JPH09262542A - 天然磨き石調仕上げ面の施工方法 - Google Patents

天然磨き石調仕上げ面の施工方法

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JPH09262542A
JPH09262542A JP7371096A JP7371096A JPH09262542A JP H09262542 A JPH09262542 A JP H09262542A JP 7371096 A JP7371096 A JP 7371096A JP 7371096 A JP7371096 A JP 7371096A JP H09262542 A JPH09262542 A JP H09262542A
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coating film
coating
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smoothing
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Ikuo Sato
育夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の施工法に比して、塗着作業や塗膜表面
を平坦化するための作業に熟練を要することなく、手間
を要することなく、容易に磨き石調に仕上げることがで
きるとともに、色柄の選択の自由度を向上させることの
できる、天然磨き石調仕上げ面の施工方法を提供する。 【解決手段】 基材1の表面に、1種または複数種の塗
料を塗着して、表面に凹凸を有する下層塗膜2を形成し
て乾燥させた後、その上から、凹部Dを略埋めるよう
に、下層塗膜2に用いた塗料とは異なる色の塗料を塗着
して上層塗膜3を形成し、乾燥させた後にその表面を一
様に削ることで、上下の両塗膜2,3が混在表出した、
天然磨き石調の平坦面を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材やモルタル、
あるいはコンクリート等の基材の表面に、天然の磨き石
調の塗装仕上げ面を形成するための施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然石調の塗装仕上げ面の施工方法とし
て、従来、基材表面に複数色の塗料を同時または別々に
吹きつけることにより、凹凸を持つ塗膜表面に複数色の
塗料を混在させた状態で表出させる方法や、塗料に幾種
類かの着色骨材をあらかじめ含有させたものを基材表面
に吹きつけることにより、凹凸を持つ塗膜表面に着色骨
材を適当に散在させる方法等が知られている。
【0003】一方、天然磨き石調の塗装仕上げ面の施工
方法としては、従来、以上のような方法によって得た凹
凸の塗膜を乾燥させた後、その表面をサンダー等によっ
て研磨することによって平坦化する方法、あるいは同塗
膜が未乾燥の状態でその表面をローラやヘラ等によって
押し付けることで、同じくその表面を平坦化する方法等
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の天然磨き石調の施工方法のうち、凹凸の塗膜が乾燥
した後にサンダー等によってその表面を研磨する方法で
は、表面の凹凸を完全に無くすためには、その削り代を
極めて大きくする必要が生じ、研磨のための手間が膨大
なものとなるばかりでなく、塗料も無駄となる。そし
て、このような事情に起因して、従来、研磨によって表
面を完全に平坦化することは実質的には不可能であり、
実際には施工されてはいない。
【0005】一方、塗膜が未乾燥の間にその表面をロー
ラ等で押し付けることによって平坦化する方法では、そ
のための工数は少なくてすむものの、相当の熟練を要す
るばかりでなく、塗膜表面のある程度乾燥し、かつ、塗
膜全体としては未乾燥の状態においてローラ等を押し付
ける必要があるが故に、ある程度広い領域の施工に際し
ては、塗料の塗着工程と平坦化工程とを交互に行う必要
があって、各作業を集約して実行することができない等
の問題がある。更に、この施工方法によれば、特に複数
の塗料を吹きつけた塗膜を平坦化する場合には、表面を
押さえることによって塗料間の境界部分の鮮明性が低下
して模様がぼやけてしまうという問題もある。更にま
た、この施工方法においても、表面の平坦性はローラ等
