JPS59130275A - ピロカルピンの前駆薬、その組成物および製法 - Google Patents

ピロカルピンの前駆薬、その組成物および製法

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JPS59130275A
JPS59130275A JP58172052A JP17205283A JPS59130275A JP S59130275 A JPS59130275 A JP S59130275A JP 58172052 A JP58172052 A JP 58172052A JP 17205283 A JP17205283 A JP 17205283A JP S59130275 A JPS59130275 A JP S59130275A
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ハンス・バンドガ−ド
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クラウス・セルク・ラ−セン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D233/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings
    • C07D233/54Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D233/64Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms, e.g. histidine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、緑内障の治療に有用などロカルビンの新規
な一過性前駆薬形に関し、その製法、それを含有する医
薬組成物及びそれを使用する方法に関する。
この明IIIで、“前駆薬″なる用語は、ピロカルビン
酸の゛誘導体で、その誘導体は瀉血動物例えばヒトの目
に局所投与した際に、目の組織中で証明された医薬すな
わちピロカルビンに変換すものを意味する。
“一過性″hる用語は、前駆薬の変換が証明された医薬
(親のピロカルビン)を遊離するように進行し、分離さ
れる分子が非毒性で残存するか非′毒性の代謝物が産生
されるように代謝されることを意味する。
この発明のピロカルビンの新規な前駆薬形は、ある種の
ピロカルピン酸の誘導体であり、親化合物のピロカルビ
ンに比較して望ましい高脂質親和性を有するものである
濡面動物の緑内障の治療に有用で新しい化合物の出現が
医薬分野で望まれている。この必要な理由は、選択化合
物のピロカルビンが、それ自体及び医薬投与剤型で目に
おける生体利用性が極端に低いからで、点眼したごロカ
ルビンの僅か1〜3%もしくはそれ以下しか内部眼組織
に入るだけであるためである(例えば、L ee  &
  Robinson(j979)及びその中での引用
文献参照)。角膜を通してのどロカルビンの透浸能力が
低いのは、一般的にいうとピロカルビンの脂質親和性が
低いことによるものである。生体利用性が低いため、ピ
ロカルビンの抗緑内障有効量が眼の内部に達するように
するためには大量の点眼投与が必要となる( L er
man  &  Reininger (1971)参
照)。このような大量投与や目での生体利用性の低いこ
と−9ち − が全身前f[の問題を起す。これは投与したごロカルビ
ンの大部分が0涙管から全身系に吸収されるからである
( P atton  &  F rancOer  
(1978)参照)。このどロカルビンの全身吸収は、
例えばコリン性薬剤に鋭敏な患者に対し、副作用を現わ
すことになる。
ピロカルビンに伴う他の重大な問題としては、その作用
期間が短いことである。点眼して、ピロカルビンによっ
て生ずる眼内圧の低下期間は僅かに約3時間であり、そ
のため−日に3〜8回の投与を必要とする不便を伴う。
このような治療コン]・ロールに従う患者は少なく、従
わないと、眼圧コントロールの適性を欠き視力の低減を
来たすことになる(Norell  (1980)、 
Norell  &Q ranstron (1980
)参照)。
その上、人聞のどロカルビンをひんばんに投与するど、
眼において高い濃度の一過性の薬のピークをともなうこ
とになり、これが誘因近視や縮瞳のような副作用となる
。このような副作用は用囲に関係しており、低レベルで
長時間効果を奏する− リ R一 手段が見出されれば大きな利点となる( L erma
n&  Re1ninoer (1971) 、  5
hell  &B aker (1974)参照)。
以上の説明から、上記の欠点を解消しうるピロカルビン
の改良品が切望される理由が明らかであろう。また、ピ
ロカルビンの改良品としては、角膜からの十分な浸透が
行われるよう高脂質親和性を有すること、角膜を一旦通
過した後活性などロカルビンに変換されること、ピロカ
ルビンの放出が調整されかつ作用が接続することが必要
と思われる。
この発明によるピロカルピン前駆薬誘導体は、上記した
ごとき好ましい特徴を有する。すなわち、ピロカルビン
ど同じように局所投与ができ、投与後、角膜を通過し、
所望の治療部位に、達すると活性な親ピロカルピンに変
換され、治療濃度のピロカルビンを与え、よ、り効果的
で持続性にもかかわらず、谷知の親(ロカルピン投与!
得られる同じ薬力学的効果が得られる。
このような好ましい特質を持、つピロカルビン前−、j
O− 駆薬の必要なことは一般的に認識されているが(例えば
Lee  &  Robinson  (1979) 
)、公知の前駆薬としてはピロカルビンの第4級アンモ
ニウム塩が唯一のものである( B oder、米国特
許第4.061,722号)。この化合物はこの発明の
化合物とはかなり異なっている。
この発明のピロカルピン前駆薬は、ピロカルピン酸誘導
体である。ピロカルピン酸が酸性溶液(pt−11〜3
)で(但し生理的DI−1(pH7〜7.5)や塩基性
pf−1ではない)、部分的に閉環してピロカルビンに
なることは知られているが、この発明の未公知のピロカ
ルピン酸エステル類や他の誘導体の反応性についての情
報はない。この発明の発明者らは、かようなどロカルビ
ン酸誘導体、特に各種のエステル類が酸性溶液(1)l
−13〜4)で安定であるが中性乃至塩基性溶液、換言
すれば眼の組織で優勢な条件下でピロカルビンを生成す
ることを見出した。さらに、ある種のピロカルビン酸誘
導体(ピロカルビンの二重前駆薬型と以下称す)が、生
体内で容易にピロカルビンに変換するが、ピロカルビン
に匹敵もしくは高いp t−l 4〜5以上の水溶液で
、生体外安定性を有することを見出した。
この発明は、下記式■の化合物を提供J−るものである
2 上記式中、R1は式■の基、 R3−X−TI 式中R3はアルキル;フェニル:ハロゲン、低級アルキ
ル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシ置換の
フェニル:フェニル 低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコ4=シ又はフェ
ノキシで置換されていてもよいフェニル−低級アルキル
;フェニル基上にハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ
、低級アルコキシ又はフェノキシで置換されていてもよ
いフェニル−低級アルケニル:Xは酸素又は硫黄、 又はR1は式■の基、 5 ■ R40CO          m 6 (式中R4は上記のR3の定義と同じか、又はR4は式
■の基、 ○ 1 R7−(、−     ’        IVR7は
」−記のR3の定義ど同じか、又は窒素、酸素、硫黄か
らなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2つを含
む芳香性の5又は6員のへテロ環式基、 R5とR6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上記のR
3の定義と同じ)、 又はR1は式Vの基、 5 ■ Re −C−0 −      、、     VI 6 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8 はポリハロ
ゲン化低級アルキル基又は式V■の基、1 RaOC−VI 式中R3は上記と同じ意味、 又はR1は式■の基、 (式中R□。とR工、は隣接の窒素原子とともに形成し
た5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒素原子に
加えて、窒素、酸素又は硫竿からなる群から選択された
ヘテロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はR1は式■の基、 (式中R工3は式■の1iE(RaとXは上記の定義と
同じ)又は式Waの基、 式中R工。とR工,は同−又は異なってそれぞれ水素又
は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はR13は式
■のW(’R工。とR工、は上記の定義と同じ)、又は
R1は式■の基、 式中R工、は上記の定義と同じ、R2は式■の基(R,
は上記の定義と同じ)又は、式vIの基(Raは上記の
定義と同じ)、をそれぞれ意味する。
及びこの発明は、上記の化合物の塩類を含む。
この発明の式Tの前駆誘導体の最も重要な特徴は、R1
と任意にR2を適当に選択することにより、各種の生理
化学的性質、例えば脂質親和性、ピロカルビン生成割合
、生体外安定性(保存寿命)を有するピロカルビンの前
駆薬を得ることが可能となることで、この性質によりピ
ロカルビンの眼での吸収と分布、その作用期間ならびに
全体の活性特性を調整し、改良しかつ最高にすることが
できる。
従ってこの発明は、新規などロカルビンの前駆43− 薬を捉供し、この前駆薬もしくは一過性の誘導体は、温
血動物の眼に投与された際、脂質溶解性を増し、眼吸収
が増強され、長期間作用する性質を有する。温血動物へ
の眼科的投与により、この発明のピロカルビン前駆薬は
治療濃度で活性な親のピロカルビンに変換され(下記の
図式1参照)、親のピロカルビン分子の薬力学的かつ治
療的に有用な反応がより効果的に接続的に発現されるで
あろう。
(以下余白、次頁に続く) 44− 図式1 ピロカルビンのある種の誘導体、これらの中では2,3
の簡単なアミド類、すなわちアミド、N−メチルアミド
とN−イソプロピルアミドが文献(Koda  3 (
1973) ) $C記載サレテイル。シカし、この文
献は、経口投与後のどロカルビンと上記ピロカルビン類
似体のコリン効果の研究に関する。その目的は、投与化
合物のコリン受容体の性質とコリン効果に対する幾何学
的機能基準を研究するものである。そして、研究された
化合物が前駆薬活性を有することは全く示唆すらされて
いないし、かつピロカルビンに環化されることは全く示
唆も開示もない。
式1の化合物の塩類としては、何れの医薬的に受容な酸
付加塩類を含む。ここに用いた用語は、一般的に、非毒
性の無機又は有機酸と式Iの化合物とで形成された非毒
性の酸付加塩類を含む。その例としては、塩酸、臭化水
素酸、硫酸、スルファミン酸、硝酸、燐酸などの無機酸
との塩類、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、フマル酸、
マレイン酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸、ステア
リン酸、乳酸、リンゴ酸、バモ酸(4,4”−メチレン
ビス(3−ヒト0キシ−2−ナフタレンカルボン酸))
、アスコルビン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息
香酸、サリチル酸、脂肪族又は芳香族のスルホン酸もし
くはスルファニル酸などのような有機酸との塩類が含ま
れる。
この明細書で、“アルキル″なる用語は、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、ヘブチル又はオクチルのような直鎖
もしくは分枝のC1〜8のアルキルを意味する。アルキ
ル基の中では、低級アルキルが好ましい。“′低級アル
キル″なる用語は、メチル、エチル、プロビルブチル、
t−ブチルのにうな直鎖もしくは分校の01〜4のアル
キルを意味する。
“フェニル−低級アルキル″なる用語は、ここで定義し
たごとき低級アルキルにフェニル基が置換されたものを
意味する。好ましいフェニル−低級アルキルは、ベンジ
ル、1又は2−フェニルエチル、1.2又は3−フェニ
ルプロピル、1−メチル−1−フェニルエチルである。
゛1フェニルー低級アルケニル″なる用語は、プロペニ
ル、ブテニル、ペンテニルのような直鎖もしくは分校の
C2〜5のモノ不飽和脂肪族炭化水素基に、フェニル基
の置換されたものをいう。好ましいフェニル−低級アル
ケニルは、3−フェニルプロペン(2)−イル(E又は
Z形)、2−メチル−3−フェニルプロペン(2)−イ
ル(E又はZ形)、3−フェニルブテン(2)−イル(
E又はZ形)のような、任意にメチルか又はエチルで置
換されていてもよいフェニル置換プロペン(2)−イル
である。
“低級アルコキシ”なる用語は、オキシ基に前記の低級
アルキルが置換されたものを意味する。
メトキシとエトキシが好ましい。
“ハロゲン″なる用語は、弗素、塩素、臭素を含み、塩
素が好ましい。
フェニル基が、例えばハロゲン、低級アルキル、ヒドロ
キシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換される場合
、それらはモノ、ジ、トリ置換でもよく、ジ又はトリ置
換の場合の置換弁は異なっていてもよい。
″ポリハロゲン化低級アルキル″なる用語は、同−又は
異なる2以上のハロゲンで置換された低級アルキル(定
義は上述)を意味する。トリクロロメチルが好ましい例
である。
式■中で、R7が窒素、酸素、硫黄からなる群より選択
された1又は2のへテロ原子を含有する芳香性(族)の
5又は6員のへテロ環式基の場合、その例としては、2
−13−又は4−ピリジニル、2−又は3−チェニル、
2−94又は5−チアゾリル、2−94−又は5−オキ
サシリル、2−イミダゾリル、5−イソオキサシリル、
5−イソチアゾニル、2−フラニル、2−又は5−ピリ
ミジニル、5− (1,3)オキサジニル、5−(1゜
3)チアジニルがある。
式■中におけるR工。とR□、が隣接の窒素原子ととも
に形成した5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒
素原子に加えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選
択されたヘテロ原子の1つ又は2つを含有していてもよ
い)は、例えば1−ピペリジニル、1−イミダゾリル、
1−ピラゾリル、モルホリニル、1−ピペラジニル、チ
オモルホリニルがある。
式■の化合物の例として、R2が上記の定義でR1が下
記の基(“グループa″)の一つである化合物およびそ
の塩類を挙げることができる。
メトキシ、ブチルオキシ、オクチルオキシ、フェノキシ
、4−クロロフェノキシ、4−メチルフェノキシ、4−
ヒドロキシフェノキシ、4−メトキシフェノキシ:ベン
ジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−メチルベ
ンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−【−ブ
チルベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオキシ、4
−ヒドロキシベンジルオキシ、4−フェノキシベンジル
オキシ、4−フルオロベンジルオキシ、3−クロロベン
ジルオキシ、2−クロロベンジルオキシ、2゜4−ジク
ロロベンジルオキシ、3.4−ジメチルベンジルオキシ
、2.6−ジメチルベンジルオキシ、3,4−ジヒドロ
ベンジルオキシ、3−メトキシベンジルオキシ、3−メ
チルベンジルオキシ、2−メトキシベンジルオキシ、2
−メチルベンジルオキシ、3.4−ジメトキシベンジル
オキシ;アセトキシメチルオキシ、ピバロイルオキシメ
チルオキシ、2−エチルブチリルオキラメ1−キシ、メ
トキシフェノキシ、1−ピペラジニル、1−イミダゾリ
ル、1−ピラゾリル、1−ピロリル;メチルオキシカル
ボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、ベンジルオ
キシカルボニルアミノ;ウレイド、3−11−キシカル
ボニルウレイド:1−(ブチルオキシカルボニル ブチルオキシカルボニルメチルオキシ、1−(オクタニ
ルオキシカルボニル)エチルオキシ、オクタニルオキシ
カルボニルメチルオキシ、1−メチル−1−トリクロロ
メチルエチルオキシ、1−(フェニル)エチルオキシ、
1−(4−メチルフェニル)エチルオキシ、’l(4−
クロロフェニル)エチルオキシ、1−(4−メトキシフ
ェニル)エチルオキシ、1−(4−ヒドロキシフェニル
)エチルオキシ、1−(4−t−ブチルフェニル)エチ
ルオキシ、1−(2.4−ジメチルフェニル)エチルオ
キシ、1−(2.6−ジメチルフェニル)エチルオキシ
、1−(2−メチルフェニル)エチルオキシ、2−(フ
ェニル)エチルオキシ、1−(フェニル)プロピルオキ
シ、1−メチル−1−フェニルエチルオキシ、1−メチ
ル−1−(4−メチルフェニル)エチルオキシ、1−メ
チル−1−(4−クロロフェニル)エチルオキシ、1−
メヂルー1−(4−メトキシフェニル)エチルオキシ、
2−(フェニル)プロピルオキシ、3−()■ニル)プ
ロピルオキシ、4−(フェニル)ブチルオキシ、2−(
4−クロロフェニル)エチルオキシ、2−(4−メチル
フェニル)エチルオキシ、2−(4−メトキシフェニル
)エチルオキシ=3−(フェニル)プロペン(2)−イ
ルオキシ(EとZ)、3−(4−クロ[1フエニル)プ
ロペン(2)−イルオキシ(EとZ)、3−(4−メチ
ルフェニル)プロペン(2)−イルオキシ(EとZ)、
3−(4−メトキシフェニル)プロペン(2)−イルオ
キシ(EとZ) 、3−(フェニル)ブテン(2)−イ
ルオキシ(FとZ)、3−(4−クロロフェニル)ブテ
ン(2)−イルオキシ(EとZ)、3−、(I!l−メ
チルフェニル)ブテン(2)−イルオキシ(Eと7)、
3−(4−メトキシフェニル)ブテン(2)−イルオキ
シ(Eと7);ベンジルヂオ。
Xは酸素であるのが好ましい。これはチオエステルより
、そのエステルが一般に溶液で安定であるからである。
一般により容易に生理的pHで閉環する観点から、この
発明の好ましい化合物としては、式1の化合物すなわち
エステルタイプの化合物であり、換言すれば、R1が前
で定義した式■の基(Xは酸素の場合)、式■又は式V
の基で、R2が前で定義したものである。
このような化合物の例としては、R2が前で定義のもの
で、R1が次の基(゛グループb″)の何れかの化合物
及びその塩類である。
メトキシ、フェノキシ、4−クロロフェノキシ、4−メ
チルフェノキシ、4−ヒドロキシフェノキシ、4−メト
キシフェノキシ;ベンジルオキシ、4−クロロベンジル
オキシ、4−メチルベンジルオキシ、4−ブロモベンジ
ルオキシ、l−t−ブチルベンジルオキシ、4−メトキ
シベンジルオキシ、4−ヒドロキシベンジルオキシ、4
−フェノキシベンジルオキシ、4−フルオロベンジルオ
キシ、3−クロロベンジルオキシ、2−クロロベンジル
オキシ、2,4−ジクロロベンジルオキシ、3、4−ジ
メチルベンジルオキシ、2,6−ジメチルベンジルオキ
シ、3−メトキシベンジルオキシ、3−メチルベンジル
オキシ、2−メトキシベンジルオキシ、2−メチルベン
ジルオキシ、3。
4−ジメトキシベンジルオキシ: アセトキシメチルオキシ、ピバロイルオキシメチルオキ
シ、2−エチルブチリルオキラメ1ーキシ、メトキシメ
チルオキシ、 1−(ブチルオキシカルボニル ブチルオキシカルボニルメチルオキシ クタニルオキシカルボニル)エチルオキシ、オクタニル
オキシカルボニルメチルオキシ、1−メチル−1−トリ
クロロメチルエチルオキシ、1−(フェニル)エチルオ
キシ、1−(4−メチルフェニル)エチルオキシ、1−
(4−クロロフェニル)エチルオキシ、1−(4−メト
キシフェニル)エチルオキシ、1−(/I−ヒドロキシ
フェニル)エチルオキシ、1−(4−t−ブチルフェニ
ル)エチルオキシ、1−(2,4−ジメチルフェニル)
エチルオキシ、1−(2,6−ジメチルフェニル)エチ
ルオキシ、1−(2−メチルフェニル)エチルオキシ、
2−(フェニル)エチルオキシ、1−(フェニル)プロ
ピルオキシ、1−メチル−1−フェニルエチルオキシ、
1−メヂルー1−(4−メチルフェニル)エチルオキシ
、1−メチル−1−(4−クロロフェニル)エチルオキ
シ、1−メチル−1−(4−メトキシフェニル)エチル
オキシ、2−(フェニル)プロピルオキシ、3−()工
二ル)プロピルオキシ、4−(フェニル)ブチルオキシ
、2−(4−クロロフェニル)エチルオキシ、2− (
/I−メチルフェニル)エチルオキシ、2−(4−メト
キシフェニル)■チルオニ1ニジ:3−(フェニル)プ
ロペン(2)−イルオキシ(EとZ)、3−(4−クロ
ロフェニル)プロペン(2)−イルオキシ(EとZ)、
3−(4−メチルフェニル)プロペン(2)−イルオキ
シ(EとZ)、3−(/I−メトキシフェニル)プロペ
ン(2)−イルオキシ(EとZ)、3−(フェニル)ブ
テン(2)−イルオキシ(EとZ)1.3− (4−ク
ロロフェニル)ブテン(2)−イルオキシ(FとZ)、
3−(4−メチルフェニル)ブテン(2)−イルオキシ
(Eと7)、3−(4−メトキシフェニル)ブテン(2
)−イルオキシ(Eと7);ベンジルヂオ。
この発明のより好ましい化合物は、R1が式%式% (式中R−3がフェニル−低級アルキル(フェニル基は
ハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ
又はフェノキシで置換されていてもよい) R2が上記の定義のものである化合物及びその塩類であ
る。この群の化合物は、生理的pHで驚くべき高い割合
で定量的にピロカルビンに閉環される。
このような化合物の例として、R1が次の群(バグルー
プC″)の一つを有する化合物及びその塩類である。
ベンジルオキシ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロ
ロベンジルオキシ、2−メチルベンジルオキシ、4−メ
チルベンジルオキシ、4−ブロモベンベルオキシ、4−
t−ブチルベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオキ
シ、4−ヒドロキシベンジルオキシ、4−フェノキシベ
ンジルオキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2,6−
シメチルベンジルオキシ; 1−(フェニル)エチルオキシ、1−(4−クロロフェ
ニル)エチルオキシ、1−(4−メチルフェニル)エチ
ルオキシ、2−(フェニル)エチルオキシ、1−(フェ
ニル)プロピルオキシ、1−メチル−1−(4−メチル
フェニル)エチルオキシ、1−メチル−1−(4−クロ
ロフェニル)エチルオキシ、2−(4−クロロフェニル
)エチルオキシ、2−(4−ブチルフェニル)エチルオ
キシ。
式1のR2が水素以外の化合物は、ピロカルビンの二重
前駆薬と考えられる。これらの二重前駆薬は、目に投与
された後、目の酵素(例えば角膜酵素)によりピロカル
ビン酸誘導体(式■でR2が水素)に分解され、次いで
非酵素的閉環でピロカルビンを生成するものと思われる
。このタイプの化合物は、生体外安定性が非常に高く、
縮瞳活性が非常に長期に持続する大きな利点を有する。
縮瞳活性の持続する性質は、これらの化合物のピロカル
ビンへの変換が特殊な2段機構によるものと思われる。
かかる観点からみて、式■の好ましい化合物とは、R2
が水素以外、すなわち式■の基(Rは前述の定義)又は
式■の基(R3は前述の定義)である化合物(“化合物
A″)及びその塩類である。
このような化合物Δの例としては、R1が前記したグル
ープaの基から選択され、R2が次の群(グループα)
の一つである化合物及びその塩類である。
ピコリル、2−チェノイル、ニコチノイル、5−ビリミ
ジノイル、イソニコチノイル; アセチル、プロピオニル、ブチリル、ヘキサノイル、オ
クタノイル、ベンゾイル: 4−クロロベンゾイル、4−メチルベンゾイル、4−メ
トキシベンゾイル、2−メチルベンゾイル、2−クロル
ベンゾイル、3−メチルベンゾイル、2.6−シメチル
ベンゾイル、2,6−ジメ1〜キシベンゾイル、2,6
−ジクロロベンゾイル、4−エトキシベンゾイル、4−
ヒドロキシベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、4−
フェノキシベンゾイル: フェニルアセチル、3−フェニルプロピオニル、2−フ
ェニルプロピオニル、4−フェニルブチリル、4−クロ
ロフェニルアセチル、4−メチルフェニルアセチル、4
−メトキシフェニルアセデル、4−ヒドロキシフェニル
アセチル、2.4−ジクロロフェニルアセチル: シンナモイル、4−メチルシンナモイル、4−クロロシ
ンナモイル; メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ブトキシカ
ルボニル クチルオキシカルボニル 4−クロロフェノキシカルボニル、4−メチルフェノキ
シカルボニル、4−メトキシフェノキシカルボニル、ベ
ンジルオキシカルボニル、4−クロロベンジルオキシカ
ルボニル ルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカル
ボニル ニル、1−フェニルエチルオキシカルボニル、化合物A
 (R2が水素以外)の中で、好ましい化合物は、R1
が式IT(Xは酸素)、Iff又はVの基で、R2が式
IV(I’(7は前記定義通り)又は■(Raは前記定
義通り)の基である化合物(゛′化合物B“及びその塩
類である。
このような化合物Bの例としては、R1が前記のグルー
プbから選ばれた基で、R2が前記のグループαから選
ばれた基の化合物及びその塩類である。
化合物Bの中で、好ましい化合物は、R2が式■のIR
,は前記定義通り)の化合物(パ化合物C″)及びその
塩類である。
化合物Cの例としては、R1が前記のグループCから選
択された基で、R2が次の群(゛′グループβ′′)か
ら選択された基の化合物及びその塩類である。
ピコリル、2−チェノイル、ニコチノイル、5−ピリミ
ジノイル、イソニコチノイル: アセチル、プロピオニル、ブチリル、ヘキサノイル、オ
クタノイル、ベンゾイル; 4−クロロベンゾイル、4−メチルベンゾイル、4−メ
トキシベンゾイル、2−メチルベンゾイル、2−クロル
ベンゾイル、3−メチルベンゾイル、2、6−ジメチル
ベンゾイル、2.6−シメトキシベンゾイル、2.6−
ジクロロベンゾイル、4−エトキシベンゾイル、4−ヒ
ドロキシベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、、4−
フェノキシベンゾイル; フェニルアセデル、3−フェニルプロピオニル、2−フ
ェニルプロピオニル、4−フェニルブチリル、4−クロ
ロフェニルアセチル、4−メチルフェニルアセチル、4
−メトキシフェニルアセチル、4−ヒドロキシフェニル
アセチル、2.4−ジクロロフェニルアセチル; シンナモイル、4−メチルシンナモイル、4−クロロシ
ンナモイル: 化合物Cの中で、好ましい化合物は、R1が式IT(R
−aは前記の定義通り)の基で、R2が式■(R7は前
記定義通り)又は式V (Raは前記の定義通り)の基
である化合物(“′化合物D″)及びその塩類である。
このような化合物りの例としては、R1が前記のグルー
プCより選択された基で、R2がグループαから選択さ
れた基の化合物である。
化合物りの中で好ましい化合物は、R−が式If−(R
−aは前記の定義通り)の基で、R2が式IV(R,は
前記の定義通り)の基の化合物(パ化合物E″)及びそ
の塩類である。
化合物Eの例としては、R1が前記のグループCから選
択された基で、R2が前記のグループβから選択された
基の化合物である。
化合物Eの中で好ましい化合物は、R1が式Ir−(R
−3は前記の定義通り)の基で、R2が式■の基但しR
7がアルキル:フェニル:ハロゲン、低級アルキル、ヒ
ドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換された
フェニル;ニコチノイル又はイソニコチノイルである化
合物(゛′化合物F″)及びその塩類である。
化合物Fの例としては、R1が前記グループCから選択
された基でR2の次の群の一つの化合物及びその塩類が
ある。
ニコチノイル、イソニコチノイル; アセチル、プロピオニル、ブチリル、ヘキサノイル、オ
クタノイル、ベンゾイル: 4−り0ロベンゾイル、4−メチルベンゾイル、4−メ
トキシベンゾイル、2−メチルベンゾイル、2−クロル
ベンゾイル、3−メチルベンゾイル、2.6−シメチル
ベンゾイル、2,6−シメトキシベンゾイル、2.6−
ジクロロベンゾイル、4−エトキシベンゾイル、4−ヒ
ドロキシベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、4−フ
ェノキシベンゾイル: 化合物F中で好ましい化合物は、R1が式■′(R′3
は前記定義通り)の基で、R2がアセチル、プロピオニ
ル、ブチリル又はベンゾイルの化合物及びその塩類であ
る。
このような化合物の例は、R1がグループCから選択さ
れ、R2がアセチル、プロピオニル、ブチリル 又はベ
ンゾイルの化合物である。
より好ましい化合物は、R1がベンジルオキシ、2−フ
ェニルエチルオキシ、4−り0ロペンジルオキシ、4−
メチルベンジルオキシ又は4−t −ブチルベンジルオ
キシ、R2が水素又は特にアセチル、プロピオニル、ブ
チリル又はベンゾイルの化合物である。
式■の好ましい化合物の特別な例は、次の化合物及びそ
の塩類である。
ピロカルピン酸ベンジルエステル ビロカルビン酸4−クロロペンジルエステルビロカルピ
ン113−クロロペンジルエステルビロカルビンM4−
メチルベンジルエステルピロカルビン酸4−メトキシベ
ンジルエステルビロカルビン酸4−t−ブチルベンジル
エステルピロカルビン ピロカルビン酸2−メチルベンジルエステルビロカルビ
ン酸1−フェニルエヂルエステルOーベンゾイルピロカ
ルビン 0〜ベンゾイルピロカルビン酸4−クロロベンジルエス
テル 0−ベンゾイルピロカルビン酸3−クロロベンジルエス
テル O−ベンゾイルピロカルビン#!4ーメチルベンジルエ
ステル 0−ベンゾイルピロカルビン ジルエステル O−ベンゾイルピロカルビン14−t−ブチルベンジル
エステル O−ベンゾイルピロカルピン酸4−フェノキシベンジル
エステル 0−ベンゾイルピロカルビンWi2ーメチJレベンジル
エステル O−ベンゾイルピロカルピン酸1−フェニルベンジルエ
ステル 0−2−メチルベンゾイルピロカルピン酸ベンジルエス
テル 0−2−メチルベンゾイルピロカルピンロロベンジルエ
ステル 0−2−メチルベンゾイルビロカルビン酸3−クロロベ
ンジルエステル 0−2−メチルベンゾイルピロカルピン酸4−メチルベ
ンジルエステル 0−2−メチルベンゾイルピロカルピン酸4−メトキシ
ベンジルエステル 0−2−メチルベンゾイルピロカルピン酸4−を−ブチ
ルベンジルエステル 0−2−メチルベンゾイルピロカルピン酸4−フェノキ
シベンジルエステル 0−2−メチルベンゾイルピロカルピン酸2−メチルベ
ンジルエステル 0−2−メチルベンゾイルピロカルビン工二ルベンジル
エステル 0−2.6−シメチルベンジルビロカルビン酸ベンジル
エステル ○−2,6−シメチルベンジルビnカルビンM4−クロ
ロベンジルエステル 0−2.6−シメチルベンジルビ[1力ルビン′M3−
クロロベンジルエステル 0−2.6−シメチルベンジルピロカルピン酸4−メチ
ルベンジルエステル 0−2.6−シメチルベンジルビロカルピン酸4−メト
キシベンジルエステル 0−2.6−シメチルベンジルピロカルビン酸4−[−
ブチルベンジルエステル 0−2.6−ジメチルベンジルピロカルピン酸4−フェ
ノキシベンジルエステル 0−2.6−シメチルベンジルビロカルピン酸2−メチ
ルベンジルエステル 0−2.6−シメチルベンジルピロカルピン−フェニル
ベンジルエステル O−フェニルアセチルピロカルピン酸ベンジルエステル 0−フェニルアセチルピロカルピン酸4−り日ロベンジ
ルエステル 0−フェニルアセチルピロカルビンMS−クロロ  。
ベンジルエステル O−フェニルアセチルピロカルビンM4−メチルベンジ
ルエステル O−フェニルアレチルピロカルビン酸4−メトキシベン
ジルエステル 0−フェニルアセチルピロカルピン酸4−1−ブチルベ
