JPH0317983B2 - - Google Patents

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JPH0317983B2
JPH0317983B2 JP58201241A JP20124183A JPH0317983B2 JP H0317983 B2 JPH0317983 B2 JP H0317983B2 JP 58201241 A JP58201241 A JP 58201241A JP 20124183 A JP20124183 A JP 20124183A JP H0317983 B2 JPH0317983 B2 JP H0317983B2
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JP
Japan
Prior art keywords
mortar
roller
core
protrusion
hollow
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58201241A
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English (en)
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JPS6092550A (ja
Inventor
Keiichiro Matsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIMURASHIN KK
Original Assignee
KIMURASHIN KK
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Publication date
Application filed by KIMURASHIN KK filed Critical KIMURASHIN KK
Priority to JP20124183A priority Critical patent/JPS6092550A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モルタル塗装された壁面に模様付け
を行う場合に使用される模様付け用ローラーに関
するものである。
(従来の技術及びその問題点) 建物の外壁面の化粧方法として、モルタルを不
均一に吹きつけた後、コテ等によりモルタルの突
出部を平坦に均すヘツドカツトを施す方法が知ら
れているが、この従来方法は、モルタルを不均一
に吹きつける吹きつけ塗装作業とヘツドカツトを
施す左官作業とが必要であり、しかもモルタルを
不均一に吹きつけながら全体としてはランダムな
凹凸模様を均等に形成するためには高度なテクニ
ツクを必要とするものであるから、全体としてコ
スト高になるのを免れなかつた。
そこで、コテ等によるネタ配り左官作業により
壁面上等に適当厚さに形成したモルタル層の表面
に模様付け用ローラーを転動させることにより、
ヘツドカツトを施す前のモルタル表面状態が得ら
れないものかと考えた。
しかしながら従来の模様付け用ローラーは、例
えば特開昭53−5829号公報に開示されたローラー
のように、ローラー表面にモルタルが付着し易い
ように、連続気泡構造又は立体網目構造若しくは
蜂の巣構造の、弾力に富んだ合成樹脂製周壁を有
するものであつた。勿論、前記公報に開示された
ローラーは、モルタル表面に細かな縮緬模様を形
成するためのものであるから、前記のようなロー
ラー表面構造であつて良いわけであるが、前記の
ようにヘツドカツトを施す前のモルタル表面状態
を得るためには、縮緬模様を形成する場合よりも
何倍もの大きな凹凸をローラー表面に形成しなけ
ればならないので、仮に前記のようなローラー表
面構造のローラーに於いて、そのローラー表面に
大きな凹凸を形成したとしても、凹部の表面もモ
ルタルが付着し易い表面状態であるから、すぐに
凹部内にモルタルが詰まつてしまつて使用するこ
とが出来なくなる。
即ち、従来に知られている模様付け用ローラー
で、前記のようなヘツドカツトを施す前のモルタ
ル表面状態を形成するために使用出来るようなロ
ーラーは知られていなかつた。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題を解決するた
めに、円筒状コアーの外側に、連続した滑らかな
表面の中実周壁を有する合成樹脂製筒状体を外嵌
固定して成るローラーであつて、前記筒状体に
は、中実周壁を部分的に前記コアーの外周面から
離間突出させて、前記コアーの外周面との間に空
間を有する中空状突起部を形成し、この中空状突
起部間の谷部の裏面と前記コアーの外周面とを当
接させて成る模様付け用ローラーを提案するもの
である。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明すると、第1図及び第2図に於て、1は
本発明の模様付け用ローラーであつて、円筒状コ
アー2の外側に、周壁3を部分的に突出させて多
数の中空状突起部4を形成したソリツドな合成樹
脂製筒状体5を、前記中空状突起部4間の谷部6
の裏面6aと前記コアー2の外周面2aとが当接
する状態に嵌合固着して成るものであり、前記中
空状突起部4は少なくとも5mm以上の高さを有せ
しめると共に、そのコアー周方向に切断したとき
の断面形状(第2図参照)が、付け根位置よりも
突起先端側程コアー周方向の長さlが長くなる先
広がり形状となるように形成している。
尚、上記のローラー1は従来の塗装用ローラー
と同様に、例えば第1図に示すようにハンドル7
とローラー支軸8とをその方向が互いに直交する
ように連設したローラー操作具9に、前記ローラ
ー支軸8の周りで遊転可能に嵌合支持される。
又、コアー2と合成樹脂製筒状体5とを互いに固
着させる方法としては、コアー外周面2aとこれ
に当接する谷部裏面6aとを接着剤で接着させる
方法が利用出来る。谷部6は、中空状突起部4を
前記のようにコアー周方向の断面形状に於て先広
がり形状に形成する関係から、第2図に示すよう
にその巾方向中心線6bがコアー2の中心を通り
且つ両側壁面6cが前記中心線6bと平行になる
ように、深さ方向に関して等巾に形成している。
勿論、コアー軸心方向に隣接する中空状突起部4
間の谷部6も同様に形成している。従つて、中空
状突起部4のコアー軸心方向の断面形状は、高さ
方向に関して等巾形状となる。更に、実施例では
中空状突起部4の外周面4aには、細かく且つ滑
らかな凹凸を形成している。
上記の模様付け用ローラー1を使用した本発明
の化粧方法を説明すると、先ず最初に第3図に示
すように壁面10上にコテ等を使用するネタ配り
左官作業により適当厚さ(例えば1〜1.5mm)の
モルタル層11を形成する。このモルタル層11
の形成に使用されるモルタルは、一般に壁面のモ
ルタル仕上げに使用されるモルタルよりやや軟ら
かく仕上げられており、通常は層厚さを一定にす
るために目的とする層厚さに応じた粒径の骨材が
混入されている。勿論、セメント以外の例えばア
クリル樹脂と増量材とから成る材料を使用するこ
とも出来る。