を押し付けることによって行われる関係上、従来、表面
を完全には平坦化することは実質的に不可能、または極
めて困難である。
【0006】また、これらの従来の施工方法では、塗料
の塗着工程に起因して、模様のバリエーションは限ら
れ、かつ、色数も実質的にはせいぜい2色または3色程
度が限度であり、総じて仕上げ面の色柄の選択の自由度
に制約があるという問題がある。しかも、最終的な仕上
げ面の模様は、当初の塗料の吹きつけ方にほぼ依存して
しまうため、良好な模様を得るためにはその吹きつけ作
業に高度の熟練を要するという問題もある。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、塗膜表面を平坦化するための作業に熟練を要す
ることなく、かつ、余り手間を掛けることなく、容易に
磨き石調に仕上げることができ、また、当初の塗料の吹
きつけに際して特に熟練を要することなく最終的な仕上
げ面の模様を容易に良好なものとすることができ、しか
も、従来の各施工方法に比して、色柄の選択の自由度を
向上させることのできる、天然磨き石調仕上げ面の施工
方法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決して
目的を達成するため、本発明の天然磨き石調仕上げ面の
施工方法では、図1に例示するように、基材1の被塗装
面に1種または複数種の塗料を塗着して、表面に凹凸が
形成された下層塗膜2を形成して乾燥させた後(A)、
その上から、表面の凹部Dを略埋めるように、当該下層
塗膜2に用いた塗料とは異なる色の塗料を塗着して上層
塗膜3を形成し(C)、乾燥させた後にその表面を一様
に削ることにより、上下両塗膜2,3が混在表出した平
坦面を得る(D)、という手段を採用している。
【0009】ここで、本発明における下層塗膜2の形成
方法は、表面に凹凸が形成される方法であれば特に限定
されず、具体的な例としては、前記した従来の天然石調
仕上げ面の施工方法、すなわち、複数種の塗料を同時ま
たは別々に塗着して表面が凹凸で複数種の塗料がその表
面が現れる塗膜を形成する方法、あるいは、幾種かの着
色骨材を含有させた1種類の塗料を塗着することによっ
て表面が凹凸で着色骨材が散在した塗膜を形成する方法
を採用することができるほか、1種類(単色)の塗料を
タイルガン等を用いて塗着することによって、表面に凹
凸が形成された単色の塗膜を形成してもよい。
【0010】一方、本発明における上層塗膜3を塗着す
る方法としては、ヘラやコテによって塗料をしごき付け
ることによって、塗料が主に凹部D内に入り込むように
塗着する方法、あるいはスプレー等で塗料を吹きつけた
後、表面をヘラやコテでしごき付けて不要部分(凹部D
の内部以外の部分)を除去する方法等を採用することが
できる。
【0011】また、本発明においては、下層塗膜2が未
乾燥の間に、その塗膜2の表面を、凹部Dが残る程度に
押し均す工程(図1(B)参照)を挿入することが好ま
しい。
【0012】その下層塗膜2を押し均す工程において
は、塗膜2の表面を略垂直に押し均すほかに、押し均し
用の工具を塗膜2の表面に押し付けつつその表面に沿っ
て所定方向に移動させることにより、凹部の輪郭形状を
変化させることもでき、更にまた、表面に凹凸模様が形
成された、いわゆるデザインローラないしはパターンロ
ーラ等と称されるローラを用いて、その凹凸模様を下層
塗膜2の表面に転写する方法を採用することもできる。
【0013】更に、本発明方法においては、図3に例示
するように、上層塗膜3の塗着工程の前に、下層塗膜2
の表面に、上下両塗膜2,3に用いた各塗料のいずれと
も異なる色の塗料を薄く一様に塗着して中層塗膜4を形
成してもよい。
【0014】そして、本発明では、上層塗膜3の形成後
に乾燥させて塗膜表面を削って平坦化した後、その平坦
面の表面を、クリア塗剤等の透明な仕上げ剤で被覆して
もよい。
【0015】上記のような手順により特徴づけられる本
発明の天然磨き石調仕上げ面の施工方法によれば、下層
塗膜2が乾燥した後に、その表面の凹部Dが上層塗膜3
によって埋められて殆ど凹凸の無い状態で、その表面を
一様に削って平坦化することにより、当初の凸部を形成
していた下層塗膜2と、同塗膜2の凹部Dに入り込んで
いる上層塗膜3とが、表面に混在表出した塗装面が得ら
れる。
【0016】この方法において表面を平坦化するための
削り代は、下層塗膜2の凹部Dの底面まで削ることなく