ンジルエステル 0−フェニルアセチルピロカルビン キシベンジルエステル O−フェニルアセデルピロカルビンM2−メチルベンジ
ルエステル O−フェニルアセチルピロカルビンM1−フェニルベン
ジルエステル O−アセチルピロカルビン酸ベンジルエステル0−アセ
チルピロカルビン酸4−クロロベンジルエステル O−アセチルピロカルビン酸3−クロロベンジルエステ
ル O−アセチルピロカルビンM4ーメチルベンジルエステ
ル O−アセチルピロカルビンN4−メトキシベンジルエス
テル O−アセデルピロカルビン酸4−1−ブチルベンジルエ
ステル O−アセチルピロカルビン酸4−フェノキシベンジルエ
ステル O−アセチルピロカルビン酸2−メチルベンジルエステ
ル O−アセチルピロカルピン ルエステル O−プロピオニルピロカルビン酸ベンジルJステル  
  ・ O−プロピオニルピロカルビンII!i4−クロロベン
ジルエステル O−プロピオニルピロカルビン酸3−クロロベンジルエ
ステル 0−プロピオニルピロカルビン酸4−メチルベンジルエ
ステル 0−プロピオニルピロカルビン酸4−メトキシベンジル
エステル O−プロピオニルピロカルビン ベンジルエステル O−プロピオニルピロカルビンM4ーフェノキシベンジ
ルエステル O−プロピオニルピロカルビンM2ーメチルベンジルエ
ステル O−プロピオニルピロカルビンM1ーフェニルベンジル
エステル 0−ブヂリルビロカルビン酸ベンジルエステルO−ブチ
リルピロガルビン酸4−クロロベンジルエステル O−ブチリルピロカルビン酸3−クロロベンジルエステ
ル 0−ブチリルピロカルビン酸4−メチルベンジルエステ
ル 0−ブヂリルビロカルビン酸4−メトキシベンジルエス
テル O−ブチリルピロカルピン ジルエステル 0−ブチーリルビロカルビンM4ーフェノキシベンジル
エステル O−ブチリルピロカルビン エステル O−ブチリルピロカルビン酸1−フェニルベンジルエス
テル。
特に好ましい化合物の特別1.1例は、0−ベンゾイル
ピロカルビン O−ベンゾイルピロカルビン 0−ベンゾイルピロカルビン酸4−クロロベンジルエス
テル、0−ブチリルピロカルビンFi!2/I−メチル
ベンジルエステル、O−フェニルアセチルピロカルビン
酸ベンジルエステル カルビン ブチリルピロカルビン酸ベンジルエステル、0−プロピ
オニルピロカルビン酸ベンジルエステル及びこれらの塩
類である。
これらの巾で最も好ましい化合物は、0−ベンゾイルピ
ロカルビン酸ベンジルエステルである。
式■の化合物は、単独で又は医薬的に適する不活性な眼
科用担体もしくは賦形剤とともに投与してもよい。投与
量(単一量、−日量、あるいは他の時間ごとの投与量)
は治療される個々の人の要件によって異なる。式1の化
合物の投与量は、局所的に抗緑内障有効針であろう。別
の表現をすれば、目の中で、所望の薬理学的レスポンス
を達するピロカルビン量を生成する最用いられるであろ
う。一般的に、瀉血動物(ヒト及び霊長動物を含む)へ
の単−医薬量は、はぼ、0.005m(1 〜4mgの
範囲、好ましくは0.1mg〜2mgの範囲であろう。
−日当りの投与回数は1〜5回の範囲で、好ましくは2
〜4回である。式■の化合物は、医薬組成物の形で投与
しうる。溶液、懸濁液又は乳化液のような液体投与形、
軟耐、クリーム、エアゾール、高分子もしくは固体放出
調整もしくはモニター薬分配装置(膜もしくはカプセル
タイプ分配系)、放出調整もしくはモニター薬分配装置
もしくは系中で点眼しうるゲルである高分子液の形であ
ってもよい。
ピロカルビンとは対照的に、式■の前駆薬誘導体は遊離
塩基の形では水にごく僅かに溶ける。この性質は大きな
価値があり、有用な医薬投与形の巾を拡げるものといえ
る。上に示したごとく、式1の前駆薬誘導体から作られ
た水性懸濁液並びに医薬用保存容器を囲む親油性膜に基
づくカプセルタイプの送出システム( capsu l
e − typedelivery  system)
が適用できる。ピロカルビン□ は遊離塩基及び各種の塩の形の何れも水に極めてよく溶
けるため、ピロカルビン自体を投薬するのにこのような
手段は制限されるが適用不可能である( J usti
n  et  al ( 1981)参照)。
この発明の化合物を眼科的投与するのに用いる医薬的に
適した不活性の賦形剤もしくは担体は、眼科用医薬品の
製剤分野での専門家によく知られている。点眼用の製造
に用いる医薬的に受容な賦形剤としては、通常のベヒク
ル緩衝系、等張の硼酸又は硼酸塩溶液、等張の食塩溶液
などが含まれ、これらはヒドロキシプロピルセルロース
、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリルアミドなどのようなポリマ
ー類及び/又は粘度調整添加剤を含有してもよい。この
発明の化合物の眼科用油性溶液を作るのに適する賦形剤
としては、落花性油、及びひまし油、鉱油のような他の
油が含まれる。眼科用製剤に関するその他の情報どして
は、パレミングトンズ・ファーマーシューティカル・サ
ンエンシズ″6版1980年の’ O phthalm
ic  l) rugDelivery  Syste
ms” (J. R. Robins著(1980) 
)やM, Justinら(1981)の文献が参照さ
れる。
現在好ましい投与型としては、点眼液がある。
この発明の一つの化合物を含む水性点眼薬を作る方法の
典型例としては、化合物(例えば水溶性塩として)を所
定濃度で滅菌水に溶解し、適当な緩衝液又は塩酸もしく
は水酸化ナトリウムでp]−1を例えば4〜6に調整し
、任意に7エネタノールやクロロブタノールのような保
存剤を加え、さらに任意にメチルセルロースのような粘
度調整添加剤を加え、最終溶液を例えば膜濾過又は加圧
で滅菌する方法がある。
式1の化合物でR2が水素以外の化合物(表2参照)は
、生体外の安定性が高く、5年以−ヒの貯蔵寿命を有し
た水溶液をp(」5〜6でも作りうる。
点眼製剤は、点眼用容器に滅菌の固体製剤として調剤さ
れた化合物からなってもよい。同時に、等W&液を加え
て化合物を溶解させばよい。
この発明の化合物は、各種の方法で製造することができ
る。一つの方法(ωは、ピロカルビン酸の金属塩のよう
な塩又は式Xの化合物又はその塩(式中R−2は式■の
基(R7は前記の定義と同じ)、式■の基(Raは前記
の定義と同じ)、又はアルキル(特にt−エチル):フ
ェニル:置換フェニル(特に2.4−ジニトロフェニル
);ベンジル;ハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、
低級アルコキシもしくはニトロで置換されたベンジル(
特に2−ブロモベンジル又は2−ニトロベンジル);4
−トルエンスルホニル;ピコリル;テトラヒドロピラニ
ルあるいは1−ベンジルオキシ−カルボニルアミノ−2
,2,2−トリフルオロエチル) と式XIの化合物 R14−Z             XI〔式中R工
、は前記のR3と同一意味、又はR工、は式x■の基 5 R,−0−C−XI 6 (式中R4、RsとR6は上記の定義と同じ)、又はR
工、は式X■の基 5 R8−C−XI コ ロ (式中R5とR6とR8は上記の定義と同じ)、Zはヒ
ドロキシ又は除去する基〕 とを反応させ、次いでR−2がR2と異なるときR−2
を除去しかつ所望により新しい基R2を導入することか
らなる。
Z中除去する基の例としては、塩素、臭素、沃素及び4
−トルエンスルホニルが挙げられる。反応はWJ媒(例
えば、低級アルコール、トルエン、N、N−ジメチルホ
ルマミドなど)中で行うのが好ましい。式Xの化合物と
式XIの化合物との反応で、Zはヒドロキシであっても
よいが、ヒドロキシの際は、脱水剤(例えばN、N−ジ
シクロへキシルカルボジイミドなど)を存在さす必要が
ある。反応は通常0℃からmtsの沸点の間の温度で1
〜96時間行わ昨る。
この発明の化合物を製造する他の方法<b+は、ピロカ
ルビン酸の金属塩のような塩、式XIVの化合物又はそ
の酸付加塩と 〔式中R′tは式■の化合物中のR1の定義と同じ、又
はR”1は加水分解又は水素添加で除去しうる式Xvの
基 R15−x−Xv (式中R15はフェニル基上に二1〜口ひ置換されたベ
ンジル、ジフェニルメチル、フェナシル、トリメチルシ
リル、ペンタメチルベンジル、フタルイミドメチル、9
−アンスリルメチル、ピコリル又はフタロイル:Xは酸
素又は硫黄)〕 式XVIの化合物とを R−2Y             XVI(式中R′
2は上記の定義と同じ、Yはヒドロキシ又は除去する基
) 反応させ、次いでR′+がR1と異なるとき、基R−1
を除去しかつ基R1を導入し、かつ次いでR−2がR2
と異なるときR−2を除去しかつ所望により新しい基R
2を導入することからなる。
この反応は、通常クロロホルム、ベンゼン、トルエンな
どのような溶媒中、−15℃〜100℃の温度好ましく
は0℃〜50℃の温度で、塩基(例えば炭酸カリウム、
ナトリウムアルコラードなど)の存在下で行われる。式
XIVの化合物と式Xv■の化合物との反応で、Yはヒ
ドロキシであってもよい。この場合脱水剤(例えばN、
N−ジシクロへキシルカルボジイミド)を存在さす必要
がある。R1と異なる基R−1の除去は、それ自体公知
の方法(例えば加水分解か水素添加)で行うことができ
る。新しい基R1は方法(a)の際に記載したのと同様
のやり方で導入できる。
R−2がR2と異なるとき、R′2の除去はそれ自体公
知の方法(例えば加水分解か水素添加)で行うことがで
き、所望により行う新しい基R2の導入も上記と同様に
行うことができる。
この発明の化合物を作る第3の方法(C)は、ピロカル
ビン又はその酸付加塩を式X■の化合物とをRlHXV
I (式中R1は式■の化合物に関して定義したものと同じ
意味) 反応させ、かつ所望により新しいIR2を導入すること
からなる。
反応は、通常クロロホルム、ベンゼン、トルエンなどの
溶媒を用いるか用いず、20℃〜150℃の温度、好ま
しくは20℃〜100℃の温度で、2〜3時間ないし数
日間酋通2〜20時間行われる。新しい基R2の導入は
方法(b>で記載したように行うことができる。
この発明の化合物を作る他の方法(市は、式X■の化合
物又はその塩を C式中R°′1 はヒドロキシもしくは基R−(式1中
の定義と同じ)又は除去する基、R=zは上記の定義と
同じ) 式X Vlの化合物(R1は式■中の定義と同じ、但し
式X■のR1は式X■中のR°′1 と異なる)とを反
応させ、かつ次いでR−2がR2と異なるとき、R−z
を除去しかつ所望により新しい基R2を導入することか
らなる。
この反応は通常溶!!(例えば、クロロホルム、ベンゼ
ン、トルエン、アセトンなど)を用いるか用いず、−1
5℃から溶剤又は式X■の化合物の沸点の範囲の温度で
1〜96時間行われる。R″1がヒドロキシの場合は、
脱水剤(カルボジイミド類)の存在で行う必要がある。
R−2の除去は、例えば加水分解又は水素添加で行うこ
とができ、新しい基R2の導入は上記の方法(b)で記
載したと同様に行うことができる。
式■の化合物の塩類は、式1の化合物と酸とを、溶媒を
用いるか用いず、好ましくは塩を得るに必要な酸の削算
沿を用いて、混合することによって製造しうる。
この発明は、ピロカルビン酸の実質的に純粋な塩類(式
1の化合物の製造中間体として有用)を有利に製造する
方法をも提供しかつ該実質的に純粋な塩類自体を提供す
るものである。塩類としては、特にピロカルビン酸のア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属塩類、この好ましくは
ナトリウム塩が挙げられる。
このような塩類は、ピロカルビンを水11[媒体巾約O
℃で強塩基で加水分解して得ることができる。
この方法で得られる実質的に純粋な塩類の純度は普通中
なくとも85%で、不要のイソピロカルビン酸の塩は1
5%以下含むものである。このJ:うな純度での塩は、
直接更に合成のための原料として有用で、粗製品が得ら
れるか光学的に純粋な式■の化合物は容易に例えば再結
晶で得ることができる。
ピロカルビンを強塩基で加水分解する場合の温度は例え
ば0〜5℃である。強塩基としては、水酸化ナトリウム
のような水酸化アルカリ金属、又は水酸化アルカリ土類
金属があり、これらは3〜=83− 20%好ましくは5〜10%の過剰用いられる。
85%〜90%の純度を有する粗製生成物は再結晶によ
り精製でき、イソピロカルビン酸の5%以下、好ましく
は2.5%以下の生成物を得ることができる。
この発明によれば、上記の条件下で反応を行えば、二つ
の反応(すなわちピロカルビン酸の加水分解とイソピロ
カルビンへのエピマー化)が、エピマー化が極力押さえ
られるように均衡する。かりにピロカルビンの閉環を2
5℃〜50℃のような高い温度で行うとエピマー化が優
勢となり、かなり高含量の対応イソピロカルピン酸塩を
含んだ生成物が得られることになる。
この発明は、また式■の化合物を製造する新規な中間体
を提供する。この新規な中間体は、式Xを有する化合物
及びその塩類である。
84− (式中R=2は上記の定義と同一意味)この式Xの化合
とその塩類は、ピロカルビン酸の金属塩のような塩、又
は弐X IVの化合物又はその酸付加塩と (式中R′+ は上記の定義と同じ) 式X■の化合物とを R−2−Y            XVI(式中R−
2とYは上記定義と同じ) 反応させ、次いで必要により基R−1を除去することに
よって得ることができる。
この反応は、通常溶媒(例えばクロロホルム、ベンゼン
、トルエンなど)中、−15℃〜100℃好ましくは0
℃〜50℃の温度で、塩基(例えば炭酸カリウム、ナト
リウムアルコラードなど)の存在下行われる。この場合
、Yがヒドロキシの化合物を用いたときには、脱水剤(
N、 N−ジシクロへキシルカルボジイミドなど)の存
在を必須とする。R1の除去はそれ自体公知法(例えば
加水分解又は水素添加)で行うことができる。
式Xの化合物とその塩類は、ピロカルビン又はその塩を
、式X■の化合物の存在下塩基で加水分解して作ること
が可能である。かくしてピロカルピン酸塩の分離の必要
を避けることになる。換言すれば、ピロカルピン酸塩を
その場で生成させさらに分離することなく反応さすこと
ができる。
次にこの発明を実施例によってさらに詳細に説明するが
これに限定されない。実施例は特に好ましいこの発明の
具体例を示すものである。
fi ピロカルピン酸ナトリウム塩 2011の水にピロカルピン塩酸塩(9,800,40
ミリモル)を溶かした溶液を氷−水浴で冷却した。
O℃〜 4℃に冷却した1Mの水酸化ナトリウム溶液を
3つに分けて加えた。その溶液をこの温度で約1時間放
置した。1Mの塩酸101!を加えて過剰の水酸化ナト
リウムを中和させた後、その中和溶液を減圧下40℃で
蒸発させた。五酸化リン中で減圧乾燥後、得られた固体
残渣を150 ilのエタノールでスラリーとし60℃
で15分間撹拌した。4℃に冷却後、溶解していない塩
化ナトリウムを濾別した。その濾液を減圧上蒸発させ、
その残渣を減圧上室温において五酸化リンで乾燥し、9
.39(収率88%)のどロカルピン酸ナトリウム塩モ
ノ水和物を得た。その化合物を、Bundoard &
I−1onore −1−1ansen  (198,
?年)の文献に記載のようにして高速液体クロマトグラ
フィ(トIPLC)に付した結果、10%のイソピロカ
ルピン酸ナトリウム塩の存在が明らかになった(この原
r1は純粋なピロカルピン酸エステル類の合成用出発原
料として非常に満足すべきものであることが分かった)
上記のようにして製造された粗生成物の試料は2−プロ
パツール/アセトニトリル/エーテルか′らの分別再結
晶により精製され、純度97.8%の生成物が得られた
(すなわち上記1−I P L Cにより測定した結果
イソピロカルピン酸ナトリウム塩を2.2%含有)。そ
の精製された生成物の比旋光度(α)、は+22.4 
(水)であった。
次の各実施例における容量係数(capacityfa
ctors ) : K−は下記の条件下のHPI C
により測定した。
カラム:  250mm X 4 mm  L 1Ch
rosort) RP 8(MerCk)。
溶剤:メタノール/ 0,02 M  Kih PO4
(3:1容量:容量)。
流速+  1,2x1/分。
検出: U V215nm 0 丈IIと ピロカルピン酸ブチルエステル (式I中のR1がブチルオキシ基でR2は水素原子の化
合物) 実施例1で述べたようにして製造したごロカルピン酸ナ
トリウム塩の4ミリモルを6011のN、N−ジメチル
ホルムアミドに溶かした溶液に、4ミリモルの臭化ブチ
ルを加えた。その溶液を一夜室温にて撹拌し、75シ!
