JPH0342943B2 - - Google Patents

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JPH0342943B2
JPH0342943B2 JP19794482A JP19794482A JPH0342943B2 JP H0342943 B2 JPH0342943 B2 JP H0342943B2 JP 19794482 A JP19794482 A JP 19794482A JP 19794482 A JP19794482 A JP 19794482A JP H0342943 B2 JPH0342943 B2 JP H0342943B2
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coating layer
coating
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stone
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は石材擬似面の施工法に関し、より具体
的にはコンクリート、モルタル、プラスタボード
等のあらゆる下地に適用でき、その下地表面に各
種石材の表面模様と一見して判別がつかない程、
見事な石材擬似面を作成でき、ビル、商店をはじ
め住宅等インテリア関係の壁面、天井、床その他
墓碑等に応用できる新しい施工法に関するもので
ある。
従来、石材擬似面の施工法として、例えばコン
クリート、モルタルの下地表面に、天然石材によ
る数種の砕石を白色セメント、水等と混練したも
のを塗り付け、乾燥後その表面を研摩して平坦面
とすることにより、砕石が研ぎ出されて白色セメ
ント地に砕石が散在してあたかも石材の外観を呈
するものが知られている。しかしこの施工法によ
り作成されたものは、研ぎ出された砕石の輪画が
明らかに表出され、かつ砕石が表面のみに露出し
て見えるので、一見して人造石材であることが判
る。しかもこの従来法は研ぎ出し工程を除いでは
全て手作業を行なうので著しく労力を要する上に
高価につき、表出される模様も限られたものであ
つた。
本発明は上記技術背景に基ずき、従来の欠点を
解消した新しい石材擬似面の施工法を提供するも
のであり、その発明の要旨とする処は、コンクリ
ート、モルタル、プラスタボード等の基材表面
に、塗料を吹付手段により高低大小等の不定形凹
凸模様となるように塗着させて第1塗層を形成
し、次いで前記第1塗層の表面に前記塗料とは異
色の塗料を吹付手段により凹凸模様が重合若しく
は高低入り組む状態のもとに塗着して第2塗層を
形成し、更に前記塗層上に同様手段にて同様に異
色の第3塗層以下を順次形成し、最後に全層が未
だ可塑状態にあるときにおいてローラ等の如き押
圧手段によつて最上層上より押圧することにより
凸部を可及的平坦化させ、次いで乾燥後その表面
を凹部の一部を残すよう平坦に研摩する点にあり
(第1発明)、更に前記押圧手段で凸部を可及的平
坦化させた後、次いで乾燥後その表面を凹部を残
さず平坦に研摩する点にあり(第2発明)、更に
前記押圧手段で凸部を可及的平坦化させ、最後に
前記最上層表面に少なくとも凹部を充填する異色
の表面塗層を施し、次いで乾燥後その表面を平坦
に研摩する点にあり(第3発明)、前記各発明に
より各塗層の散在した美しい石材模様を表出する
ようにしたものである。
以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明
する。
本発明で使用する下地即ち基材1としては、コ
ンクリート、モルタル、プラスタボード、スレー
ト、レンガ、ブロツク、木部、合板等のあらゆる
ものが適用できる。
本発明でいう吹付手段とは吹付塗装、またはス
プレー塗装ともいわれる塗装分野で使用され通常
の方法で、その機器としてスプレーガンを使用
し、そのノズル口径の比較的大きなものが適して
いる。
次に本発明で使用する塗料としては、合成樹脂
系塗料、セメント系塗料等の如く、粘度が大きく
(例えば40000〜55000センチポイズ)、なるべく乾
燥後硬度の高くなるものが好適であり、例えば前
者のものとしてアクリル樹脂塗料、エポキシ樹脂
塗料を例示できる。
次に本発明の施工工程を説明すると、基材1と
してプラスタボードを使用し、その表面に第1塗
層2を形成する。この形成にはスプレーガンを使
用し、エアー圧として4〜8Kg/cm2、ノズル口径
は2〜10mmを使用し、塗料として例えば黒色のア
クリル樹脂系のものを使用する。吹付は常法に従
い行なうが、スプレーガンの移動速度、エアー
圧、ノズル口径等は目的とする最終仕上面の模様
表出具現状態により、経験的に選択する。かくし
て基材1の表面に塗着された第1塗層2は高低、
大小等の不定形凹凸模様が立体的に表出される
(第3図参照)。次に、前記第1塗層2の表面に第
2塗層3を同様の吹付手段によつて形成する(第
4図参照)。この第2塗層3の塗料は、例えば茶
褐色のものを使用する。かくして塗着された第2
塗層3は凸部の上に高く低く、又凹部の上に高く
