JPS5913154Y2 - 農用トラクタの動力取出装置 - Google Patents

農用トラクタの動力取出装置

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JPS5913154Y2
JPS5913154Y2 JP13721078U JP13721078U JPS5913154Y2 JP S5913154 Y2 JPS5913154 Y2 JP S5913154Y2 JP 13721078 U JP13721078 U JP 13721078U JP 13721078 U JP13721078 U JP 13721078U JP S5913154 Y2 JPS5913154 Y2 JP S5913154Y2
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JP
Japan
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pto
shaft
gear
mission
axis
Prior art date
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Application number
JP13721078U
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English (en)
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JPS5553621U (ja
Inventor
武彦 今井
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島芝浦機械株式会社 filed Critical 石川島芝浦機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は農用トラクタの動力取出装置に関するもので
ある。
一般に農用トラクタはその後部に装着される作業機を駆
動するために機体の後端に設けられた後部PTO軸を備
えているものであるが、その他に前車輪を駆動するため
の前輪駆動軸とミッションケースの底部に装着されるミ
ツドマウントモアやスノーブロア等の作業機を駆動する
ための副PTO軸を備えたものが存する。
しかしながら、これら三種類の動力取出軸を設けると動
力伝達機構及びこれらの切換機構が複雑となり、さらに
後部PTO軸と副PTO軸とを走行速度に比例した回転
数として駆動するいわゆるグランドPTOと走行速度と
無関係に一定の回転数として駆動するいわゆるライブP
TOとの両方に使用できるようにするためにはさらに複
雑な構造とならざるを得ないものである。
この考案は上述の点に鑑みなされたものであって、きわ
めて簡単な構造により各種の動力を取り出し得る農用ト
ラクタの動力取出装置を提供することを目的とするもの
で゛ある。
この考案は、ミッションケースに走行用ミッションとP
TO用ミッションと前記走行用ミッションに連結された
前輪駆動軸とを設け、前記ミッションケース底部に設け
られる副PTO軸に常時連結される遊嵌ギアと前記前輪
駆動軸に常時連結される固定ギアとを同径に形成してそ
れぞれ並列して設け、少なくとも前記PTO用ミッショ
ンと後部PTO軸とが連結されたライブPTO駆動、前
記PTO用ミッションに対して前記後部PTO軸と前記
副PTO軸とがともに連結されたライブPTO駆動、前
記前輪駆動軸に前記後部PTO軸が連結されたグランド
PTO駆動および中立状態のいずれかを選択するスライ
ドギヤをスライド自在に設けたことを特徴とするもので
ある。
したがって、−個のスライドギアを操作するだけのきわ
めて簡単な構造により後部PTO軸と副PTO軸とを駆
動することができ、さらにグランドPTOとライブPT
Oの動力回転を必要に応じてうろことができるよう構成
したものである。
この考案の一実施例を図面に基いて説明する。
1は1〜ラクタの機体(図示せず)に搭載されたミッシ
ョンケースで、このミッションケース1の前端にはエン
ジン(図示せず)の回転を主クラッチ(図示せず)を介
して受けるクラッチ軸2が設けられている。
このミッションケース1にはそれぞれ走行用ミッション
である走行用メインミッション3及び走行用サブミッシ
ョン4とPTO用ミッション5とが設けられている。
走行用メインミッション3は、ギア6.7を介して前記
クラッチ軸2に連結された入力軸8に複数のギア9.1
0.11゜12、13を固定的に設け、入力軸8に並行
に設けた走行主変速軸14に前記ギア9〜13のいずれ
かに選択的に噛合されるスライドギア15.16.17
をスプライン嵌合したものである。
前記走行用サブミッション4は、前記走行主変速軸14
に同軸的に連結された走行副変速軸18に複数のギア1