の水に注ぎそれから7511ずつの酢酸エチルで2度抽
出した。合した酢酸エチル抽出部を50 xlの水、5
01!の2%炭酸水素ナトリウム溶液及び501!の水
で洗浄した。硫酸マグネシュウムで乾燥後、減圧上酢酸
エチルを蒸発させた。
残渣はクロ!ホルム/石油エーテルから結晶化させ37
7mg  (収率30%)の標題のエステルを得た。
融点89〜90℃。NMR−スペクトル(CDCI 3
中)はそのエステルのR4造と一致した。
)(−+0.63  。
元素分析 C15H26N 203としての計算値:C63,80
1−19,28N 9.92実測値: 063,65 
 +−19,42N 9.92支i匠1 ピロカルピン酸ベンジルエステル (式■中にR1がベンジルオキシ基でR2が水素原子の
化合物) このエステルは実施例2で述べた方法により、ピロカル
ピン酸ナトリウム塩と臭化ベンジルから製造され収率3
1%で単離された。融点は84〜85℃で吸湿性であっ
た。
K−:0,65 元素分析: C]、8H24N20a 、  0.2f−120トL
T(1)計算値:C67,56)−17,69N 8.
75実測値:067.51 117.46  N 8.
78m←し ピロカルビン酸4−クロロベンジルエステル(式T中の
R1が4−クロロベンジル基でR2が水素原子の化合物
) このエステルは実施例2で述べた方法により、ピロカル
ピン酸ナトリウム塩と塩化4−クロロベンジルとから製
造された。その粗生成物を酢酸エチルから再結晶させた
。収率は31%で融点は106〜101℃であった。
K−:0.96 元素分析: C工。1(23CI N 2 0 gとしての計算値:
C61.62  H 6.61  CI  10.11
  N 7.89実測ii: C61,71  8 6.64  CI  10.05
  N  7.91尤1」1区 ピロカルピン酸4−メブールベンジルエステル(式r中
のR1が4−メチルベンジルオキシ基でR2が水素原子
の化合物) このエステルは実施例2で述べた方法により、ピロカル
ピン酸ナトリウム塩と臭化4−メチルベンジルとから製
造された。その粗生成物をクロロホルム/石油エーテル
と酢酸エチルから再結晶させた。収率は30%で融点は
107〜109℃であった。
)(==0.91 元素分析: C□9ト126N203としての尉算値:C69.06
   +−1  7.93   N  8.48実測値
: C68.77  H 7.88  N 8.53実
施例6 ビロカルビン1122−メチルベンジルエステJしく式
■中のR1が2−メチルベンジルオキシ基でR2が水素
原子の化合物) このエステルは実施例2で述べた方法により、ピロカル
ピン酸ナトリウム塩と臭化2−メチルベンジルから製造
された。その粗生成物をエーテルから再結晶した。収率
は35%で融点は57〜60℃であった。
K=:0.87 元素分析: C工g H,、6N2 0Bとしての計算値:C69.
06  8 7,93  N 8.48実測値:C68
.77  H 7,84  N 8.39!1」LL ピロカルビン酸ベンジルエステルフマル酸塩−水和物 31!の酢酸エチルにピロカルピン酸ベンジルエステル
(実施例3参照)  (158mg 、  0.5ミリ
モル)を溶かした溶液に、エタノールとエーテルとの混
合物にフマル酸( 60mg,  0.5ミリモル)を
溶かした溶液を加えた。その溶液を減圧上蒸発させ残渣
を2−プロパツール/石油エーテルから2度再結晶させ
標題の化合物の化合物を得た。融点は77〜78℃であ
った。
K−:0.65 元素分析: C22 1]26 N 2 07  ・R20としての
計算値:058、66   8  6.71   N 
 6.23実測値: C59.07  )1 6.73
  N 6.23実施例8 ピロカル°ピン酸ブチルエステル (式I中のR1がブチルオキシ基でR2が水素原子の化
合物) ブタノール(10if)に入れたごロカルビンIM酸J
IA ( 2,Oo )と濃硫酸(0,2if)との混
合物を室温で24時間撹拌しそれから2時間60℃に保
持した。
冷却後、未反応の出発物質を濾過により除去し、炭酸カ
ルシウム( 1.5g. )をiiI液に加えた。その
混合物を鑓過し、濾液を蒸発させた。残漬にエーテル(
20if)を加えそのエーテル溶液を2%炭酸水素ナト
リウム水溶液101!と水101!とで洗浄した。
乾燥接、エーテルを減圧上除去し標題の化合物( 18
8mΩ)を得た。この化合物は簿層クロマトグラフィ(
TLC) 、HPLC及びIR−分光分析法により実施
例2で製造した化合物と全く一致することが分かった。
支ilL ピロカルビン酸2−フェニルエチルエステル(式l中の
R1が2−フェニルエトキシ基でR2が水素原子の化合
物) このエステルは実施例2で述べた方法にJ:リピロカル
ビン酸ナトリウム塩と臭化2−フェニルエチルから製造
された。エーテルからの1回の再結晶では収率は22%
で生成物の融点は66〜70℃であった。更にもう1度
酢酸エチル/エーテル/石油エーテルから再結晶するこ
とによって生成物の融点が74〜77℃に上がった。
1(−:0.76 元素分析: C19H26N203としての計算値:C69,06H
7,93N 8.48 実測1 : C68,48H7,92N 8.3217
m[1更 −〇 ち − ピロカルビンM 4− tert、ブチルベンジルエス
テル (式I中のR1が4− tert、ブチルベンジルオキ
シ基でRtが水素原子の化合物) このエステルは実施例2で述べた方法によりピロカルピ
ン酸ナトリウム塩と臭化4−tert、ブチルベンジル
とから製造された。エーテルからの1回の再結晶では収
率は18%で生成物の融点は61〜65℃であった。エ
ーテルからとエーテル/石油にエーテルからの再結晶に
よって生成物の融点が68〜69  ℃に上がった。
K=:1.96 元素分析: 022832 N 20 Bとしての計算値:C70,
9488,66N  7.52実測値:C70,55N
 8.84  N 7.52一実施例11 0−ベンゾイルピロカルビン酸4−メチルベンジルエス
テル1.57マル酸塩 (式■中のR1が4−メチルベンジルオキシ基でR2が
ベンゾイル基の化合物) トルエン(20yf)に入れた66111(+(2ミリ
モル)のピロカルビンM4−メチルベンジルエステル(
実施例5参照)と炭酸カリウム(345■(1;  2
.5ミリモル)との混合物に、24時間の間に塩化ベン
ゾイルのo、2ag (2ミリモル)3回に分けて加え
た。その反応混合物に2%の炭酸水素ナトリウム水溶液
(20m!f)を加え、室温で3時間撹拌した。
相を分け、有機相を水で2度洗浄し乾燥し、減圧下で蒸
発させ、油状の粗O−ベンゾイルピロカルピン酸エステ
ルを得た。その油状物の一部分(450w1.1ミリモ
ル)をエーテル(15if)に溶かし2−プロパツール
に溶かしたフマル酸の溶液を加え次いで石油エーテルを
加えた。−夜5℃で放置した後、線通して分離し、標題
の化合物を249−g (収率42%)得た。その化合
物を2−プロパツール/石油エーテルから再結晶したと
ころ、86〜81℃で溶解した。
K′:3.39 95− 元素分析: C26R30N204 、 1,5フマル酸としての計
算iI:C63,15H5,96N  4.60実測値
:C62,951−16,06N 4.58実施例12 0−アセチルピロカルビン酸4−メチルベンジルエステ
ル1.57マル酸塩 (式I中のR1が4−メチルベンジルオキシ基でR2が
アセチル基の化合物) この化合物は実施例11で゛述べた方法によりピロカル
ビン酸4−メチルベンジルエステル例5参照)と塩化ア
セチルとから製造された。標題の化合物は2−プロパツ
ール/エーテル/石油エーテルから再結晶された。その
化合物の収率は85%で融点は80〜81℃であった。
K=:1.45 元素分析: 02□H28N204.1.5フマル酸としての計算値
:C59,33   H  6.27   N  5.
12実測値: C59,231−16,32N 5.1
0に流Jヒ13 ピロカルビンM1−フェニルエチルエステル(式I中の
R1が1−フェニルエトキシ基でR2が水素原子の化合
物) このエステルは実施例2で述べた方法により、ピロカル
ピン酸ナトリウム塩とα−臭臭化メルルベンジルから製
造された。この粗生成物は酢酸エチルから再結晶された
。融点は109〜110’Cであった。
K−:0.78 元素分析: C19H26N20aとしての計算値:C69,06H
7,93N 8.48 実測値:C68,58H7,88N 8.32実施例1
4 0−ベンゾイルピロカルピン ル1.57マル酸塩(式■中のR1がベンジルオキ99
− シ阜でR2がベンゾイル基の化合物) この化合物は実施例11で述べた方法により、ピロカル
ピン酸ベンジルエステル(実施例3参照)と塩化ベンゾ
イルとから製造された。標題の化合物は2−プロパツー
ル/エーテル/石油エーテルから再結晶された。融点は
88〜90℃であった。
K’−+2.70 元素分析: 025 1428 N2 04 、  1.57マル酸
としての計算値=062、62  1−1 5.76 
 N 4.71実測値:C62,66  1−1 5.
79  N 4.68実施例15 0−ベンゾイルピロカルビン酸4−クロロベンジルエス
テル1.57マル酸塩 (式I中のR1が4−クロ[1ベンジルオキシ基でR2
がベンゾイル基の化合物) この化合物は実施例11で述べた方法によりピロカルビ
ン酸4−クロロベンジルエステル(実施例4参照)と塩
化ベンゾイルから製造される。標−1  8 n ー 題の化合物は2−プロパツール/エーテル/石油エーテ
ルから再結晶された。融点は109〜111℃であった
)<−:3,69 元素分析: C25 t−127CI N204 、  1.5フマ
ル酸とし一Cの計算値: C59.19  H 5,29  CI  5.64 
 N 4.45実測値:f( 5.46  CI  5
.56  N 4.411i」1更 O−ベンゾイルピロカルビン酸2−)Jニルエチルエス
テル1.57マル酸塩 (式l中R1が2−フェニルエトキシ基でR2がベンゾ
イル基の・化合物) この化合物は、実施例11で述べた方法にJ:リビロカ
ルピン酸2ーフエニエチルエステル(実施例9参照)と
塩化ベンゾイルから製造させた。標題の化合物は2−プ
ロパツール/エーテル/石油エーテルから再結晶された
。融点は73〜17℃であ−  ILJLJ  − った。
K′:3.35 元素分析: C26 H 3o N 2 0 a 、  1,5フマ
ル酸としての計算値=063、15  1−1 5.9
6  N 4.60実測値:C63.07  Fl 6
.12  N 4.55実施例17 0−3−クロロベンゾイルピロカルビン酸ベンジルエス
テル1.57マル酸塩 (式I中のR1がベンジルオキシル基でR2が3−クロ
ロベンゾイル基の化合物) この化合物は、実施例11で述べた方法によりピロカル
ピン酸ベンジルエステル(実施例3参照)と3−塩化ク
ロロベンゾイルとから製造された。
標題の化合物は、2−プロパツール/エーテル/石油エ
ーテルから再結晶された。融点は77〜78.5℃であ
った。
K−:4.08 元素分析: C251−127CI N204 、 1,57vル酸
とシテノ81算値: C59,191」5,29  C
10,6/I  N 4.45実測値: C59,04+−15,43C10,52N 4.41
実施例18 0−ブヂリルピロカルビン酸4−メヂルベンジルエステ
ル1.57マル酸塩 (式■中のR1が4−メチルベンジルオキシ基でR2が
ブチリル基の化合物) この化合物は、実施例11で述べた方法によりピロカル
ピンM4−メヂルベンジルエステル(実施例5参照)と
塩化ブヂリルとから製造された。
標題の化合物は2−プロパツール/エーテル/石油エー
テルから再結晶された。融点は89〜91℃であった。
)(−:2.50 元素分析: C23+−132N204 、 1.57マル酸として
の目算値:C60,621−16,67N 4.87実
測値: C60,76H6,66N 4.75実施例1
9 0−フェニルアセチルピロカルピン酸ベンジルエステル
1.57マル酸塩(式I中のR1がベンジルオキシ基で
R2がフェニルアセチル基の化合物)この化合物は、実
施例11で述べた方法によりピロカルピン酸ベンジルエ
ステル(実施例3参照)と塩化フェニルアセチルとから
製造された。標題の化合物は2−プロパツール/エーテ
ル/石油エーテルから再結晶された。融点は63〜65
℃であった。
K−:2.15 元素分析: C26H3o N204 、 1.57’?/l/酸と
Lrの計11a:C63,151−15,96N 4.
60実測値: C62,99H6,12N 4.36テ
ル1.57マル酸塩0.5水 (式■中のR1がベンジルオキシ基でR2が二]チノイ
ル基の化合物) この化合物は、実施例11で述べた方法によりピロカル
ピン酸ベンジルエステル(実施例3参照)と塩化ニコチ
ノイルとから製造された。標題の化合物は2−プロパツ
ール/エーテル/石油エーテルから再結晶された。融点
は71〜75℃であった。
K′:1,02 元素分析: C’24ト12□Na 04 、 1.5フマル酸0.