平坦化することが可能であるが故に、従来の研磨による
平坦化のための削り代に比して大幅に少なくなる。
【0017】また、下層塗膜2が未乾燥状態の間に、凹
部Dが残る程度に押し均す工程を挿入した場合には、こ
の下層塗膜2の凹凸量(山の頂と谷の底間の寸法)が少
なくなるため、平坦化のための削り代をより一層少なく
することができる。
【0018】一方、未乾燥状態の塗膜にローラ等を押し
付けることによってその塗膜を平坦化する従来方法と比
較した場合、下層塗膜2の押し均し工程を挿入しない場
合は勿論のこと、その押し均し工程を挿入した場合にお
いても、本発明ではその押し均しによって最終的な平坦
面を得るのではなく、凹部Dが残る程度に押し均すため
に、下層塗膜2として複数種の塗料を塗着した場合でも
これらの各塗料間の境界部分の鮮明性はある程度以上残
るばかりでなく、上層塗膜3と下層塗膜2との境界部分
は乾燥後に塗膜を削ることによって現れることから、そ
の鮮明性は優れたものとなり、全体としての模様シャー
プなものとなる。
【0019】また、本発明においては、下層塗膜2に複
数の塗料を用いる場合でも、その塗着工程により得られ
る模様が最終的な仕上げ面の模様となるのではなく、上
層塗膜3も含めた模様となるため、下層塗膜2の塗着工
程には従来の施工方法に比してさほど熟練を必要とする
ことがなく、また、下層塗膜2の押し均し工程を挿入し
た場合において、その押し均し工程は最終的な仕上げ面
の平坦化を行うためのものではないが故に、特に熟練を
要することはない。
【0020】そして、本発明方法では、下層塗膜2に用
いた塗料の種類ないしは色数に加えて、上層塗膜3の塗
料の色、あるいは更に加えて中層塗膜4の塗料の色の分
だけ色数を増加させることが可能となるとともに、押し
均し工程における下層塗膜2の押し均しの仕方や程度に
よって模様のバリエーションを増やすことが可能となる
結果、仕上げ面の色柄の選択の自由度が増大する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1(A)〜(D)は本発明の実
施の形態の手順説明図で、各工程における塗膜の模式的
断面図で示している。
【0022】表面を仕上げるべき基材1の表面に、ま
ず、表面に凹凸を有する下層塗膜2を形成する(A)。
この下層塗膜2の形成は、従来から用いられている天然
石調仕上げ面の施工方法、すなわち、複数種類の塗料を
タイルガンないしは双頭ガン等を用いて別個にまたは同
時に吹きつける方法、あるいは、あらかじめ幾種かの着
色骨材を含有させた塗料をタイルガン等で吹きつける方
法を採用することができる。
【0023】次に、下層塗膜2が未乾燥の間に、カット
ローラあるいはヘラ、コテ等によってその塗膜2の表面
を押し均す。この押し均しの程度は、塗膜2の表面の凹
凸を完全に無くするのではなく、(B)に示すように、
凹部Dが残る程度とする。
【0024】次に、その下層塗膜2を乾燥させた後、そ
の上から、この下層塗膜2に用いた塗料とは異なる色の
塗料をヘラないしはコテ等を用いてしごき付けることに
よって、凹部Dを略埋めるような上層塗膜3を形成す
る。この状態を(C)に示す。
【0025】その後、上下の塗膜2および3の全体を乾
燥させた後、サンダー等の研磨工具等を用いて、(C)
に一点鎖線で例示する深さに塗膜2,3を削る。これに
より、(D)に示すように、表面に下層塗膜2と上層塗
膜3とが混在した状態で表出した仕上げ面が得られる。
【0026】この仕上げ面には、下層塗膜2に2種の
(2色)の塗料を用いた場合、図2にその仕上げ面の模
様を模式的平面図で示すように、上層塗膜3の色を含め
て全体として3色からなる模様が得られる。この図2は
下層塗膜2の押し均し工程において、塗膜2をその表面
に対して略垂直に押し均した場合の例であり、天然の御
影石を磨いたような仕上げ面となる。
【0027】また、押し均し工程において、カットロー
ラ等の押し均し用の工具を、塗膜2に押し付けながら所
定の方向に移動させることによって、凹部D並びに塗膜
2の模様が同方向に流れるようにした場合には、図示を
省略するが天然の大理石を磨いたような仕上げ面が得ら
れる。
【0028】更に、押し均し工程において、表面に所定
の凹凸模様が形成されたデザインローラ等を塗膜2の表
面に押し付けることによって、そのローラの凹凸模様を
塗膜2の表面に転写すると、下層塗膜2には当初の凹凸
のほかに新たな凹凸が形成された状態で、全体として押