9.20.21を固定的に設け、これらのギア19〜2
1に選択的に噛合されるスライドギア22をドライブピ
ニオン軸24にスプライン嵌合したものである。
このドライブピニオン軸24には他のギア23も固定的
にスプライン嵌合されている。
前記PTO用ミッション5は、前記人力軸8と平行に設
けたPTO変速軸25に、前記ギア9に噛合するギア2
6と前記ギア11に噛合するギア27とを回転自在に嵌
合するとともに、前記ギア26の内歯に噛合するスライ
ドギア28と前記ギア10又は前記ギア27の内歯に噛
合するスライドギア29とをスプライン嵌合したもので
ある。
さらに、前記ミッションケース1には、前記PTO用ミ
ッション5のPTO変速軸25に連結されたPTO中間
軸30と、ギア31.32により後部PTO軸33を駆
動するPTO駆動軸34とが同一軸心上に設けられてい
るとともに、前記PTO中間軸30と平行に前輪駆動軸
35が設けられている。
この前輪駆動軸35には二つの固定ギア36.37と遊
嵌ギア38とが嵌合されている。
一方の固定ギア36は前輪駆動軸35にスプライン結合
されて固定されており、かつ、前記PTO中間軸30に
遊嵌したスプライン軸39にスライド自在に嵌合したス
ライドギア40を介して前記ドライブピニオン軸24の
ギア23に選択的に連結されるものである。
しかして、前記PTO駆動軸34を前記PTO中間軸3
0又は前記前輪駆動軸35上の前記遊嵌軸38もしくは
前記固定軸37に選択的に連結するスライドギア41が
PTO駆動軸34にスプライン嵌合されている。
すなわち、このスライドギア41には、前記PTO軸3
0の端部に形成したギア42に噛合する内歯43ど、前
記前輪駆動軸35の固定ギア37又は遊嵌ギア38のい
ずれかに噛合される外歯44とが形成されている。
しかして、前記ミッションケース1の下部には副PTO
ケース45が着脱自在に取付けられている。
この副PTOケース45には、前記遊嵌ギア38に噛合
するカウンタギア46が軸47に嵌合されつつ保持され
ているとともに、そのカウンタギア46に噛合するギア
48を有する副PTO軸49が保持されている。
このような構成において、ドライブピニオン軸24はク
ラッチ軸2から入力軸8に入力された回転を走行用ミッ
ション3,4で変速した回転数をもって回転して後輪用
の差動歯車50を駆動し、後輪駆動状態で機体が走行す
る。
ギア36に噛合するスライドギア40をスライドさせて
ギア23に噛合させれば、ドライブピニオン軸24の回
転は前輪駆動軸35に伝達され、四輪駆動の状態で走行
する。
そして、スライドギア41を左方へスライドすることに
より、内歯43はPTO中間軸30のギア42に噛合し
外歯44は遊嵌ギア38に噛合する。
すなわち、PTO中間軸30からPTO駆動軸34に伝
わった回転は一方ではギア31.32を介して後部PT
O軸33に伝達され、他方では遊嵌ギア38、カウンタ
ギア46、ギア48を介して副PTO軸49に伝達され
る。
各ギアの歯車比を定めることにより後部PTO軸33と
副PTO軸49とは同速で回転する。
このように、ひとつのスライドギア41をスライドさせ
るクラッチ操作により二つのPTO軸33.49を同時
に駆動することができる。
また、スライドギア41を右方ヘスライドさせればその
外歯44は固定ギア37に噛合される。
すなわち、前輪駆動軸35の回転は、固定ギア37を介
してPTO駆動軸34に伝達されて後部PTO軸33が
走行速度に比例した回転数をもって回転する。
なお上記実施例においてはスライドギア41を左方にス
ライドさせることにより後部PTO軸33と副PTO軸
49とがライブPTOとして同時に駆動され、スライド
ギア4]を右方にスライドさせると後部PTO軸33の
みがグランドPTOとして駆動されるよう構成したか゛
、第2図a乃至eに示すように、スライドギア41と固
定ギア37と遊嵌ギア38とを配設することにより後部
PTO軸33と副PTO軸49とを同時にもしくは単独
にライブPTOもしくはグランドPTOとして駆動する
ことができる。
すなわち、第2図aにおいてはスライドギア41を左端
に移動することによりPTO中間軸30のギア42とス
ライドギア41の内歯43だけが噛合して後部PTO軸
33のみがライブPTOとして駆動され、副PTO軸4
9は回転しない。
つぎに、第2図すに示すようにスライドギア41を移動
してギア42と内歯43とを噛合するどともに外歯44
と遊嵌ギア38とを噛合させることにより、後部PTO
軸33および副PTO軸49ともライブPTOとして回
転駆動される。
続いて第2図Cに示すようにスライドギア41を移動し
て外歯44と遊嵌ギア38とを噛合すると後部PTO軸
33、副PTO軸49とも動力が伝達されずいわゆる中
立状態となる。
さらに、第2図dに示すようにスライドギア41を中立
状態より右方へ移動し外歯44に遊嵌ギア38および固
定ギア37の両方を噛合させると後部PTO軸33、副