5水とじでの計算値: C59,60F+ 5.’67
  N 6.95実測値: C59,75R5,92N
 6.76各種の緩衝溶液(1) l−13,5〜10
)に溶かされた各種のピロカルピン酸エステル類溶液を
、37℃で各種時間保持し、ピロカルビン、イソピロカ
ルビン及びそれに対応するピロカルビン酸のみならずも
とのエステル類を高速液体クロマト分析(上記容量係数
の測定で述べたのと同じシステム)で分析した。(Q 
undgaard  &  @ onore −1−l
ansen 、 1982)。それらの溶液の分析の結
果から、検討pHv!囲で、ピロカルビン酸エステル類
は完全にピロカルビンに変化していることがわかった。
理論的根拠から、ピロカルビンへの直接閉環反応の他に
、そのエステル類が、エピマー化を起し、続いて閉環し
て不活性イソカルビンを生じ、更に不活性カルピン酸へ
の加水分解が起ることが推測できるが、この特殊なHP
LC分析は、定量的にピロカルビンの生成だけを検出し
た。しかしこの分析法は、1%のイソピロカルビン又は
イソカルビン酸の生成を検出しうる。このエステル類の
閉環速度は、ヒドロキシトイオンの活性、すなわち11
 +−(が高くなるごとに増す。37℃におけるピロカ
ルビン酸の4−クロロベンジルエステルのp 1−1−
速度像を示すFiglを参照。生理的状態の11Hと温
度での各種ピロカルビン酸エステル類がらその半分がピ
ロカルビン生成に要する時間を表1に示す。エステル類
のアルコール部分を適当に変えれば、閉環速度を変化さ
すことが可能で、従ってピロカルビン生産速度を調整し
、修正することができる。
眼組織の酵素のモデルとしてヒト・プラズマ(Huss
ain  &  T ruelove  (1976)
及びAndersOns (1980)による研究に基
ツクモデル)ヲ用い、実施例11と12で作った0−ベ
ンゾイルピロカフ112M4−メチルベンジルエステル
−アセチルピロカルピン テル を例証した。31℃で15%ヒ1へ・プラズマ(p H
 7.4)中これらの化合物を培養すると、16分及び
24分の半減期で定量的にピロカルビン4−メチルベン
ジルエステルに分解され、これは上述の高速液体クロマ
トグラフィーで測定した(族2参照)。この生成に続い
て、これらの誘導体は、プラス7無添加の緩衝液中で観
察したく11分)と殆んど同じ半減期(83分)で定量
的にピロカルビンに閉環された。O−ベンゾイル誘導体
で行った実験における各種スビーシスに対する時間紺持
をF io2に示す。何れの時間においても、O−ペン
ゾイルビロカJレビン酸4ーメチJレベンジルエステル
、中間体のピロカルビン酸4−メチルベンジルエステル
及び最終生成物のピロカルビンの濃度の和は100±3
%である。75%ヒト・プラスマ中の他のジエステル類
の半減期は表3中に示される。
同称な反応条件但し酵素(プラズマ)を存在させない場
合で、表2から分るようにジエステル類は非常に安定で
ある。これらのO−ベンジル誘導体の安定性は、ピロカ
ルビンのp l−1 6.4. 20℃で水性溶液中1
年以下の半減期より大であり、これは興味あることであ
る。約7より大のpHにおいて、触媒速度恒数KOHが
3 〜45M−’ sin −’ (37℃)で、これ
らの化合物の加水分解が特殊な塩基触媒分解によって進
行する(表3参照)。従って、このようなどロカルビン
前駆薬は、高い生体外安定性をもつ一方生体内で容易に
ピロカルビンに変換される性質をもつことが分る。
これらの実験から、この発明のピロカルピン酸のエステ
ル類が、事実、生体内で優勢であると類似の状態で親の
活性な化合物を遊説するピロカルビンの前駆誘導体であ
ることが分る。
ピロカルビン前駆薬の脂質親和性 いくらかのどロカルビン酸誘導体とピロカルビンの分配
係数(P)を繁用の1−オクタツール/水系で測定した
。水層としてpH7.4の燐酸緩衝液を用いた。Pとl
og p値を表1及び表2に、10(l P値はまた表
3に示す。テストピロカルビン酸誘導体が親医薬より親
油性が高いことは明らかである。ピロカルビン酸エステ
ル類の例えばアルコール部分を変化させれば、親油性の
ことなるピロカルビンの前駆薬を得ることが可能で、従
ってこれら誘導体の角膜透過特性を調整もしくは修正す
ることができる。
ピロカルビン前駆薬の他の物理化学的性この発明の化合
物は弱塩基性(+)Ka値約7.0)のため、pH3〜
6の水性溶液に容易にとけ、ピロカルビンのように、各
種の酸と水溶性塩を形成する。このようなpH値では、
中性及び塩基性pHfnでの安定性と比較して、より安
定性を示す。
ピロカルビンI[Ip−メチルベンジルエステル11 
)−1 4.0の水溶液の貯蔵寿命(すなわち10%分
解に要する時間)は4℃で3.8年で、20℃で約1.
5年であることが分った。式1(R2が水素以外の例え
ばベンゾイル又はアセチル)の化合物は弱酸性溶液で極
めて高い生体外安定性を示した。0−ベンゾイルピロカ
ルビン酸ベンジルエステルは、1183〜5の水溶液中
で最高の安定性を有することが示された。このflH値
の該化合物の貯蔵寿命は、測定した温度−促進運動安定
性研究をもとに25℃で8年以上、20℃で20年以上
を示すものと予測できる。
表1 各種ピロカルビン酸エステル類の分配係数(P)とそれ
らのピロカルビンへの閉環の半減期(tO,5)エステ
ル      to、5 (分用  11” log 
P4−クロロベンジル  30   347  2.5
4ベンジル       50    66  1.8
24−メチルベンジル  77   204  2,3
1t−ブチルベンジル  87   3310  3.
522−メチルベンジル 139   186  2.
272−フェニルエチル 227   1452.16
ブチル       820    38  1.58
1−(フェニル)−4751202,08エチル ピロカルビン(対照>        0.7 −0.
15注: a ) p @ 7.40 、37℃ b ) t’)夕/−ルトpH7,40ノ0.05 M
m酸緩衝液との間。
111− 表2 ピロカルビン114−メチルベンジルエステルのO−ア
シル誘導体の分配係数(P)とそれらのピロカルビンM
4−メチルベンジルエステルへの加水分解(31℃で)
の半減wJ(to、5)エステル11”  to(J 
P  II H7,475%ヒの   ト・プ Mt#液  ラズマb) 0−     50100  4.70  4800時
C)16分ベンゾイル 0−アセチル 1450 3.16 1500時  2
4分注: a)オクタツールとp H7,4の0.05 MvAM
緩衝液との間、 b)15%ヒト・プラズマ(El 1−17.4)中、
ピロカルビン酸の4−メチルベンジルエステル及び続い
てピロカルビン、I−I P L Cで測定して、0−
アシルエステルから100%収率で生成、 C)加水分解が特殊な塩基触媒化され、データは、pト
+io〜12の速度恒数実験値をp H7,4に推定し
−112− て得たもの、20℃でto、s!Inはそれぞれ4.5
及び1.5年である。
(1ズ下余白、次頁に続く) ! 眼H的に瞳孔直径もしくは縮瞳rtll究ビ〔1カルビ
ン酸塩基含量に関して等モル濃度溶液(0,5%ピロカ
ルビン硝酸塩等IIIIi)を、ピロカルピン酸ベンジ
ルエステル(0,58%W/V)、ピロカルビン酸4−
クロロベンジルエステル(  0.65%W/V)、ピ
ロカルビン酸4−メチルベンジルエステル( 0.38
%W/V)どじロカルビン( 0.38%)を作り、各
溶液を食塩で等張にし、pf−1を塩酸で4.5に調整
した。各溶液の25μgを雄の白兎に局所的に点眼し、
兎の目の瞳孔直径変化又は縮瞳活性を時間ごとに記録し
、比較した。利用した縮瞳研究の手法の詳細は、Mit
ra&  M ikkelson ( 1982)及び
その中の引用文献に記載されている。交叉研究の結果は
F ra3に図示されている。この図から、ピロカルビ
ン酸エステル類がピロカルビンを放出し、ピロカルビン
活性を表わすピロカルビン前駆薬であることが明らかで
ある。これらの誘導体を用いた結果からみて、ピロカル
ビン自体を用いた場合と比較し、全体の効果が有意に大
で、かつその中で持続性が最も有意にかつ劇的に長い。
式lの化合物(但しR2が水素ではない、例えばベンゾ
イル)は、特に持続活性が大きかった。O−ベンゾイル
ピロカルビン酸4−メチルベンジルエステルの溶液を投
与して観察された縮瞳活性はF i04に示すごとき4
.5時間持続した。その際等価濃度及びpl−1は上記
の実験と同じであった。図から分るように、この化合物
の生体利用性はピロカルビンのほぼ4倍大きい。F i
g4はまた4−tブチルベンジルピロカルビン酸エステ
ルと2−フェニルエチルピロカルビン「1o5は、ピロ
カルビンとの比較で、二つのジエステル類と一つのモノ
エステルの比較活性を例示するものである。その化合物
は、4−メチルベンジルピ[1カルビン酸エステル、O
−ベンゾイルピロカルピン酸4−メチルベンジルエステ
ルーアセヂルピ[1力ルビンM4ーメヂルベンジルエス
テルである。これら3つの誘導体の各々で、R1’ll
換分は4−メチルベンジルオキシ基である。
これらのデータは、縮瞳レスポンスが延長されることを
示す。ジエステルの活性期間はほぼ4.5時間とである
とみられる。
F ia6とFio7は、ピロカルビンとの比較におけ
る、更に他のジエステル誘導体の活性を示す。
F io6で、化合物は、O−ベンゾイルピロカルビン
酸4−クロロベンジルエステル、O−フェニルアセチル
ピロカルビン酸ベンジルエステル及び〇ー3ークロロベ
ンゾイルピロカルビン酸ベンジルエステルである。Fi
Q7での化合物は、O−ベンゾイルピロカルビン チリルピロカルピン酸4−メチルベンジルエステル及び
O−ニコチノイルピロカルピン酸ベンジルエステルであ
る。全ての化合物は等モル最、0、25%溶液の25μ
Q(ピロカルピン酸硝酸塩等価)用いられ、但し0−ベ
ンゾイルピロカルビンM4ークロロベンジルニス乎ルは
0.125%澗度(ピロカルピン酸硝酸塩等価)であっ
た。活性延長は明白であった。投与レベルは前の実験よ
り少ないが、縮瞳効果は投与114.5時間迄明らかで
あった。
明細書中に引用した文献のリスト Anderson 、 J. A; 、 W. L. 
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0ph
【図面の簡単な説明】
「1g1は、4−クロロベンジルピロカルピン酸エステ
ルを水性溶液中37℃でピロカルビンへ環化させる際の
pHに対する偽−次速度定数の観察値の逆数をプロット
したグラフである。 Fio2は、O−ベンゾイルピロカルビン14−メチル
ベンジルエステルを37℃で15%ヒト・プラズマ(p
ll 7.4)中に保持した際のO−ベンゾイルピロカ
ルビン (○)、ピロカルピン酸4−メチルベンジルエステル(
・)、ピロカルビン(△)の時間推移(タイム・コース
)を示すグラフである。 F ra3は、表示化合物の各等モルl庶( 0.5%
ピロカルビン硝I!塩等価)におけるpl−1調整等服
液25.0μQを点眼後における、縮瞳時間プロフィル
、すなわち瞳孔直径の変化の平均観察値を時間関数とし
てプロットしたグラフである。 F io4は、表示化合物の等モル濃度(0.5%ピロ
カルピン硝酸塩等価)におけるpH調調整液液250μ
Q点眼後の縮瞳時間プロフィルを示すグラフである。 F io5は、表示化合物の各等モル濃度(0.5%ピ
ロカルビン硝酸塩等価)のIIH調整等服等張5、0μ
Qを点眼後における縮瞳時間プロフィルを示すグラフで
ある。 F +<16は、表示化合物のp H調整等張液25、
0μg点眼数の縮瞳時間プロフィルを示すグラフである
。ここでO−フェニルアセチルピロカルビン酸ベンジル
エステル、0−3−クロロベンゾイルピロカルビン ルビンの各溶液の濃度は0.25%(ピロカルビン硝!