し均されることになり、続く上層塗膜3の塗着工程にお
いてそのデザインローラによる凹部にも塗料が埋め込ま
れ、従って最終的に得られる仕上げ面には、用いるデザ
インローラの模様に対応した色模様が表出される。
【0029】次に、本発明の他の実施の形態について述
べる。図3(A)〜(E)はその手順説明図で、各工程
での塗膜の模式的断面図を用いて示す図である。この例
は、下層塗膜2と上層塗膜3との間に中層塗膜4を設け
ることを特徴とするものである。
【0030】すなわち、先の例と同様に、(A)のよう
に基材1の表面に、凹凸表面を持つ下層塗膜2を形成
し、(B)のようにその凹部Dが残る程度に塗膜2の表
面を押し均した後、少なくともその表面を乾燥させた
後、(C)に示すように、この下層塗膜2および後で吹
きつける上層塗膜3のいずれとも異なる色の塗料を、リ
シンガン等を用いて薄く一様に吹きつけることによって
中層塗膜4を形成する。
【0031】そして、その中層塗膜4並びに下層塗膜2
を乾燥させた後、その上から、先の例と同様、これらと
は異なる色の塗料をヘラやコテ等によってしごき付ける
ことにより、(D)に示すように凹部Dを埋めるような
上層塗膜3を形成する。
【0032】次に、これらの各塗膜2,3,4の全体を
乾燥させた後、(D)に一点鎖線で例示するような深さ
で、サンダー等を用いて塗膜を一様に削り落とすことに
よりって、(E)に示すように、表面に下層塗膜2と上
層塗膜3、並びに中層塗膜4とが混在した状態で表出し
た仕上げ面が得られる。この仕上げ面においては、中層
塗膜4の塗料が上層塗膜3の周囲を薄く取り囲んだ状態
となり、この中層塗膜4の色として、上層塗膜3と同系
で、かつ、より濃い色を用いることにより、上層塗膜3
の輪郭が強調されたような、コントラストの良好な模様
が得られる。図4にその仕上げ面の模様を模式的平面図
で示す。この例は下層塗膜2に2種(2色)の塗料を用
いた例であり、上層塗膜3の輪郭が中層塗膜4によって
強調された全体として4色の仕上げ面となっている。
【0033】なお、この例においても、下層塗膜2の押
し均し工程において押し均し用の工具を所定方向に移動
させることにより、大理石調等の模様を得たり、あるい
はデザインローラを用いて下層塗膜2の表面に新たな凹
凸を転写することにより、任意の模様を得ることが可能
であることは勿論である。
【0034】また、以上の各実施の形態においては、下
層塗膜2が未乾燥の状態で凹部Dが残る程度にその表面
を押し均す工程を設けたが、この押し均し工程は必ずし
も設ける必要はない。ただし、平坦な最終仕上げ面を得
るための塗膜の削り代を少なくするためには、押し均し
工程を挿入することが有利である。
【0035】更に、以上の各実施の形態において、下層
塗膜2に単色の塗料を用いてもよいことは言うまでもな
く、この場合には、前者の実施の形態では2色の、後者
の実施の形態では3色の仕上げ面が得られる。
【0036】更にまた、以上の各実施の形態により得ら
れた平坦な仕上げ面の上から、必要に応じてクリア塗剤
等と称される透明な塗料を一様に塗布することにより、
仕上げ面の表面全体を透明な塗膜により被覆してもよい
ことは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1種ま
たは複数種塗料を吹きつける等によって、表面に凹凸を
有する下層塗膜を形成して乾燥させた後、あるいは乾燥
前にその塗膜表面を凹部が残る程度に押し均して乾燥さ
せた後、その上から下層塗膜とは異なる色の塗料を、表
面の凹部を略埋める程度に塗着して上層塗膜を形成して
乾燥させた後、塗膜表面を一様に削って平坦化すること
により、上下の各塗膜が表面に混在した状態で表出した
仕上げ面を得るから、表面に凹凸を有する複数色の塗膜
の表面を単に削ることによって天然磨き石調の仕上げ面
を得る従来の施工方法に比して、表面の平坦化作業にお
ける削り代並びに必要とする手間を大幅に削減すること
ができ、また、同じく凹凸表面を持つ塗膜をローラ等で
押し付けることによって平坦化する従来の施工方法に比
しては、熟練を要することなく最終的に得られる模様の
鮮明性を向上させることができる。
【0038】また、本発明では、下層塗膜に用いる色数
よりも少なくとも1色だけ多い色数の仕上げ面を得るこ
とが可能となるとともに、押し均し工程における下層塗
膜の押し均しの仕方を種々に変化させることによって、