低く或いはそれが不定形状のもとに、凹凸模様が
重合若しくは高低入り組む状態のもとに塗着され
る。次に、同様手段によつて同様に第3塗層4、
第4塗層5を順次形成する(第5図、第6図参
照)。これら第3、第4塗層4,5の塗料は例え
ば黄褐色、バター色のものが使用される。
この際、前記塗層の数は2層以上であれば良
く、又第1〜第4塗層に使用される塗料の色は、
上層になるに従い明度の大なるものを使用した
が、これは単なる一実施例であつて何等これに限
定されるものでなく、各塗層の塗料の色は自由に
選択できる。
かくして得られた最上層5の凹凸表面に対し、
全層2〜5が未だ可塑状態にあるとき、ローラ左
管ゴテ等の如き押圧手段(器具)によつて押圧す
る。その結果押圧された高位置にある凸部は塑性
変形して低位置に移動しかつ扁平化され、表面は
全体として可及的平坦化されるに至る(第1図の
aを参照)。このさい前記凸部は凹部側に塑性変
形し、或いは各塗層2〜5間に生じた空隙を埋め
密度を大ならしめる。
なお、以上の説明で表現された「層」は、所謂
地層の如き層間の判別が明確なものでなく、先に
も述べた如く各塗層は重合乃至は凹凸高低入り組
む状態であるため、第6図に示される如く最上層
5の表面には第1塗層2〜第3塗層4が部分的に
表出されている。
以上は本発明の基本工程である。
ここで第1の発明は、基本工程の次にこれを適
宜乾燥室等で乾燥させた後、その表面を電気サン
ダー等によつて研摩する。そしてこの研摩はその
表面を凹部の一部を残すよう平坦に研摩するので
ある。この結果、研摩面7は全面が平坦面であり
ながら、部分的に風化した如き外観を呈す粗面
7′が多数散在すると共に、各塗層2〜5が無作
為に不定形の大小模様が流動的かつ散在して表出
され、自然石の如き美しい石材模様が表出される
ことになる。(第1図A参照) 次に第2の発明は、前記第1の発明がその研摩
に際し、その表面を凹部の一部を残すよう平坦に
研摩するに対し、凹部を全く残さず完全に平坦に
研摩して研摩面7に各塗層2〜5の流動的かつ散
在した美しい石材模様を表出させるのである。
(第1図B参照) 更に第3の発明は、前記基本工程の次に、最上
層5表面に少なくとも凹部を充填する異色の表面
塗層6を施すのであり、へら、左官ゴテ、ローラ
等の押圧器具を用いて、充填状に塗着して形成す
る。この表面塗層6の外観は、小隆起した凸部が
多数散在した状態である。更にこれを乾燥した後
充填表面塗層6の表面を前記サンダー等によつて
研摩する。このさい、その研摩深さは、適当に選
定するのであるが、深さが異なると各塗層2〜5
の表面研摩面7に表出される状態が異なり、各種
変化のある模様のものが得られる。(第1図C参
照) なお、以上の第1〜第3の発明を通じて、最終
の研摩面7に対し、更に透明の仕上塗層を形成す
ることもある。
以下、本発明の具体的実施例を示す。
実施例 1 基材1として縦500mm、横1000mm、厚さ10mmの
プラスタボードを使用し、その表面に粘度52000
センチポイズの黒色のアクリル樹脂塗料を5Kg/
cm2のエアー圧のもとでノズル口径3mmのスプレー
ガンを使用して第1塗層2を形成した。このさ
い、前記第1塗層2は高低、大小等の不定形凹凸
模様であり、その凸部高さは4〜8mm、凹部高さ
は0〜2mmであつた。
次に前記と同じ同粘度の茶褐色のアクリル樹脂
塗料をノズル口径7mmのスプレーガンを使用して
第1塗層2上に第2塗層3を形成した。このさ
い、前記第2塗層3は前記第1塗層2の凸部の上
に高く低く、又凹部の上に高く低く、或いは不定
形状のもとに凹凸模様が重合若しくは高低入り組
む状態であり、塗層厚さとしては2〜3mmであつ
た。次に同粘度の黄褐色、バター色のアクリル樹
脂塗料を各ノズル口径2mm、5mmのスプレーガン
を使用して第3塗層4、第4塗層5を前記と同様
に形成した。
次に、第4塗層5の凹凸表面に対して第1〜第
4塗層5が未だ可塑状態にあるとき、ローラで押
圧して高位置にある凸部を塑性変形させて低位置
に移動させ、全体を平坦にする。この状態で自然
乾燥させ、次いで電気サンダーで表面の凹部の一
部を残すように研摩した結果、プラスタボードの
表面に約10mm厚の疑似石材層が形成され、前記研
摩面には部分的に風化したような粗面と、各塗層
2〜5が無作為に不定形の大小模様が流動的かつ
散在して表出された石材疑似面が得られた。
実施例 2 前記実施例1とは第1〜第4塗層を形成するま
では全く同様の工程を施し、実施例1はその研摩
に際し、その表面の一部を残すように平坦に研摩
したが、この実施例は凹部を全く残さず完全に平
坦に研摩した。その結果、研摩面には平滑面であ
り、かつ、各塗層2〜5が無作為に不定形の大小
模様が流動的かつ散在した美しい石材擬似面が得
られた。
実施例 3 前記実施例1とは第1〜第4塗層を形成するま
では全く同様の工程を施し、その後、ローラで凸
部を平坦化させる。次に表面の凹部を乳白色の粘
度が55000センチポイズのアクリル樹脂塗料をへ
らによつて充填状に塗り込み塗着して表面塗層6
を形成した。次いで自然乾燥させた後その表面を