!塩等価)゛に相当し、O−ベンゾイルピロカルビン酸
4−クロロベンジルエステル溶液の製電は0、125%
(ピロカルピン酸硝M塩等価)に相当する。 Fig7は、表示化合物の等モル濃度( 0.25%5
%ピロカルピン酸塩酸塩)におけるpH調調整等液液2
50μg点眼後の縮瞳時間プロフィルを示すグラフであ
る。 Fi9,1 (010)101/′IVI デンマーク・ディーグー2950ベ ズバグ・オルガスベイ31 0出 願 人 クラウス・セルフ・ラーセンデンマーク
・ディーグー4320レ ヤ・フールガーズベイ15 (沖出願  人 トーマス・ジエイ・ミッヶルワン アメリカ合衆国カンサス66045 0−レンズ(無番地)スクール ・オブ・ファーマシ−・ザ・ユ ニバーシティ・オブ・カンサス 手  続  ン市  jト−蓼坩(方式)%式% 2、発明の名称 ビ[1カルビンの前駆桑、その組成物および製法3、補
正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所  デンマーク、ディープ−2970ホーショル
ム、ティ三1−ブーベイ 36 氏 名   ハンス バンドガード   (ほか3名)
4、代理人 〒530 住 所  大阪市北区西天満5丁目1−3クォーター・
ワンビル5、補j1命令の11付 昭和59年1月31 H付(発送ト1)6、補i[−の
対象 (1)願書の項目7 8、前記以外の補正をする者 事件との関係 特許出願人 (1)  住 所  デンマーク、ディープ−2950
ベズバグ、オルガスベイ 31 氏 名   イーリック ファルタ (2)住 所  デンマーク、ディープ−4320レヤ
、フールガーズベイ 15 氏 名   クラウス セルフ ラーセン(3)住 所
 アメリカ合衆国、カンサス 660/15、[1−レ
ンズ(無番地)スクール オブ ファーマシ−、 ザ コーニバーシテイ オブ カンサス氏 名   1
−一マス ジエイ、ミツケルソン補正の内容 1、明細用の「特許請求の範囲」を別紙の通りタイプ浄
書する(ただし、内容変更はなし)。 2、m明細書第39〜45頁及び第76〜85頁を別紙
の通りタイプ浄書する(ただし、真数及び内容に変更は
なし)。 (2]同四ff! 106m第19行目ノr F I(
] I J ヲF m1図」に訂正する。 (3)同店第108頁第3行目のrFto2−1を「第
2図」に訂正する。 (/I)同書第115頁下から第4行目のr F io
3 Jを「第3図」に訂正する。 (5)同i!1第116頁第8行及び同頁第8行目の[
F ia4 Jを「第4図」に、同じく第15行目のr
 F io5 Jを「第5図」にそれぞれ訂正する。 (6)同書第117頁第6行及び同頁第8行目のr F
 ig6 Jを「第6図」に、同じく第6行及び第12
行目のr F ia7 Jを「第7図」にそれぞれ訂正
する。 (力同店第120頁第3行目のr F ial Jを「
第1図」に訂正する。 (8)同m問頁M1行目のr F 1g2Jを「第2図
」に訂正する。 (9)同書同頁筒14行目のr F ia3 Jをri
3図、lに訂正する。 鎖)同書同頁最終行目のrFta4.Iを「第4図」に
訂正する。 (11)同書第121頁第4行目のr F io5 J
を1第5図Jに訂正する。 a?J同四同頁同頁第8行目 rFi06J ヲrF6
図Jに訂正する。 (13)同tlli1頁118行11(7) r F 
ig7 J ヲI’ll 7図、1に訂正する。 特許請求の範囲 1、式■の化合物 〔上記式中、R1は式■の基、 R3X            Tl (式中R3はアルキル:フェニル:ハロゲン、低2− 級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキ
シ置換のフェニル;フェニル基がハロゲン、低級アルキ
ル、ヒドロキシ、低級アルコ4ニジ又はフェノキシで置
換されていてもよいフェニル−低級アルキル;フェニル
基がハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコ
キシ又はフェノキシで置換されていてもよいフェニル−
低級アルケニル:Xは酸素又は硫黄、) 又はR1は式■の基、 5 R40−C;  Om 6 (式中R4は上記のR3の定義と同じか、又はR4は式
■の基、 1] Ry  C−TV 2− 1− (R7は上記のR3の定義と同じか、又は窒素、M索、
硫黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2
つを含む芳香族の5又は6員のヘテロ環式基、R5とR
6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上記のR3の定義
と同じ)、 又はR1は式Vの基、 5 R2OOV 6 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
ン化低級アルキル基又は式vTの基、1 Rs  OG            V1式中R3は
上記と同じ意味)、 又はR1は式■の基、 一つ− (式中R+oとRh は隣接の窒素原子どともに形成し
た5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒素原子に
加えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択された
ヘテロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はR1は式■の基、 R13−C−NH−■ 1 (式中R13は式IIの基(R3とXは上記の定義と同
じ又は式Vlaの基、 式中R16とR7は同−又は異なってそれぞれ水素又は
上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はRlB LL
式W(7)基(RflトRsr ハに記(r)定義ト同
U ))、 又はR1は式■の基、 (式中R13は上記の定義と同じ)、及びR2は式■の
基(R7は上記の定義と同じ)又は、R2は式Vlの基
(R3は上記の定義と同じ)をそれぞれ意味する) 及び上記の化合物の塩類。 2、xが酸素である化合物及びその塩である特許請求の
範囲第1項記載の化合物。 36R2が式■の基(但しR7が特許請求の範囲第1項
で定義したもの)又はR2が式■の基(但しR3は特許
請求の範囲第1項で定義したもの)である化合物及びそ
の塩である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4、R1が式■の基(但しR3は特許請求の範囲第1項
で定義したもの)又はR1が式■の基(但しR4、R5
どR6は特許請求の範囲第1項で定義したもの)又はR
1が式Vの基((IlしR5゜R6とR8は特許請求の
範囲第1項で定義したちの)、 R2、特許請求の範囲第1項で定義したものである化合
物及びその塩である特許請求の範囲第2項記載の化合物
。 5、R2が式TVの基(但しR7は特許請求の範囲第1
項で定義したもの)又はR2が式■の基(但しR3は特
許請求の範囲第1項で定義したもの)及びその塩である
特許請求の範囲第4項記載の化合物。 6、R2が式■の基(但しR7は特許請求の範囲第1項
で定義したもの)である化合物及びその塩である特許請
求の範囲第5項記載の化合物。 7、R1が式■′の基 6− R−so          Tr− (式中R−3は、フェニル基がハロゲン、低級アルキル
、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換さ
れていてもよいフェニル−低級アルキル)、 R2、特許請求の範囲第1項で定義したものである化合
物及びその塩である特許請求の範囲第4項記載の化合物
。 8、R2が式■の基(但しR7は特許請求の範囲第1項
で定義したもの)又はR2が式■の基(但しR3は特許
請求の範囲第1項で定義したもの)である化合物及びそ
の塩である特許請求の範囲第7項記載の化合物。 9、R2が式■の基(但しR7は特許請求の範囲第1項
で定義したもの)の化合物及びその塩である特許請求の
範囲第8項記載の化合物。 10、R2が式■vの基(但しR7はアルキル二)工二
ル:又はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級ア
ルコキシもしくはフェノキシで置換のフェニル:又はニ
コチノイルもしくはイソニコヂノイル)の化合物及びそ
の塩である特許請求の範囲第9項記載の化合物。 11、R2がアセデル又はベンゾイルである化合物及び
その塩である特許請求の範囲第10項記載の化合物。 12、R+がベンジルオキシ、2−7]ニニル■チルオ
キシ、4−メトキシベンジルオキシ又は4−[−ブチル
ベンジルオキシ、R2が水素、アセチル、プロピオニル
、ブチリル又はベンゾイルである化合物及びその塩であ
る特許請求の範囲第11項記載の化合物。 13、Rtがベンジルオキシ、4−メチルベンジルオキ
シ又は4−クロルベンジルオキシ、R2がアセチル、プ
ロピオニル、ブチリル又はベンゾイルの化合物及びその
塩である特許請求の範囲第12項記載の化合カニ 14.0−ベンゾイル ピロカルビン酸1−メチルベン
ジルエステル、0−ベンゾイル ピロカルピン酸ベンジ
ルエステル、O−ベンゾイル ピロカルビンR4−クロ
ロベンジルエステル、0−ブチリル ピロカルビン酸4
−メチルベンジルエステル、0−フェニルアヒヂル ピ
ロカルピン酸ベンジルエステル 4−メチルベンジルエステル、0−ブチリル ピロカル
ピン酸ベンジルエステル ル ピロカルピン酸ベンジル1ステル及びこれらの塩類
からなる群より選択される化合物である特許請求の範囲
第1項記載の化合物。 15、0−ベンゾイル ピロカルピン酸ベンジルエステ
ル又はその塩である特許請求の範囲第14項記載の化合
物。 16、a)ピロカルピン酸の金属塩のような塩、又は式
Xの化合物、  − 2 − 昌 − C式中R−2は一ト記の式■中のR2の定義と同じ(但
しR”2は水素原子ではない)又は・R−2はアルキル
特にt−ブチル;フェニル:置換フェニル特に2.4−
ジニ1〜ロフェニル;ベンジル;置換ベンジル(但し)
■ニル基はハロゲン、(lU級アルキル、ヒドロキシ、
低級アルコキシ又は二]〜口で置換されている)特に2
−ブロモベンジル又は2−ニトロベンジル;4−トルエ
ンスルホニル;ピコリル、テトラヒドロフラニル:又は
1−ベンジルオキシ−カルボニルアミノ− リフルオロエチル)〕 もしくはその塩と、式)IIの化合物 R+リーZ             XI(式中R1
1+は弐TのR3の定義と同じ又はR11+は式X■の
基 5 R40C           XTT6 一〇− (式中R4 、R5とR6は式T中の定義と同じ)又は
R は式X■の基、 5 ■ Re  C             Xm6 (式中Rs 、R6とR8は式■中の定義と同じ)、Z
はヒドロキシ又は除去する基〕 とを反応させ、次いでR=2がR2と異なるどきR′2
を除去し゛、さらに所望により新しい基R2を導入し、
又は b)ピロカルピン酸の金属塩のような塩、又は式XIv
の化合物 (式中R−tは式■のR1の定義と同じ、又はR’−t
は加水分解又は水素添加で除去しうる式XVの基 R+s  X                XV(
式中R+sはフェニル基上に二1〜ロ置換されたベンジ
ル、ジフェニルメチル、フェナシル、I−リメチルシリ
ル、ペンタメチルベンジル、フタルイミドメチル、9−
アンスリルメチル、ピコリル又はフタロイル; Xは式■における定義と同じ) 又はその酸付加塩と、式X■の化合物 R−2−Y            X■(式中R−2
は上記の定義と同じ、Yはヒドロキシ又は除去する基) とを反応させ、次いでR=tがR1と異なるときR−t
を除去しかっ基R1を導入し、さらに−1つ− R”2がR2と異なるときは特にR−zを除去し次いで
所望により新しい基R2を導入するか、又は C)ビ日カルビン又はその酸付加塩と式X■の化合物 RlHXVII (式中R1は式1における定義と同じ)とを反応させ、
かつ所望により新しい基R2を導入するか、又は d)式X■の化合物 (式中R°゛1はヒドロシキ又は式■にお(〕る基R1
又はR゛°、は除去する基、R−zは上記に定義したと
同じ) 又はその塩と、式X■の化合物(式中Piは式■におけ
る定義と同じ、但し式X■のR5は式X■のR1とは異
なる) とを反応させ、次いでR=2がR2と異なるときR−2
を除去しかつ所望にJ:り新しい基R2を導入し、式(
21)の化合物を(q、 2 〔上記式中、R1は式■の基、 R3X            U (式中R3はアルキル;フェニル:ハロゲン、低−14
− 13− 級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキ
シ置換のフェニル;フェニル基がハロゲン、低級アルキ
ル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換
されていてもよい〕■ニルー低級アルキル;フェニル基
がハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキ
シ又はフェノキシで置換されていてもよいフェニル−低
級アルケニル;Xは酸素又は硫黄、) 又はR1は式■の基、 5 R4,OCOm 6 (式中R4は上記のR3の定義と同じが、又はR4は式
■の基、 =15− (Ryは上記のR3の定義と同じか、又【ま窒素、酸素
、硫黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は
2つを含む芳香族の5又は6員のへテロ環式基、R5と
R6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上記のR3の定
義と同じ)、 又はR1は式Vの基、 5 「 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
ン化低級アルキル基又は式vfの基、1 R30G−W 式中R3は上記と同じ意味)、 又はRiは式■の基、 n (式中RゎとR1> は隣接の窒素原子とともに形成し
た5又は6員のへテロ環式M(但しこの基は窒素原子に
加えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択された
ヘテロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はR1は式■の基、 R,3−C−N1−1−         ■1 (式中RHは式■の1(RaとXは−に記の定義と同じ
又は式Viaの基、 I6 17 16一 式中R+aとR17は同−又は異なってそれぞれ水素又
は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はR+sは式
■の基(R1とR11は上記の定義と同じ)、又はR1
は式■の基、 (式中R13は上記の定義と同じ)、及びR2は式lv
、の基(R7は上記の定義と同じ)又は、R2は式■の
基(R3は上記の定義と同じ)をそれぞれ意味する)、 次いで式1の化合物を所望により塩に導くことよりなる
ピロカルビン酸の前駆薬の製法。 17、式■の化合物、 18− 17− 〔上記式中、R5は式■の草、 R3−X−TI (式中R:Iはアルキル:フェニル:ハロゲン、低級ア
ルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシ置
換のフェニル:フェニル基がハロゲン、低級アルキル、
ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換され
ていてもよいフェニル−低級アルキル;フェニル基がハ
ロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又
はフェノキシで置換されていてもよいフェニル−低級ア
ルケニル;Xは酸素又は硫黄、) 又はR1は式■の基、 5 (式中R4は上記のR3の定義と同じか、又は−10− R4は式IVの基、 0 )I L−C−IV (R7は上記のR3の定義と同じか、又は窒素、酸素、
硫黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2
つを含む芳香族の5又は691のへテロ環式基、 R5とR6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上記のR
3の定義と同じ)、 又はR1は式Vの基、 5 Ra−Co           V 6 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
ン化低級アルキル基又は式■の基、Rs   OCVl (式中R3は上記と同じ意味)、 又はR1は式■の基、 (式中R11とR11は隣接の窒素原子とともに形成し
た5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒素原子に
加えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択された
ヘテロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はRtは式■の基、 R,、−C−Nll−■ 1 20− (式中R1Bは式■のIJ(R3とXは上記の定義と同
じ)又は式■aの基、 式中R+6  とRI7は同−又は異なってそれぞれ水
素又は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はR13
は式VlのM(ReとR11は上記の定義と同じ)、又
はR1は式■の基、 (式中R13は上記の定義と同じ)、 及びR2は式■の基(R7は上記の定義と同じ)又は、
R2は式■の基(R3は上記の定義と同じ)、をそれぞ
れ意味する〕。 及び上記の化合物の塩と不活性な眼科用賦形剤と21− からなる緑内障治療用局所投与医薬組成物。 18、化合物が 0−ベンゾイル ピロカルピン114−メチルベンジル
エステル、0−ベンゾイル ピロカルピン酸ベンジルエ
ステル、O−ベンゾイル ピロカルピン酸4−クロロベ
ンジルエステル、0−ブチリルピロカルピン酸4−メチ
ルベンジルエステルO−フェニルアセチル ピロカルピ
ン酸ベンジルエステル、0−アセチル ピロカルビン酸
4−メチルベンジルエステル ビン酸ベンジルエステル又は0−プロピオニルピロカル
ビン酸ベンジルエステル又はその塩である特許請求の範
囲第17項記載の組成物。 19、組成物が溶液、懸濁液又は乳化液のような液体投
与形:軟膏;クリーム:エアゾール;放出調整又はモニ
ター薬散布用装d(例えばメンプラン又はカプセル形シ
ステム)又は点1111JPJ中でゲル化されている高
分子溶液である特許請求の範囲第 17又は18項記載
の組成物。 20、ピロカルピン酸の実質的に純粋む塩類。 21、塩がアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩である
特許請求の範囲第20項記載の塩。 22、ナトリウム塩である特許請求の範囲第21項記載
の塩。 23、イソピロカルビン酸塩の含量が15%以下である
特許請求の範囲第20〜22項の何れかに記載の塩。 24、イソピロカルピンM塩の含量が5%以下である特
許請求の範囲第20〜22項の何れかに記載のJM 。 25、イソピロカルビン酸塩の含量が2.5%以下であ
る特許請求の範囲第20〜22項の何れかに記載の塩。 26、 [粋な結晶形である特許請求の範囲第20〜2
5項の何れかに記載の塩。 27、ピロカルビンを水溶液巾約0℃の温度において強
塩基で加水分解することからなるピロカルピン酸の実質
的に純粋な3Bの製法。 28、温度が約0〜5℃である特許請求の範囲第27項
記載の方法。 29、塩基がアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸
化物である特許請求の範囲第27又は28項記載の方法
。 30、塩基は水酸化ナトリウムである特許請求の範囲第
27〜29項の何れかに記載の方法。 31、塩基が過剰に用いられる特許請求の範囲第27〜
30項の何れかに記載の方法。 32、塩基の過剰が3〜20%である特許請求の範囲第
31項記載の方法。 33、塩基の過剰が5〜10%である特許請求の範囲第
32項記載の方法。 34、式Xの化合物 H3CH2 R′2 C式中R−2は式Vlの基 R30’C,VI (式中R3はアルキル;フェニル;ハロゲン、低級アル
キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置
換されたフェニル;フェニル−低級アルキル(但しフェ
ニル基はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級ア
ルコキシ又はフェノキシで置換されていてもよい°)又
はフェニル−低級アルケニル(但しフェニル基はハロゲ
ン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフ
ェノキシで置換されていてもよい)、又はR’−’tは
式%式% (式中R7はR3の定義と同じ、又はR7は窒素、酸素
、硫黄からなる群より選択された1つ又は2つのへテロ
原子を含有する芳香族の5又は6員の26− ヘテロ環基) 及びその塩類。 35、R−2がアルキル特に[−ブチル;フェニル:置
換フェニル特に2.4−ジニトロフェニル;ベンジル、
フェニル基土にハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、
低級アルコキシ又はニトロで置換されたベンジル特に2
−ブロモベンジル又は2−ニトロベンジル;4−トシル
;ピロリル、テトラヒドロピラニル又は1−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ−2,2,2−1−リフルオロエ
チルである化合物又はぞの塩である特許請求の範囲第3
4項記載の化合物。 36、ピロカルピン酸の金属塩のような塩、又は弐XI
Vの化合物もしくはその酸付加塩に、(式中R−+は式
XVの加水分解又は水流で除去しつる基、 R15−X−XV (式中R15はフェニル基土に二1へ口でirl l’
Aされたベンジル、ジフェニルメチル、)Jナシル、1
〜リメヂルシリル、ペンタメチルベンジル、フタルイミ
ドメチル、9−アンスラニルメチル:ピロリン又はフタ
ロイル;Xは酸素又は硫黄) 又はR−+は式■の基、 R3’X           IT (式中R:iはアルキル、フェニル、ハロゲン、低級ア
ルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシ置
換のフェニル:)■ニル基がハロゲン、低級アルキル、
ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシでWM 換
されていてもJ:いフェニル−低級アルキル;フェニル
基がハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコ
キシ又はフェノキシで置換されていてもよいフェニル−
低級アルケニニル;Xは酸素又は硫黄、) 又はR= +は式■の基、 5 RtOCO”I[r 6 (式中R4は上記のR3の定義と同じか、又はR4は式
IVの基、 1 R7−〇−■v R7は上記のR3の定義と同じか、又は窒素、酸素、硫
黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2つ
を含む芳香族の5又は6員のへテロ環式基、 R5とR6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上28− 記のR3の定義と同じ)、 又はR′1は式Vの基、 5 eCO−V 6 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
ン化低級アルキル基又は式■の基、1 R3−0−C−V1 式中R3は上記と同じ意味、 又はR−+は式■の基、 =30− 29− (式中RnとR++は隣接の窒素原子とともに形成した
5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒素原子に加
えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択されたヘ
テロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はR”tは式■の基、 R,3−C−N11−         ■1 (式中R13は式■のI(R3と×は上記の定義と同じ
)又は式VTaの基、 (式中R16とR17は同−又は箕なってそれぞれ水素
又は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はR13は
式VNのW(RゎとR1,1は上記の定義と同じ)−3
1− 、又はR−tは式■の基、 (式中RI3は上記の定義と同じ)、〕式Xvrの化合
物を −2Y (式中R−2は下記式XのR−2の定義と同じ、Yはヒ
ドロキシ又は除去しうる基) 反応させ、次いで必要によりR”tを除去して式C式中
R−2は式■の基 1 Ra  OC−Vl (式中R3はアルキル;フェニル;ハロゲン、低級アル
キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置
換されたフェニル:フェニル−低級アルキル(但しフェ
ニル基はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級ア
ルコキシ又はフェノキシで置換されていてもよい)又は
フェニル−低級アルケニル(但しフェニル基はハロゲン
、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェ
ノキシで置換されていてもよい)、又はR−2は式%式
% (式中R7はR3の定義と同じ、又はR7は窒素、32
− 酸素、硫黄からなる群より選択された1つ又は2つのへ
テロ原子を含有する芳香族5又は6員のへテロIll基
) 又はその塩類を得ることよりなるピロカルビン酸の前駆
薬の製法。 33− るが、ピロカルビンに匹敵もしくは高いrlH4〜5以
上の水溶液で、生体外安定性を有することを見出した。 この発明は、下記式■の化合物を提供するものである。 2 上記式中、R1は式■の基、 R3−X            II式中R3はアル
キル;フェニル:ハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ
、低級アルコキシ又はフェノキシ置換のフェニル;フェ
ニル基上にハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級
アルコキシ又はフェノキシで置換されていてもよいフェ
ニル−低級アルキル;フェニル基」−にハ「1ゲン、4
1℃級アルギル、ヒト日キシ、低級アルコキシ又はフ1
ノギシで置換されていてもよいフェニル−低級アルケニ
ル:Xは酸素又は硫黄、 又はR1は式■の基、 5 督 R40CO−m 6 (式中R4は」−記のR3の定義と同じか、又はR4は
式IVの基、 1 R2OIV R7は上記のR3の定義と同じか、又は窒素、酸素、硫
黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2つ
を含む芳香性の5又は6員のへテロ環式基、 R6とR6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上記のR
3の定義と同じ)、 又はR1は式Vの基、 5 ■ Re −c−o−’V 6 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
ン化低級アルキル基又は式Vlの基、1 Rs−QCVI 式中R3は上記と同じ意味、 又はR1は式■の基、 40− (式中RiとRh は隣接の窒素原子とともに形成した
5又は6員のへテロ環式M(但しこの基は窒素原子に加
えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択されたヘ
テロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はR1は式■の基、 RI3 0  NH−■ 1 (式中R13は式■の基(RsとXは上記の定義と同じ
)又は式vIaの基、 式中RI6 とR1,は同−又は異なってそれぞれ水素
又は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又は・RI3
は式■の基(RnとR1,は上記の定義と同じ)41− 1又はR1は式■の基、 式中R13は上記の定義と同じ、R2は式IVの基(R
7は上記の定義と同じ)又は、式VTの基(Rsは上記
の定義と同じ)、をそれぞれ意味する。 及びこの発明は、上記の化合物の塩類を含む。 この発明の式■の前駆誘導体の最も重要な特徴は、R1
と任意にR2を適当に選択することにより、各種の生理
化学的性質、例えば脂質親和性、ピロカルビン生成割合
、生体外安定性(保存寿命)を有するピロカルビンの前
駆薬を得ることが可能となることで、この性質によりピ
ロカルビンの眼での吸収と分布、その作用期間ならびに
全体の活性特性を調整し、改良しかつ最高にすることが
できる。 従ってこの発明は、新規などロカルピンの前駆薬を提供
し、この前駆薬もしくは一過性のM導体は、温血動物の
眼に投与された際、脂質溶解(/1を増し、眼吸収が増
強され、長期間作用する性質を有する。温血動物への限
月的投与により、この発明のピロカルビン前駆薬は治療
濃度で活t’l’ 1.r親のピロカルビンに変換され
(下記の図式1参照)、親のピロカルビン分子の薬力学
的かつ治療的に有用な反応がより効果的に接続的に発現
されるであろう。 (Jス下余白、次頁に続く) 図式T ↓ CH3Cl−12 ピロカルビンのある種の誘導体、これらの中では2.3
の簡単なアミド類、すなわちアミド、N−メヂルアミド
どN−イソプロピルアミドが文献(K oda  3 
(1973)ンに記載されている。しかし、この文献は
、経口投与後のどロカルビンと上−44− (式中R′2は式IVのW(R7は前記の定義と同じ)
、式■の基(R3は前記の定義と同じ)、又はアルキル
(特にt−ブチル);フェニル:置換フェニル(特に2
,4−ジニトロフェニル):ベンジル:ハロゲン、低級
アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくはニトロ
で置換されたベンジル(特に2−ブロモベンジル又は2
−ニトロベンジル):4−#−ルエンスルホニル:ビ]
リル;テトラヒドロピラニルあるいは1−ベンジルオキ
シ−カルボニルアミノ− ロエチル) と式XIの化合物 R+h−Z             xr:45− 〔式中R14は前記のR3と同一意味、又はR14 は
式X■の基 5 R4  0  C           XI6 (式中R4.R5とR6は上記の定義と同じ)、又はR
 は式X■の基 5 RsC             Xm6 (式中R5とR6とR8は上記の定義と同じ)、Zはヒ
ドロキシ又は除去する基) とを反応させ、次いでR−2がR2と異なるときR−z
を除去しかつ所望により新しい基R2を導入することか
らなる。 Z中除去する基の例としては、塩素、臭素、沃素及び4
−トルエンスルホニルが挙げられる。反応は溶W(例え
ば、低級アルコール、トルエン、N、N−ジメチルホル
マミドなど)中で行うのが好ましい。式Xの化合物と式
XIの化合物との反応で、7はヒドロキシであってもに
いが、ヒドロキシの際は、脱水剤(例えばN、N−ジシ
クロへキシルカルボジイミドなど)を存在さす必要があ
る。反応は通常O℃から溶媒の沸点の間の洛11σで1
〜96時間行われる。 この発明の化合物を製造する他の方法山)は、ピロカル
ビン酸の金属塩のような塩、弐X IVの化合物又はそ
の酸付加jpと H30H2 (式中R′tは弐丁の化合物中のR1の定義と同じ、又
はR−tは加水分解又は水素添加で除去しうる式XVの
基 R,、、−x−xv (式中R15はフェニル基上にニトロで置換されたベン
ジル、ジフェニルメチル、フェナシル、トリメデルシリ
ル、ペンタメチルベンジル、フタルイミドメチル、9−
アンスリルメチル、ピコリル又はフタロイル;Xは酸素
又は硫黄)〕 式Xv■の化合物とを R′2  Y             XVI(式中
R′2は上記の定義と同じ、Yはヒドロキシ又は除去す
る基) 反応させ、次いでR=tがR1と異なるとき、基R=+
を除去しかつM R+を導入し、かつ次いでR′2がR
2と異6るときR−2を除去しかつ所望により新しいM
 R2を導入することからなる。 この反応は、通常クロロホルム、ベンゼン、トルエンな
どのような溶媒中、−15℃〜100℃の温度好ましく
はO℃〜50℃の温度で、塩基(例えば炭酸カリウム、
ナ]・リウムアルコラートなど)の存在下で行われる。 弐X IVの化合物と式X Vrの化合物との反応で、
Yはヒドロキシであってもよい。この場合脱水剤(例え
ばN、N−ジシクロへキシルカルボジイミド)を存在さ
す必要がある。R1と異なる基R−+の除去は、それ自
体公知の方法(例えば加水分解か水素添加)で行うこと
ができる。新しい基R1は方法(a)の際に記載したの
と同様のやり方で導入できる。 R=2がR7と異なるとき、R−2の除去はそれ自体公
知の方法(例えば加水分解か水素添加)で行うことがで
き、所望により行う新しい基R2の導入も上記と同様に
行うことができる。 この発明の化合物を作る第3の方法(C)は、ピロカル
ビン又はその酸付加塩を式X■の化合物とをRzHXV
I 79− (式中R1は式■の化合物に関して定義したものと同じ
意味) 反応させ、かつ所望により新しい累R2を導入すること
からなる。 反応は、通常クロロホルム、ベンゼン、トルエンなどの
溶媒を用いるか用いず、20℃〜150℃の温度、好ま
しくは20℃〜100℃の温度テ、2〜3時間ないし数
日間普通2〜20時間行われる。新しい基R2の導入は
方法山)で記載したように行うことができる。 この発明の化合物を作る他の方法(小は、式X■の化合
物又はその塩を 〔式中R°°、はヒドロキシもしくはWR”(弐■中の
定義と同じ)又は除去する基、R”2は上記の定義と同
じ〕 式X Vlの化合物(R1は式■中の定義と同じ、イ[
lし式Xv1のR1は式X■中のR・1.と胃なる)と
を反応させ、かつ次いでR=2がR2と異なるどき、R
−2を除去しかつ所♀により新しい基R2を導入するこ
とからなる。 この反応は通常溶媒(例えば、りDロボルム、ベンゼン
、トルエン、アセトンなど)を用いるか用いず、−15
℃から溶剤又は式X■の化合物の沸点の範囲の調度で1
〜96時間行われる。R°゛1がヒドロキシの場合は、
脱水剤(カルボジイミド類)の存在で行う必要がある。 R−2の除去は、例えば加水分解又は水素添加で行うこ
とができ、新しいM R2の導入は上記の方法市)で記
載したと同様に行うことができる。 式1の化合物の塩類は、式■の化合物と酸とを、溶媒を
用いるか用いず、好ましくは塩を得るに必要な酸の計算
問を用いて、混合することににつで製造しうる。 この発明は、ピロカルピン酸の実質的に純粋な塩類(式
Tの化合物の製造中間体として有用)を有利にyJ造す
る方法をも提供しかつ該実質的に純粋な塩類自体を提供
するものである。塩類としては、特にピロカルピン酸の
アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩類、この好ましく
はナトリウム塩が挙げられる。 このような3g類は、ピロカルビンを水性媒体巾約O′
C′c強塩基で加水分解して得ることができる。 この方法で得られる実質的に純粋な塩類の純度は普通少
なくとも85%で、不要のイソピロカルビン酸の塩は1
5%以下含むものである。このような純度での塩は、直
接更に合成のための原料として有用で、粗製品が得られ
るか光学的に純粋な式■の化合物は容易に例えば再結晶
で得ることができる。 ピロカルビンを強Jn基で加水分解する場合の温度は例
えば0〜5℃である。強塩基としては、水酸化ナトリウ
ムのような水酸化アルカリ金属、又は水酸化アルカリ土
類金属があり、これらは3〜82− 20%好ましくは5〜10%の過剰用いられる。 85%〜90%の純度を右する粗製生成物は再結晶によ
り精製でき、イソピロカルビン酸の5%以下、好ましく
は2.5%1ズ下の生成物を得ることができる。 この発明によれば、上記の条件下で反応を行えば、二つ
の反応(すなわちピロカルピン酸の加水分解とイソピロ
カルビンへのエピマー化)が、エピマー化が極力押さえ
られるにうに均衡する。かりにピロカルビンの閉環を2
5℃〜50℃のような高い温度で行うとエピマー化が優
勢となり、かなり高含量の対応イソピロカルビン酸塩を
含んだ生成物が得られることになる。 この発明は、また式■の化合物を製造する新規な中間体
を提供する。この新規な中間体は、式Xを有する化合物
及びその塩類である。 83− (式中R−2は上記の定義と同一意味)この式Xの化合
とその塩類は、ピロカルピン酸の金属塩のような塩、又
は式XIVの化合物又はその酸付加塩と (式中R−1は上記の定義と同じ) 式XVTの化合物とを

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式1の化合物 (上記式中、R1は式■の基、 Ra−X−■ (式中R3はアルキル:フェニル:ハロゲン、低級アル
    キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシ置換
    のフェニル;フェニル基がハロゲン低級アルキル、ヒド
    ロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換されてい
    てもよいフェニル−低級アルキル;フェニル基がハロゲ
    ン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフ
    ェノキシで詔、換されていてもよいフェニル−低級アル
    ケニル:Xはm素又は硫費、) 又はR1は式■の基、 5 R40−C−0IIl 6 (式中R4は上記のR3の定義と同じか、又はR4は式
    ■の基、 1 R7−C−IV (R7は上記のR3の定義と同じか、又は窒素、酸素、
    硫黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2
    つを含む芳香族の5又は6員のへテロ環式基、R5とR
    6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上記のR3の定義
    と同じ)、 又はR1は式Vの基、 5 R5−C−0−V 6 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
    ン化低級アルキル基又は式Vlの基、1 Ra−QC、VI 式中R3は上記と同じ意味)、 又はR1は式■の基、 3− (式中R1oとRuは隣接の窒素原子とともに形成した
    5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒素原子に加
    えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択されたヘ
    テロ原子の1つ又は2つを含有してもJ:い)、 又はR1は式■の基、 R]、3−C−Nl−17、■ 1 (式中R13は式■の基(R,aとXは上記の定義と同
    じ又は式Waの基、   一 式中R1,6とR17は同−又は異なってそれぞれ水素
    又は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はR13は
    式vIの基(RLOとR11は上記の定義と同じ))、 又はR1は式TXの基、 (式中R13は上記の定義と同じ)、及びR2は式Iv
    の基(R7は上記の定義と同じ)又は、R2は式Vlの
    基(R3は上記の定義と同じ)をそれぞれ意味する〕 及び上記の化合物の塩類。 2、 Xが酸素である化合物及びその塩である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 3、R2が式■vの基(但しR7が特許請求の範囲第1
    項で定義したもの)又はR2が式■の基(但しR3は特
    許請求の範囲第1項で定義したもの)である化合物及び
    その塩である特許請求の範L1− 囲第1項記載の化合物。 4、R1が式■の基(但しR3は特許請求の範囲第1項
    で定義したもの)又はR1が式■の基(但しR4、R6
    とR6′は特許請求の範囲第1項で定義したもの)又は
    R1が式Vの基(但しR5゜R6とR8は特許請求の範