その模様を比較的自由に変化させることができることか
ら、従来の各施工方法に比して、仕上げ面の色柄の選択
の自由度を向上させることができる。
【0039】更に、本発明では、最終的な仕上げ面の模
様は下層塗膜の塗着状態にのみ依存しないため、従来の
各施工方法のように、当初の塗着作業に高度の熟練を必
要とすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図で、各工程での塗
膜の模式的断面図を用いて示す手順説明図
【図2】本発明の実施の形態により得られる仕上げ面の
例を示す模式的平面図
【図3】各発明の他の実施の形態の説明図で、各工程で
の塗膜の模式的断面図を用いて示す手順説明図
【図4】本発明の他の実施の形態により得られる仕上げ
面の例を示す模式的平面図
【符号の説明】
1 基材 2 下層塗膜 3 上層塗膜 4 中層塗膜 D 凹部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装面に1種または複数種の塗料を塗
    着して、表面に凹凸が形成された下層塗膜を形成して乾
    燥させた後、その上から、表面の凹部を略埋めるよう、
    当該下層塗膜に用いた塗料とは異なる色の塗料を塗着し
    て上層塗膜を形成し、乾燥させた後にその表面を一様に
    削ることにより、上下両塗膜が混在表出した平坦面を得
    ることを特徴とする、天然磨き石調仕上げ面の施工方
    法。
  2. 【請求項2】 上記下層塗膜が未乾燥の状態で、その塗
    膜表面を凹部が残る程度に押し均した後、乾燥させて上
    記上層塗膜を形成することを特徴とする、請求項1に記
    載の天然磨き石調仕上げ面の施工方法。
  3. 【請求項3】 上記下層塗膜の押し均し工程が、塗膜表
    面を略垂直に押し均す工程であることを特徴とする、請
    求項2に記載の天然磨き石調仕上げ面の施工方法。
  4. 【請求項4】 上記下層塗膜の押し均し工程が、塗膜表
    面に押し均し用の工具を当接させつつ、当該表面に沿っ
    て所定方向に移動させることにより、凹部の輪郭形状を
    変化させる工程であることを特徴とする、請求項2に記
    載の天然磨き石調仕上げ面の施工方法。
  5. 【請求項5】 上記下層塗膜の押し均し工程が、表面に
    凹凸模様が形成されたローラを用いて、その凹凸模様を
    下層塗膜に転写する工程であることを特徴とする、請求
    項2に記載の天然磨き石調仕上げ面の施工方法。
  6. 【請求項6】 上記上層塗膜の塗着工程の前に、下層塗
    膜の表面に上下両塗膜に用いた各塗料のいずれとも異な
    る色の塗料を薄く一様に塗着して中層塗装膜を形成する
    ことを特徴とする、請求項1、2、3、4または5に記
    載の天然磨き石調仕上げ面の施工方法。
  7. 【請求項7】 塗膜表面を削って上記平坦面を得た後、
    その表面に透明塗料からなる被覆層を塗着することを特
    徴とする、請求項1、2、3、4、5、または6に記載
    の天然磨き石調仕上げ面の施工方法。
JP7371096A 1996-03-28 1996-03-28 天然磨き石調仕上げ面の施工方法 Pending JPH09262542A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279342A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Kansai Paint Co Ltd 複層模様塗膜形成方法
JP2010036138A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Nissan Motor Co Ltd 薄膜構造
ES2516540A1 (es) * 2013-04-30 2014-10-30 Asociación Empresarial De Investigación Centro Tecnológico Del Mármol Y La Piedra Procedimiento de aplicación de recubrimientos aislantes y antideslizantes a pavimentos de piedra

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