中に添加するようになっ
ている。− リゾープス属を利用した例に、リゾープス属の通気培養
によるフマル酸醗酵が知られているが、これは主原料と
して単糖類、糖類、澱粉を用い、醗酵促進剤として硫安
、尿素などを添加し、中和剤として多量のCa’CQ3
を添加して醗酵を行い、醗酵終了後フマル酸カルシウム
の結晶をとり出して残った培養液は廃液として処理して
いる。
本発明においでは、穀類を原料とし、醗酵促進剤として
窒素源(IiJ安、尿素等)を添加しな(でも充分に酸
が生成され、また培養液を全部利用するので廃液処理の
必要もない。
本発明で使用する穀類としては、玄米、白米、米糠、押
麦、玄小麦、麩、とうもろこし、ハトムギ等種々のもの
が適用可能であるが、特に白米、白糠、押麦が酸の生成
量が多いので好ましい。これらの原η°31に水を加え
て加熱し、液体培地を作る。
本発明で使用Jる菌株はリゾーブス属に属するものであ
ればよく、例えばリゾープス・ジャバニカス(Rl+1
zopus javanicus Q 55 ) 、リ
ゾーブス・アルヒヂアス(Rl+1zopus arr
l+1zus059 )、リゾープス・トンキネンシス
(Rhizopus tonkinensis 192
 ) 、リゾーブス・オリゴスポラス(R1izopu
s of igosponus Q 5 F3 ) 、
リゾーブス・デレマ(Rbizopus delcma
r O56)等が挙げられる。
」1″f Nは振の培養または通気培養を行い、培養温
度(よ30゛C前後が好ましく、培養時間は培養条件に
よっても異るが通常2〜4 E1間が適当である。
培賞によって穀類の原料は糖化されると共に酸がり一成
される。この% l、L、主としてフマル酸がら成り、
ぞの他にリンゴ酸、コハク酸、乳酸、酢酸等し少吊含ま
れ(いる。酸の生成量は、従来のようにl」−米を使用
し−(リゾーブス属により製麹した場合、米10!Jに
対して0.05g前後で・あるのに幻し、本発明による
振盪または通気@養では1゜2 CJf’lFj後と約
20(8打1にすることができる。また培養液(よりビ
臭が少く、糖、アミノ酸も少く、爽快な酸味を呈1−る
ので、そのまま醸造に利用することができる。
このJ8養液を用いて例えば清酒を製造する方法につい
て説明すると、上記培養液に蒸し米(白米を洗浄し浸漬
後、常圧で1時間蒸したもの)ど、水と、酵素剤とを加
え、酵母を添加して醗酵さける。醗酵液寸なわらもろみ
に添加りるリゾニプス属による培養液中では、従莱の固
体物に含j;れる糖化酵素や蛋白分解酵糸が失活してい
るのでこれらの酵素を添加することが好ましい。11!
!素剤どして具体的に1.i糖化酵素をコニ休とした酵
素剤例えばグルタS B ’(商品名・天野製桑株式会
社製)瞳を使用することができる。また、清酒WA造に
おいては、酒母や籾温で乳酸を添加して腐造防止を行っ
ているが、本発明においては、リゾーブス属の培養液中
に7マル酸を主体とする酸が含まれるため乳酸の添加を
省略Jることができる。そして、前記した醗酵液中では
、糖化酵素による澱粉の糖化と、HfHによるI11酵
とが併行して行われ、アルコールが生成される。醗酵温
度は20℃前後が適当であり、醗酵を開始してから15
〜20日目に上槽するのが好ましい。なお、蒸し米と水
と酵素剤は、従来より一次仕込み、二次仕込みとして行
われているように2〜3回に分けて段階的に添加しでも
よい。このようにして熟成した1!!酵液は公知0) 
1jF1で、水圧圧搾機にかけて粕と液とに分離し、さ
らに液をおりびさして清澄化し、50〜55℃に加熱殺
菌して製品どする・ こうしてでさた製品は、アミノ酸が少く、フマルll!