    囲第1項で定義したもの)、 R2、特許請求の範囲第1項で定義したものである化合
    物及びその塩である特許請求の範囲第2項記載の化合物
    。 5、R2が式■の、基(血しR7は特許請求の範囲第1
    項で定義したち、の)又はR2が式Vlの基(但しR3
    は特許請求の範囲第1項で定義したもの)及びその塩で
    ある特許請求の範囲第4項記載の化合物。 6、R2が式■の基(但しR7は特許請求の範囲第1項
    で定義したもの)である化合物及びその塩である特許請
    求の範囲第5項記載の化合物。 1、R1が式■′の基 R’−30Tr (式中R−aは、)■ニル基がハロゲン、イ1(級アル
    キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置
    換されていてもJ:いフェニル−低級アルキル)、 R2、特許請求の範囲第1項で定義したものである化合
    物及びその塩である特許請求の範囲第4項記載の化合物
    。 8、R2が式IVのM(但しR7は特許請求の範囲第1
    項で定義したもの)又はR2が式vrの基(但しR3は
    特許請求の範囲第1項で定義したもの)である化合物及
    びその塩である特許請求の範囲第7項記載の化合物。 9、R2が式Ivの基(但しR7は特許請求の範囲第1
    項で定義したもの)の化合物及びその塩である特許請求
    の範囲第8項記載の化合物。□10、R2が式TVの基
    (但しR7はアルキル;)工二ル;又はハロゲン、低級
    アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくはフェノ
    キシで置換のフェニル:又はニコチノイルもしくはイソ
    ニコチノイル)の化合物及びその塩である特許請求の範
    囲第9項記載の化合物。 11、 R2がアセチル又はベンゾイルである化合物及
    びその塩である特許請求の範囲第10項記載の化合物。 12、R+がベンジルオキシ、2−フェニルエチルオキ
    シ、4−メトキシベンジルオキシ又は4−1−ブチルベ
    ンジルオーキシ、R2が水素、アセチル、プロピオニル
    、ブチリル又はベンゾイルである化合物及びその塩であ
    る特許請求の範囲第11項記載の化合物。 13、R+がベンジルオキシ、4−メチルベンジルオキ
    シ又は4−クロルベンジルオキシ、R2がアセチル、プ
    ロピオニル、ブチリル又はベンゾイルの化合物及びその
    塩pある特許請求の範囲第12項記載の化合物。 14.0−ベンゾイル ピロカルビン酸4−メチルベン
    ジルエステル、0−ベンゾイル ピロカルピン酸ベンジ
    ルエステル、O−ベンゾイル ピロカルビン酸4−クロ
    ロベンジルエステル、0−ブチリル ピロカルビン酸4
    −メチルベンジルエステル ンジルエステル、O−アセチル ピロカルビン酸4−メ
    チルベンジルエステル、O−ブチリル ピロカルピン酸
    ベンジルエステル、0−プロピオニル ピロカルピン酸
    ベンジルエステル及びこれらの塩類からなる群より選択
    される化合物である特許請求の範囲第1項記載の化合物
    。 15、0−ベンゾイル ピロカルピン酸ベンジルエステ
    ル又はその塩である特許請求の範囲第14項記載の化合
    物。 16、a)ピロカルピン酸の金属塩のような塩、又は式
    Xの化合物、 −2 〔式中R”2は下記の式■中のR2の定義と同じ(但し
    R’−2は水素原子ではない)又はR−2はアルキル特
    にt−ブチル;フェニル:置換フェニル特に2,4−ジ
    ニトロフェニル:ベンジル:置換ベンジル(但しフェニ
    ル基はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アル
    コキシ又はニトロで置換されている)特に2−ブロモベ
    ンジル又は2−ニトロベンジル:4−トルエンスルホニ
    ル;ピコリル、テトラヒドロフラニル;又は1−ベンジ
    ルオキシ−カルボニルアミノ− リフルオロエチル)〕 もしくはその塩と、式X■の化合物 R].4  Z             XI〔式中
    R14は式■のR3の定義と同じ又はR14は式X■の
    基 5 R40−CXII 古。 (式中R4、RsとR6は式1中の定義と同じ)又はR
    ,4は式X■の基、 5 Re  CX1lr 6 (式中Rs 、R6とR8は式1中の定義と同じ)、Z
    はヒドロキシ又は除去する基〕 とを反応させ、次いでR′2がR2と異なるときR=2
    を除去し、さらに所望により新しいM R2を導入し、
    又は b)ピロカルビン酸の金R塩のような塩、又は弐XrV
    の化合物 11− 〔式中R′1は式1のR1の定義と同じ、又はR′+は
    加水分解又は水素添加で除去しうる式%式% (式中R15はフェニル基上にニトロ置換されたベンジ
    ル、ジフェニルメチル、フェナシル、トリメチルシリル
    、ペンタメチルベンジル、フタルイミドメチル、9−ア
    ンスリルメチル、ピコリル又はフタロイル; Xは式1における定義と同じ) 又はその酸付加塩と、式XV[の化合物R−z  Y 
               XVI(式中R′2は上記の定
    義と同じ、Yはヒドロキシ又は除去する基) とを反応させ、次いでR′1がR1と異なるときR′+
    を除去しかつ基R1を導入し、さらに12− R=2がR2と異なるときは特にR−2を除去し次いで
    所望により新しいW R2を導入するか、又は C)ピロカルビン又はその酸付加塩と式XVIの化合物 R18X、Vj (式中R1は式Iにおける定義と同じ)とを反応させ、
    かつ所望により新しいM R2を導入するか、又は d)式X■の化合物 (式中R″1はヒドロシキ又は式Tにおける基R1又は
    R°゛1は除去する基、R−2は上記に定義したと同じ
    ) 又はその塩と、式X■の化合物(式中R1は式1嶋おけ
    る定義と同じ、但し式X VlのR1は式X■のR1と
    は異なる) とを反応させ、次いでR−2がR2と異なるときR′2
    を除去しかつ所望により新しい’I R2を導入し、式
    (,1)の化合物を得、 2 〔上記式中、R1は式Hの基、 R3X−II (式中R3はアルキル:フェニル:ハロゲン、低級アル
    キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシ置換
    のフェニル;フェニル基がハロゲン、低級アルキル、ヒ
    ドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換されて
    いてもよいフェニル−低級アルキル:フェニル基がハロ
    ゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又は
    フェノキシでM%されていてもよいフェニル−低級アル
    ケニル:Xl、tM素又は硫黄、) ヌはR1は式■の基、 5 ! (式中R4は上記のR3の定義と同じが、又はR4は弐
    ■の基、 1 R,−C−IV −1へ − (R7は上記のR3の定義と同じか、又は窒素、酸素、
    硫黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2
    つを含む芳香族の5又は6員のへテロ環式基、R5とR
    6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上記のR3の定義
    と同じ)、 又はR1は式Vの基、 5 ■ Re−C−0−V へ (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
    ン化低級アルキル基又は式■の基、1 R30CV1 式中R3は上記と同じ意味)、 又はR1は式■の基、 −1R− (式中RIOとR工1は隣接の窒素原子とともに形成し
    た5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒素原子に
    加えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択された
    ヘテロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はR1は式■の基、 R13CNH−■ +I (式中R13は式■のM(RaとXは上記の定義と同じ
    又は式■aの基、 −10一 式中R工。とR工。は同−又は異なってそれぞれ水素又
    は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はR13は式
    ■の基(R10とR11は上記の定義と同じ)、又はR
    1は式■の基、 (式中R工3は上記の定義と同じ)、及びR2は式■v
    の基(R7は上記の定義と同じ)又は、R2は式VIの
    基(R3は上記の定義と同じ)をそれぞれ意味苛る〕、 次いで式1の化合物を所望により塩に導くことよりなる
    ピロカルビン酸の前駆薬の製法。 17、式■の化合物、 〔上記式中、R1は式■の基、 R3X            If (式中R3はアルキル;フェニル;ハロゲン、低級アル
    キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシ置換
    のフェニル;フェニル基がハロゲン、低級アルキル、ヒ
    ドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換されて
    いてもよいフェニル−低級アルキル:フェニル基がハロ
    ゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又は
    フェノキシ、で置換されていてもよいフェニル−低級ア
    ルケニル:Xは酸素又は硫黄、) 又はR1は式■の基、 5 R40CO−111 6 (式中R4は上記のR3の定義と同じか、又は19− R4は式■の基、 1 R7−C−IV (R7は上記のR3の定義と同じか、又は窒素、酸素、
    硫黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2
    つを含む芳香族の5又は6員のへテロ環式基、 R5とR6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上記のR
    3の定義と同じ)、 又はR1は式Vの基、 5 ? Re−C−0−V ! 6 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
    ン化低級アルキル基又は式Vlの基、−20− (式中R3は上記と同じ意味)、 又はR1は式■の基、 (式中R1oとR工1は隣接の窒素原子とともに形成し
    た5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒素原子に
    加えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択された
    ヘテロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はR1は式■の基、 R工3−(、−Nl−1−■ 1 (式中R13は式■のI(RsとXは上記の定義と同じ
    )又は式■aの基、 式中R16とR17は同−又は異なってそれぞれ水素又
    は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はR□3は式
    ■の基(R工。とR□、は上記の定義と同じ)、又はR
    1は式■の基、 (式中R13は上記の定義と同じ)、 及びR2は式IVの基(R7は上記の定義と同じ)又は
    、R2は式Vlの基(Raは上記の定義と同じ)、をそ
    れぞれ意味する〕。 及び上記の化合物の塩と不活性な眼科用賦形剤とからな
    る緑内障治療用局所投与医薬組成物。 18.化合物が O−ベンゾイル ピロカル゛ピンM4−メヂルベンジル
    エステル、0−ベンゾイル ピロカルピン酸ベンジルエ
    ステル ン@4−りOロベンジルエステル、0−ブヂリルビロカ
    ルピン酸4ーメチルベンジルエステル、0−フェニルア
    セデル エステル、0−アレデル ピロカルピン酸4−メチルベ
    ンジルエステル ピン酸ベンジルエステル又はO−プロピオニルピロカル
    ビン酸ベンジルエステル又はその塩である特許請求の範
    囲第17項記載の組成物。 19、組成物が溶液、懸濁液又は乳化液のような液体投
    与形;軟膏;クリーム;エアゾール:放出調整又はモニ
    ター薬散布用装置(例えばメンプラン又はカプセル形シ
    ステム)又は点眼器中でゲル化されている高分子溶液で
    ある特許請求の範囲第17又は18項記載の組成物。 20、ピロカルピン酸の実質的に純粋な塩類。 21、塩がアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩である
    特許請求の範囲第20項記載の塩。 22、ナトリウム塩である特許請求の範囲第21項記載
    の塩。 23、イソピロカルビン酸塩の含量が15%以下である
    特許請求の範囲第20〜22項の何れかに記載の塩。 24、イソピロカルピンM塩の含量が5%以下である特
    許請求の範囲第20〜22項の何れかに記載の塩。 25、イソピロカルビン酸塩の含量が2.5%以下であ
    る特許請求の範囲第20〜22項の何れかに記載の塩。 26、 li[i粋な結晶形である特許請求の範囲第2
    0〜25項の何れかに記載の塩。 27、ピロカルビンを水溶液巾約O℃の温度において強
    塩基で加水分解することからなるピロカルピン酸の実質
    的に純粋な塩の製法。 28、温度が約O〜5℃である特許請求の範囲第27項
    記載の方法。 29、塩基がアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸
    化物である特許請求の範囲第27又は28項記載の方法
    。 30、塩基は水酸化ナトリウムである特許請求の範囲第
    27〜29項の何れかに記載の方法。 31、塩基が過剰に用いら′れる特許請求の範囲第27
    〜30項の何れかに記載の方法。 32、塩基の過剰が3〜20%である特許請求の範囲第
    31項記載の方法。 33、塩基の過剰が5〜10%である特許請求の範囲第
    32項記載の方法。 34、式Xの化合物 〔式中R−2は式■の基 R3 −o−C−               v■
    (式中R3はアルキル;フェニル;ハロゲン、低級アル
    キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置
    換されたフェニル;フェニル−低級アルキル(但しフェ
    ニル基はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級ア
    ルコキシ又はフェノキシで置換されていてもよい)又は
    フェニル−低級アルケニル(但しフェニル基はハロゲン
    、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェ
    ノキシで置換されていてもよい)、又はR ′2は式%
    式% (式中R7はR3の定義と同じ、又はR7は窒素、酸素
    、硫黄からなる群より選択された1つ又は2つのへテロ
    原子を含有する芳香族の5又は6員のヘテロ環基) 及びその塩類。 35、R−2がアルキル特にt−ブブル:フェニル;置
    換フェニル特に2,4−ジニトロフェニル;ベンジル、
    フェニル基上にハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、
    低級アルコキシ又はニトロで置換されたベンジル特に2
    −ブロモベンジル又は2−ニトロベンジル;4−トシル
    ;ピロリル、テトラヒドロピラニル又は1−ベンジルオ
    キシカルボニルアミノ−2,2,2−トリフルオロエチ
    ルである化合物又はその塩である特許請求の範囲第34
    項記載の化合物。 36、ピロカルビン酸の金RPAのような塩、又は弐X
    rVの化合物もしくはその酸付加塩に、〔式中R−1は
    式XVの加水分解又は水流で除去しうる基、 R,5−X−XV (式中R15はフェニル基上にニトロで置換されたベン
    ジル、ジフェニルメチル、フェナシル、トリメチルシリ
    ル、ペンタメチルベンジル、フタルイミドメチル、9−
    アンスラニルメチル:ビ自リン又はフタロイル:Xt、
    を酸素又は硫黄)又はR′1は式■の基、 R3X           I[ (式中Raはアルキル、フェニル、ハロゲン、低級アル
    キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシ置換
    のフェニル;フェニル基がハロゲン、低級アルキル、ヒ
    ドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換されて
    いてもよいフェニル−低級アルキル;フェニル基がハロ
    ゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又は
    フェノキシでilF模されていてもよいフェニル−低級
    アルケニニル;Xはill素又は硫黄、) 又はR−1は式■の基、 5 ■ (式中R4は上記のR3の定義と同じか、又はR4は式
    ■の基、 I R,−C−1’%I R7は上記のR3の定義と同じか、又は窒素、酸素、硫
    黄からなる群より選択されたヘテロ原子の1つ又は2つ
    を含む芳香族の5又は6員のへテロ環式基、 R5とR6は同−又は異なりそれぞれ水素又は上29− 記のR3の定義と同じ)、 又はR−1は式Vの基、 5 (式中R5とR6は上記と同じ意味、R8はポリハロゲ
    ン化低級アルキル基又は式■の基、1 Ra  OCV1 式中R3は上記と同じ意味、 又はR′1は式■の基、 (式中R工。とR工1は隣接の窒素原子とともに形成し
    た5又は6員のへテロ環式基(但しこの基は窒素原子に
    加えて、窒素、酸素又は硫黄からなる群から選択された
    ベテロ原子の1つ又は2つを含有してもよい)、 又はR′1は式■の基、 R工、−C−N+−1−■ 1 (式中R13は式■の基(RaとXは上記の定義と同じ
    )又は式Waの基、 (式中R16とR17は同−又は異なってそれぞれ水素
    又は上記のR3の定義と同じ意味を有す、又はR工、は
    式■の基(RloとR工、は上記の定義と同じ)、又は
    R=+ は式IXの基、 (式中R13は上記の定義と同じ)、〕式Xv■の化合
    物を −2−Y (式中R−zは下記式XのR−2の定義と同じ、Yはヒ
    ドロキシ又は除去しうる基) 反応させ、次いで必要によりR−tを除去して式〔式中
    R−zは式■の基 1 R30Q             Vl(式中R3は
    アルキル二フェニル;ハロゲン、低級アルキル、ヒドロ
    キシ、低級アルコキシ又はフェノキシで置換されたフェ
    ニル;フェニル−低級アルキル(但しフェニル基はハロ
    ゲン、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又は
    フェノキシでI′Mkされていてもよい)又はフェニル
    −低級アルケニル(但しフェニル基はハロゲン、低級ア
    ルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ又はフェノキシで
    置換されていてもよい)、又はR”2は式%式% (式中R7はR3の定義と同じ、又はR7は窒素、酸素
    、硫黄からなる群より選択された1つ又は2つのへテロ
    原子を含有する芳香族5又は6員のへテロ環基) 又はその塩類を得ることよりなるピロカルビン酸の前駆
    薬の製法。
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