第1塗層2の凸部が表出されるまで研摩したとこ
ろ、研摩面に第1〜第4塗層、表面塗層が表面に
表出し、無作為に不定形の大小模様が流動的かつ
散在した美しい石材擬似面が得られた。
本発明は上記の通りであり、吹付手段によつて
第1塗層2以下を順次形成してゆくので、従来の
左官屋が行なつていた手作業による石材擬似面の
施工とは、比較にならない程、その施工が迅速に
行なえ、労力も最小限ですみ、安価に提供でき
る。
特に本発明では吹付手段を採用したことによ
り、ノズルの口径を変化させることにより、石材
模様の大きさを自由に変えられ、しかも各塗着が
吹付のため強力に相互接着し、しかも最上層上か
らローラ等の押圧手段で押圧するため、各層間に
生ずる空隙、ピンホール等は充填される。このさ
い前記最上層を全層が未だ可塑状態にあるときに
押圧手段で押圧する結果、高位置にある塗層は低
位置に移動し、その後の研摩作業で研摩面に各塗
層が流動的かつ散在した美しい模様面が表出され
る。特に第1発明では前記研摩にさいしては部分
的に風化した如き外観を呈す粗面が多数散在する
ものが得られ、第2発明では表面平滑面で各塗層
が流動的かつ散在した美しい模様面が表出された
ものが得られ、第3発明では充填表面層により、
石材基地面中に各塗層が表出乃至沈んだ状態の美
しい模様面が得られる。なお、本発明では塗層、
表面層等の塗層の数、或いは塗料の色、研摩深さ
を適宜選択組合せることにより、バラエテイに富
んだ石材擬似面を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の施行順序を示す説明図で
あり、第2図は基材面を、第3図〜第6図は第1
〜第4塗層の外表面形状を示す。 1……基材、2……第1塗層、3……第2塗
層、4……第3塗層、5……第4塗層、6……表
面塗層、7……研摩面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンクリート、モルタル、プラスタボード等
    の基材表面に塗料を吹付手段により高低大小等の
    不定形凹凸模様となるよう塗着させて第1塗層を
    形成し、次いで前記第1塗層の表面に前記塗料と
    は異色の塗料を吹付手段により凹凸模様が重合若
    しくは高低入り組む状態のもとに塗着して第2塗
    層を形成し、更に前期塗層上に同様手段にて同様
    に異色の第3塗層以下を順次形成し、次に全層が
    未だ可塑状態にあるときにおいてローラ等の如き
    押圧手段によつて最上層上より押圧することによ
    り凸部を可及的平坦化させ、次いで乾燥後その表
    面を凹部の一部を残すよう平坦に研摩して各塗層
    の散在した美しい石材模様を表出するようにした
    ことを特徴とする石材擬似面の施工法。 2 コンクリート、モルタル、プラスタボード等
    の基材表面に塗料を吹付手段により高低大小等の
    不定形凹凸模様とのなるよう塗着させて第1塗層
    を形成し、次いで前記第1塗層の表面に前記塗料
    とは異色の塗料を吹付手段により凹凸模様が重合
    若しくは高低入り組む状態のもとに塗着して第2
    塗層を形成し、更に前記塗層上に同様手段にて同
    様に異色の第3塗層以下を順次形成し、最後に全
    層が未だ可塑状態にあるときにおいてローラ等の
    如き押圧手段によつて最上層上より押圧すること
    により凸部を可及的平坦化させ、次いで乾燥後そ
    の表面を凹部を残さず平坦に研摩して各塗層の散
    在した美しい石材模様を表出するようにしたこと
    を特徴とする石材擬似面の施工法。 3 コンクリート、モルタル、プラスタボード等
    の基材表面に塗料を吹付手段により高低大小等の
    不定形凹凸模様となるよう塗着させて第1塗層を
    形成し、次いで前記第1塗層の表面に前記塗料と
    は異色の塗料を吹付手段により凹凸模様が重合若
    しくは高低入り組む状態のもとに塗着して第2塗
    層を形成し、更に前期塗層上に同様手段にて同様
    に異色の第3塗層以下を順次形成し、次いで全層
    が未だ可塑状態にあるときにおいてローラ等の如
    き押圧手段によつて最上層上より押圧することに
    より凸部を可及的平坦化させ、最後に前記最上層
    表面に少なくとも凹部を充填する異色の表面塗層
    を施し、次いで乾燥後その表面を平坦に研摩して
    各塗層の散在した美しい石材模様を表出するよう
    にしたことを特徴とする石材擬似面の施工法。
JP19794482A 1982-11-10 1982-11-10 石材擬似面の施工法 Granted JPS5987075A (ja)

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CN109853886A (zh) * 2018-12-25 2019-06-07 浙江厦光涂料有限公司 一种高仿干挂花岗岩涂料体系及其施工方法

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