iを1体とした酸を含むため、淡白な味と爽快イr醒味
をイiりる酒となり、従来の清酒や紹興酒、ワイン等の
醸造酒とは異った新しい種類の酒となっている。J、l
ここの酒は、リゾーブス属による固体物(米麹)を用い
C作った清酒の味とも異るが、ぞの1![1山は、固1
4〜麹を用いた場合、麹に含まれる蛋白分M酵素や脂肪
分解酵素等による分解生成物、米麹白14−の分解物等
が味覚に影響を与えるのに対し、不発□明にJ、る振出
または通気J8養液中ではは□と/vどの酵素類が失活
し、酵素による分解生滅物の影響が少いIζめと考えら
れる。
以上説明したJ:うに、本発明によれば、穀類を原お1
どする液体」8地を使用するので加熱殺菌して雑菌汚染
を防止りることができ、また穀類が例えば醪中において
溶解し易いので原料を有効に利用することができる。ま
7C’%液体培地にリゾープス属に属する菌株を接種し
て振盪または通気培養することにより、フマル酸を主体
とJる酸が多昂に生成する。さらに、この液体培地を例
えば清酒製造の際の醪成分として利用覆ることにより、
淡白な味と爽快な酸味を有する新しい種類の酒を製造づ
ることができ、清酒の多様化がなされる。加えてリゾー
プス属による培養液中に含j、れる酸により汚染防止用
の乳酸の添加を省略することもできる。
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1 500mQ肩イ]フラスコに原料と水を加え、110〜
120℃、10〜15分殺菌後、リゾ−ジス0ジヤバニ
カス(Rhizopus javanicus )を接
種して、30℃にて4日間振盪培養した。この培養液中
の成分を分析した結果を第1表に示す。なJ3、第1表
中、酸度は試料10mj2に対する0゜1NNaO1l
の中和mをl1112で表示した値であり、アミノ酸度
は試料10mffを中和し、ホルマリン溶液を加えた後
、0.1NNaO1−1の中和量をmCで表示した値で
ある、。
後記第1表から明らかなように、特に白米、白tli 
、押麦を原お1とした場合に酸の生成量が多いことがわ
かる。
丈/Ifjj例2 精白度75%の白米36(]に水400J!を加え、加
熱段+Wi Lk後、リソープス・ジャバニカスを接←
Fして30℃にて3日間振盪培養した。この椙丹波は酸
度19.2であった。この培養液と、精白度90%の白
米586gを洗浄し浸漬後常圧η〜111.’i間魚し
た蒸し米と、水400mffと、酵素剤(グルタ5B)
0.250と、酵母とを仕込み、20”Cにて180間
醗酵させた後上槽した。上槽液の成分分析結果を第2表
に示す。
実施例3 押麦27Jに水300mQを加え、加熱殺菌した後、リ
ゾープス・ジャバニカスを接種して30℃にて4日問振
盪培養した。この培養液は酸度24.2であった。この
培養液と、精白度90%の白米543gからなる蒸し米
と、水500 mQと、酵素剤(グルタ5B)0.25
gと、酵母とを仕込み、20℃にて18日間醗酵さゼた
後上]ナシした。
上槽液の成分分析結果を第2表に示す。
実施例4 玄米759に水450mQを加え、加熱殺菌した後、リ
ゾープス・ジャバニカスを接種して30℃にで3 E1
間振揺培養した。この培養液の酸度は8.2であった。
−次仕込みとして、この培養液と、玄米300(+を蒸
したものと、nW k4剤(グルタ5B)0.15!]
を1 1112の水にとかしたものと、酵母とを仕込み
、28℃で3!]間醗酵させた。
さらに、二次仕込みとしχ玄米4. OO(lを蒸した
ものと、水635+Bと、酵素剤(グルタ5B)0.2
(+とを加え、20℃にて15日間醗酵さけた後1槽し
た。上槽液の成分分析結果を第2表に示す。
実施例5 押麦36gに水400mffを加え、加熱殺菌した後、
リゾープス・ジャバニカスを接種して30℃にで3日問
振盪培養しICQこの培養液は酸度2′1.2であった
。−次仕込みとして、この培養液と、玄米/100f+
を蒸したものに温水6oomcを加え酵素剤(グルタ5
B)0.2gを添加して55= 57℃で201に’i
間糖化した醪と、酵母とを仕込み、28℃で3[1間醗
酵させた。さらに二次(,1込みとし−(玄米/1oo
oを蒸したものと、水1701D’と、酵素剤(グルタ
5B)0.29とを加え、20℃(こて151.4間醗
酵ざけた後上槽した。
土槽IIkの成分分析結束を第2表に示す。
なお、実施例2、J3で1史用した酵母はザツカロミレ
ス・リッツ・キー11シカイN 0 、 7 (S a
ccharom■CO35ak(!  l< 110k
旧)であり、実施例4.5で1史用した酵母l:1.リ
ツ力ロミセス・ヒレビシエ fl−02300(S a
ccbaromyces  ccrevisiae) 
 である。
後記第2表から明らかなように上槽液は3.9〜5./
lの11゛)い酸度を示した。
第1表 第2表 手続補正書 昭和58年3月7日 1、事件の表示 特願昭58−14540号26発明の
名称 醸造酒の製造法 3、補正をする者 4j1件との関係 出 願 人 住 所  東京都狛江市岩戸北2丁目2の12名 称(
氏名)  竹 1)正 久 他1名4、代  理  人
  〒105 5、補正命令の1伺  自発補正 6、補正の対象 明細誉中発明の詳細な説明の欄7、補
正の内容 (1)明細書第3頁第12行の「麩、とうもろこし」を
削除します。
(2)同第6頁第5行から同第6行の「フマル酸」を1
−リンゴ酸」と補正します。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 穀類を原料とする液体培地にリゾープス属に属する菌株
    を接種して振盪または通気培養し、この培養液をもろみ
    に添加することを特徴とする醸造酒の製造方法。
JP58014540A 1983-02-02 1983-02-02 醸造酒の製造法 Granted JPS59140872A (ja)

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