JPS5912780A - 化粧パネルの製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、主としてビルの外装板や扉の外板に使用す
る金属製の化粧パネルに関するものである。

現在、ビルの外装には防錆上の必要からアルミ製のパネ
ルが多用されているが、言うまでもなくこのパネルは鋼
鉄製のものに比べ割高である。一方、鋼鉄製のものとし
ては、鋼板に塩化ビニルのフィルムを加圧接着した化粧
鋼板や、亜鉛鉄板に合成樹脂塗料を焼付は塗装したカラ
ートタンがあるが、いずれも基板が薄板であるため、ビ
ルの外装用としてれ強度的に問題があり、また表面が平
滑であるため、平板な印象は否めず、装飾的効果に乏し
いといった欠点がある。

この発Ｆ！Ａは、かかる従来の欠点に鑑み、表面に凹凸
模様があって装飾性に優れた化粧パネルを安価ＶＣ製造
しようとするもので、その詳細を図示の一実施例に基い
て説明すると、次の通シである。

第１図はこの発明の製法で得られる化粧パネル１の全体
を示し、第２図はその拡大した断面構造を示している。

第１図及び＠２図において、２は所定の形状に切断成形
された基板で、通常は鋼板を用いるが、他の金属板を使
用することもできる。３／′ｉプライマー塗膜、４は着
色塗膜である。この着色塗膜４は１ｍｍ程度の厚い塗１
莫で、表面全面に筋状の凹凸があり、四部５．・・・は
互いに不規則な形状を呈しているが、凸部６゜・・・は
一定の高さに扁平化されてｂる。７は凹部５及び凸部６
の表面に形成したトップコート塗膜である。

次にこの化粧パネルの製造工程を順を追って説明する。

まず所定の形状の基板２の表面には、プライマーを塗布
し、第３図に示すようにプライマー塗膜３を形成する。

そののち、プライマー塗膜３の上に着色塗料を塗って厚
い着色塗膜４を形成する（第４図）。この着色塗膜４が
硬化する前に、縁部に細かｂ凹凸のある掻き板を該着色
塗膜４全面に摺接させることによって、凹凸を造成する
（第５図）。この凹凸を形成するものとしては、この他
、硬毛のブラシも用することができ、要するに着色塗膜
４に凹凸形成体を接触させればよい。凹凸形成体の移動
軌跡により、凹凸による模様が第１図のように波線状に
なったシ、あるｌ、ｎＩ／′ｉ直線状、折れ線状となる
。このようにして出来た凹部５及び凸部６′のうち、凸
部６′の多くは尖鋭に突出しているので、その上から押
えローラを掛けて凹凸の突出部分を一定高さにまで扁平
化する。これによって、第６図に示すように上面が平坦
化された凹凸ができる。こののち、この四部５及び凸部
６の表面にトップコートを塗布してトップコート塗膜７
を形成し、これによって化粧パネルが完成する。

この発明は上述のように、プライマーが塗布された金属
製基板に厚い着色塗膜を形成し、この塗膜に掻き板等で
凹凸を造成し、この凹凸の突出部分を押えローラで扁平
化して化粧ノくネルを製造するもので１着色塗膜上の凹
凸で該塗膜の全面に立体感のある模様が形成され、従来
のは掻き板等が接触しただけで粗面のままであるが、凸
部は押えローラで押えられて平坦となっているから、四
部と凸部とが互いｒｃ際立ち、明瞭な模様を形造る０ また基板としては安価な金属板を用いることができるか
ら、全体としてコストの低減を図り得て割安な化粧パネ
ルの製造ができる。

更に掻き板等の凹凸形成体を取り換えたり、あるいはこ
の凹凸形成体の着色塗ｊ換への接触のへせ方を変えるこ
とによって、模様を変化させることができるから、様々
の模様のパネル全容易に製造でき、需要者の多様な好み
にも応じられる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明により得られる化粧パネル全体の斜視
図、第２図はその一部を破断して示した拡大斜視図、第
３図乃至第７図は各工程を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　所定の形状で表面にプライマーが塗布された
   金属製基板に着色塗料の厚り塗膜を形成し、この着色塗
   膜が硬化する前に掻き板、硬毛ブラシ等の凹凸形成体を
   接触させることによって着色塗膜に凹凸を造成し、次い
   で押えローラでこの凹凸の突出部分を一定高さにまで扁
   平化したのち、扁平化された凹凸上にトップコートを塗
   布する化粧パネルの製法。