モルタル層11を形成したならば、第4図に示
すように本発明の模様付け用ローラー1を当該モ
ルタル層11上に適当な押圧力で押し付けた状態
で転動させる。この結果、モルタル層11を形成
するモルタルが中空状突起部4の外周面4aに付
着し、当該突起部4がモルタル層11から離間す
ることにより突起部外周面4aに付着するモルタ
ルが持ち上げられ、丁度、モルタル層11上に押
し付けたコテを持ち上げたときと同様に、突起部
4に対接した箇所でモルタルが盛り上がる。
最初のローラー1の転動によつて形成されるモ
ルタルの盛り上がり箇所12は、前記のように突
起部4に対接する箇所だけであるから、谷部6に
対向する箇所13は平坦な表面を残している。こ
の平坦な表面の箇所13が殆ど残らないように、
ローラー1の転動を繰り返し行うことにより、第
5図に示すようにモルタル層14は、部分的にモ
ルタルの盛り上がり箇所12を有し且つ低部15
に於ても表面が粗雑な凹凸を呈する状態となる。
この状態のモルタル層14が、従来のモルタルの
不均一吹き付け作業によつて形成されたモルタル
層に相当し、このモルタル層14に対してコテ等
によるヘツドカツトを施すことにより、第6図及
び第7図に示すようにモルタルの盛り上がり箇所
12の上面12aを平坦に均した仕上げ面が得ら
れる。
(発明の作用及び効果) 以上のように実施し且つ使用し得る本発明の模
様付け用ローラーは、従来の縮緬模様を形成する
ためのローラーとは異なつて、連続した滑らかな
表面の中実周壁、即ち連続気泡構造や立体網目構
造、或いは蜂の巣構造ではなく、表面及び内部に
わたつて中空部を持たない中実周壁、を有するも
のであるから、表面にモルタルが付着し難い。し
かしながらこのような中実周壁に部分的に厚さを
厚くして突起部を形成すると、当該突起部の弾力
が不足し、硬い突起部となるため、モルタル層に
ローラーを押し付けたときに前記突起部がモルタ
ルを強く押し退けることになり、結果的に谷部へ
モルタルを押し込んでしまうことになつて、使用
出来なくなる。
然るに本発明の構成によれば、前記中実周壁を
部分的に前記コアーの外周面から離間突出させ
て、前記コアーの外周面との間に空間を有する中
空状突起部を形成し、この中空状突起部間の谷部
の裏面と前記コアーの外周面とを当接させたの
で、前記突起部は比較的弾性に富んだものとな
り、前記のような不都合を伴うことなく使用する
ことが出来る。しかも円筒状コアーに外嵌固定す
る合成樹脂製筒状体は、一定厚さの円筒状のもの
から簡単容易に成形することが出来、ローラー全
体を比較的安価に構成し得る。
以上の理由から本発明による模様付けローラー
は、中空状突起部の高さを例えば5mm以上と比較
的高く構成することにより、モルタル表面にヘツ
ドカツトを施す前の凹凸状態を簡単容易に形成す
ることの出来るローラーとして、便利に活用する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は模様付け用ローラーをセツトしたロー
ラー操作具の正面図、第2図は前記ローラーの要
部拡大縦断側面図、第3図乃至第6図は本発明方
法の手順を示す縦断側面図、第7図は第6図の平
面図である。 1……模様付け用ローラー、2……円筒状コア
ー、4……中空状突起部、5……ソリツドな合成
樹脂製筒状体、6……谷部、7……ハンドル、8
……ローラー支軸、9……ローラー操作具、10
……壁面、11……モルタル層、12……モルタ
ルの盛り上がり箇所、12a……平坦に均した盛
り上がり箇所上面、13……表面が平坦なままで
残つている箇所、14……部分的にモルタルの盛
り上がり箇所12を有し且つ低部15に於ても表
面が粗雑な凹凸を呈するモルタル層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円筒状コアーの外側に、連続した滑らかな表
    面の中実周壁を有する合成樹脂製筒状体を外嵌固
    定して成るローラーであつて、前記筒状体には、
    中実周壁を部分的に前記コアーの外周面から離間
    突出させて、前記コアーの外周面との間に空間を
    有する中空状突起部を形成し、この中空状突起部
    間の谷部の裏面と前記コアーの外周面とを当接さ
    せて成る模様付け用ローラー。
JP20124183A 1983-10-26 1983-10-26 模様付け用ローラー Granted JPS6092550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20124183A JPS6092550A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 模様付け用ローラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20124183A JPS6092550A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 模様付け用ローラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6092550A JPS6092550A (ja) 1985-05-24
JPH0317983B2 true JPH0317983B2 (ja) 1991-03-11

Family

ID=16437674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20124183A Granted JPS6092550A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 模様付け用ローラー

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JP (1) JPS6092550A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS535829A (en) * 1976-07-05 1978-01-19 Aoki Kenzai Kougiyou Kk Method of and roller for forming decorative surface with crepe pattern on building wall

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS535829A (en) * 1976-07-05 1978-01-19 Aoki Kenzai Kougiyou Kk Method of and roller for forming decorative surface with crepe pattern on building wall

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Publication number Publication date
JPS6092550A (ja) 1985-05-24

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