PTO軸49ともグランドPTOとして回転駆動され、
さらにまた第2図eに示すように外歯44と固定ギア3
7とを噛合させると後部PTO軸33のみがグランドP
TOとして駆動される。
このように第2図Cの中立位置を中心としてスライドギ
ア41を左方へ一段階スライドさせて後部PTO軸33
および副PTO軸49の両方がライブPTOとして回転
駆動され、左方へ二段階スライドさせて後部PTO軸3
3のみがライブPTOとして回転駆動され、中立位置か
ら右方へ一段階スライドさせて後部PTO軸33および
副PTO軸49の両方が、グランドPTOとして回転駆
動され、右方へ二段階スライドさせて後部PTO軸33
のみがグランドPTOとして回転駆動されることになり
、1個のスライドギア41を移動させるのみで各種のP
TOを連続的かつ簡単に得ることができる。
この考案は上述のように構成したので、1個のスライド
ギアを作動させるのみで、後部PTO軸および副PTO
軸をそれぞれ単独にもしくは同時に、ライブPTOとし
てもしくはグランドPTOとして回転駆動することがで
きるのできわめて汎用性の高い動力取出装置を得ること
ができ、しかも構造が簡単であるとともに切換操作もき
わめて容易である等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断側面図、第2図
a乃至eは他の実施例の一部分を示す縦断側面図である
。 1・・・ミッションケース、3〜4・・・走行用ミッシ
ョン、5・・・PTO用ミッション、33・・・後部P
TO軸、35・・・前輪駆動軸、37・・・固定ギア、
38・・・遊嵌ギア、41・・・スライドギア、49・
・・副PTO軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミッションケースに走行用ミッションとPTO用ミッシ
    ョンと前記走行用ミッションに連結された前輪駆動軸と
    を設け、前記ミッションケース底部を設けられる副TP
    O軸に常時連結される遊嵌ギアと前記前輪駆動軸に常時
    連結される固定ギアとを同径に形成してそれぞれ並列し
    て設け、少なくとも前記PTO用ミッションと後部PT
    O軸とが連結されたライブPTO駆動、前記PTO用ミ
    ッションに対して前記後部PTO軸と前記副PTO軸と
    がともに連結されたライブPTO駆動、前記前輪駆動軸
    に前記後部PTO軸が連結されたグランドPTO駆動お
    よび中立状態のいずれかを選択するスライドギヤをスラ
    イド自在に設けたことを特徴とする農用トラクタの動力
    取出装置。
JP13721078U 1978-10-05 1978-10-05 農用トラクタの動力取出装置 Expired JPS5913154Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13721078U JPS5913154Y2 (ja) 1978-10-05 1978-10-05 農用トラクタの動力取出装置

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JP13721078U JPS5913154Y2 (ja) 1978-10-05 1978-10-05 農用トラクタの動力取出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5553621U JPS5553621U (ja) 1980-04-11
JPS5913154Y2 true JPS5913154Y2 (ja) 1984-04-19

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ID=29109187

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JP13721078U Expired JPS5913154Y2 (ja) 1978-10-05 1978-10-05 農用トラクタの動力取出装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229300Y2 (ja) * 1980-11-26 1987-07-28
JPS58190502U (ja) * 1982-06-14 1983-12-17 岡部株式会社 コンクリ−ト構築物用インサ−ト
JPH0658048U (ja) * 1993-12-06 1994-08-12 未来工業株式会社 コンクリート埋設物

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JPS5553621U (ja) 1980-04-11

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